2014-12-22

ジャンプシート。

  一昨日までまたもやトロントでの仕事を4日間やってきました。 最終日はアメリカ・クリーブランドからトロントまでのフライト。 1フライトだけで、あとはデッドヘッドでカルガリーまで帰るっていうスケジュールでした。 ところが、このペアリング終了後は僕は4日間休みだったので、「だったら、トロントからビクトリアまで直行便で帰ろう!」って決めました。

 こういうときに限ってフライトが遅れたりするんですよね(笑)。 トロントからクリーブランドまでのフライトが30分ほど出発が遅れたみたいで、飛行機がクリーブランドに到着したのは予定よりも20分ほど後のことでした。 結局、僕達のフライトの出発も少し遅れました。 「これはやばい、ビクトリア行きの便に間に合わないかも?」ってちょっと焦りました。 そもそも、トロントに到着してから50分でビクトリア行きの便が出発するという超タイトスケジュールでしたし、国際線なので税関を通らないといけないし、税関から出発ゲートまでは結構距離があります。 6割方諦めていました。 

 トロントに着陸してゲート到着が予定よりも10分ほど遅れていました。 この段階でビクトリア便の出発まで約40分。 急いで荷物をまとめ、飛行機を降りました。 機長は「俺のことは待たなくていいから、走れ〜!」みたいに行ってくれたのでそそくさと早歩きを始めました。 僕が操縦していた便のお客さん達を途中で追い越し、税関もスピーディーに通過。 再度安全検査場をくぐってなんとかビクトリア便のゲートに到着。 まだ搭乗手続きの終わりに差し掛かったくらいみたいだったので「間に合った〜!」とちょっと感動。

 ところが、次の瞬間、係員の人から恐ろしい言葉が・・・。

「この便はあいにく満席ですよ」

 一番恐れていたことが起きてしまいました。 空席がない。 あ〜、これは無理だな、やっぱりカルガリーに戻るしかないな〜と思っていた矢先、

「ジャンプシートなら空いてますよ」

っと係員に言わました。 「リクエストお願いします」と伝え、数分後に機長からOKが出て、晴れてビクトリアに帰れることになりました!

 この日はエアバスA320型機で、コクピットのジャンプシートに座るのは初めてでした。 いや〜、コクピットが広い! 普通に立っても頭が天井にあたりません。 機長も副操縦士の人も親切な人で、いろいろ教えてくれました。 やっぱり大きな飛行機で、ジェット機なので、コクピットはだいぶ静かです。 ヘッドセットなしでも会話できるくらい。 とてもよい経験をさせてもらいました。 ただ、ジャンプシートは快適な椅子ではないので、そこに5時間以上座っているのはしんどかったですけど・・・(苦笑)。 途中でコーヒーをもらいにフライトデッキから出れたので、そこで少しストレッチをして乗り越えました。 パイロットの仕事ぶりを見せてもらえたのがとても勉強になりましたし、今後の身の振り方などを考える際の参考になりそうです。


(つづく)
 

2014-12-03

カナダ最南端。

 11月もあっという間に終わってしまいました。 先月最後の仕事はまたもや東部でのフライトでした。

 1日目はカルガリーからエドモントンまでの1時間弱のフライトで、その後は2時間ちょっと時間を潰し、首都オタワにデッドヘッドで(乗客として)行ってきました。 その日はそれで仕事終了! 結構楽チンでした。

 2日目は今回初めてとなるオンタリオ州・ウィンザー(Windor)でのオーバーナイトでした。 このウィンザーという都市はカナダなのにアメリカ・デトロイトの南にあります。 それもそのはず、調べてみたら、ウィンザー市はカナダ最南端の都市だそうです。 宿泊したホテルから見える川の向こうが自動車産業で有名なデトロイトです。 下の写真の右側3棟がGMのビルみたいで、写真左側にはフェリーやモノレールのような電車まで走っていて、こちら側とは違ってとても潤っている都市のように見えました(笑)。 あいにくの曇り空で、風も強くて寒かったですが、この写真を撮ったあとは一緒に働いていたクルーとパブに行ってビールを一杯飲んできました。 この日はアメリカの感謝祭と重なっていたためか、フットボールゲームが中継されていて、昼過ぎだというのにパブは大賑わいでした。 カナダ人でもデトロイトに近いと、デトロイトのチームを応援するみたいですね。 ちょっと不思議です。


 3日目はトロント周辺を飛び、最後はこれまたデッドヘッドでフレデリクトンへ行きました。 またもビクトリアから時差にして4時間も先にある都市に来てしまいました。 ここに来るときはいつも翌朝は四時過ぎ起床なんです。 ビクトリア時間で朝1時過ぎの起床です。 さすがに最終日は疲れました。  せっかく歴史のあるきれいな街なのに、到着したときも、出発したときも暗闇でした。 夜にはクリスマスのイベントが街中で行われていました。 東部の雪は僕の地元・福井の雪のような感じでした。 ふるさとの冬を懐かしく思い出しました。

 最後の日はフレデリクトンからオタワまでの2時間ほどのフライトを担当してペアリング終了となりました。 フレデリクトンを出発すると、いつも「MEKSO」というウェイポイントを経由してオタワ・トロント方面に飛んでいきます。 カナダ人にはMEKSOは何の意味も持たないでしょうけど、日本人の僕は無線で「Cleared direct MEKSO」とか言うとつい苦笑してしまいます(笑)。 他にも結構ウェイポイントの名前で笑っちゃうのがたま〜にあるんです。 オタワに到着後、またもやデッドヘッドでカルガリーまで帰りました。 今回は幸いビジネスクラスにアップグレードしてもらえ、超快適でした。 カルガリーまで4時間ほどフライト。 降りたらすぐに今度はビクトリア行きのフライトに乗り換えです。 前便がキャンセルされたせいで僕が乗る予定のフライトはほぼ満席でした。 乗れないかなぁと思っていたら、運悪く乗り換えに間に合わなかったお客さんがいたみたいで、 そに方々のおかげで予定通りビクトリアに帰ることができました。

 12月はクリスマスシーズンですが、僕は仕事です。 幸い、大晦日はビクトリア泊の仕事のスケジュールになっているので、自宅で年越しが出来ます。 スケジュールビルダーに感謝しないといけません!


(つづく)