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2008-02-03

ビクトリア474日目:ウィングズバンケット。



 今日は午前中に2本フライトがあったのですが、天気があまり良くなかったので最初の1本目はキャンセルしました。 2本目はサーキットを飛ぶだけの60-day checkフライトだったので、サーキットを1時間弱やりました。 今日飛んだ生徒はナイトレーティングやCPLに興味があるということで、これから一緒に飛ぶことになりました。 フライトの後で教官のマイクから別の生徒を一人紹介され、彼もナイトレーティングを取りたいということで、彼ともこれから飛ぶことになりました。 遠い先の話ですが、ATPLというライセンスを取るための必須事項の一つにナイトPIC(機長時間)100時間というのがあります。 日が短い今のうちに夜間飛行をたくさんこなしておくと、将来的には僕のためにもなります。 なので、夜のフライトも頑張ろうと思います。

 午後からもフライトが1本あったのですが、天気が予報ほど良くないように見えたのでキャンセルしました。 ところが、家に戻って来てしばらくしたら青空が広がってきました(汗)。 トレーニングエリアはさほど良さそうではなかったし、今日飛ぶ予定だった生徒はまだ飛び始めたばかりで、天気をプッシュして(悪天候でも無理して)飛んで行く悪い習慣をつけさせたくはなかったので、キャンセルして正解だったかとは思いますが、それにしても天気を読むのは本当に難しいです。 今日はそのことを思い知らされました。

 夕方からはウィングズバンケットにいってきました。 ビクトリアフライングクラブでは毎年、1年の間にパイロットライセンスやレーティングを取得した生徒やメンバー達を讃えるイベントがあります。 それが今日のウィングズバンケットです。 結構な数の人々が招待され、セミフォーマルな感じの食事会がありました。 僕は今日、昨年CPLと教官証明を取得したので、それを証明する賞状を2枚もらいました。 一人ずつ名前が呼ばれ、担当教官から賞状が手渡され、がっちり握手をして写真をぱちりとやるのが習わしです。 今日は一緒に訓練を受けた仲間やお世話になった教官やオフィススタッフと写真を撮りました。 とても楽しい1日になりました。 今日の写真はそのバンケットでの食事の様子です。 ビュッフェスタイルでした。 おいしかったです。

 明日はフライト3本をこなす予定です。 明日の天気は今日よりはましになるようですが、果たしてどうなるのか。 天気予報とのにらめっこは続きます・・・。

 ではまた明日。


(つづく)

2008-01-08

ビクトリア449日目:パッキング終了。



 今日は午前中に洗濯をして、日本に帰るための準備をしました。 今朝になって、今までずっとベッドの下に片付けておいたバックパックを取り出したら、ホコリにまみれていました。 よく考えたら、最後にこのバックパックを使ったのは2006年の年末にアメリカに行ったときです。 それ以来ずっとベッドの下にほったらかしにしておいたので、えらい状態でした。 
 
 いつもパッキングをすると、あれもこれもと余計なものを入れてしまいます。 今回は本当に必要なものだけを入れました。 実家に戻れば少しは服がおいてあるからそんなにたくさん持って帰る必要もないと思ってのことです。 

 午後からはクラブに行き、マイクとセスナ172Rのチェックアウトフライトに行ってきました。 この172Rは「wet wing」と呼ばれ、燃料が翼の中に直に入っています。 他の172や152は翼の中に燃料タンクが入っていて、その中に燃料が入っています。 なんでも、このウェットウィングを採用した当初は、構造上の理由で翼の中にある不純物が見つけにくかったらしく、それが原因で事故が起きたそうです。 裁判沙汰などに今後ならないようにと、不純物を確認するための「ドレイン」と呼ばれる燃料のサンプルをとる穴が翼の下と胴体の下に計13個もあります(笑)。 他の172や152には基本的に3つしかドレインはありません。 ウォークアラウンドではこの穴すべてから燃料を少量取って、燃料の色や不純物の有無を確認します。

 今日はビクトリアを離陸して、ローカルエリアでスローフライトやストール、スティープターンを少しやり、その後でダンカン空港に行ってサーキットをやりました。 最初の着陸ではおそらく3回くらい接地したと思います。 機体の重さや操縦の感覚、フレアのタイミングなどがうまくいかなかったので、バウンスしました(笑)。 あんなにひどい着陸はかなり久しぶりでした。 ちょっとショック・・・(笑)。 途中でマイクと操縦を交代し、マイクも練習をしました。 二人で1時間ちょっとの楽しいフライトができました。 

 今日の写真が172Rのコクピットの写真です。 写真の真ん中の上のほうにアナウンシエーターパネルが見えます。 ここに警告メッセージがでます。 今日は「fuel low」という警告が出ていました(実際には燃料は十分あったのですが)。 とても快適で、静かで、速く飛べる良い飛行機だと思いましたが、操縦桿は他の172よりもかなり重く感じました。 減速させるのも結構大変だと感じました。 燃料のブーストポンプを使ってプライムしたりする独特の手順でしたが、予想したよりも簡単でした。 最後の着陸はまあまあうまくできたので、あと1,2回乗れば慣れると思います。 計器もラジオもきれいだし、少しだけプロフェッショナルパイロットになったような錯覚に陥りました(笑)。

 さて、明日は午前7時のフェリーでビクトリアを後にします。 午後1時半発のエアカナダで日本に帰ります。 日本にいる間はあまりブログを更新できないかもしれませんが、できる限り時間があるときに更新しようと思います。

 それではまた。



(つづく)

2007-12-31

ビクトリア441日目:2007年総集編!

 2007年ももうまもなく終わりですが、年の瀬を皆さんいかがお過ごしですか。 僕は今日(30日)は部屋の掃除を少しして、洗濯をして、自転車の走り納めをして、自転車をピカピカに洗車して、チーズケーキを焼きました。 明日からバンクーバーのYさんのところで年越しを一緒にさせていただくので、2008年は一人寂しく新年を迎えなくて済みそうです(笑)。

 今日は2007年最後の書き込みです。 ということで、この場を借りて2007年を勝手に振り返ってみようと思います。

 2007年は僕の人生にとって大きな転機の年であり、文字通り飛躍の年になりました(手前味噌ですが・・・)。 まずはCPLの訓練を本格的に開始したのが今年の最初でした。 天気があまり良くない日もありましたが、それなりに飛ぶこともできました。 なによりも、時折見ることができる空の青さにとても感動しました。 やっぱりカナダの空は広くて、大きくて、最高です。 日本の空も良いところがありますが、青さで言えばカナダの空には勝てないと思います。 



