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2008-02-17

ビクトリア488日目:「体で感じろ!」。



 今日は天気もなんとかもってくれて、朝10時からフライトを4本こなしました。 

 1本目と3本目はカナダ人の男の子で、今日はストール(失速)からの回復の練習を主にやりました。 この生徒は頭が結構いいようなのですが、いつも理屈ばかりで考えようとします。 飛行機の操縦は理屈も大事ですが、それ以上に飛行機がどういう動きをしているかを体で感じることも大切です。 僕がPPLの訓練を受けていたときには、「Don't think, feel it(頭で考えるな、体で感じろ)!」とよく教官に言われたものです。 今になってその言葉の意味がよく分かるようになりました。 僕の生徒にも体で飛行機の動きを感じとれるようになってもらいたいものです。

 2本目はディスカバリーフライトで、見た目でだいたい30代最初か半ばくらいの男性でした。 今日の写真の手前に写っているGYRN(無線交信では「ゴルフ、ヤンキー、ロミオ、ノーベンバー」と発音します)という赤いセスナ152でビクトリア上空までお連れしました。 僕が日本から来たという話をしたら、袖をめくって立派な龍と鯉の入れ墨を見せてくれました。 なんでも名古屋までいってわざわざ彫ってもらったそうです。 カラフルできれいなタトゥーでした。 このGYRNは最近クラブが追加したセスナ152です。 コクピットの中まで真っ赤で、いかにも70年代製という感じのインテリアです(笑)。 今日初めて飛ばしましたが、しっかりと整備されていてタイトな感じのコントロール感が印象的でしたが、どうも右にロールする傾向にあるように感じました。 もちろん燃料や乗客の体重などによって飛行機のバランスはかわりますが、どうもそれとは違う理由があるように感じました。 それにしてもこの飛行機の登録番号、発音しにくくて仕方ありません! どうやら母音が多いからだそうです。 ネイティブでも言いにくいそうです。

 4本目はナイトレーティングの生徒でした。 ブリーフィングをして、薄暗くなってきてから出発しました。 フライトの前に電話がかかってきて、「乗客をつれていってもいい?」と聞かれたのでOKしました。 彼はもうPPLを持っていますし、今日は初めてのナイトフライトでビクトリアの上空を飛ぶ予定だったので乗客がいても問題ないと判断しました。 生徒が連れてきた彼女と思われるその女性は小型機に乗るのは今回が初めてということでしたが、今夜は気流も穏やかで、生徒の操縦テクニックもまずまずだったので楽しんでもらえたようです。 フライトの途中でGPSや無線機をいじっていたら、触れてはいけないスイッチを入れてしまったようで、しばらく無線が使えなくなってちょっと驚きましたが、無事にビクトリアに戻ってきました。

 今日は教官を始めてから初めてとなる1日4本のフライトをこなしました。 飛行時間はぐんぐん伸びていますのでとても嬉しいのですが、一方で教官になると自分で操縦をすることが殆どなくなります。 教官は飛行機を飛ばすのが仕事ではなく、生徒が操縦できる時間を最大限に作ってあげるのが仕事だそうです。 僕が操縦をするのを見て学ぶよりは、実際に生徒が操縦桿を握り、体を使って覚えるほうが効率は良いそうです。 Flight Instructor Guideによれば、このプロセスは原始人が子供に石斧の作り方を教えたやり方と同じだそうです。 まずは親が自分で斧を作ってみせ、それから指示を与えながら子供に作らせ、次は指示なしで子供が作るのを監督し、最終的には子供が一人で斧を作れるようになります。 


 明日はフライトは3本あります。 うち、1本は先週飛べなかったディスカバリーフライトの男性なので、明日はきっと楽しんでもらえると思います。

 ではまた明日。


(つづく)

2008-02-08

ビクトリア479日目:揺れ。



 今朝はラインクルーの手伝いで朝7時からクラブに行きました。 今日は天気は悪くはないのですが、強風警報がまたまた発令されていて、風がとても強い一日でした。 朝8時からフライトが数本予約されていましたが、殆どが出発を遅らせたかキャンセルしていました。

 午前10時から僕の今日のフライトが始まりました。 1本目はインド人の学生。 VORを使ってのナビゲーションの最終段階をやりました。 タービュランスの影響で高度を保つのがなかなか大変な中、そこそこ上手にできていたと思います。 今日はいつもとは違ってソルトスプリング島のガンジース周辺を飛び、そこから空港に戻ってきました。 いつもとは違うアライバルポイントを飛ぶのも良い経験になると思ってそうしました。

 1本目のフライトの後、昨日作っておいたおにぎりを食べました。 今日はお昼休みがちゃんとありました。

 2本目のフライトもインド人の学生。 彼はもう間もなくCPLのフライトテストなのでアッパーエアワークを中心に練習したいということでしたが、風とタービュランスの影響で高度を下げる練習は今日は危険と判断したので、代わりにサーキットをやりました。 Power-off 180 accuracyというエクササイズです。 風が最高30ノットまで出ていて、サーキット内でもかなりのタービュランスがあって大変でしたが、上手にコントロールできていたと思います。 向かい風が強いと下降する角度が普段よりも急になり、そのおかげで飛行機が地上のどこに到達するかを判断するのが難しくなります(通常よりも滑空距離が短くなります)。 また、風が強いとフラップの使用を制限せざるを得ないので、高度を落とすのは主にスリップというテクニックを使うことになります。 今日はその他の高度を落とす隠れテクニックをいくつか教え、サーキットを1.5時間やりました。 最初はタービュランスで飛行機が振り回されていて少し心地悪い感じではありましたが、10分もすると体がなれ、今度はタービュランスがないと退屈してしまいます(笑)。 慣れってすごいですね。

