ネットで検索すれば具体的な数字は見つかると思いますのでここでは書きませんが、とりあえずは最悪の事態はなんとか乗り切った印象を受けました。向こうしばらくの経営資金も確保できているようですし、とりあえずは最悪の状態は避けることができるように感じました。ただ、今でも毎日何億円ものお金が固定費などに消えていっています。これからいかに搭乗者数を増やして業績を元どおりに上げていくのかがカギとなりそうです。
今日現在カナダは日本のように入国者全員にPCR検査を義務化していません。原則的に今でも外国人の入国は禁止、カナダ国民や永住者は入国はできても2週間は自宅で自主隔離になります。一方、カナダ国内のコロナウイルス感染者数や死者数がある程度低く抑えられ始めていることから、ヨーロッパや中南米にはカナダからの観光客を14日間の隔離制限なしで受け入れるところも増えています。カナダ人の心理としてはもちろん夏の間にバカンスでいろんなところに旅行にいきたいはず(=フライトの需要はある)ですが、バカンス後にカナダに戻ると14日間は自宅で缶詰にならなければいけないため、気軽に旅行には出かけられない状況(=需要が供給に繋がらない)にあります。
小池都知事の言葉を借りれば、「ウィズコロナ」時代はコロナウイルスとうまく共存することが求められるのでしょう。警戒はしても恐るべきではないとの意見も多く見られます。そういったなか、これから必要なのは人が移動してもウイルス蔓延を助長しないことと、そして万が一移動中にウイルスに感染してもその感染者を早期発見して隔離する仕組みを作ること。そのためにカナダが今やるべきことはまずは日本で行われているような入国者全員にPCR検査を課し、その代わり2週間隔離要請を止めるのがもっとも科学的根拠に基づいた対策のように思います。もちろん、それだけでは隠れ陽性者をすべて囲い込むことは無理なので、なにか他の手段も追加で検討しないといけないと思います。カナダをはじめヨーロッパの主要航空会社はカナダ政府に国境封鎖を解くよう要請を続けているようです。これが叶わないことにはワクチンや有効な治療薬が承認されるまで待っている間に多くの航空会社が経営破綻に追い込まれます。
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先日、久しぶりに空港に行きました。とはいっても仕事ではなく、飛行機を見に行って来ました。 飛行機スポッターをするのは何年振りでしょうか。よく考えればカナダ東海岸に来てからは飛行機を見るためだけに空港に行ったことはほとんどありませんでした。今は時が時ですし、時間もたくさんあるのでふらっと行って来ました。さすがにフライト数はかなり少なかったですが、それでも何機か見ることができて楽しかったですし、ジェット燃料の匂いを久しぶりに嗅ぐことができて自分のルーツを思い出せたような気がしました(笑)。
東海岸の小さな町などに就航している会社のダッシュ8は忙しく飛んでいました。
Air TransatのエアバスA321neo。かっこいい機体です。
我が社の787ドリームライナー。これはスペイン方面に行くフライトのようでした。
今日は雨の日曜日。日曜日はここしばらくはベッド周りの洗濯と掃除機をかける日と決めています。毎日家にいるので、曜日ごとのルーティーンの計画が立てやすくていいですね。飛んでいたときは毎週同じスケジュールということはほぼ不可能なので、今の生活はなかなか新鮮です。
(つづく)
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