ビクトリア71日目:クリスマスイブ。
2006年12月24日日曜日
今日はクリスマスイブ。 だからといって特にいつもと違うことはありませんが(笑)。 今朝は少し早起きして、久しぶりにサイクリングに出かけました。 ジャージを着て、ぴちぴちの通称「レーパン」(レーシングパンツ)を履き、ビンディングシューズを履いてヘルメットをかぶって出発です。 行き先はいつも滑走路09に着陸するときに見かけるビクトリアの水上飛行機用の空港方面の道です。 そのあたりはちょうど空港を挟んで僕の家から正反対にあるので一度もいったことがありません。 なので、そこをぐるっと回ってビクトリア方面に南下して、また北上してシドニーに戻ってくるというルートをとることにしました。 West Saanich Roadという道があるのですが、そこが適度にアップダウンがあって、しかも交通量がほとんどなくてとても快適な道でした。 空港をぐるっと回って09のショートファイナル付近を通過すると水上飛行機が見えてきました。 そこから離着陸するフロート機もビクトリアの管制塔が管轄しているようで、ときどき無線を聞いていると水上に着陸する飛行機のパイロットとのやり取りが聞こえます。 水上基地を通過して南下を始めると、牛舎のにおいがしてきます。 今日まで知りませんでしたが、島の西側には家畜業をしている人が結構いるようです。 あとは海洋研究所があったり、B&Bがあったり、道にニワトリが歩いていたりしました。 しばらく走っていると前に赤いジャージをきたサイクリストを発見。 俄然スピードがあがります(笑)。 近づいてみるとおっちゃんでした。 しかも愛想のない感じの(笑)。 なので特に話しもせず、追い抜いて行きました。 ちなみにその人はロードバイク、僕はマウンテンバイクです。 しばらくすると、後ろに気配が。 そう、そのおっちゃんが負けじとくっついて来ていたのでした(笑)。 今日はそんなに本気で走るつもりもなかったのでそのおっちゃんに前を引いてもらってしらばく走りました。 そうこうしていると雨が。 仕方ないので南下は途中であきらめ、左に曲がってシドニー方面の海岸線を目指します。 しばらく走ると以前ビクトリアからシドニーにサイクリングに行ったときに通ったLochside Trailに出ました。 途中で何組かのロードバイクのグループとすれ違いました。 ロードバイク欲しいな〜、って思いながら見てました(笑)。 その後シドニーに戻り、そのまま家を通り越してフェリーターミナルがあるSwartz Bay方面(ビクトリアがある半島<Saanich Peninsula=サーニッチペニンシュラ>の北端)に行きました。 Swartz Bayからの帰りに1人のローディーがついてきたので少し話しをしました。 彼はクリスマスの食事に備えてカロリーを燃やしているんだとか(笑)。 僕の自転車がかっこいいと褒めてくれたので調子にのって、「これ、後ろはカーボンで、前はアルミなんだよ〜」って自慢してやりました(笑)。 結局今日は2時間弱のサイクリングとなりました。
家に戻って来て昼食にホットドックを作り、そのあとジムに行きました。 雨のお陰で乗り足りなかったので1時間スピニングマシンをやり、そのあとウェイトトレーニングを少しだけやりました。 今日はさすがにガラガラでした。 皆さんクリスマスの準備で忙しいんでしょうね。 結局ジムで2時間ほど時間を過ごしてから帰宅となりました。 今日は良い運動ができて満足です。
こんなことばかりしてて、「フライトは?」っとお思いの方もいらっしゃるでしょう(笑)。 今日は天気が良ければソロでトレーニングエリアに行こうと思いましたが、今日もまた発達した低気圧のお陰で強風警報が発令されています。 雨も一時強まり、通りの大木も大きく揺れるほどの風でした。 っということで今日はフライトはなしです。 明日もこの感じではどうなることやら。
今夜はピザを作りました。 生地から手作りのピザを作ったのは今日が初めてです。 ネットから引っ張って来たレシピを使って挑戦です。 生地をこねていた段階ではなんだか生地が固いなぁと思っていましたが、発酵させたらちょうどよくなっていました。 僕は生地を発酵させるときにはお湯を注いだバットの上に生地が入った鍋(ボールがないので・・・)を浮かべ、それをほんの20秒ほど暖めたオーブンの中に入れています。 オーブンは密閉されているので、お湯の蒸気がこもって、さらに20秒の熱のお陰でお湯がなかなか冷めず、ちょうど良い感じに発酵してくれます。 ピザの具はモッツァレラチーズ、マッシュルーム、イタリアンソーセージ、ピーマン、タマネギ、生バジル、あとはトマトソースです。 余談ですが、マッシュルームを包丁で切るときの感覚が面白くて病み付きです(笑)。 ピザは想像以上においしくできあがりました。 生地はもう一枚分作ってあるので、明日か明後日にもう一度作る予定です。 写真は今日のピザの出来上がり具合です。 なかなかおいしそうでしょ? (自画自賛)。
今夜、大家のブライアンに会ったら、「Happy Holidays」と言って握手をしてくれました。 かわいそうに彼は明日のクリスマスの日に仕事だそうです。 ほとんどのカナダ人は明日は休みだと思います。 でも、彼が働くBC Ferriesはクリスマスに働く従業員に500ドルのボーナスを支給するそうです。 これでブライアンも文句はないようです(笑)。
明日はジムも休みなので、なにをしようかと思っています。 髪がだいぶ伸びたので、またバリカンでばりばり切ってやろうかと思っています。 あとはクロカンフライトのための用意と、イメトレをしようと思います。 前回のクロカンフライトでは無線切り替えやらトランスポンダーコードの切り替えなどをちゃんとやる余裕がなかったので。 次回はしっかり準備をして望みたいと思います。
では皆さん、よいクリスマスを〜!