 3本目のフライトはPPLに取り組んでいる学生。 風が強かったのでIllusion created by drift(風に飛行機が押し流されることによって生じる幻覚)というエクササイズをやりました。 ところが、この学生は揺れなどに遭遇するとすぐに集中力を失ってしまうようです。 普段のスムーズなコンディションであればちゃんとできていることも少しの揺れに遭遇するとできなくなってしまいます。 まだ飛行時間が20時間程度と少ないので仕方ないようには思いますが、これには彼の性格も少なからず影響しているように思います。 これからもしっかりモニターしていかないといけないなぁと思っています。 無線の手順もぎこちなく、いわなければいけないことをしっかりと理解していないようです。 彼のために今夜、無線の手順をまとめたプリントを完成させました。 以前から取り組んでいたものですが、ようやくまとめました。 これを彼に渡してしっかりと自習してもらおうと思います。 

 明日もフライトが3本入っています。 忙しいのはありがたいことです。 夕方からはCPLのグランドスクールで航空法を教えます。 今期のCPLグランドスクールは明日から、僕のレクチャーから始まります。 僕なんかのレクチャーで始まるのがなんとなく申し訳ないです(笑)。 クイズもスライドも準備万端です。 なんとか間に合いました(汗)。

 今日の写真はクラブの横のトランスポートカナダのオフィス前の旗です。 風が強かったのがわかるかと思います。

 ではまた明日。


(つづく)

2008-01-29

ビクトリア469日目:ラインクルーの真似ごと。



 タイトルのとおり、今日はラインクルーの真似事をやってきました。 昨晩は久しぶりに深夜12時までリラックスした時間を過ごして、今朝はだらだらと寝るつもりだったのですが、今日もまたクラブからの電話で目が覚めました。 本当は正午からラインクルーの手伝いをしに来てほしいといわれていたのですが、今日の午前中にラインクルーとして働いていた教官・ジェフが急遽ディスカバリーフライトに出かけないといけなくなったので、それで僕に予定より早く来てラインクルーの仕事を代わってほしいといわれ、イエスマンの僕は今日もNOとは言えず、結局ばたばたと支度をして家を出かけることになりました・・・。 とはいえ、今までよりはぐっすりと眠ることができたので体力はばっちり回復してきましたので問題ありませんでした。

 ラインクルーの仕事は久しぶりだったので、やらなければいけないことを忘れてしまっているかな?とも思いましたが、意外とすんなりとやれました。 ただ、小さな問題が一つ。 僕は教官としてワークパーミットを取得しているので、ラインクルーとしてはお給料がもらえません。 ということで、言ってみればただ働き(?)のような感じになってしまいました。 まあ、仕方ないでしょう。 お世話になっているのでそのくらいは当然かなと思います。 ラインクルーのお給料をもらえるかどうかをマネージャーがCICカナダの人に確認してくれています。 もしOKならラッキー、NGならすんなりあきらめるつもりです。 どうせ他にすることもないし、ジムで筋トレをしていると思えばいいかなと気楽に考えています。 約1トンもあるウェイト(セスナ172の場合)を使ってしかも無料で筋トレできるんだからある意味ラッキーです(笑)。 

 今日はチーフに、日本から飛行訓練に来る生徒がいる場合の扱いについていくつか質問しました。 特に気になっていたのが言語能力(Language Proficiency)証明テストについてです。 今度の3月から、世界民間航空機構(ICAO)の決定に基づいた言語能力証明試験がパイロットに課せられるようになります。 これは過去にパイロットの英語能力不足が原因で起きた航空事故がかなりあるそうで、今後の空の安全を考えて主に国際線を飛ばすパイロットには英語の能力があることを証明するためのテストを受けさせた方がよいのでは?ということになったそうです。 カナダではすべてのパイロットにこの言語能力証明試験が課せられます(ネイティブスピーカーにもこの試験が課せられるという話です)。 詳しい内容については近日リニューアル公開予定のYouHaveControl.netのサイトに掲載するつもりですので、興味がある方はそちらを参考にしてください。 近日中にビクトリアフライングクラブで訓練を開始する予定の方には僕の方から直接メールにて案内させてもらうつもりです。 
 
 今日の写真は携帯のカメラで撮ったので恐ろしい画質ですが、これはPTRの写真です。 VFCでは、担当教官ごとに写真のように色がついたテープを貼ります。 今日、僕の色が決まりました。 僕の色は「青・緑」です。 僕が担当する生徒のPTRにはこの色のテープが貼付けられます。 今はまだ3名ほどしかいませんが、近いうちにもっと多くなっていくようです。 楽しみなような、怖いような・・・(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-12-26

ビクトリア436日目:Happy Holidays。



 皆様、メリークリスマス! カナダでは今日がクリスマスでした。 昨晩は大家が作ってくれた七面鳥をハウスメートのベンと一緒にいただきました。 ビールやワイン、さらには僕が焼いたナンなんかを食べながら楽しい時間を過ごすことができました。 

 ベンと僕には共通点があります。 彼はバイキングエアという会社で飛行機を作っています。 水上飛行機でおなじみのシングル/ツインオッターやビーバーなんかを製造しているそうです。 彼は日本の三菱でも飛行機を作っていたことがあり、名古屋に住んでいたことがあるそうです。 そんなこんなで彼と話をするときには日本のこと、飛行機のこと、カナダのことといろんな話ができます。 もともとベンはトロント出身のマレーシア系なので、ちょっと見は日本のおっちゃんみたいです(笑)。 ベンはクリスマスを家族と過ごすため、今朝5時にトロントに向けて出発していきました。

 今日は大家夫婦も他所にいっているので、家には僕一人でした。 クリスマスだからといって特に変わったことをすることもなく、いつもどおりでした。 朝は友達からの電話で起きたのですが、結局その子ともなにもせず、ずっと家にいました。 ここ最近、毎日のように画像編集ソフト、ウェブ制作ソフトなどと格闘しています。 今日はこのブログサイトのトップバナーを変更しました。 これも画像編集ソフトを使っていろいろやって作ってみました。 きっとプロの方から見たら突っ込みどころがたくさんあるでしょうが、所詮アマチュアの僕には今の時点ではこの程度が精一杯です。 でも、少しずつ使い方を学んでいくと結構楽しいです。 