 訓練ではいろんなところに飛んでいきました。 マウンテンチェックライドで行ったホープ、リロエット、スクウォミッシュのフライトはその中でも特に印象に残っています。 なんといってもリロエット。 僕の心を鷲掴みしたあのシートン湖。 その後のロードトリップでは水の色が「普通」だったので拍子抜けをくらいましたが、それでもあの夏の間のエメラルドグリーンの水の色は今でも忘れることができません。 スクウォミッシュからビクトリアに戻ってくるフライトで初めてみたバンクーバー国際空港も印象深かったです。 さすが世界中から飛行機が飛んでくる大きな空港です。 滑走路の数、ターミナルの規模、どれをとっても世界クラスです。 いずれはあんなところに飛んでいけるようになりたいな〜と漠然と思いました。 上空から見たバンクーバーハーバーの景色も忘れられません。 ビクトリアも綺麗ですが、バンクーバーは大都会です。 久しぶりにバンクーバーに行ったら数年前よりもさらに都会化していてびっくりしました。







 そんなこんなでCPLの飛行訓練は無事に進みました。 そして、それと同時進行していたのが筆記試験の勉強でした。 今年は人生で恐らく一番勉強した年でもあったと思います。 CPLの筆記試験のために1ヶ月ほど缶詰になって勉強しました。 その甲斐もあってか無事に合格できて本当に安堵したのを覚えています。 できればもうあんな筆記試験は二度と受けたくないです(笑)。 CPLの後の教官証明の筆記勉強もそれなりにがんばりましたが、CPLの筆記試験のほうがやっぱり大変だったように思います。

 今年はずっと目標にしていた2つのライセンスを無事に取得できました。 とてもうれしかったです。 何歳になっても試験とかテストは嫌いですが、合格したときの喜びが大きいから頑張れるんだと思います。

 訓練以外では、今年も相変わらず自転車に乗りました。 でも、日本に居た時ほどではありませんでした。 それがちょっと心残りでもあります。 こちらでは一緒に自転車に乗れる人もいないし、そもそも自転車に割く時間とお金が制限されていたので、好き勝手にはできませんでした。 でも、そもそもカナダにはパイロットになるために来ているのであって、自転車に乗りにきているのではないと心を鬼にしました(笑)。 限られた時間ではありましたが、綺麗な景色をたくさん見れましたし、健康な身体を保つのにも役立ったと思いますし、やっぱり自転車は最高です。 どうですか、2008年は皆さんも「自転車の年」にしてみませんか?(笑) 



 カナダに来て半年してようやくを買いました。 本当は贅沢かなとも思ったのですが、今後のことを視野にいれて中古のフォルクスワーゲンゴルフ(1987年製)を入手しました。 決して綺麗ではないし、快適な車でもありませんが、ちゃんと走ってくれるし、エンジンはすこぶる快調なので満足しています。 なにより雨の日にカッパを着て自転車通学をしなくてよくなったことと、スーパーに行ったときにサイズや重さを考えて物を買わなくてよくなったことがうれしかったです。 時々拗ねてドアが閉まらなくなったり、窓ガラスが上がらなくなったりというトラブルもありましたが、その度にご機嫌を取りながらなんとかうまく付き合えるようになってきました。 これからもこいつといろんなところに行きたいと思います(っといいながら、僕は出不精です・・・笑)。



 今年は料理にもいろいろ挑戦しました。 日本にいた頃は時間もあまりなかったし、興味もさほどなかった料理ですが、こちらではいろいろやってみました。 ピザを生地から作ったり、パンを焼いてみたり、豚の生姜焼きをタレから作ったり、ファッジやチーズケーキを焼いてみたり、といろいろやりました。 料理が出来る男はかっこいい!とおっしゃる女性の方もいらっしゃるようですが、僕にとって料理は純粋に楽しみであり、ストレス発散でもあります。 料理をしているときはサイクリングをしているときと同じでなにも他のことを考えなくて済むので好きです。 来年もいろんなものに挑戦したいと思っていますが、料理に凝り始めるとエンゲル係数が上がってしまうのが唯一の悩みです(笑)。






 家で時間を過ごすことが比較的多かったですが、今年はラインクルーのバイトをやらせてもらったので、クラブにいる時間も結構長かったです。 ラインクルーの仕事ではいろんなことを学ばせてもらいました。 燃料の給油、飛行機の牽引方法、洗機の方法、de-icingの方法など、普通の生活をしていては決して学ぶ機会がないことばかりです。 これからパイロットの道を歩んでいく上で、ラインクルーの経験はきっとどこかで役立つと思います。 たとえ小さな業務で、誰も見ていないことであっても、しっかりと努力をすると実は周りの人はどこかで自分の頑張りを見ていてくれるということもラインクルーの仕事を通して学ぶことができました。 これからも手を抜かずにいろんなことをしっかりと頑張ろうと思います。



 
 そしてなにより今年一番うれしかったことは教官の仕事をもらえたことです。 ずっと夢見ていた「フライトインストラクター」の仕事。 いわゆるジョブオファーのようなものは教官証明を取得するだいぶ前からオフレコでもらってはいたのですが、それでも実際にフライトテストを終え、教官の資格を取得してから正式に仕事のオファーをもらったときの喜びは表現のしようがありませんでした。 感動で涙が出るかと思いましたが、そのレベルを通り越した感がありました。 このブログでも報告したとおり、ワークパーミットの件でいろいろともめて、今でもその手続きは継続中ではありますが、解決するのも時間の問題だと思っています。 今回の件は非常に残念ではありましたが、この一件を通して自分には自分のことを心配してくれる友人がいること、信頼できる雇用主がついていること、他にも僕を支えてくれる人がたくさんいるということを改めて知ることができました。これだけでも2ヶ月待った甲斐はあったかな?なんて思います。 とはいえ、早くワークパーミットが許可されてほしいことには変わりありませんが(笑)。



 っと、ここまでは良いことばかり書きましたが、反省すべき点もたくさんあったように思います。 ここで書くようなことではないと思うので書きませんが、来年は今年の反省点を改善できるように努力しようと思います。

 以上が僕の2007年の総まとめです。 かなり端折りましたが、総合的に見てとても内容の濃い、充実した1年になりました。 来年はどんな年になるかな?と想像してみても、まったく想像できません。 とりあえず今自分にできることを全力でやっていこうと思っています。 

 2008年はいよいよ教官としてフライトすることになります(その予定です!)。 一人でも多くの生徒さんに空を飛ぶことの楽しみや安全に飛ぶための知識や技術を教えることが出来ればいいなと思っています。うまく教えることができるかという不安もありますが、当たって砕けるつもりで頑張ります。


 今年一年、このブログにお付き合いくださった皆様にお礼を申し上げなければいけません。 コメントをくださったりメールをくださる方がいらっしゃったのでブログやサイトを続けることができました。 来年早々にはYouHaveControl.netのサイトのほうを一新します。 またそちらもご覧いただければと思います。 サイトがアップされたときにまたこのブログで報告されていただきます。

 それでは皆様、良いお年をお迎えください。 ちょっと早いですが、Happy New Year! そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。



(2008年もつづく!)