(つづく)
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ビクトリア72日目:メリークリスマス。
2006年12月26日火曜日
仏教徒の皆さん、メリークリスマス! 「クリスマスの予定は?」と聞かれたら、必ず「仏教徒ですから」と言い訳をすることにしているのはここだけの秘密です(笑)。
さて、今日は午前中フライトに行きました。 インストラクターの話では、「今日もオフィスには誰かいるから、ソロで行ってくれば」ということだったので、覚悟を決めてソロでローカルウエストにでもいってprecautionary landingの練習をしようと思って出かけました。 クラブに着くと、車が1台だけ停まっています。 「ディスパッチャーの誰かかな?」と思ってドアを開けると、開きません(笑)。 「ありゃ?」っと思って、とりあえずエプロン内に自転車と共に入り、そちらからオフィスに入るドアを開けようとしても、やっぱり開きません。 どうやら今日は誰もいないようです(笑)。 せっかく行く気満々だったのに残念です。 でもこればっかりは仕方ないです。 っということで、家に帰り、昼ご飯を食べました。
お昼からは街に誰もいないことをいいことに、シドニーの街をビデオ撮影しました。 それも自転車に乗ったまま(笑)。 ビデオはこのURL(ここをクリック)で公開しておきますのでご覧ください。 でも、ファイルのサイズが大きい(約21MB)ので、読み込みに時間がかかると思いますのでご了承ください。 あと、自転車から撮影しましたので、ぶれまくってます(笑)。 動画を見て気分が悪くなっても僕は責任をとりませんのであらかじめご了承ください(僕は編集中に気分が悪くなりました・・・笑)。 ビデオはシドニーの街(主に僕がよく行くところなど)を撮ってみました。 説明もいれてますので簡単に理解してもらえると思います。 僕が住んでいるところの雰囲気をご覧ください。
夜はインストラクターに誘われてシドニーとビクトリアのクリスマスライティングを見て回りました。 綺麗でした! 今日の写真は今日見た中で一番きれいで勢いがあった家です。 我々以外にも観に来ている人がいました。 結構有名な家らしいです。 他には州議事堂のライトアップもきれいでした。 これらの写真もPhotosのページにあげておきますのでお楽しみください。 ピンぼけしていたりぶれているのは決して僕の腕が悪いのではなく、カメラのせいです(嘘)。 やっぱりデジタル一眼レフが欲しいなぁ〜、なんて。
明日もクラブはお休みだそうですから、フライトできそうにありません。 なので、明後日のクロカンの準備を家でして、あとはジムで汗を流そうと思っています。 他にはログブックの整理などもしようかと思っています。 日本からJCAB(日本の航空局)監修のログブックを持って来ていて、それにこちらでのフライトの情報を書き写そうと思っています。 カナダのログブックはとても簡素な内容になっているので、日本で自家用免許を書き換えたりするときに問題になることがあるという話をどこかで聞いたからです。 とりあえずできるところから始めようかと思っています。
では皆さん、よいクリスマスを! (っていっても、もう終わってますか・・・)
(つづく)
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ビクトリア73日目:サイクリング。
2006年12月26日火曜日
今日も引き続きクラブがお休みということで、今日はサイクリングに出かけました。 天気はMETARとTAFを読む限り、曇りではあるものの雨は夜まで降らないという感じの予報でしたので、今日は雨具を持たずに出発しました(METARやTAFを使うと具体的に何時頃に雨が降りそうかが分かるのでとても便利です)。 ルートはこの前と同じルートです。 ただ、今日は前回よりも遠出しようと思っていたので、最初から心拍数をおさえたゆっくりとした走りをしました。
地図を見て分かったのですが、空港の西南のほうにはIndian Reserveと呼ばれる原住民(インディアン)が暮らすエリアがあります。 IR内は一般的に税金が低かったりするそうで、なにかと差別を受けたりしている原住民の人たちの暮らしが少しでも楽になるように取り計らうために設けられたエリアだそうです。 そのことを頭に入れてそのエリアを通ると、やっぱり家などもあまり華美ではなく、荒れた感じの家が多いです。 昨日見た鮮やかなイルミネーションをまとった家々とは対照的です。 同じ半島内でも貧富の差が大きいということを改めて感じさせられました。
