ロンドンへ行くのは今回が2回目です。 前回は僕のラインチェックでした。 ラインチェックというのは、フライトテストが終わり、型式証明を取得した後に実際のフライトを通して行うLine indocの最終段階に行われるテストです。 一緒に飛ぶのはラインチェックキャプテンで、フライト中にいろいろ質問をされます。 実際の乗務を通じてちゃんとオペレーションを理解しているか、必須事項をちゃんと理解しているかを試すテストです。 僕のラインチェックは4月でしたので、今回のフライトはそれからだいぶ経っています。
前回ロンドンに行った時はPM(Pilot Monitoring)でした。 操縦はキャプテンがして、僕は無線やその他の業務を担当していました。 ですが、今回は僕がPF(Pilot Flying)。 実際にハリファックスを離陸し、ロンドンでの着陸までを僕が操縦しました。
ロンドンですが、英語の訛りが強く、また、いろいろな独特の言い回しがあり、理解するだけでも最初は大変です。 ロンドンヒースロー空港は大変忙しい空港で、毎回ほぼ間違いなくホールドさせられます。 スピード制限も毎回されますし、なかなか大変な空港という印象です。 でも、今回は2回目ということもあり、前回とは違ってだいぶ落ち着いて対処できました。 操縦も我ながらそこそこ上手く行き、満足のいくフライトが出来て嬉しく思いました。
ロンドンのレイオーバーは約24時間。 まずはホテルにチェックインした後はシャワー、そして数時間の昼寝をします。 カナダ時間で夜中中乗務したことになるので、身体は結構クタクタです。 昼寝の後は街を散策します。 今回はランニングウェアを持ってくるのを忘れてしまったので、ホテル近くにあるCamdenという街まで運河沿いに歩くことにしました。
(写真上:到着ゲートのお隣は超大型機ばかり)
(写真上:ヒースロー空港外にあるエミレーツのエアバス380型機の縮小版)
(写真上:ホテルからCamdenまでの運河沿いの散歩道)
(写真上:運河ではカヤック教室もやっているようです)
(写真上:運河沿いは散歩道になっていて、多くの人が歩いています)
(写真上:運河にはボートハウスが多く停留しています)
(写真上:Camdenはマーケットが開催されていて、多くの人で賑わっていました)
(写真上:いろんな食べ物を販売していて大盛況です)
(写真上:真ん中にはコンコルドが駐機されているのが見えました)
ロンドンを出発し、ハリファックスへ向けてフライトしました。 天候もよく、出発前はちょっと待たされましたが、その他は極めて順調でした。 ハリファックスに到着し、ここで一泊しました。 ここでもレイオーバーは24時間ほどだったため、街を散策しました。 ここに来るのは以前の会社の時のレイオーバー以来で、1年以上前だったように思います。
(写真上:東海岸らしい家並みです)
(写真上:Prince of Wales Towerという要塞のようなところに行きました)
レイオーバー中には機長と一緒に食事にいったり、散歩をしたり、充実した時間を過ごしました。 そして翌日にはトロントに戻りました。
ところが、トロントに向けて離陸してしばらくしたところでCrew Schedulerからメッセージが届きました。 「トロントに着いたらそのままバンクーバーに行ってね」っていう内容でした。 トロントに着いたら3連休だったので、「え〜?!」って思ったのですがリザーブパイロットなので仕方ありません。 はいはい、と了解したのですが、その後、また連絡が来まして、「ごめん、さっきのメッセージはなかったことにして。 今度はLAまで飛んでね」っていうメッセージでした。 トロントに着陸後、2時間後にはロサンゼルス行きの便に乗務していました。 リザーブパイロット、なにが起こるかわかりません(苦笑)。
ロスに行くのは今回が初めてでした。 キャプテンも新米キャプテンで、ロスに行ったことがあるのは数回、しかも最後に行ったのは1年以上前ということで、フライト中にはルートマニュアルという会社が作成しているマニュアルを見て勉強しました。 天気もよく、気持ちの良いフライトになりました。 LAは忙しい空港でしたが、思ったよりもスムーズに進み、なにも問題なくゲートに到着。 なかなか楽しいフライトでした!
ロスでのレイオーバーは30時間! いろんなところを歩いて回りました。
(写真上:さすがロス、ヤシの木が生えていて、空が青く、常夏です)
(写真上:Queen Maryという客船を観に行きました)
(写真上:新婚さんいらっしゃい!でもおなじみ、ロングビーチです)
(写真上:ロングビーチにはサイクリングロードや歩行者専用路が完備されています)
最初は2泊3日の予定で仕事にいきましたが、家に戻ってこれたのは5日後になりました。 これからは下着や替えの服をもうちょっと持っていこうと思ったのでした・・・。
(つづく)
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