これまでこちらblogspotでブログ記事を書いてきましたが、今回からnoteの方に移行します。
どうぞよろしくお願いします。
(noteにてつづく)
あっという間に2025年も終わろうとしています。今回が今年2度目そして今年最後の投稿になります。
2025年は大きな病気をすることもなく、仕事や行事にも恵まれ、とても充実した一年を過ごすことができました。仕事も順調で、いろいろな場所へ行く機会がありました。
プライベートでは日本に一時帰国する予定でしたが、空席がなく飛行機に乗れなかったため、急きょフロリダ州でのバケーションになりました。結果的には家族で楽しい時間を過ごすことができ、良い思い出になりました。
そして今月に入り、次に乗務する機材であるボーイング777の訓練が始まり、現在はその真っ只中です。ボーイングに乗る前は、エアバスA320シリーズに約5年間乗務していました。
久しぶりのボーイングということもあり、機体のシステムや操縦方法、手順の違いに少し戸惑うこともありますが、エアバスに乗る前にはボーイング767に乗務していたため、その時の経験が少しは役立っていると感じています。
今の予定では、来年1月いっぱいまではシミュレーター訓練が続き、2月には実機での訓練に入る見込みです。そして順調に進めば、2月後半にはチェックアウトとなり、777で世界各地を飛ぶことになりそうです。
久しぶりのワイドボディ機、そして国際線の乗務ということもあり、今からとても楽しみにしています。
来年がどんな一年になるかはまだ分かりませんが、体調管理をしっかりしながら、プライベートも充実させられるよう頑張っていきたいと思います。
今年も残りわずかとなりましたが、皆さまどうか良いお年をお迎えください。
(つづく)
半年に一度更新の本ブログ(笑)。いつもご覧いただきありがとうございます。近況をお伝えします。
仕事は順調で、何かと忙しくしています。あいも変わらずもっぱらフロリダに行く仕事が多く、行き先はマイアミ、オーランド、フォートローダーデール、タンパなどに飛ぶことが多いです。多くは日帰り、たまに一泊する仕事が多く、2泊、3泊する仕事はここ数年やっていない気がします。3泊する仕事は僕が乗務する機種の場合は仕事効率が悪かったり、レイオーバーが無闇に長かったりすることが多く、そういうのはライフスタイル重視の僕には向いていないので避けています。
さて、先日機種変更のビッドがありました。年に数回あるequipment bidというもので、セニオリティ順に希望の機種に移動できたり、他のベース空港に移動できたりする仕組みです。今回のビッドで、これまで4年ほど乗務してきたエアバスA320のポジションを離れることにしました。
次回乗務するのはボーイング777型機(日本の政府専用機と同じ機種)です!
本当はそろそろ機長昇格に挑戦しようとここしばらく考えてきました。セニオリティ的に今の機種であればそこそこのポジションに行けると思っていたからです。今のライフスタイル(主に休日の取り方)を保持したまま機長に昇格するためには上から4割程度のセニオリティ(例えばパイロットが100人いる場合、上から数えて40番目以内)に収まることが必要だと感じていました。前回のビッドの結果を見ると自分はいよいよ上から半分くらいのポジションで機長に移行できそうな感じでした。ところが今回のビッドでは機長になるには上から6割ほどのポジションになってしまうことが判明しました。6割だと、希望の休日が取れない可能性が高い。そうなると、たとえ機長になったとしても家族に会える時間が減ったり、非効率なペアリングを担当する可能性が高い。それでは本末転倒です。僕はあくまでライフスタイル重視でポジションのビッドをしていますので、機長昇格のタイミングは残念ながら今ではないような感じになってしまいました。
