こちらカナダでも、カナダ軍のアクロバットチーム・スノーバーズがカナダ主要都市上空を飛行するツアーをちょっと前に行いました。 作戦名は「Operation Inspiration」というもので、カナダ東部から始まって西海岸まで飛んでいくというものでした。 モントリオール上空にもくるという情報をSNSでキャッチしたので、当日は自宅マンションの屋上でスタンバイしていました。
予定ではモントリオール対岸の南東部からジャックカルティエ橋付近を飛行してモントリオール島に入るということでしたが、当日はあいにく北西から比較的低い雲が流れ込んで来ていたため、どうやら当日に飛行ルートを少し変更したようでした。 それでも屋上から少しだけスノーバーズの姿を見ることができました。
日本のニュースでも今回のデモンストレーション飛行は人々に感動を与えたと報道されていますね。 僕自身はもともと飛行機好きなのでこういうのは好きなのは当たり前かもしれませんが、飛行機に興味がない人でもアクロバット編隊が青空に白い線を描いて飛ぶ姿を見るとなぜか感動するようです。 特に今のような、あまり良いニュースがほとんどない毎日の中で見る白いスモークは心を打つものがあるのかもしれません。 医療従事者への感謝を表すという目的がこのフライトに盛り込まれていると知るとなおさらだと思います。 飛行機で人々に感動を与えられるのは素晴らしい。 飛行機にはそういう不思議な力があるように思います。 こういう状況だとこのことを再確認させられます。
ところが、こういうことをすると必ず「税金の無駄遣い」という人が出て来ます。 そんなお金があるなら保証に回せ、という気持ちもわからなくもありません。 でも、SNSを見ていても人々に感動を与えたことは間違いがなく、そういうことに使うお金なら悪くないと思います。 外出自粛で家に篭ってみなさんはなにをしていますか? Netflix, Youtube, 漫画にアニメ、その他諸々のいわゆる「芸術・アート」にかなり助けられているはずです。 そういう分野の発展に使われる税金などにもケチをつける人がいますが、そういう人も実は芸術・アートのお世話に多大になっているわけですから、なんでも「無駄遣い」でくくるのは間違っているようにも思います。
今回のブルーインパルスのフライトを見た医療従事者の方々が全国民からの感謝の気持ちを受け止め、少しでも心が安らいだことで今後もコロナとの戦いに尽力していただけるのであれば、今回の税金の使い方は正しかったと言えると思います。
(つづく)
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