今日のシドニーは、正月の日本のように静かでした。 皆昨晩は遅くまでパーティーでもして、今朝はだらだらと寝ていたんではないかと思います。 日本だったら年末年始はクリスマスから1月の最初までお休みが多いですが、こちらでは明日からまた仕事という人もいるそうです。 お正月も元旦と2日だけがお休みで、3日から仕事というところが多いようです。 これも文化の違いですね。 

「メリークリスマス」と冒頭に書きましたが、これは当然キリスト教の方にはこれでいいでしょうが、その他の宗教を信じている人にはこれはふさわしくないフレーズだそうです。 以前僕が働いていた大学にいたカナダ人の先生に「メリークリスマス」と言ったら、「僕はユダヤ教徒だから」といわれたことをよく覚えています。 よく考えてみれば、キリスト教徒以外にとっては12月25日っていう日はあまり意味を持たないんじゃないかと思います。 もちろん、あんまり宗教的なことは考えずにこのフレーズを慣習的に使う人はたくさんいますし、それが悪いとは僕は思いませんが、カナダやアメリカでは政治的に正しく言うために「Happy holidays」と言います。 ということで、皆さん、Happy holidays!

今年の年末は、先月お邪魔したバンクーバーのYさんのお宅に再びお邪魔して、一緒に年越しをさせていただくことになりました。 昨年の年末は一人でカウントダウンをしてました(笑)から、それに比べたら比較にならないくらい楽しい時間になると思います。 今からとても楽しみです。

年内にもう一回はブログを更新しようと思っています。 そこで今年を振り返っての総まとめと来年への意気込みを発表するつもりです。 え、別に聞きたくないですか?(笑)


それではまた。


(つづく)

2007-12-01

ビクトリア411日目:図画工作。



 今日は午前中バイトに行ってきました。 今朝は車のガラスがめちゃくちゃ凍り付いていました。 最低気温はマイナス3度ということで、いろんなところで凍結が見られました。 飛行機も例外ではありません。 昨晩ナイトフライトをしたと思われるセスナ152が1機、ランプに取り残されていました。 案の定、翼をはじめ、機体のあらゆるところが凍結していました。 まずはハンガーの中の飛行機をすべて外に出し、それからその凍結があった飛行機をハンガーに入れ、氷を融かすde-icing fluidという液体を翼などに吹きかけて氷を溶かしました。 凍結した状態で飛行機を飛ばすことは航空力学上の理由でとても危険です。 さらに、氷を融かさずにフライトすると航空法違反にもなります。 安全のための法律だと思います。 凍結がある飛行機をハンガーに入れると、ハンガー内は外よりも気温が高いし風がないのであっという間に氷は融けてしまいます。 そうしている間に、ほんの30分前に外に出した飛行機の翼にはうっすらと氷の膜が張り始めるではないですか。 まさにいたちごっこ状態です(笑)。 今日はたくさんの飛行機にde-icing fluidをかけました。 ただでさえ天気がよくてフライトの数が多くて忙しいかったので参りました(笑)。
 今日のバイト中、アシスタントチーフのマーセルが現れて、「お願いがあるんだけど」と言ってきました。 彼がこのフレーズを言うときはだいたい無理難題を課してくるときです(笑)。 明日、明後日にビクトリアでは最高25cmの積雪が予想されています。 そのため、余っている木材で雪かき用の簡易ショベル(スコップ)を作れというのです。 簡単な図を紙に書いてもらいましたが、聞いたことがない言葉がぽんぽんと出てくるのでちょっと戸惑ってしまいました。 幸い、去年だれかが作ったショベルがあったので、それを参考に道具部屋に籠って作ってみました。 糸ノコとのこぎりで材木を切り、ねじで固定し、テープを巻いて出来上がりです。 予想よりも上手にできましたが、果たして雪に耐えれるかどうかは分かりません(笑)。 とりあえずはマーセルに合格点をもらったのでよかったです。 あとはトラクターの先端にこれまた鉄製の大きなショベルを取り付け、プラウワーという路面の雪を吹き飛ばすローラーみたいなのの試運転もし、これで雪対策はばっちりのはずです。 果たしてどれくらいの雪が降るのか。 楽しみです。 ちなみに積雪警報が発令されています。
 バイトの後でサイクリングに行ってきました。 体は疲れていましたが、1時間だけLSDの心拍で走ってきました。 ちょうど20キロ走りました。 心拍を固定して走るので全然スピードが出せません。 これが運動を続けて体が慣れてくると同じ心拍数でも速い速度(高い負荷)で走れるようになります。 っというのが理論上の話です(笑)。

 明日はクラブで「Down But Not Out」というタイトルの講演会があります。 Down墜落Out死亡ということです。 「墜落しても死なない」というのが和訳になるでしょうか。 航空救助隊の現役隊員がカナダでの探索救助の現状やサバイバルテクニックなどを教えてくれるそうです。 明日はその講演を聞いてこようと思っています。 ビデオに録画できないか試そうかと思っています。 あとはグランドスクールの配布資料も作らなければいけません。 あっという間に明日から12月です。 あんまり時間がありません。

 今日の写真はいつも空港に停まっているピューロレーターという物流会社のボーイング727です。 いつもはピューロレーターのロゴのペイントなのですが、おとといだけ真っ白のペイントになっていました。 新しい塗装を施すための下地かも知れません。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-25

