2008-06-10

ビクトリア601〜602日目:同類。



 今日は朝から天気があまり良くなく、雲が1,000ft周辺に散財するようなコンディションでした。 朝のフライトは問題なかったですが、午後からのフライトは2本キャンセルになりました。 最後の生徒さんとはブリーフィングだけをやりました。 

 慣れというのは怖いもので、最近は特に資料を見ないでもブリーフィングが出来るようになってきました。 教官になって今で5ヶ月弱です。 当たり前といえば当たり前です。 でも、時々ブリーフィングの後で自分の資料を見返してみると言い忘れていたことがあったりすることがあります。 そういう場合は後から追いかける形で話をするようにはしていますが、やっぱり初心に戻ってちゃんとやることが大切だと痛感しています。

 最近になって以前にブログにも書いたパイパーチェロキー(PA-28-160)を所有する生徒さんとフライトすることが多くなってきました。 そのチェロキーは1960年代製の飛行機で、元エアカナダで機長をしていた人から譲り受けた機体だそうです。 だいぶ前から飛ばし始めてはいるのですが、飛ぶたびにいろんな不具合が見つかります。 方位磁針がちゃんと機能しなかったり、Directional Gyroが異常なくらいに狂ったり、Hobbsメーターが動いていなかったり、無線機のPTTボタンが押し込まれたまま戻らなくなったり、内容は様々です。 その度にこの生徒さんがかわいそうだな〜と思います(不具合=修理費=高額だからです)。 きっと飛行機のことはあんまり知らずに元機長の口車に乗せられて買ってしまったんじゃないかと思います。 そりゃ元機長ほどの経験がある人だったらこんなくらいのトラブルは目を瞑って飛ばしていたんでしょうけど、この機体で初期訓練をしようとする人にはちょっとハードルが高すぎたように思います。 それでもセスナとは少し違う乗り心地・飛ばし心地はなかなか楽しいものです。 セスナよりもややこしい点が多いですが、それでも良い飛行機だと飛ぶたびに思うこのごろです。

 今日の写真は先日F-18がビクトリアを離陸する直前の写真です。 この日はCPLグランドスクールがあったのですが、F-18が離陸すると聞くと授業そっちのけでクラブの屋根に教官をはじめ、生徒達が皆上がってF-18の離陸風景を眺めていました。 僕も小さいときから同じようなことをずっとやっています。 こんなことをするのは僕がおかしいのかなと思っていましたが、ここでは皆こんな感じです。 おかげで居心地が良いです(笑)。

 明日は長い一日になります。 夜はナイトクロスカントリーフライトでメインランドに行く予定ですが、天気が心配です。 明日が終われば明後日は休みなので頑張ります。

 ではまた明日か明後日。


(つづく)

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