昨日になって食器洗い用洗剤が底をつきました。ポンプ式の環境にやさしいタイプの洗剤です。本当に環境に良いのかわかりませんが、そういう謳い文句で売られていて、値段も一般的な洗剤よりも少し高いものです。少しでも自分にできることはやろうなんて善人面をして購入したのはいいものの、この洗剤は油切れが悪くてスポンジの泡立ちも悪いため、普通の洗剤ならポンプ1回で済むところを2回も押すことになります。結局、環境に良くない洗剤の倍の速度で使い切ってしまいました。果たして倍の量を使ったとしてもこの環境に良い洗剤のほうが地球や環境にやさしいかったのかどうか・・・。
コロナ対策も食器洗剤と同じで、経済を回す必要があるからとだらだら生半可な対策を続けるよりも、たとえ短期的には経済に影響を与えるとしても、がつんと効き目のある手段で対策したほうがよい(よかった?)ように思います。
さて、5月が始まりました。僕の生活は特に大きな変化はありません。先月に入ってようやくカナダ政府が航空業界への経済支援策を発表しました。まずは僕が働く会社向けの支援パッケージが発表されました。賛否両論あるようですが、とりあえずは会社が経営破綻する可能性が少なくなったようなので一安心しています。他の航空会社向けの支援策もじわじわと発表されはじめました。今のカナダには経営破綻目前と噂される会社もあり、やはりカナダ政府の支援策発表のタイミングがあまりにも遅すぎたという感が否めません。同じ北米でもアメリカと比べるとワクチン接種率も低いし、ここ1年間で受けた経済的ダメージの大きさも雲泥の差です。
カナダ人はよく隣国アメリカと自国を比較したがりますが、今回のことで『カナダはアメリカには敵わない』という図式が明確になったように感じています。カナダ政府の対応の効果とスピードの非効率さは日本政府の対応が後手後手になっているのとよく似ています。
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さて、カナダのワクチン接種ですが、ここ最近になって少しスピード感が出てきたように感じられます。僕がいるケベック州では僕の年齢だと5月5日から接種予約ができるようになります。予約後、数日後には接種できるようです。個人的にはJ&Jの1回接種タイプのワクチンを接種したいと思っていたのですが、どうも製造工場の品質管理状態に問題があったとのことで、カナダ政府は一時的にJ&Jワクチンの接種を中断しています。血栓の問題で話題のアストラゼネカですが、こちらではアストラゼネカを接種している会場は予約の際に明記されていて、アストラゼネカ以外を接種したいときには他の接種会場を選べば良いようになっています。僕はおそらくファイザーかなと思っています。こちらでは2回目の接種日が明確化されていません。通常は1回目接種後3〜4週間後に2回目を接種するはずですが、ケベック州ではなるべく多くの州民に1回目を接種することに重きを置いていて、2回目は1回目の接種が大部分の州民に行き届いたタイミングで決定されるようです。本当にこんなんでいいのかなとも思います。
ヨーロッパ諸国はワクチン接種を前提に旅行客等の入国を6月から許可するという報道もありますので、いよいよパンデミックの終わりが近づいてきているのかもしれません。そうなるとまた僕が空を飛べる日も近いのかもしれないのでワクワクします。
(つづく)
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