ビクトリア405日目:プチ。



 今日、ようやくグランドスクールのためのスライドの枠組みが出来上がりました。 全部でスライドの数が150枚ほどになりました。 これを2日に分けて披露することになります。 1日75枚、1枚に1分の時間をかけて75分、2分で150分ですか。 果たして何分かかるのやら。 1回のグランドスクールは午後7時から10時までとたっぷり時間があるのでタイムオーバーになることは多分ないでしょう。 それよりも生徒達の集中力が切れることのほうが懸念されます。 僕自身の集中力が切れないかどうかも不安です(笑)。 明日からは少しずつ写真を入れていったり、構成を考え直したりする予定です。
 今日は土曜日で、特に予定もなかったので、なにか今しか出来ないことをと思い、「プチ断食」をすることにしました。 断食とはいっても1日だけの「プチ」バージョンです。 1日目(今日)に食を少しずつ減らし、2日目は丸一日水と野菜ジュースのみ、3日目にまた少しずつ普段の量に食を戻すという感じです。 今日はその一日目。 僕はやせの大食いでいつも馬鹿食いをするので、これを機に少し食事の量を整えたいという願望があります。 間食もするし飲酒もするではいつか体が悲鳴をあげるでしょう。 ということで、今まで興味はあったけど出来ずにいた断食を1日だけやってみることにしました。 決してダイエット目的ではありません(笑)。 むしろ自分への挑戦です。 でも無理はするつもりはなく、しんどくなったら普通に食べようと思います。
 「断食」は英語で「fasting」と言います。 朝食のことを英語で「ブレックファスト」(breakfast)といいますが、それは前日の夕食後からの断食(fast)を中断する(break)食事のことだからそういうそうです。 これは僕が中学生のときに英語の先生から教えてもらった話です。 10年以上経ってまたこの話を思い出しました。 英語のまめ知識でした(笑)。
 明日はなにをしようか・・・。 なにも食べれないとなると時間を持て余してしまいそうです。 僕のベッドの下のお菓子箱の中には好物のキットカットが、チョコレートが、スナック菓子が眠っています。 いつでも手が届いてしまいそうです。

 今日の写真はリロエットに行く途中で僕の前を走っていたトラックです。 KOMATSUのショベルカーかなにかを載せていました。 僕が以前働いていた大学のすぐ横がKOMATSUの工場だったので、まさかそこから運ばれてきたのかな〜なんて思いながら見つめていました。

 ではまた明日。


(つづく)


2007-11-16

ビクトリア396日目:プロジェクター。



 今日はクラブに行き、クラブが所有しているビデオプロジェクターを使わせてもらいました。 僕のマックをプロジェクターにつなぐにはmini-DVというプラグをVGAに変換するアダプタが必要なので、マックをつなぐことはできませんでしたが、とりあえずどんな感じかを見せてもらいました。 なかなか使いやすそうですし、明かりもしっかりしていたのでグランドスクールはスライドを使うことに決定しました。
 この「スライド」。 どうしても英語だと「パワーポイント」という言葉が先に出てきてしまいます。 ご存知の通りマイクロソフト社のPowerPointというソフト名から由来する通称ですが、僕はパワーポイントではなくアップルのKeynoteというソフトを今回初めて使う予定です。 パワーポイントでは表現できないシンプルでセンスのよいスライドが作れるようです。 いろんな便利な機能もあるようなので、これを駆使してやってみようと思います。
 夕方には電気屋で変換アダプタを買ってきました。 純正なら40ドルもするところをサードパーティー製で19ドルで買えました。 ところが、店を出た瞬間に間違った種類のプラグを買ったことに気がつきました(汗)。 なのですぐに店に戻ってカスタマーサービスで返品・交換してもらいました。 おっちょこちょいにもほどがあるぞという感じで恥ずかしかったです。
 今夜はレクレーションセンターのプールに行こうと思いましたが、どうも頭が痛いので止めておきました。 風邪でないことを祈りながら今夜は早く寝ようと思います・・・。

 今日の写真はセスナ152の車輪です。 オレンジ色のものが車輪止め(チョック)です。 木製の手作りチョックです。 木製なので、雨が降ると水に浮いてしまって微妙に移動してしまいます。 できれば金属製のチョックがいいと思いますが、飛行機に積んで持ち歩くときのことを考えると重量や扱いの面ではやはりプラスチックや木製のほうがよいように思います。 今回のトピックとは関係ありませんが、よく見ると車輪の軸ってめちゃくちゃ細いですよね。 これで着陸の衝撃を吸収できているというのが未だに信じられません(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-15

ビクトリア395日目:”Yen”があれば・・・。



 今日は午前中にバイトに行ってきました。 今朝は風は強かったものの、飛べないことはない程度の風だったので飛行機をすべてハンガーから出したら、次から次へとフライトがキャンセルされて、結局また数機ハンガーに戻しました。 無駄骨を折った形になりました(笑)。
 午後からは少し休憩をして、夕方からビクトリアのスタバに行って勉強をしてきました。 グランドスクールの準備をしようと思っていったのですが、1時間くらい経ったところでクラブで知り合った子がたまたま通りかかって、それから話をし始めたらあっという間に夜中になってしまいました。 今、既に午前1時です。 また夜型生活が始まってしまいそうで怖いです。

 今日の写真はクラブの中で見つけた1946年のメンバー募集広告です。 「もしYenがあるならビクトリアフライングクラブへ」とかかれていてたので、「もしかして敗戦国を小馬鹿にしているのかな?」なんて心配しながらクラブのカナダ人に聞いてみたら、「Yen」という言葉には「(日本)円」という意味の他にも「熱意」とか「あこがれ」という意味があるということを教えてくれました。 よく見ると、Yen to learn to flyと書かれているので、「空を飛ぶことにあこがれを抱いているのならビクトリアフライングクラブへ!」というふうなメッセージのようです。 ちなみにこのポスターには「Victoria Flying Club, Inc.」と書かれていますが、今はビクトリアフライングクラブはNon-profit(非営利)の団体となっています。

 では眠いのでこの辺で。 

 また明日。


(つづく)