 

2007-12-02

ビクトリア412日目:Fight to Live。



 今日は朝から雪が降りました。 それも一時吹雪くような感じでした。 でも、積もるというほどまではいきませんでした。 それでも車の運転はかなり慎重にやりました。 1カ所だけ路面が凍結していてちょっとだけ怖いところがありましたが、他はほとんど問題なく走れました。
 今日の午後1時からクラブのメンバーラウンジで「Down but Not Out」というタイトルのセミナーが行われました。 ゲストスピーカーはビクトリアにあるJoint Rescue Coordination Centreというところの司令官と、実際の救助探索を行う救助隊の隊員の方でした。 はじめの1時間は飛行機が墜落してから救助隊が出動するまでのSearch and Rescue (SAR)の流れが説明されました。 その後、実際に飛行機の墜落現場の写真や探索オペレーション用のチャートの写真などを交えて探索のやり方などについての説明がありました。 先月、本土のレベルストーク空港から飛び立ち、バンクーバー島のクオリカンビーチまで向かっていたセスナ182がフライトの途中で行方不明になった事故がありました。 今日はその話を交えながら、実際のオペレーションについての話がありました。 普段聞ける内容ではないのでとても興味深かったです。 遭難救助に使われるバッファローやオーロラという飛行機についての話もありました。 
 SARの話の後は不時着の際のサバイバルテクニックについての話がありました。 面白かったのは不時着するときにやるべきポーズの話でした。 飛行訓練では、「不時着をする前にはMayday callをして、passenger briefingをして、engine shut-downをして、着陸」というふうに地面まで飛行機を安全に下ろす方法を学びます。 ですが、実際に接地してから飛行機が停まるまで、そしてそこからのサバイバル技術については一切教えてもらうことはありません。 今日の講習ではその「不時着の前と後」のことがとても細かく、専門的な知識も交えて話されました。 意外だったのは、接地直前には手を操縦桿やスロットルなどから離し、足はラダーペダルから離すべきというアドバイスでした。 左手を右肩の首の根元に、右手を左肩の首の根元に当て、腕の交差部分になるべく深く顔を埋めるのが良いそうです。 こうすることで目、心臓、肺などの大事な器官を守ることができ、クラッシュ後に生還する確率が格段にあがるそうです。 また、足は着陸の衝撃でラダーペダルと干渉して骨や筋肉組織がえらいことになることがあるそうです。 そのため、接地する寸前に足はペダルから離し、膝の真下あたりまでかかとを引き、両方のかかとをくっつけて膝の下で三角形を作るのが良いそうです。 これをやらないと体は大丈夫でも足がダメになってコクピットから抜け出せなくなってしまうそうです。 不時着後にやらなければいけない大切なことはたくさんありますが、「決してあきらめないこと」が一番大事なんだそうです。 「生きたい」と強く思うことで生還するためのエネルギーがわいてきて、心理的にも効果があるそうです。 「もうだめだ」と思うとやはりそこで終わってしまうそうです。 
 こんな話の他には救助隊が助けにくるまでにやるべきことなどの話や、フライトに行く時に持っていくべきものについての話がありました。 年中いつでもゴアテックスなどでできたジャケットを持っていくこと(いざというときにもっとも身近なシェルターになります)、ナイフなどの万能ツールをポケットに忍ばせておくこと(いろいろ便利です!)、火をおこすのに必要な防水・防風マッチ、および着火材のようなものなどをベストのポケットに忍ばせておくことなど、どれもとても興味深い内容でした。 僕もちょっと考えなければいけないなと思いました。 とりあえず万能ナイフでも携帯するようにしようかと思います。

 明日はクラブに行ってグランドスクールのプレゼンのリハーサルをし、配布資料を印刷しようと思っています。 

 今日の写真はセミナーが始まる前の様子です。 今日はセミナーの合間にくじ引きが行われ、クラブ提供のセスナのマグカップやバッグ、Vancouver Island Helicopter提供の帽子やペンなどの景品が配られました。 僕は運良く帽子が当たりました(笑)。 他にもクラブから軽食やスナック、ソフトドリンクが無料で振る舞われたりしました。 こういう楽しくて役立つ社交的な場が提供できるのがフライングクラブの強みだと思います。

 ではまた明日。


(つづく)
 

2007-11-21

ビクトリア401日目:テストフライト。



 今朝、一度早い時間に起きたのですが、どうせすることもないしということで2度寝し始めたところで電話がなりました。 電話はクラブのチーフ、グラハムからでした。 「ZSCのトランスポンダーの修理が終わったからテストフライトをしなきゃいけないんだけど、行ってくれない?」ということでした。 もちろん、「すぐ行きます」と答えて電話を切りました。 そこから猛スピードで身支度をして、15分ほどでクラブに到着しました。 前回も同じようなテストフライトをしていたので、どういうことをしなければいけないかは分かっていました。 サーキットを数回やって降りてこようと思っていると、グラハムは「どこでも好きなところに行ってこい!」と言います。 ということで、今日はビクトリアを離陸して、ビクトリア市街上空をくるくると回ってきました。 まずはビクトリアの管制塔に「ちゃんとトランスポンダーを受信してもらってますか?」と確認。 「ちゃんとレーダーに写ってるよ」という返事が返ってきました。 その後ビクトリアハーバーのハーバーレディオと交信。 同じく「トランスポンダーはちゃんと受信できてますか?」と聞くと、「はい、loud and clearです。」という返事が返ってきました。 「ん?」と一瞬ためらいました。 「Loud and clear」というのは、無線機がちゃんと動いているかを確認するときのradio checkのときの返答です。 無線がちゃんと聞き取れると「loud and clear」と返事をすることがあります。 僕はトランスポンダーの信号を受信できているかを聞いているのであって、無線の受信具合を聞いているわけではありません。 「"Loud and clear"って、トランスポンダーのことですか?」と念押しすると、「そうですよ、あなたのトランスポンダーはloud and clearです」と言われました。 どうやらトランスポンダーのチェックのときにいう決まり文句というのはないようで、そのため無線のチェックのときの決まり文句で返してくれていたような感じです。 ちょっと面白いと思いました。 その後しばらくして高度がちゃんと映っているか(Mode Cというトランスポンダーは位置情報と高度がレーダーに表示されます)を確認してもらいましたが、全く問題ないということだったので、スティープターンもどきをやってビクトリアに戻りました。 途中、雲からが降り落ちてきました。 もう冬が近いんだなと実感しました。 結局0.6時間のフライトタイムを稼がせてもらいました。 
 今日クラブにいたら、マネージャーのジェリーが「CICカナダから電話が来たよ」と言っていました。 学生ビザの延長の件で僕が本当に学生なのかどうかの事実確認の電話をしてきたそうです。 ってことは審査も最終局面か?という期待が高まります。 さっさとビザを送ってこい!
 フライトの後はグランドスクールの準備をまたやりました。 最近のAdobeのAcrobat Readerは便利です。 文書中のイラストなんかを写真として抽出できたりします。 しかもハイクオリティーで。 AIMのイラストや文書をスライドにはめ込んで使おうと思っています。
 夕方からサイクリングに行きましたが、さすがに気温4度では体にこたえます。 冬用の手袋とシューズカバーをして走りましたが、つま先が寒さで痛くなりました。 今年こそ厚手のシューズカバーが欲しいところです。 力をかけず、ゆっくりと1時間ほど流しました。 最近調子が悪かった変速機も今朝調整をしたら綺麗にギア変換ができるようになりました。 今まであまり触らなかったのですが、意外に簡単でした。 夜はプールで泳いできました。 多分500mほどです。 僕は100mくらいしか泳げないと思っていたのですが、ゆっくり泳ぐと結構泳げることが分かりました。 問題は明日、明後日の上半身の筋肉痛です・・・(笑)。

