昨日の金曜日にまた新たなトレーニングレポートが発行されていましたが、それには僕の名前はないわけで・・・。 ということで、未だに訓練日程は未定です。 この業界らしいといえばらしいです(苦笑)。 このままいくと、8月にはまたequipment bidがあるため、もしかしたらまたそのビッドで書類上の機種変更(実際には訓練が始まる前に機種が変更になること)になる可能性もありますし、もしくはレイオフの可能性も捨て切れません。 困ったものです。 せっかくこれまで楽しくエアバスの操縦手順などの勉強をしてきましたが、正直言ってモチベーションはだだ下がりです(笑)。 いざ訓練日程がわかればそこからフルスピードで勉強し直すようなことは過去にもあったのでなんとかなるとはわかっていますが、モチベーションが下がると罪悪感を感じざるを得ません。
今回のコロナ禍で仕事を失った方や、目標が失われた方は多くいると思います。 僕もその一歩手前であることは間違いありません。 これからどちらに転ぶかは今後の国境封鎖解除、旅客数の回復などにかかっています。 第二波、第三波がやってきて、ワクチンの開発に遅れが出て来ると厳しいことになるでしょう。 そういう時のことも考えて、パイロット以外になにができるかをいろいろ考えてきました。 自分探しの旅(あくまで頭の中だけで)をしている感じです。 YouTuberデビューするか?なんていうのは冗談ですが、世の中のプロ・元プロがYouTubeデビューしているところを見ると、みなさん必死ですよね。 僕も、もしレイオフされればいずれは必死にならざるを得ないわけで、人ごとではないなと思いながら状況を見つめています。 ポジティブに考えれば、今まで自分のことを客観的に分析することはあまりしてこなかったため、良い機会ではあるかなと思います。
それにしても、日本では自粛緩和が進んで多くのショッピング施設やレストランなどが再開されているそうです。 個人的には良い動きだと思っています。 日本はどこかの政治家が言っていたように「民度が高い」ので、ほとんどの方がマスク着用やソーシャルディスタンスなどをしっかり守りますね。 逆に守らないと周りから袋叩きにあう恐怖心があるでしょうから、ある程度第二波を抑えて営業再開できるのではないかと思っています。 一方、こちらカナダ。 日本の基準から見ると誤解を恐れずに言えば民度は日本ほど高くありません。 マスクはしない、距離も保たない。 なのに集まって騒ぐ。 それでも政府は経済を回していかないといけないから営業再開を許可し始めています。 やや怖いですが、こちらはこういう方針ですから、そこに外国人である僕がとやかく言ってもしかたないと思います。 自衛の精神でやっていくしかありません。
そんな状況にあっても、モントリオールは夏が本格化してきてとても綺麗です(笑)。 写真をどうぞ。
前回の投稿に書いたF1サーキット。 このカーブを歴代有名ドライバーが通過したと思うとちょっと感動します。
平日は流石にサイクリストの数は多くないですが、週末などはめちゃくちゃ人が多いです。 しかも結構マジなサイクリストが多いです。
ダウンタウンの観光名所であるVieux Port (オールドポート)。 ここの観覧車の周りには池があり、これからの季節は足こぎボートのレンタルができるようです。 ちなみに、冬季は観覧車の後ろの池がアイスリンクになり、スケートができます。
観覧車がある小島では日光浴を楽しむ人々や家族連れが多く集まります。 とりあえずは三密は避けられている模様(笑)。
F1サーキットがあるジョン・ドラポー公園に行くにはジャック・カルティエ橋を渡ります。この橋は側道があり、徒歩・自転車でも渡れます。
橋からの眺めはとてもよく、僕が好きなスポットの一つです。 橋からダウンタウン方面を眺めると近代的なビル群、古い協会、多くの緑など、いろいろなものが混在しているのがわかります。
ダウンタウンから少し北に行くとモン・ロワイヤルという小高い丘があります。 この丘があるおかげで特有の風景になるように思います。 ケベック州はブリティッシュコロンビア州やアルバータ州西部と比べると圧倒的に平らな土地ですが、モントリオール市内には少しだけこういった起伏がある場所もあって目に優しい風景になっています。
ジャック・カルティエ橋をさらに進むとセントローレンス川を渡ります。 ここからの眺めも素敵です。 時計塔がある港部分はガイドブックにもよく出て来るエリアです。 水の色と時計塔の白が良いコントラストになっています。 ここには先日初めてクジラが出現しました。 あいにくそのクジラは1週間後には死んでしまったようです。
モントリオールの朝焼けは美しいので、早起きをして写真を撮りたくなります。 遠くにはアメリカのバーモント州などにある山々がうっすら見えます。 日本の都市とは違い、比較的規模の大きい都市であっても緑や川がすぐ側にあります。 そういうところが住みやすさに繋がっているように思います。 日本でも郊外に出ればこういうところはありますよね。 なのに仕事や勉強のために東京や大阪の都心に住まざるを得ない方々が多いのではないでしょうか。 当然川や緑はあっても、人工的なものか、またはほんのちょっとだけという場合も多いのでは? 今、もし自分が日本で生活することになったら、都心にアクセスの良い郊外か田舎のほうを選ぶと思います。 昔はそんなことは考えもしませんでした。 大人になったんでしょうね(笑)。
(つづく)
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