2007-10-30

ビクトリア379日目:がっかり。



 今日は午前中にコンピューターをいじっていたらあっという間にお昼になってしまいました。 お昼過ぎからは大家のブライアンがビクトリアまでボートのトレーラーを見に行くから一緒に来ないかと誘われて出かけました。 ちょうど出かける前にブライアンが「お前が待ちかねていたもの(つまりビザ)が届いたぞ!」というので封筒を受け取ってみてみたらビザではなくてトランスポートカナダから届いたライセンスでした(笑)。 それが今日の写真です。 本当ならもちろんうれしいのですが、今欲しいのは新しいライセンスでなくてビザです! ということで、ちょっとがっかりしましたが、ライセンスに「Class 4 Instructor Rating」という言葉が入ったのがちょっとだけうれしいです。 今回の免許から「Language Proficiency - English(言語運用能力ー英語)」という言葉が入るようになったことに気がつきました。 近いうちに外国人パイロットには英語能力試験の受験が義務づけられるという話をだいぶ前から聞いていますが、その影響でこの文言が追加されたんだと思います。 既にライセンスを保持している人は英語能力があると見なされるのだと思います。 実際にどのような試験が課されるのか興味があります。
 ビクトリアでボートのトレーラーを見てから、ダウンタウンで下ろしてもらいました。 久しぶりにビクトリアのカフェにいったり、MEC(アウトドアストア)にいったりしました。 以前に行ったファンタンアレー(チャイナタウンにある狭い通り)にも行ってきました。 写真を撮ったので明日にでも載せるつもりです。 結局なにも買いませんでしたが、よい気分転換になりました。 久しぶりにバスに乗って帰ってきました。 ビクトリアは本当に若者が多くてびっくりです(笑)。 いつも平均年齢が高いシドニーの町に住んでいるからそう思います。

 明日は朝はバイトで、午後からは自転車に乗ろうかと思っています。 今週末の本土旅行に向けていろんな方にメール連絡をさせてもらっています。 なるべく多くの方々とお会いしたいと思っています。 今のところ、金曜日に出発し、本土のモーテルまたは車中で一泊、その後チリワック・ホープ方面に向かい、フレーザー川を北上して以前行ったリロエットまで行き、そこから西に向かってスクウォミッシュ、ウィスラー、ハウサウンド方面に抜けてバンクーバーに戻ってくるつもりです。 車はすこぶる快調なので長いドライブが楽しみです。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-07

ビクトリア356日目:知らず知らずに。



 今日は朝からあいにくの天気で、午前10時から予定していたR君とのフライトも、12時から予定していた自分自身のフライトもキャンセルとなりました。 今朝起きてすぐに聞いたATISでは雲低は5000ftはあり、視界もそれほど悪くなかったのですが、温暖前線が近づいて来ていて、教科書通りに次第に雲低が下がって来て、雨がしとしとと降り続くという天気になりました。
 今朝はまずレッスンプランのリビューを行ない、それから10時にクラブに行きました。 クラブでもとりあえずレビューをやって、それからはフライト中の指導の練習のために久しぶりにハンガーフライトを行ないました。 エンジンをかけない飛行機の中はさすがに少し寒かったですが、実際にスロットルやカーブ(キャブレター)ヒートのノブ、ミクスチャコントロールノブなどを操作して、操縦桿を触りながらイメトレを行なうと効率よく練習ができましたし、実際のフライトのような感じでシミュレーションできたので有意義でした。 
 昼ご飯はクラブ内のダコタカフェでR君と食事を食べました。 珍しく完食できませんでした。 体調が100%でないから食欲がいつもほどなかったのかも知れません。 食事の終わりくらいに、最近教官になったマイク、クラブのディスパッチャーのブライアン、そしてチーフインストラクターのグラムが次々とカフェにやってきました。 そこで僕が今までに間違って言った「英語の表現」についての話になりました。 教官の訓練では、正しい言葉使いまで学びます。 スラングや、間違った表現を使うと学生が混乱するからです。 僕は今までに6つの基本となる計器のことを「six packs」と表現したことがあります。 Six packsはこちらでは6本1組のビールのことを指します(他には6つに割れた腹筋のことも指します)。 あとは、フラップを下げることを「dump the flaps」と言ったこともあります。 dumpはダンプカーのダンプと同じ語源で、「落っことす」という意味のスラングに近い表現です。 どちらも僕がPPLをやっていた時の教官が言っていた表現で、知らない間にこういう言葉を彼から覚えてしまっていたようです。 今では笑い話のネタにされますが、Transport Canadaの試験官の前ではこういう表現は使うなよ!とチーフに注意されています(笑)。 よく、両親が使っている汚い言葉を知らず知らずのうちに子供が覚えてしまうという話がありますが、僕の場合もそれとまったく同じです。 無意識というのは怖いですね・・・。

食事の後もまたハンガーフライトをやりました。 途中でマイクによる邪魔が入りました(笑)。 突然機体が揺れ出すので、「突風でも吹いて来たのかな?」と思っていたら、飛行機の尾翼の下に隠れてマイクが飛行機を揺らしていました(笑)。 マイクがフライトテストを受けた時の話などをいろいろ教えてもらいました。 他にも、ボナンザを所有するジョンやラインクルーのジョージなどがこぞって邪魔をしに来ましたが、つまらない話のおかげでよい息抜きができました。 小休止のあとはまたコクピットに戻って、ぬるくなったコーヒーをすすりながらシミュレーションを行ないました。 コクピット内では一人で喋り続けながら操縦桿を押したりひいたりしていたので、意外と疲れました。
 
 明日は午前中にバイトがあります。 午後から天気が良ければフライトしてこようと思います。 すべてのマニューバーをある程度自信をもって行なうことができるようになるまで、残された時間を有効に使って練習に励む予定です。
 