 今日の写真は先日のフライトで訓練空域を飛んでいたときの様子です。 雲がこんな感じだったので不時着の練習などの高度を落とす訓練項目はできませんでした。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-14

ビクトリア394日目:グランドスクールの用意。



 今日は久しぶりに朝早く起きました。 そうしたら、大家夫婦に、僕ともう一人の住人が使っているバスルームの掃除をするように言われました。 ということで、今朝はバスルームの掃除を頑張りました。 僕は天井とシャワーの壁やバスタブの掃除をしたので、もう一人の住人のベンにはトイレと床を掃除してもらおうと思います。
 お昼ご飯の時間になり、どうしても豚の生姜焼きが食べたくなりました。 豚の生姜焼きは今まであまり作ったことがないのですが、ネットでレシピを見るとそれほど難しくないようでした。 そこで、リカーショップに行って日本酒(白鶴)を購入。 料理に使う専用の酒を買う必要はないだろうと思ったので普通の日本酒にしました。 ちょっと飲んでみましたが懐かしい味でした(笑)。 それを使って豚の生姜焼きを作ったのですが、これが想像を遥かに上回る出来で・・・(笑)。 隠し味にリンゴのすり下ろしを入れたのがよかったようです(レシピはこちら)。 
 お昼からヘルシーでボリュームのあるご飯を食べてしまいましたので、それを消化するために昼から1時間だけサイクリングに行きました。 今日はいつも行くルートと逆ルートを通ってサーニッチ半島の反対側(西側)を主に走りました。 昨日とはうってかわって天気もよかったので気持ちよかったのですが、気温が低くなってきたので末端が冷えるようになってきました。 手はまだいいのですが、足のつま先が1時間後には冷たくなって感覚が鈍るようになってきました(血行が悪いんでしょうか)。 サイクリング後のシャワーで熱いお湯に触れるとつま先が痛くて痛くて(笑)。 そろそろシューズカバーをつけないといけない時期のようです。
 サイクリング以外には以前に参加したPrivate Pilot Licenseを目指す学生達のためのグランドスクールで録音したファイルを聞き直してみました。 あと3週間ちょっとで僕がそのグランドスクールを教えないといけません。 果たして出来るのかどうかかなり疑問はありますが、とりあえずマテリアルを起こそうと思って録音したファイルを聞き直してみました。 グランドスクールは正直言ってあんまり楽しいものではない場合が多いと思います。 教官によるとは思いますが、基本的にはプリントが配布されて、それを読んで解説していくというのが基本になります。 それはそれで間違いではないと思うのですが、それでは生徒は退屈してしまうのです。 そうならないようにするためにスライドショー写真・動画・音声ファイルなどを使いたいと思っています。 クラブにはプロジェクターがあるそうなので、まずはそれの動きを確かめて、問題ないようであればプレゼンテーション形式のグランドスクールにしてやろうかと企んでいます(そうすれば生徒の前で緊張するのもちょっとは緩和されるかと思いますので・・・笑)。 

 明日の朝は他のラインクルーの代わりにシフトをまかされたのでバイトに行きます。 また天気は下り坂のようです。 やっぱり外国では僕は雨男なのかなとつくづく思います。

 今日の写真はバンクーバーハーバーです。 ユースホステルに泊まっていた日の朝に散歩がてら見に行ってきました。 濃霧が出ていましたが、水上飛行機は元気に飛び回っていました。 あの視界で飛ぶのって結構怖いんじゃないかと思いますがどうなんでしょう・・・。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-09

ビクトリア389日目:歳?



 こんなことを言うと「若いくせに」と言われるかも知れませんが、最近運動後の疲れが二日後以降に来るようになったことに気がつきました(笑)。 この前プールで泳ぎまくったときの疲れ(上半身)が今になってピークに達しています。 さすがに下半身は疲れは感じませんが、上半身の腕の付け根あたりが痛くて・・・。 これからは体を上手に使ってやらないといけないようです。
 今日はクラブにコンピューターを持っていってサイトの改訂に取り組みました。 その前にマネージャーのジェリーに今のビザの状態について報告をしておきました。 彼の知り合いにビザ関係に詳しい人がいるということなので、その人に僕の件を相談してくれるそうです。 とはいえ、きっと待つしかないことに代わりはないと思います。 
 さ〜サイトに取りかかるぞ!と思ったらいろんな知り合いが現れて、あれよあれよという間に会話に巻き込まれ、気がついたらIFR(計器飛行証明)の訓練の話になっていました。 僕はもともとIFRには特に興味はなく、必要になったら取るという程度の気持ちでいましたが、教官証明のフライトテストの試験官に「IFRはなるべく早くやったようがいい」と勧められたのもあって、できるだけ早く取りたいと思うようになってきました。 僕はずっと、「VFRをマスターしてからIFRに進む」というつもりでいましたが、そもそもVFRをマスターするなんてことは不可能なわけで、さらにはIFRの訓練をやったからこそVFRの腕も相乗効果で上がるということもあるんだそうです。 ただ、IFRと多発限定解除の訓練には最低でも100万円以上のお金がかかるので、とりあえず僕はしばらくはできそうにありません(苦笑)。 ただ、周りにはIFRパイロットの仲間がたくさんいるので、彼らにいろんな話を教えてもらいました。 今日はクラブで有効期限が切れたIFRフライト用のチャートやアプローチプレートなどをもらってきました。 これから時間があるときにプレートの読み方から勉強していこうと思います。
 クラブから戻ってきたら今日は大家のブライアンの物置の片付けを手伝い、ワインを飲みながら薪割りの正しいやり方を伝授してもらいました。 斧を振りかざして薪割りをするのは結構体力がいる作業です。 木こりの人たちや薪でお湯を沸かしたり料理をして生活している人たちは本当に大変だと思います。 薪もただの木ではなく、固い木柔らかい木などがあって、樹皮や木のにおいでその種類がわかります。 柔らかい木はよく燃えますが、あっという間に燃え尽きてしまうのが欠点です。 一方、固い木は燃えにくいですが、一度火がつくと長い時間燃えてくれます。 こういう利点や欠点を利用して火をおこします。 結構奥が深くて面白いです。

