コロナによる外出規制が始まった頃に趣味として写真撮影を始めたというのは以前書いたとおりです。 今でもその熱は覚めず、ほぼ毎日カメラを持って外に出ています。 そもそも散歩が好きで、携帯のカメラでパシャパシャよく撮っていたというのもあり、今も特に以前と違ったことをしているという意識はありません。
カメラというのは面白いです。 写真が趣味という人の中にはいろんな種類の人がいるようです。 カメラという機械がそもそも好きな人。 アート好きな人。 記録を残したい人。 人が好きで人物撮影が好きな人など。 カメラはそもそも身近なものですし、誰でも持っているスマホで写真はいくらでも撮れます。 でも、一度本格的なカメラを持つと、携帯のカメラで写真を撮ろうという気持ちには僕はなりません。 携帯のカメラの画質は一眼ミラーレスカメラのそれとは雲泥の差があるからです。 今ではAIなどを駆使したカメラが内蔵されたスマホもありますが、やはり写真を撮るために作られたカメラの吐き出す画像にはもう一歩かなわない印象です。 スマホのカメラと一眼カメラの性能の差は毎年少しずつ小さくなりつつあるのは間違いないとは思います。
この、「写真を撮る」という行為はなかなか面白く、パイロットの道にも共通するものが多いなぁと感じています。 カメラは誰でも始められるし、持っている機材によってはプロの写真のような解像度の画を作ることがいとも簡単にできてしまいます。 でも、それをプロの域に昇華させるのは非常に難しい世界のようです。 そもそもアートというのは人には理解されるのに時間がかかったり、最悪の場合には理解させされない可能性すらある分野です。 これは北米でのパイロット訓練に似ているところがあります。 お金さえあれば誰でも飛行訓練を始められる。 でも、それを生業にするのは非常に難しいのです。 運や能力も必要ですし、タイミングも大事でしょう。 写真というのは最近ではYoutubeなどの動画に押され気味のメディアですので、カメラマンや写真家、フォトグラファーといった職業はこれから需要が減っていくであろう職種です。 パイロットも同様に今後は自動操縦やAIなどがパイロットのポジションに取って代わることも十分考えられます。 こういう分野で活躍しようと思うものはある程度覚悟を持って進んでいく必要がありますね。
お金儲けをしようと思えばパイロットもカメラマンも大変な分野かもしれませんが、あくまでも趣味で楽しむ分にはとても奥の深い趣味になり得ます。 趣味で写真撮影をしても良いし、趣味で飛行機の操縦をしてもよい。 どちらも人生を豊かにしてくれるのは間違いないと思います。 ただし、どちらも気をつけなければいけないのはとてもお金のかかる趣味であることでしょうか(笑)。 でも、趣味はそもそもお金をかけるためのものですよね。 今回のコロナの影響でパイロットの道を諦めざるを得ない人々も少なからずいるはずです。 そんな人でも一度でもパイロットになることを夢見たのであれば、どういう形であってもよいのでいつかは空を飛んでもらいたいと思います。 趣味だっていいじゃないですか。 エアラインパイロットだけがパイロットではありません。 僕がプロじゃなかったら、グライダーとかでのんびりと静かなフライトを楽しみたいかなと思います。 グライダーであれば比較的安価に日本国内でも楽しめるようですし。 どうしてもこうでなければならないという凝り固まった考え方よりも、柔軟に考えて人生を有意義にしたほうがいいですよね。
え〜っと、なんでカメラの話からこんな話になったんでしょう?(笑)
(つづく)
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