 今日の写真は僕の家の前の風景です。 寒暖の差が大きくなってきて、紅葉が一気に進んだように思います。 枯葉が舞落ちる季節はマウンテンバイクでさくさく・ふわふわトレイルを駆け巡るのが最高に楽しいのですが、今はとりあえずそんな時間的・気持ち的余裕はありません(汗)。 日本のトレイルは今、最高のシーズンを迎えているはず・・・。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-02

ビクトリア351日目:久々のフライト。



 今日は久しぶりにデュアルフライトをしてきました。 今日はビクトリア上空で計器飛行の教え方のデモをやり、それからVORと呼ばれる無線ナビゲーションシステムの使い方の説明を受けました。 計器飛行のインストラクションのデモの準備をするように指示を受けていなかったのでちょっと焦りましたが、なんとか出来ました。 最近はチーフがフードと呼ばれる視界を遮る帽子のようなものを付けて学生役をよくやってくれます。 訓練が終わって空港に戻る時間になると、チーフはフードをかぶり、僕が飛ぶ方向を指示したり、上昇や降下を指示して空港まで導きます。 これが結構難しい・・・。 自分が操縦していたのであれば、ちょっとした方向の変更は無意識にやってしまいますが、口頭で指示するとなると的確な指示を出す必要があります。 今日は10日ぶりくらいのフライトということもあって少しぎこちない指導になったように思います。 明日は久しぶりにセスナ172を使ってADFとGPSを使ったナビゲーションの教え方を学ぶ予定です。 僕が嫌いなZXPというC-172です(笑)。
 午前中の訓練は10時頃に終わりました。 残りの午前中の時間はスターバックスに行き、すべてのレッスンプランの指導方法の見直し・暗記に時間を費やしました。 だいたいの流れを掴むことは出来て来ているので、あとはスムーズに口頭指示を出し、練習の順序を間違えなければ問題ないと思います。 
 午後からは指導内容をすべて文書にする作業を始めました。 英語で指示を出すにはある程度の言い回しを暗記しておく必要があると感じています。 言いたいことは分かっていても、それを英語で、かつ分かりやすく、さらにはそれをとっさに言うというのは時として難しいことがあります。 そのための、いわば「台本」のようなものを作ってみようかと思っています。 台詞を丸暗記してしまえば、あとはそれを状況に応じて的確に発言するだけになります。 果たしてこれが効果的なのかどうかは分かりませんが、今の僕には効果がありそうなものをすべて試してみるしかありません。 自分が英語を勉強しはじめた中学生のころのようにとりあえず同じ文章を繰り返し繰り返し音読してみるというプロセスで体に覚え込ませてしまおうかと思っています。

 今日の写真はクラブに停まっていた飛行機です。 へんてこな形です。 いわゆる「カナード」というスタイルの飛行機で、主翼が後ろについています。 プロペラも後ろにあり、セスナのような「トラクター(ひっぱる)型」ではなく、「プッシャー(押す)型」と呼ばれるスタイルです。 たしか桂文珍が所有する飛行機もこんな形だったように記憶しています。 

 明日も10時から訓練です。 ラインのバイトは週末までないのでこれからは訓練と勉強に集中できそうなのでちょっとうれしいです。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-12

ビクトリア300日目:今後の予定。



 今日も朝から曇り空でした。 そのせいもあってか、気温はお昼の時点で16度くらいでした。 久しぶりに長袖と長ズボンでないと少し肌寒い気候でした。 ここ最近気温があまり上がらない日が続いています。 このまま秋になっちゃうんじゃないかな〜と思い始めました。
 午前中はCPLの筆記試験のときに作成したフラッシュカード(単語カード)を使ってCPLの知識を復習しました。 CPLの筆記試験は、(1) Air Law(航空法)、(2) Meteorology(天気)、(3) Navigation、(4)Aeronautics-General (一般知識)という4セクションに分かれています。 それぞれのセクションで60%以上の正答率と、総合で60%以上の正答率が合格の基準になっています。 IRの筆記試験には天気やナビゲーションというセクションはありません。 あるのは、(1) Training Procedures(訓練の手順)、(2)Administration and Licensing Procedures(事務手続きと免許発行手続き)、(3) Aeronautical Knowledge(一般知識)の3セクションです。 つまり、天気やナビゲーションについては特別なセクションが割かれておらず、その結果それらに特化した質問は出ないようです。 実際、マイクの話では天気などについての質問はなかったそうです。 天気はパイロットには欠かせない知識です。 そのため、CPLレベルとなると結構細かい知識が要求されます。 それがIRの試験にはないのはラッキーです(笑)。
 午後からはバイトでした。 クラブに行くと、マイクが教官の制服を着て、ネームタグを付けていました。 そうです、彼は無事にIRのフライトテストに合格したのです! あんなにハードスケジュールだったのにちゃんとこなしてしまう彼は尊敬できます。 フライトテストについていろいろ聞きましたが、結構シンプルで簡単だったそうです。 「君も絶対問題ない!」と激励を受けました。 それにしても、マイクはあっという間に教官になってしまったように思います。 僕はというと、グラムのスケジュールの関係で少し訓練期間がずれ込みそうです。 本当は今月末にフライトテストの予定でしたが、今日ブッキングを確認してみたら、来月中まで予約が入っていました。 グラムはこれからしばらくクオリカンビーチでフライトテストを集中的にやる仕事が入っているらしく、そのためにしばらくビクトリアにはいないようです。 そのため、予定が少しずれることになりそうです(汗)。 ということで、新しい予定では9月の中旬にはフライトテストの用意ができる予定です。 この勢いでいくと、筆記試験は今月末から来月の初旬となりそうです。 僕の学生ビザは10月の中旬まで有効なので、それまでにはすべてを終わらせることができそうです。 今日のタイトルからも分かるとおり、今日で日本を離れて300日が経ちました。 約10ヶ月ですね。 学生時代の留学は約10ヶ月、PPLを取りにカナダに来た時で約半年でした。 今回の滞在が1番長い海外滞在になることは間違いありません。
 今日はバイトの終わりに初めてde-fuel(ディフュール)をやってみました。 fuelは動詞になると「燃料を補給する」という意味になります。 de-fuelはその反対で、「燃料を抜き取る」ことを指します。 明日飛行機を使うパイロットから「1/2 tanks (満タンの半分の燃料)」というリクエストが入っていました。 ですが、その飛行機にはすでに3/4 tanks (満タンの4分の3)」の燃料が入っていました。 そのため、defueling pumpを使って燃料を抜き取る作業をしました。 初めてやりましたが結構簡単でした。 忙しくない時間帯にゆっくりできたので問題ありませんでした。 約40リットルもの燃料を抜き取りました。 5000円近い燃料が無駄になってしまいました・・・。
 