今日のライドではいろんな動物に遭遇しました。 まずは道路脇の小川でばしゃばしゃ音がするので目を向けるとなんと七面鳥がいました(笑)。 しばらく走るとこんどはリスが飛び出してきます。 馬小屋を通過してしばらくすると今度は牛舎を通過します。 ここは動物王国のようなところです(笑)。 豚舎の横を通ったときに豚の顔を見たら笑顔でした。 笑っていたわけではないでしょうが、目尻が下がって喜んでいるかのような顔をしていました。 こちらでは広いところでのびのびと飼育されているようですから、動物のストレスもあまりないのかも知れませんね。
結局2時間ほどのサイクリングを終えて家に着いたのは2時過ぎでした。 寒かったのでつま先は感覚がなくなっています。 シャワーに入るとそのつま先がジンジンと痛みます。 この季節のサイクリングは末端が冷えるのが辛いです。 それなりの防寒はしているのですが、それでも冷えてしまいます。
夕方からは明日のクロカンフライトに向けて用意をします。 用意をするとはいっても、実際のプランニングは明日の風の情報がないとできませんから、空港の情報をCanada Flight Supplement(CFS)という本を読んで確認します。 CFSにはカナダにある空港のすべての情報が書かれています。 無線の周波数、滑走路の長さ、到着や出発の手順など、本当に細かい情報がたくさん書かれています。 空港の周辺に宿泊施設やレストランがあるかどうかまで書いてあります。 空港によっては離陸後のルートに関する細かい指示があったりする場合がありますので、そういう情報はコピーして持って行くと良いようです。 クロカンフライトの時のコクピット内はいろんな書類であふれてしまうので僕は嫌です(笑)。 飛行機のシートベルトは車のシートベルトと違って伸びませんから、一旦足下に書類やフライトコンピュータを落としてしまうととても厄介です(笑)。 なんとかうまくオーガナイズする方法を考えたいのですが、こればっかりは経験を重ねて一番良い方法を探すしかないように思います。
さて、明日は正午に離陸の予定ということだったので、前回同様10時くらいにはクラブに行ってプランニングを開始しようと思っています。 とはいえ、明日行く予定のアボツフォード(CYXX)のTAFによれば明日は雲がかなり低く、視界も悪いようなので、明日も本土へは行けずに終わりそうな気がします。 この季節のクロカンは天候に左右されることが多いので大変です。 できれば本土へのクロカンは年内にはやっておきたいものです。
今日の写真は先日作った餃子です。 今夜も餃子を食べました。 みそとダシベースのなかで茹であげて水餃子風に仕上げてみました。 ポン酢と相性がよくておいしかったです。 最近このブログが料理ブログっぽくなってきていると思っているのは僕だけでしょうか・・・(笑)
それではまた明日。
(つづく)
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【編集後記】
当時はサイクリングがほぼ唯一の趣味だったため、ビクトリアでもよく乗っていました。ビクトリアは冬も雪があまり降らないのと、起伏もおだやかなためサイクリングにはもってこいです。もちろん、激坂を登りたいという人にはそういう場所もあるので良いですし、海岸線でアメリカのほうを見ながら走るというのもとても気持ちが良いものです。サイクリングだけのために訪れても良いかもしれません。
どうやらこの当時からピザは作っていたみたいですね。しかも具は今よりも豪華(笑)。でも、今の僕のピザはナポリ風の本格派なので、当時の雑種的なピザとは向かう方向が違います。
21MBのビデオは残念ながらもうありませんので、どんな内容だったのかはわかりませんが、21MBが大容量という時代ですからすごいですよね。今なら21GBくらいの感覚でしょうか、当時では。
自分で作った餃子の写真を見て、また近いうちに餃子を作りたくなりました。
(つづく)
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