今後乗務する予定のエアバス320型機。 なかなか面白い飛行機です。 まだ操縦したことはありませんので実際の操縦感覚はどうなのかは一切わかりませんが、AOM(Aircraft Operating Manual)を読んでいるとなかなか興味深いことが多くあり、なかなか飽きません。
エアバスはボーイングに比べるとオートメーション(自動化)がかなり多用されています。 ボーイング767では手動で操作していたことの多くがエアバスではオートで行われますので、AOMにも「◯◯◯◯ changes to △△△△ automatically」というような表現がよく出てきます。 一方、自動化が進んでいるせいで、システムの中には多くのコンピュータ装置が使われているようです。 それぞれに名前がつけられていて、当然のように略名で呼ばれます。 そのため、聞いたことがない言葉がいっぱい出てきて、その度に略語一覧を参照します。 わかりやすいものは簡単に暗記できますが、今まで見たことのないものや、エアバス独特の呼称などはなかなか頭に残りません。 略語リストには800近くあるようです(すでに知っているものや、一般的なものも含んでの数)。
ご存知の方も多いかもしれませんが、エアバスとボーイングは2大航空機製造メーカーで、競合相手です。 そのせいもあってか、エアバスとボーイングでは同じシステムであっても呼び方が違う場合が多々あります。 例えば、油圧系統システムをボーイングの場合はLeft, Center, Rightと呼びますが、エアバスの場合は色でGreen, Yellow, Blueと分けています。 航行などを司るコンピュータもボーイングではFMC(Flight Management Computer)と呼びますが、エアバスではFMGC(Flight Management and Guidance Computer)と呼び、ほんのちょっと違います。 スイッチ類もボーイングでは前(進行方向)に押し込むとONなのが、エアバスではこの動作ではOFFになります。 ボーイングが数字で1と呼ぶものはエアバスの場合はローマ字でAだったり、ほんとなにからなにまでちょっと違う(笑)。 なかなか面白いですね。
訓練日程がまだ出ていないのでなかなかやる気が続きませんが、訓練が始まる前に勉強できることはなるべくやっておくつもりです。
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僕の住んでいるエリアから橋を渡ってすぐにあるジョン・ドラポー公園。 モントリオールF1グランプリで使われるジル・ヴィルヌーヴサーキットがあるところです。 そこをサイクリングしていると、よく茶色の物体がごそごそ動くのを目にします。 ビーバーかな?と思っていたのですが、先日写真を撮ってネットで調べて見たらマーモットであることが判明しました。 なかなか可愛いやつらです。 ビーバーも見たことがあるのですが、今回は目撃しませんでした。 カナダは都市部であっても野生動物がすぐそこに共存しているのが面白いです。 僕のマンションのバルコニーから今までにリス、たぬき、フクロウ、鷹、などを見たことがあります。
(つづく)
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