 明日も午後からバイトです。 明日はアボツフォードのエアショーのメインイベントがある日だそうです。 本当は行きたかったですが、時間的に無理っぽいです。 なので、来年行こうと思います(ビクトリアにいればの話ですが・・・笑)。 午前中は、今日、教官からIRの問題集を借りて来たので、それを解いてみようかと思います。 

 今日の写真はクラブの152です。 よく見るとわかりますが、ウィンドシールド(風防ガラス)がありません。 どうしたのかと思って聞いたら、メカニックの兄ちゃんが燃料タンク(翼の中にあります)の作業をしていたときに、風防に体重の一部がかかって、そのせいで風防が割れてしまったそうです(笑)。 新しい風防は恐らく20万近くはするんではないかという噂です。 給料から天引きでしょうか?(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-08

ビクトリア296日目:再びテストフライト。



 今日は久しぶりの曇り空になりました。 雲は3000ft辺りでbroken (空の5/8~7/8を雲が覆っている状態)でした。 
 今朝はIRの筆記試験のサンプルテストを解きました。 一度集中力が高まると時間が経つのを忘れてしまいます。 今日もテストを解くのに2時間近くかけましたが、あっという間に時間が経ってしまった感じがしました。
 サンプルテストを解き終えて、間違った問題をFrom The Ground UpやFlight Training Manual, Advanced Pilot's Training Handbook等で確認していると電話がなりました。 電話に出るとクラブのチーフインストラクターのグラムからでした。 「今日はバイトに来るかい?」と聞かれ、「いいえ、今日はバイトは入っていません」というと、「いやね、またテストフライトに行って来てほしいんだけど」っと、またもやミッションの指令が入りました(笑)。 今日は機体登録記号(=Aircraft Ident.)「UZR」のC-152のテストフライトに行く事になりました。 グラム曰く、UZRを昨日飛ばした人が離陸直前や飛行中に時々機体を叩くような異音がしたということを報告してきたそうです。 それがJourney Logbookにログされたので、それをクラブのメカニックが確認したのですが、特に異常は見つからなかったそうです(グラムの予想では、シートベルトの端がドアの外にはみ出していて、それが機体を叩いていたんではないかということでした)。 地上で異常はなくともテストフライトをしてフライト中にも問題がないことを確認しないといけないということで、暇そうにしていた僕にお声がかかりました(笑)。 今日はメカニックのゲーリーを横に乗せてフライトに出かけました。 天気はあいにくシーリングが2500ft以下にまで下がって来ていたので、2000ftをリクエストしてローカルサウス(ビクトリア市上空)方面に向かいました。 途中でターンをし、速度を上げたり落としたりしていろんな状態でフライトしましたが特に異音は聞こえてきませんでした。 空港に戻り、タッチアンドゴーを1度だけやって着陸となりました。 フライトテストの結果は今日もsatisfactory(問題なし)。 ジャーニーログブックに「Test flight satisfactory」と書いて、サインをしてライセンスナンバーを書き込んで任務完了となりました。 今日は0.6時間のフライトを楽しませてもらいました。 もちろんフライト代はクラブ持ちです(嬉)。 今日は風が久しぶりに強くて、着陸の時でgustが22ノットほど出ていたようです。 そこそこのクロスウィンドでしたが、乗客を乗せているプレッシャーに負ける事なく綺麗に着陸できたのでよかったです。 いつもはあまり話す機会がないメカニックのゲーリーとも少しだけおしゃべりをできてよかったと思います。 
 フライトから戻って昼ご飯を食べ、勉強を少しして、30分だけ仮眠を取ってから友達にあいにいきました。 友達のMさんは明後日日本に帰るということで、その前にシドニーに来たいということでした。 シドニー周辺を少しドライブして、カフェでおしゃべりをした後で、一緒にウォルマートとフェアウェイ(スーパー)に行ってきました。 ビクトリアのフェアウェイにはアジア食材がとてもたくさん取り揃えられていてちょっと驚きました。 インスタントカップ麺の種類には圧倒されました。 今日は焼きそば用の麺や即席麺、中華スープの素なんかを買い込みました。 これでまた料理の幅が広がりそうです。 ビクトリアにはシドニーにはないものが結構あるということを改めて思いました。 いずれはビクトリアに引っ越すのも悪くないかな〜なんて思い始めています(でも空港から遠くなるのはどうかな?とも思っています)。

 明日も訓練はないので引き続き勉強をする予定です。 明日は天気が回復するようなのでうれしいです。

 今日の写真はこの前空港に飛来したカナダ軍のジェット機です。 なんでも空母艦載機だそうです。 そのため、空母に着艦するのを模したタッチアンドゴーを2回やってからフルストップしていました。 アフターバーナーを使って離陸するのでものすごい音がしますが、高度を上げるとアフターバーナーを切るのでいきなり静かになります。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-07-27