 今日の写真は先日のロードトリップで立ち寄った休憩所にあったゴミ箱のふたです。 おそらく熊などの野生動物がゴミ箱を漁らないようにするためのロックだと思います。 取っ手の一番奥にレバーのようなものがあって、それを指で押してはじめて蓋が開く仕組みになっていました。 熊はきっと太い指をしているので、この隙間には手が入らないんだと思います(笑)。

 明日も引き続きサイトの改訂などなどに取り組むつもりです。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-29

ビクトリア378日目:ご指名。



 今日はラインのバイトに行ってきました。 先日飛行機に氷が張ったので、これからは午後のシフトのクルーがバイト終了時までに飛行機をすべてハンガーに入れることになりました。 毎年この時期になるとそうしているようです。 今日は僕が午後のシフトだったので初めて飛行機をハンガーに入れましたが頭を使います。 飛行機は独特の形をしていますから、上手にスペースを使わないとハンガーの中にすべての飛行機を納めることは不可能です。 今日はナイトフライトをしていた生徒がいたので3機ほどランプに残したまま帰ってきましたが、他の10機近くはハンガーに入れました。 主翼や尾翼などをぶつけないようにそ〜っと、そ〜っとハンガーに入れました。 気を使いますし、足も使います(少し動かしてチェック、また動かしてチェックの繰り返しです)。
 今日のバイト中、僕宛に電話があったとディスパッチャーに言われました。 ジェフという人からだったのですが、「はて?どのジェフだ?」と思ったら、クラブで見かけると時々話をする、ビクトリア大学の教授をしているジェフからでした。 電話をかけると、「教官の資格とれたんでしょ? 君とCPLの訓練フライトをしたいんだけど予定はどう?」と言われました。 おっと、初めてのご指名です(笑)。 僕はビザの問題があるのですぐには無理と伝えると、そのほうが好都合だったようで、「それじゃこれから連絡を取り合って、準備ができたらお願いするね」ということで話がまとまりました。 外国人で、経験も浅い僕なんかと飛びたいと言ってくれる人がいるなんて驚きましたし、ありがたいな〜とも思いました。 期待に答えれるよう一生懸命やる覚悟です。
 教官資格を取得してから免許取得に関する質問のメールを多くいただくようになりました。 少しずつですがすべてのメールにお返事しますのでしばらくお待ちください。 一番多い質問は英語力に関することと仕事に関することです。 これらは僕のサイトの航空留学の準備に関するページを見ていただければある程度現状をわかってもらえると思いますが、メールで質問をいただいた場合は個別にお答えしています。 皆さんいろんな考えをお持ちのようで、メールを拝見していてなかなか楽しいです。 近いうちにメインサイトのほうも更新しようと思っています。 もっと具体的な情報やクラブでの訓練に関することをアップする予定にしています。

 今日の写真はシュメイナスのフィールドにアプローチしてきていたクラブのC-172です。 これで500ftほどでしょうか。 機体登録番号が肉眼で見えるほどの距離まで下りてきていました。

 明日は一日オフなのでなにをしようか考え中です。 今日、航空無線の勉強のためのマテリアル作成を開始しました。 まずはコースの骨組みについて構想中です。 これを明日以降時間があるときに少しずつ進めていくつもりです。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-24

ビクトリア373日目(その2):フライトテスト。



 おかげさまで教官証明のフライトテストに無事合格しました。 今日、教官になるという夢をようやく達成しました。 ここまでの道のりは長かったですが、振り返ってみるとあっという間だったという気もします。 ここに来るまでにはいろんな壁がありましたが、母親や友人、前の職場の方々、VFCの教官の方々やパイロット仲間からの励ましに支えられてなんとか目標に到達できました。 本当にありがとうございました。
 
