2012-12-31

2012年を振り返って。

 2012年も残すところあと12時間ほどとなりました。 日本ではもう元旦を迎えているようですね。 日本でのお正月の雰囲気がとても懐かしいです。

 さて、毎年恒例の今年一年を振り返る時間がやってきました。 今年の目標は、昨年の最後の投稿によれば以下のようだったようです:

  1. タービン機(プロップ、またはジェット)を飛ばします。
  2. サイクリングに真剣に取り組みます。 当面の目標はTour de Victoria(6月)に出場することです。
  3. 前向きになります(今年は後ろ向きな考えが目立ってしまった)。
  4. 日本に一時帰国します(4月の予定)。

 1は無事達成! 半年近くに及ぶ就職活動の末、今働いている会社に採用してもらえ、ターボプロップ機であるKing Air 200の型式証明(Type Rating)を取らせてもらえました。 前職にいたころには小型ジェットのパイロットの仕事がもらえるかもしれないなんていう話を耳にしたこともあったのですが、結局それは成就せず。 でも、今のターボプロップ機でも学ぶことが本当にたくさんあって、これがジェットだったらもっと大変だっただろうから、結局は結果オーライという感じです。 キングエアを飛ばすようになってまだ4ヶ月。 Comfortableに飛ばせるようになるにはもうちょっと時間がかかりそうです。

 2は完全に失敗。 Tour de Victoriaは注文していたロードバイクの到着が大幅に遅れ、結局まともに練習はできないハメに。 という言い訳を口実に参加しませんでした。 あと、引越しや転職などもあってサイクリングができる環境ではなくなってしまったというのもひとつの理由です。

 3はまあまあ達成でしょうか。 相変わらずネガティブな考えが多く頭をよぎりますが、最近はいい意味で諦めることを覚えてきているように思います。 

 4も失敗。 転職や引越しに想像以上にお金がかかりまして。 車もSUVを買わなければいけなくなったし。 来年こそは帰国したいと思っています。

 という感じで、あまり目標が達成できない1年になってしまった形に見えますが、転職できたというのが実はなによりもうれしかったので、これはこれで良いとします(前向き)。

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 さて、2013年に向けての目標を書いてみます。


  1. King Air 200 PPCの更新をleft seatからやります。
  2. キャリア的に前進します。
  3. プライベートを充実させます。
1は、今保持している型式証明はright seat(副操縦士の席)から飛ばして受験したもので、機長に昇格するにはleft seatから飛ばして受験し、合格しなければいけません。 なので、8ヶ月後の更新の際には機長席から飛ばさせてもらえるようにがんばろうと思います。

2はいろんな意味があるので、深い内容についてはここには書きません。 とにかく後退よりは前進できるようにという意味で。

3は、仕事以外のことにももうちょっと時間やお金をかけていきたいです。 でも、今の仕事の内容や場所、勤務日数などを考慮するとどうしても仕事が優先されてしまうのは無理もないことのように思います・・・。


 2013年は1月上旬にベースが変更になります。 今まではHigh Levelという町にある会社のベースに詰めていましたが、来月からはもうちょっと南にあるFort McMurray(フォートマクマレー)という市にあるベースで勤務することになりました。 
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フォートマクマレーについてはまた次回書こうと思いますが、オイル産業で超超超潤っている街で、一世帯あたりの平均年収が1000万円を超えるようなリッチな街です。 High Levelとは違ってお店やスーパーなんかもたくさんあるし、人間らしい生活がしやすい街のようです(笑)。 

それでは今年も1年、このブログを訪問してくださってありがとうございました。 皆様にとって2013年が実り多き1年になることをお祈りいたします。



(2013年もつづく)  


 

2012-12-19

今になって思う。

 もう12月半ばですね。 こちらのほうは完全に冬で、雪が結構積もっています。 でも、期待(?)していたほど寒くはなっていません。 今までで一番寒かったのはマイナス35度が一度あったくらい。 あとは下がってもマイナス29度ほどです。 今日がそのマイナス29度。 Tシャツ1枚で外に出ると凍えます(当たり前ですが)。 一番寒いのは来月1月と2月くらいだそうです。 それさえ乗り越えればあとは少しずつ温暖になっていくはずです。

 「カナダの北部の冬」または単純に「カナダ」というと日本の皆さんはオーロラ鑑賞を想像するかも知れません。 そのオーロラ、先日クルーハウスから見えましたので写真におさめてみました。



 この2枚、時間にして10分以内の間隔で撮影しています。 なのにだいぶ見え方が違いますよね。 オーロラって結構動いているんです。 色はこんな感じの緑色ですが、正直なところ、本物はもうちょっとだけ色が薄いかな?と思います。 これはデジタル一眼で絞り開放、シャッタースピードを15〜20秒くらいに設定して撮影して、ソフトウェアを使って少しだけ明るさを調整しています。 肉眼で見るオーロラは写真で見るよりも神秘的です。 マイナス30度近い気温にさらされているのを忘れてシャッターを押し続けてしまいました。 

 フライト中に見えるオーロラのほうが、地上から見えるオーロラよりも迫力があると個人的には思います。 数週間前のフライトでは我々の上を円を描くようにオーロラが取り巻いていました。 あれを写真に収められたらいいな〜と思いますが、カメラを固定できないからきっと無理だと思います。 GoProみたいなHDカメラがあれば撮れるのかも?と思いますが、今の僕にはそれを買う経済力がありません(涙)。 

 フライトのほうですが、引き続きいろいろなことを経験して勉強しています。 僕が所属するベースにはキャプテンが4人ほどいますが、飛行機の基本的な飛ばし方は皆同じなのですが、細かいところが皆違います。 我々はキングエアという飛行機を二人で飛ばすので、会社が定めたSOP(Standard Operating Procedure)に沿って運行します。 このSOPにはすべてが明記されているわけではないので、特に記載のない項目に関しては機長の度量と判断に任されるというわけです。 皆それぞれ特徴があるのでそれにあわせたりするのが大変なところもあったりしますが、間違ったことを言われていない限りは学べるものは学ばせてもらうという姿勢で望むよう心がけています。 今、FOとして飛んでいるのはきっと僕が教官だった時に一緒に飛んでいた生徒さんのような気持ちだと思います。 今になって「あの時はこういうふうに指示しておけばよかったな〜」とか、「あのときは言いすぎていたかも?」と反省することがあります。 この経験が自分が機長にいずれなったときに役立つものだと思います。 

 
(つづく)