そこで検討したのが今回決まったボーイング777型機のポジションです。機長ではなく引き続き副操縦士としての異動になります。777は我が社最大の大型機(ワイドボディ機)で、僕が以前乗務していた767型機よりも大きく、より遠くに飛ぶ飛行機です。この飛行機であればセニオリティ的に上から3割強の位置になります。また、この飛行機は長距離を主に飛ぶため仕事効率が良く(1回のフライトで長時間飛ぶため、1日あたりの勤務時間が増える)、1ヶ月に働く勤務日数が今よりも減る可能性が高いです。今のエアバス機では1ヶ月に12-14日程度乗務していますが、僕と同期入社の777乗務の友人は月に9-12日勤務ということが多いようです。そのため、非番日数は増え、さらにお給料も今より上がります。また、以前のように海外に飛ぶことが増え、行き先の一つは東京・成田空港です。仕事で日本に一時帰国できることが増えそうなので、総合的に考えて777に異動することが今の僕には最適解であろうという結論にいたりました。機種変更になるとまた勉強や訓練の日々になりますが、日本に帰れることを楽しみに頑張りつもりです。
機長昇格は残念ながら一時お預けとなりますが、2、3年後にはセニオリティも上がっていいポジションで機長昇格できるようになれば、またエアバス機に戻って挑戦したいと思っています。エアバスは飛ばしやすい飛行機で、機長昇格するならエアバスで!と思っています(今は)。
今日の写真はマイアミでのレイオーバー中にサイクリングに行った際に見かけた景色です。
(つづく)
あっという間に夏になりました。皆さまお元気でしょうか。こちらは相変わらず元気にやっております。
5月末から6月上旬まで約4年半ぶりに日本に一時帰国しました。今回は嫁さんと娘を連れて、娘にとっては初めての日本でした。2週間ほど滞在しましたが、しばらくぶりの日本はいろいろと変わっていました。無人化や自動化がかなり進んでいたことには驚きました。回転寿司なんて誰とも話さずに予約から会計までできちゃうんですね。便利なような、少し味気ないような。今回は東京と実家のある福井に滞在しました。娘にとっては長い旅で長時間のフライトは大変だったと思いますが、嫁さんがうまくやってくれたおかげもあり楽しい旅になりました。娘が日本語を覚えるのが速く、また、こちらに戻ってきてからも脳のどこかに日本語がしっかりと留まっているのがとても興味深かったです。日本滞在中には友人にも数名会うことができとても楽しい時間になりました。
仕事の方はここ最近はアメリカのマイアミに行くことが多いです。個人的にはあまりマイアミは好きではありません。というのも、忙しい時間にあの空港に行くとカオス状態になる場合が多く、僕の個人的「面倒臭い空港ランキング」の上位に食い込みます。何度か行けば西向きの着陸ならこの滑走路、東向きならこの滑走路というふうにある程度予測ができるのですが、ATISを見る限りだと全ての滑走路に降りる準備をしなければならないように見受けられ、着陸ギリギリで予定していた滑走路と別の滑走路に着陸するよう指示されることもたまにあります。我々が使うコンピューターには通常PRIMARYとSECONDARYの二つのフライトプランをプログラムすることができるので、最大2つのプランを準備できます。ところがマイアミみたいなところだとPRIMARYでもSECONDARYでも準備していなかった第3のプランをギリギリになってプログラムしなければならないことがあり、そうなるとパイロットの1人はhead-down状態で必死にプログラムしなければなりません。これは実は安全面で問題になる可能性があります。あとはマイアミはこの時期嵐に見舞われることも多く、着陸や離陸に難儀する場合もあります。というわけで、マイアミに行くなら朝イチのフライトが個人的にはお気に入りなので、そういうペアリングをやることが多いです。レイオーバーは海の側で、ビーチまで自転車で20分ほどの距離です。毎回レンタサイクルでビーチ方面に行きます。この時期は暑いので自転車に乗ると汗だくになりますが、いい運動になるし、ビーチ以外はあまり面白そうなこともないので毎回ビーチ方面に行き、メキシコ料理を食べるというのが定番コースになっています。
明日もそのマイアミに行きます。そして今週末には半年に一度のシミュレーター訓練があります。勉強もしっかりしたし、楽しい訓練になるように思います。