 フライトテストですが、試験開始直前にいくつかのハプニングがありました。 まず、今日来る予定だった試験官が来れないという電話連絡が試験開始予定の10時にクラブに入りました。 そして、「ジムという別の教官を派遣するからね」ということになりました。 さらにその30分後、また電話が入りました。 「ビクトリアに行くための飛行機がないからビクトリアには行けない」という連絡でした(汗・焦)。 「バウンダリーベイまで来れればフライトテストをやってあげるけど」ということでした。 バウンダリーベイはカナダ本土の空港です。 どうしても今日フライトテストをやってしまいたかったので、本当はいやではありましたがバウンダリーベイに行くことにしました。 急いでフライトテストに必要な小道具などを掻き集め、鞄に押し込んでバウンダリーベイ行きの用意を始めました。 慣れない空港や空域での試験は本当はさけたかったですし、ずっとビクトリアで試験ができると聞いていたのでバウンダリーベイ周辺のエリアの下調べは一切していませんでした。 急いでチャートを見て、CFSを見て、チーフインストラクターのグラムから30秒ほどで空域について教えてもらい、他の教官たちにもいろいろと空域についてのアドバイスをもらいました。 燃料を多めに積み、フライトプランをファイルし、いざ出発となりました。 
 今日のお天気は最高でした。 久しぶりに青い空と高い雲が見えました。 海を超えているときに、「果たして帰り道は笑顔でフライトしているか、それとも悔し涙を浮かべてフライトしているか、どっちになるだろう?」なんてことを考えながらバウンダリーベイに向かいました。
 バウンダリーベイに着陸し、Pacific Flying Clubというところに向かうと、ちょうど電話がなりました。 留守電があって、それを聞いたらクラブの教官からで、「ジム(試験官)がお前を待っているぞ!」という伝言がありました。 それを聞きながら歩いていたら目の前にジムが現れました。 そこそこ年配の、一見愛想がない感じの男性でした。 挨拶を軽くし、すぐに教室に入りました。
 まずは書類を検査し、すべてに問題がないことを確認してからフライトテストの流れの説明に入りました そしていくつか口頭質問がありました。 なかなか答えにくい質問を出してきました。 やや焦り気味ではありましたが、もっている知識をすべて出して答えきりました。 そして肝心のブリーフィングの内容は「Deversion」を教えろということでした。 ディバージョンとは、天候悪化などの場合に目的地とは違う空港に向かう手順のことです。 これには焦りました。 なんせ、まさかdiversionなんていわれると思っていませんでしたから(汗)。 ストールやスローフライト、range and endurance等の、もっと初歩的で“重要”な内容を教えるように指示されると勝手に思っていたので、ディバージョンといわれたときにはかなりびっくりしました。 ジムは教室を後にして、15分後にもどってきました。 僕はその15分でレッスンの準備をしました。 この段階で、「やばい、落ちるかも」という悪いアイデアが頭に浮かびましたが、なんとか集中することができました。 ブリーフィングではジムは嫌な学生の役を演じてくれました(笑)。 レッスンにあまり集中していないような態度だったり、「どうしてそんなことするの?」とか、「こっちのほうが簡単でしょ?」とかという質問を投げかけてきました。 それをなんとか押さえながらブリーフィングは終了。 それからフライトが始まりました。
 フライトでは空港を出発して東のほうに向かいました。 まあ空域の忙しいこと。 あちらこちらに小型機やヘリ、遠くにはバンクーバーに着陸する旅客機などが飛び交っています。 試験を行う空域に到着後、まずはStraight-and-level flightを教え、ディバージョンをやり、そして最後に恐怖のスティープターンをやりました。 途中でジムいろんなことを試験官として教えてくれました。 僕がうまくやらなかった内容についてはこうするともっといいだろう?というふうに、どちらかといえば教官のように教えてくれたりもしました。 
 1時間半ほどのフライトを終え、バウンダリーベイ空港に戻ってきました。 Pacific Flying Clubの横に駐機し、飛行機を出ました。 そこからジムは、「教官として働くにはビザがいるのか?」とか、「これからはVFCで働くのか?」という質問をしてきました。 「ん?もしかして合格?」と思いながらも、「合格」という言葉を聞くまでは安心できませんでした。 なんせ、今日のフライトのできにはあまり満足していなかったので、不合格といわれても甘んじて受ける覚悟ができていたからです。 教室に入り、「それじゃ君に教官の資格をあげるよ」と言ってもらったときには、「ん、マジですか?」と聞き返してしまいました(笑)。 それから今日のフライトの復習をし、間違っていた点、直した方が良い点などをこと細かに教えてもらいました。 今までジムについてのあまり良い噂は聞いていなかったのですが、テストが終わった後は笑顔で、とてもやさしい男性になっていました。 やっぱり嫌な試験官の役を意図的に演じてくれていたようです。 ライセンスに裏書きをもらい、これでクラス4インストラクターの資格を取得しました。 
 試験が終わってからクラブに電話をし、これから帰る旨を伝え、フライトプランをファイルしてビクトリアに戻りました。 クラブにつくと皆さんにおめでとうと祝福してもらいました。 チーフをはじめ、マネージャーのジェリー、パイロット仲間のみんなにもおめでとうと言ってもらいました。 そして、今日の写真のとおり、正式に仕事のオファーをもらうことができました。 ことが進むのは早いもので、制服ととりあえず使うネームタグ、そしてネクタイを支給されました。 今までずっとあこがれの目で見ていた制服が自分のものになったというのが言葉にできないほどうれしいです。 

 ということで、これからはビザの手続きを開始します。 早速明日にでも移民局に電話をして、なんとか早くビザがもらえないかを確認する予定です。 あとはフライトテストのリビューもしたいし、これからの時間を使って無線などの教材を作成したいと思っています。 ビザさえおりればすぐに仕事開始となりそうです。 今までもたくさん勉強してきましたが、チーフ曰く、「これからが本当の勉強の始まり」だそうです。 これからも謙虚な姿勢を保って吸収できるものはなんでも吸収していきたいと思います。

 とりあえずは今日は昼ご飯も食べずにフライトをしてかなり衰弱してしまったので、ビールを飲んで早く寝ます!

 それではまた明日。 応援メッセージをくださった皆さん、どうもありがとうございました!


(つづく)

2007-10-23

ビクトリア373日目:うっかり。

 昨晩はうっかりして投稿を忘れてしまいました。 しばらく投稿しない日々が続いていたのでその怠け癖がついてしまったようです(笑)。

 さて、これを書いているのはフライトテスト当日の朝です。 テスト前にこんなことしていていいのか〜!とも思いますが、ちゃんと投稿をしておかないと気持ち悪いので・・・。 天気は青空が見えますが、霧が出ていて、さらには霧雨が降っていて、視界は7時半現在で3/4マイルです。 VFRで飛ぶには最低3マイルの視界が必要です。 今日は予報では10時頃には霧は晴れてくるようなので、多分問題ないと思います。

 では行ってきます。 吉報をお伝えできるとように最善を尽くします。


(つづく)

2007-10-21

ビクトリア370日目:復旧しました。



 皆様どうもお騒がせいたしました。 ようやくマックのほうが復旧して手元に帰ってきました。 故障の原因は写真のハードディスクです。 記憶媒体が何らかの原因で吹っ飛んでしまいました。 最後にやっていたことといえばグーグル検索でした。 なんとも情けない最後でした(笑)。 結局、ビクトリアにあるマック専門店に持ち込んで、ハードディスクの交換になりました。 データは復旧できませんでした・・・。 幸いレッスンプランや写真、本当に必要なデータ等はDVDにバックアップを取ってあったのでさほど大きな影響は出ませんでしたが、音楽やムービー、今まで使っていたソフトウェアなどはすべて消えてしまいました。 メールもだいたいバックアップがあったので問題なかったですが、少し消えています。 僕にメールを送ってくださった方でまだ返事がない場合はそのメールが消えている場合がありますので、再送していただければと思います。 コンピューターを使っている皆さん、今のうちに外付けHDDなどにデータをバックアップしておくことをお勧めします!(僕は日本に帰ったら真っ先に電気屋でHDDを買うつもりです)。

 さて、このブログを更新できない間にいろいろなことがありました。 長く書くと面倒なので、羅列してみます。

  1. フライトテストの日は雨や視界の影響でテストがキャンセルになりました。 かなり凹みました(笑)。
  2. フライトテストがなくなったおかげで集中力が皆無になりました。 
  3. マックが壊れたおかげでネットから離れた生活を余儀なくされ、自分の生活がどれだけインターネットに影響を受けているのかがわかりました。
  4. ネットがない環境に耐えきれず、あやうく新しいiPod Touchを購入するところでした(約4万円)。
  5. 超がつくほど暇な日が数日続き、毎日カフェにいったり、ゴルフのうちっぱなしにいったり、意味もなくドライブに出かけて時間を持て余しました。

