いつもはもうちょっと南の方を飛ぶことが多いように思います。 今回のルートでは北部のアイスランドとグリーンランドの側を飛ぶことになりました。
上の写真はアイスランドのケプラビークの南部を通過している様子です。 このケプラビークは我々のETOPSの代替空港としてフライトプランされることも多い空港です。 この日の天候はあまり良くなかったようで、気象情報は着陸するのは可能ではありますが、雲の多い一日だったようです。
上の写真はグリーンランドの最南端上空を通過しているところです。 あいにく雲が多かったので全貌を見渡すことはできませんでしたが、それでも切り立った山岳地帯や、海に浮かぶ氷山の数々を見ることができました。 大きな国ですね。
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話は前後しますが、先日ロサンゼルスまで飛行機をピックアップしにいってきました。 なんでも、ロサンゼルス空港のゲート付近で他社の飛行機と軽く接触してしまったようで、その修理のためにロスに数日滞在することを余儀なくされた機体です。 当日はトロントからデッドヘッドでロスに向かいました。 ロスまでは5時間ほどのフライトです。
上の写真のようなルートで飛んでいました。 それにしても機内スクリーンの古典的な日本語フォントはどうにかならないですかね・・・(苦笑)。
ロスは快晴。 カラッとしていて気持ちがよかったです。
っと、ここまではよかったのですが、ロスに到着前に会社から入り、「修理に手間取っていて予定通り出発できそうにない」という連絡がデータリンクを通して届きました。 やれやれ、そんなことになるんじゃないかと予想はしていたんです。
その後、本来は予定になかったのですが、空港周辺のホテルにチェックインすることになりました。 そして出発時刻が5,6回変更になり、結局はその日はロスでレイオーバーすることになりました。
翌日、やっと飛行機の修理が終わったとの連絡が入ったので空港に向かいました。 飛行機はユナイテッドの格納庫に駐機されていました。
この日はトロントまで戻るだけのフライトで、いわゆる「フェリーフライト」でした。 お客さんは一人もおらず、機内にいるのは僕と機長だけ。 コクピットのドアもフライト中は開けたまま。 客室にいってもガランとした座席があるだけ。 なんとも不思議な光景でした。 せっかくの機会だったので、ギャリーの棚をすべて開けたりして飛行機の内装についていろいろ学ばせてもらいました。
っと、こんな感じで今月は結構忙しくしていました。 来月はまた半年に一度のシミュレータ訓練があります。 勉強します。
(つづく)
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