既にお気づきの方もいらっしゃる方もいるかと思いますが、長年やってきましたフェイスブックのグループを先日閉鎖しました。海外でパイロットになることを夢見る方々のために情報交換できる場所があると良いなと思って開設しましたが、ここ最近ではあまり目立った情報交換や発信もなく、コロナ禍以降あまり存在意義がないように見受けられるように感じ始めていました。これまでにいろんな方々に情報提供できたと思いますし、このグループを通して多くの方に出会うことができました。おそらく最近ではフェイスブックよりも便利なSNSが存在しますから、そういう媒体を使って今の若者は情報収集しているのではないでしょうか。もしくは海外でパイロットになりたいなんて思わなくなったのかもしれません。実際、以前であれば毎月数通メールで問い合わせがありましたが、ここ最近ではそれもめっきり減りました。どこか他のところで情報収集できているからなのであれば嬉しいと思います。今まで参加してくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
(つづく)
新年明けましておめでとうございます。今年も本ブログをどうぞよろしくお願いします。
今年は航空事故や地震など、様々な心配なことが起こる年明けになってしまいました。航空事故は航空業界に携わるものとしても注目して経過を見守っています。今日のニュースでJALの元社長となった方が「アナログな無線通信はリスクが高い」とおっしゃっていて、その通りだよなと思いました。最近ではCPDLCといったデータ通信を使ってパイロットと航空管制官が通信する方法もだいぶ普及してきてはいますが、いまだに離着陸の許可や地上滑走許可などはほとんどが音声による無線通信に頼っています。海保のパイロットが無線指示を間違って理解して滑走路に進入したことが事故の原因であるような感じの報道がされていますが、無線を聞き違えたり、復唱したけど頭の中では違うことを考えるということは誰にでもあり得ます。そういうミスを防ぐためにパイロットは2名以上乗務しているわけですし、管制官の方々も注意を払っているはずです。JALのパイロットが操縦していたエアバスA350型機ではパイロットはヘッドアップディスプレイ(HUD)を使って着陸操作をしていたと思われ、そのディスプレイ上の表示と地上にいた海保の機体がちょうど重なって見えづらい状況だったという話も耳にしました。今回の事故から航空業界が学ぶこと、改善することはとても多くあるように思います。
さて、僕はフランスで新年を迎え、1月9日にカナダに戻ってきました。 今月は半年に一度のシミュレーター訓練があるので、その前に2ペアリングほど飛んで、休みの間に鈍った勘を取り戻すのにはちょうど良い形になりました。
一昨日、昨日とトロントの訓練施設でシミュレーター訓練を受けてきました。今回は1日目が訓練日、2日目はLOFT(Line Oriented Flight Training)という、普段のフライトで起こりそうな状況にリアルタイムで対処する訓練イベントでした。エンジン火災、急減圧、油圧システムの故障、その他システム不具合など、いつもと同じように色々なシステムトラブルに対処する手順の復習をやりました。今回のトレーニングパートナーは機長資格を持ったパイロットだったので、僕は副操縦士のオペレーションに集中することができました。過去数回の訓練は全て副操縦士とペアになったので、セッション途中で席を入れ替えて1人が機長の役目をやらなければならず、普段よりも訓練に時間がかかることはもとより、LOFT訓練をすることができず、毎回フライトテスト(PPC)をやってきました。PPCはある程度シナリオが想像できるので楽と言えば楽なのですが、やはりLOFT訓練で毎日のフライトに役立つ知識や手順の確認をした方が有益であると思います。訓練は2日とも様々な項目がぎっしり詰め込まれているので、4時間ぶっ通しでのセッションでしたが、大きなミスもなく、ちゃんと手順のおさらいをして今回の訓練も無事終了、また6ヶ月飛べることになりました。
ここ最近カナダは真冬の天候で、西部ではマイナス40度というところもあったようです。トロントはマイナス13度ほどでしたが、僕は訓練とホテルの間しか移動していないので、それほど寒さを感じる時間はありませんでした。
今月はシングルデーペアリングがほとんどなのですが、明日からは今月唯一の2デーペアリングでドミニカ共和国まで行ってきます。ビーチから見る日の出がとても綺麗な場所なので楽しみです。
(つづく)