というのが僕の今週でした。 特に痛感しているのは上記3です。 新聞を読むのも、天気をみるのも、辞書を引くのも、地図を検索するのも、なにをするにも今はネットが必要です。 インターネットが使えないとコミュニケーションもできないし、なんだか社会から隔離されているような気すらしました。 自分だけはネット依存症にはなるまいと思っていましたが、知らぬ間にそれっぽくなっていたように思います(笑)。 iPod TouchにはWi-Fi機能があって、無線LANがあるところでインターネットが楽しめます。 iPodというよりはPDA的な位置づけで、コンピューターがないときの僕には喉から手が出るほど欲しいものでした・・・。 なんども電気屋で手に取って遊んでみましたが、結局なんとか物欲を押さえることができました。 

 さて、フライトテストは来週の火曜の午前10時に延期になりました。 今のところ週間天気予報では火曜日は晴れマークが出ています。 今日はお昼からフライトに行って、久しぶりに手順をすべて見直す予定です。 その後でインド人の学生と飛んで、「間違い探し」の練習をさせてもらいます(笑)。 その後はひたすらグランドブリーフィングの確認と、ハンガーフライトでin-flight instruction(「機内での指導」、とでも訳しますか?)のシミュレーションをします。 あとはフライトテストのスタンダードの見直しもしないといけません。 残りの数日で集中力を前回のように高めていく予定です。

 それではまた。 



(つづく)

2007-10-13

ビクトリア362日目:CPLグランドスクール。



 今日は午前中に勉強をして、それからフライトに行ってきました。 今日は1.4時間の、そこそこ長いフライトになりました。 訓練空域から帰って来て1度だけサーキットをしました。 この前のフライトでチーフに教えてもらってテクニックを使ってPower-off 180 degree accuracyをやってみたところ、面白いように決まりました(笑)。 
 午後からはレッスンプランの見直しをしました。 どうしても納得がいかないプランがあるので、それだけ今から少し改良をする予定です。
 夕方からはCPLのグランドスクールに行ってきました。 CARs(航空法)だったので、あまりエキサイティングな内容ではなかったですが、よい勉強になりました。

 明日は午前中にカテゴリー1の航空身体検査の延長のための診断を受けます。 40歳以下の場合はカテゴリー1は1年だけ有効です。 身体検査のあとはレッスンプランの練習とハンガーフライトに時間を費やすつもりです。

 今日の写真はウォークアラウンドで見逃しがちな箇所です。 昇降舵(エレベーター)周辺を点検している学生を見ていると、大半の学生はエレベーターを上下させ、スムーズに動くことを確認したら次の箇所に移ってしまいます。 でも、エレベーターの下をのぞきこむとラダーのワイヤーがあったり、トリムのねじがあったりといろんな箇所が隠れています。 こういうところを確認することも実はとても大切です。

 今から晩ご飯です。 今週はほぼ毎日鍋を食べています。 日本にいる時からそうでしたが、この時期には一人鍋を継続する傾向にあります(笑)。 飽きるまで鍋です(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-12

ビクトリア361日目:ドレッシー。



 今日は朝8時からフライトでした。 今日のフライトではサーキットを飛んで、主にPower-off 180 degree Accuracyと呼ばれるCPLレベルの飛び方の教え方やちょっとしたトリックについて教えてもらいました。 滑走路の真横(downwind leg)を飛んでいるときにエンジンが停まった場合を想定して滑走路のあらかじめ定めたポイントに着陸(接地)するというものです(許容範囲は+400ft/-50ftです)。 僕はいつもどちらかというと高めにアプローチしがちなのですが、そういう場合や、逆に低すぎる場合にどういうふうにしたらフィールドまでたどり着くことが出来るかということの見直しをやりました。CPLレベルでしかやらない手順をいくつかやりました。 今日のサーキットは忙しくて、離陸は滑走路09からで、そのあとで滑走路13に変更され、そして右サーキットから左サーキットに変更され、さらに滑走路20に変更され、さらに右から左へと変更され、ビクトリア空港のほぼすべてのサーキットパターンを飛んだような気がします(笑)。 最後のフルストップのときには滑走路13にアプローチをしていたら、滑走路上に他のセスナがいることが分かり、その飛行機は滑走路から出るかと思ったらまごついていて、すぐに管制塔から「Pick up and go-around(再度上昇して離陸をやり直しせよ)」という指示が出ました。 その時の管制官は僕が嫌いな、嫌みな管制官でした。 でも、彼は僕達に着陸許可を既に出していて、かなり遅くまでゴーアラウンドの指示を出さなかったので、僕たちが再度上昇しているときに「ごめんね〜」と無線でコールしてきました。 「なんだ、あいつでも謝ることあるんだ」なんて正直思いました(笑)。 チーフが、「問題ないです」と答えると、「ちょっとばたばたしててね〜」と返答が。 さらにチーフが、「ちょうど今日が(僕の)教官証明のフライトテスト前の最後のフライトだったので、良い練習になりました」と言うと、「そりゃよかった〜!」という返事が管制官から返ってきました(笑)。 本当は0.9時間でよかった飛行が、このゴーアラウンドのおかげで1.1時間にのびちゃいましたけど、よい思い出になりました。
 午後3時過ぎから、今度はソロで練習に言ってきました。 でも、あまり時間がなかったのと、燃料が少ない状態で離陸したこと、さらにはまた明日も練習できる時間があるので、結局1時間の短いフライトで終わらせました。 訓練エリアもそこそこ混んでいたので、あまり集中はできませんでした。
 夕方にはビクトリアのモールに買い物に行ってきました。 今日のフライトの後、ブリーフィングで主要なポイントの復習をしました。 最後に、「試験当日は綺麗な格好でおいで」と言われました。 PPLやCPLのフライトテストでは身なりまでは気にされないでしょうが、教官ともなるとプロフェッショナリズムが要求されるので、身なりもそこそこ注意しなければいけないそうです。 僕は日本から持って来た数少ない服を着回しているので、1年が経つ今頃は本当に酷い格好をしています(笑)。 なので、今日はモールで綺麗なボタンシャツと綺麗なチノパンを買ってきました。 チーフは「ドレッシーなシャツを着ろ」と言っていたので、ちょっとこぎれいなシャツを買いました。 これで当日の見た目の準備はばっちりです(笑)。

 今日の写真はこの前ハンガーにあったセスナ206についていたGarmin G1000のエンブレムです。 この前、セスナ206のG1000の使い方をチーフに少しだけ見せてもらいましたが、かなりすごいです。 あれを使いこなせたらフライトはかなり快適に、安全に、そして正確に行なうことができるんだと思います。 時代はGPS時代に変わりつつあります。