ビクトリア284日目:瞳孔が開きっぱなし。



 今日は午前中からビクトリアにある眼科に行ってきました。 そこは以前行った眼科に紹介された眼科です。 シェルボンヌという通りにあるクリニックでした。 以前に行ったクリニックで紹介状をもらったのですが、それには「瞳孔を開きますので車では来ないでください」と書かれていました。 どうせ大した事はないだろうと思って車で行こうと思っていたのですが、なにかあると困るので結局バスで行きました。 
 久しぶりに乗ったバスはなかなか新鮮でした。 車内はクーラーが入っていました。 以前乗ったときは暖房が入っていたような気がします。 季節の移り変わりをバスで感じました。
 クリニックについたら問診票に必要事項を記入して、しばらくしたら診察室に通されました。 対応してくれたのは眼科医のアシスタントの女性でした。 コンタクトを外して、まずは視力検査。 そして目の精密検査。 その後で点眼麻酔をされ、さらに瞳孔を開く目薬をさされました。 それからは待合室でちょっと待つように言われました。
 待合室で待っていると、まぶたがどんどん重くなってきます(汗)。 そして、時間が経つにつれて視界がぼや〜っとしてきました。 さらには光がとてもまぶしく感じられ、外がだんだんまぶしすぎてみれなくなってきました。 結構待ったあと、ようやく眼科医が登場。 まずは以前と同じように目の中にある管にチューブかなにかを入れて生理食塩水を通してブロックを確認。「This will not be comfortable(不快に感じると思います)」と言いながら医者はぐりぐりと目の中の管にチューブかなにかを突っ込みます。 これがめちゃくちゃ痛かったです(涙)。 「This will be painful(痛いですよ)」と素直に言ってもらいたかったです(笑)。 結局、目の中の管は完全に塞がっているわけではないので、2ヶ月ほど抗生物質を点眼して様子を見ましょうということになりました。 これまでで3ヶ月が経過している上にまた2ヶ月待てということです・・・。 日本ではこんな事あり得ないですよね。 とりあえず、2ヶ月後にまた診察を受けて、手術をするかどうかを決めるそうです。 手術なんてことになったら困るので、点眼で何とか治したいものです。 
 診察が終わって帰路についたわけですが、外はめちゃくちゃまぶしくて、サングラスをかけていてもまぶしすぎるくらいでした(室内でサングラス、でちょうどくらいでした)。 さらには近いものに目がフォーカスできなくなっていることに気がつきました。 時間を見ようと思って腕時計を見ても時間が分かりません。 バスの時刻表も読めません(笑)。 困ったものでした。 それでもなんとかバスに乗って家に帰ってきましたが、それからしばらくはなんにもできませんでした。
 シドニーに戻ってきてから薬局に行き、眼科医でもらった処方箋をもって目薬を買いにいきました。 これが僕にとって海外で初めてとなる処方薬です。 目薬の入れ物に僕の名前や医者の名前なんかが書かれています。 今までよく見かけてきたあれです。 薬は保険が効かないので高いかな〜と思っていたら、25ドルで済みました(安心)。
 その後、数時間してようやく目が普通に戻ってきたので図書館に行って勉強をしてきました。 夕方になって家に戻ってきて、ツールドフランスをテレビで見て、それからまた勉強をしました。 そして、クラブで訓練を受けているR君から電話があったので少しだけシドニーやら海辺やらを一緒にぶらぶらと散策しました。 今日行ったColes Bayはとても穏やかでいい感じの場所でした。 短いトレイルを歩いたのもとても気持ちがよかったです。 時間があればハイキングなんかに行きたいんですが、その時間がなかなかありません(涙)。

 明日は友達を遊覧飛行に連れて行く予定です。 それまでは勉強をしようと思います。

 写真は300NMの時のクランブルック周辺の山ですが、最近の気温ではきっと雪もだいぶ減ってきているんだろうな〜と思います。 また行ってみたいですが、しばらくは長いクロカンフライトはすることもないと思いますので残念です。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-07-05

ビクトリア262日目:療養。



 今日は一日薬を飲んでおとなしく寝ていました。 おかげで熱は下がって楽になりました。 以前になったように頭がぼ〜っと重いような感じがしますが、多分そんなにひどくはないと思います。 今夜も早めに寝て、明日のフライト、そしてその後のバイトに備えようと思います。 明日は水平飛行や様々な飛行姿勢のレッスンの進め方を教えてもらいます。 果たしてフライト中にメモは取れるのか?! どうなるか楽しみです。
 今日の写真は先週くらいに見かけた巨大なHalo Effect(ハロー現象)です。 丸い輪が見えますが、これはカメラのせいではなくて、本当に肉眼で見ることができた輪です。 上空に水分が流れ込んでくると光の具合でこういう輪が出ることがあると聞いたことがあります。 この写真を取った次の日にはそのセオリー通りに雨が降るぐずついた天気になりました。 

 フライトとは関係ないのですが、最近気がついた英語の面白い(?)話をいくつか。

  1. カナダではZは「ゼット」と発音する。 アメリカでは「ズィー」ですね(カタカナにするのは難しいですが)。
  2. カナダではherbを「ハーブ」と発音する。 アメリカでは「アーブ」と発音すると習ったと思います(個人差や地域差があるかも知れませんが)。
  3. カナダでは車のボンネットをそのまま「bonnet」と言う。 アメリカでは「hood」と言うと思います。

 っと、以上の例からも分かるように、日本で教えられている英語は極端にアメリカ英語に傾倒していると思います。 アメリカ英語に慣れていない人のほうがカナダ英語に早く順応できるんじゃないかと思います。 他にもちょっとした英語の違いを感じることがあります。

 また別の話ですが、川崎重工業が自衛隊に納入するための哨戒機と輸送機を製造しているそうです。 ちなみに哨戒機とは潜水艦を探すために特化された飛行機なんだそうです(今日初めて知りました)。 さらには三菱がMRJ(Mitsubishi Regional Jet)という小型ジェット機の製造を模索しているというニュースも最近になってありました。 ホンダがHonda Jetを製造したりと、日本の技術が世界の空を飛ぶことが現実味を帯びてきたことをうれしく思っているのは僕だけではないと思います。 

 では今日はこの辺で。


(つづく)