今日、テレビを見ていたら、集合写真をドローンで空撮している映像が流れていました。 これを見ていて思い出したことがあります。 それは僕が中学生の頃に毎年(?)撮っていた学校の集合写真です。 校庭に全校生徒が出て人文字を作るっていう、あれです。 なんの意味があるのかよくわからない行事でしたが、僕は楽しみでした。 僕の中学校の場合、福井空港を離陸したセスナ機が飛来し、南側から校庭の写真を撮ってまた南に消えて行くという感じでした。 校庭に出てスタンバッていると、先生が「そろそろ(カメラマンを乗せた飛行機が)来ますよ」的なアナウンスをして、しばらくすると遠くのほうからレシプロ機独特の音を轟かせて飛行機が現れる。 それを目で追いかけるのがとても楽しかったのです。 撮影が終わると、パイロットは翼を左右に揺らしてから空港に戻るのです。 それがとてもロマンチックというか、ドラマチックで大好きでした。 今はドローン一つでいつでもこういう写真は撮れますよね。 ドローンを左右に振られても感動なんてしませんよね(笑)。 便利にはなりましたが、ロマンは減りました。
で、なんでこんなことを回想しているかというと、フェイスブックグループの投稿などを見ていると、今回の新型コロナウイルスの影響で今後パイロットになれるかを不安に思っている若い方々が多いということを知ったからです。 当然ですよね。 世界中の航空会社が飛行機を駐機し、労働者を解雇し、フライト数が例年の1割未満にまで落ち込んでいる状況ですから。 そういう投稿を見ていて、僕だったらどうするかな?と考えていたら、昔の自分が飛行機に興味を持ち出した頃のことを思い出しました。 僕が彼・彼女たちの年齢の頃は、上記のような感じで非常に漠然とした飛行機・パイロットに対する憧れや夢を持ち、のほほんとして生きていましたが、今の若者はいろんな情報を次から次へと強制的に与えられ、今後の生き方を検討しなければならない状況なのでとても大変だろうと思います。
結論から言うと、僕ならパイロットの夢をコロナごときに奪われるのはしゃくなので、決して諦めません。 今後、飛行機そのものがこの地球上から消え、パイロットの必要性がゼロになるというなら諦めますが、そうでないなら目標を捨てはしないと思います。 ただ、状況が状況なだけに、プランBを考えます。
(つづく)
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