2008-04-12
ビクトリア543日目:「Line up and wait」。
今日の午後からはようやく春が来たような天気になりました。 いつもは長袖のジャケットを着てフライトに出かけますが、今日はジャケットを脱いでも寒くないくらいになりました。
今日はフライトを3本だけ飛びました。 体調がまだ完璧ではないので、フライト3本だけで切り上げて帰ってきました。 このブログを書いている今はまだ午後7時半で、外はまだまだ明るいです。 いつもならまだ飛んでいる時間です。 たまには早く帰って来てゆっくりするのも悪くありません。
昨日から航空管制が少し変わりました。 滑走路手前で離陸許可をリクエストすると、次の3つのうちのいずれかを言われることが殆どです:
A. 「Cleared for take-off」
これは文字通り離陸を許可するという意味です。
B. 「Taxi into position (and wait/hold)」
これは、滑走路の離陸位置に入って離陸の準備をせよ、ということで、離陸許可が出るまでは離陸できません。
C. 「Hold short」
こう言われたら、滑走路には入ってはいけません。 通常、着陸してくる飛行機がいるときなどにこういわれます。
っと、カナダでの離陸待ちの時の管制官からの指示はこの3つが基本です。 しかし、今月からBの言い方が少し変わりました。 これからは「Taxi into position」の代わりに、
「Line up and wait」
と言われるようになりました。 これは国際民間航空機関(ICAO=アイカオ)の取り決めに準ずるもので、カナダ以外のICAO加盟国ではすでにline up and waitというところが多いそうです。 日本も確かこういうはずです。 面白いのは、カナダの管制官は「Taxi into position」と言うのに慣れているので、今でも時々「taxi into position」と言っています。 でも、管制官も一生懸命努力しているようで、「Taxi into....., Line up and wait」と途中で言い直す管制官も見受けられます。 ルールの変更はパイロットのみならず、管制官達にも影響を与えているようです。
明日は8時からフライトがあり、そこそこ忙しい一日になります。 今日も早めに寝ます。
今日の写真は昨日のバンクーバーへのフライトからの1枚で、滑走路26Lへのアプローチのショートファイナルです。
ではまた明日。
(つづく)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
4 件のコメント:
こんばんわ!ATC用語がtaxi into positionからLine up and waitにいよいよ変わったみたいですね。日本でも一昨年からこの言い方に変わったみたいなので、日本に帰ってリードバックする時、戸惑わなくてすみそうです(笑)
昇クン
そっちでもLine up and waitが聞こえるようになりましたか? こちらでは昨日から突然聞こえるようになりました。 昨日からCYPKやらCYNJがクラスCになったし、きっと昨日からいろんなことが新しくなったんだと思います。 Nav Canadaが勝手に決めたんでしょうね。
たしかNAV CANADAからNoticeがでてて、四月十日からと書いてありました。これを機にVTAを買い換えようと思います。そのうちビクトリアに行くので行くときはいいますね☆
昇クン
そうそう、NOTAMには4月10日からって書いてましたね。 そのNOTAMは今日になって消去されてました。
ぜひビクトリアに来てください。 飯でもいきましょ。
コメントを投稿