 明日は午前中にフライト、午後からはブリーフィングの練習、夕方からはCPLのグランドスクールを見学に行きます。 まだ後少し忙しい日々が続きます。


 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-11

ビクトリア360日目:満足のいくフライト。



 今日も朝からフライトでした。 今日は訓練空域でForced landing (不時着)のデモとPrecautionary landing(天候が悪化した等の理由で空港外のフィールドへ着陸する、または、初めて行く空港などで滑走路のコンディションなどを上空から確認してから着陸するための手順)のデモをやりました。 どちらも満足の行く出来で、チーフには「You are ready(君はもう準備万端だ)」と太鼓判を押してもらうことができました。 自分的にもだいぶこころに余裕を持ってフライトと指導を同時にできるようになってきているのでうれしいです。 今日のForced landingのデモのとき、チーフが、「I have control」といって操縦をとりました。 「フライト中に起こることでもっともuncomfortableなことといえばこれだよ」といいながら、なにをし始めるのかと思ったら、なんとエンジンを停止させてしまいました(怖)。 そしてそれからエンジンを再始動。 それまでの間、約10秒ほど。 エンジンがかからなかったらどうしようとか思わないのか不思議でなりません。 「生徒と一緒のときにこれをやっちゃだめだよ」と言われました(笑)。 これから教官になるということで、実際のエンジン停止がどういうものなのか、また再始動までにどれくらい時間がかかるのかということを見せてくれたのです。 これまでにもフライト中に突然ドアを開けるとかいろんな大胆な行動をいろいろ見せてくれましたが、今日のが一番効きました(笑)。 飛行中に目の前に停止したプロペラがあるというのはなんとも不思議な感覚でした。 やっぱりグラムはすごい人です。 あんなパイロット・教官になりたいです。
 今日は気分がよかったのと天気がよかったので午後から久しぶりにサイクリングに行ってきました。 1時間だけでしたが、気持ちよかったです。
 夕方からはクラブに戻ってブリーフィングルームにこもってブリーフィングの練習をしました。 レッスンプラン3つ分ほどを時間を計りながらやってみました。 早いもので20分ほど、長いものでは40分ほどかかりました。 まあ、こんなもんかなと思います。 

 明日は朝にフライトがあって、明日のフライトでようやくフライトテスト受験に必要な30時間(デュアル)が修了します。 そのフライトの後は少しブリーフィングをやるようです。 

 今日の写真は飛行機の胴体の前・左側にあるstatic portです。 写真の中の丸いパーツで、真ん中に小さな穴があいているのがそれです。 この穴から大気がシステム内に入り込み、その気圧の変化を高度計などが読み取ります。 とてもシンプルな仕組みです。 シンプルですが、GPSの高度計と比べてみても驚くほど正確です。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-10

ビクトリア359日目:良い一日。



 今日は朝8時からフライトでした。 今日のフライトは1.8時間のロングフライトで、そのフライトで殆どのマニューバーの教え方のリビューをしました。 今日のフライトでは、今までのイメトレやハンガーフライト、そしてここ数日の練習フライトの成果をしっかりと出すことができました。 おかげでチーフには、「これならフライトテストは全く問題ない!」とお褒めの言葉をもらいました。 もちろん、いくつか注意された点はありますが、今までに比べれば自分でもよく出来たほうだな〜と思います(笑)。 ちゃんと出来たことで少しではありますが自信がつきました。 自分で作成したフライト中の訓練の流れを書いたものをまとめたノートがチーフやマネージャーに大好評で、「Transport Canada(の人)もこれを見れば喜ぶぞ」と言っていました。 今まで僕は逆にそういうカンニングペーパーみたいなものはダメなのかな〜と思っていましたが、そういうものを使った方が訓練内容を飛ばしたりすることがないので逆に良いようです。 今日はフライト中にそれを使ったおかげで手順などを間違えることは皆無でした。 明日も10時からフライトで、明日はForced LandingやPrecautionary landingといったものの教え方をリビューします。 これらはちょっとイメトレ不足な項目なのでちょっとだけ心配がありますが、今夜と明日の朝でしっかり準備をする予定です。
 午後からはバイトでした。 比較的忙しい一日でした。 

 今日の写真は飛行機の速度を計るための「ピトー管」というものです。 この管の穴に風があたることで飛行機が空気中を移動している速度を速度計に表示します(本当はもうちょとややこしいですが、簡単に言うとこういうことです)。 佐賀空港かどこかで中国の飛行機がオーバーラン気味に離陸したというニュースをみましたが、それの原因はこの管の穴の中に虫が詰まっていたからだそうです。 大抵の場合は旅客機にはピトー管は予備も併せて数本備え付けられているはずですし、そもそも速度が上がってこなかったらそこで異常発生が確定するのだから、そういう場合は離陸を取り止めるべきではないのだろうかと不思議に思いながら記事を読みました。 ただ、会社のオペレーションマニュアルによる手順に従っていたのかもしれません。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-09

ビクトリア358日目:3回。



 今日は朝早く起きて、少しだけ勉強をしました。 そして10時からフライトに出かけました。 今朝のビクトリア周辺は低い雲が流れ込んで来ていて、一時雲低は1500ftほどまで下がりました。 トレーニングエリアに向かう途中はいつもだと2500ftまで上がりますが、今日は雲を避けるために2000ftまで下がり、さらに1500ftまで下がって雲を避けるように飛びました。 訓練では、ようやくマスターし始めて来たスティープターンを重点的に練習し、あとは各マニューバーをやりながら口頭で説明を同時にする練習もやりました。 そこそこ言葉に口が慣れて来たように思います。 結局1時間ほどのフライトを終えて空港に戻りました。 それからR君と昼飯を食べ、1時からはそのR君のフライトに同乗させてもらいました。 途中でスティープターンをやらせてもらいましたが、まだ完璧には1回ではできませんでした。 隣に飛行のことを知っている人が乗っているとどこかでそれがプレッシャーになっているのかも知れません(笑)。 そのフライトを終えてから、また飛びに行きました。 今度は日本から来ているFさんを初めて乗せて飛んできました。 ここでのスティープターンはさほど悪くなかったように思います。 ようやくノーズのどこを見て飛べば良いかを体が覚えて来ているので、あとは数をこなして、どれだけ正確に、緊張せずに操縦できるかというところにかかっていると思います。 ということで、今日は3回のフライトをやりました。 正直、3回も飛ぶとくたくたになります。 空の上、ましてや飛行機の中は空気が乾燥しているので、とても喉が渇きます。 そのせいもあってか、体がぐったりとしてしまうのが辛いところです。
 フライトを終えてからはまだ勉強が足りなかったので、一人でセスナ152に乗り込んでハンガーフライトをやりました。 ハンガーフライトをやると動作の流れが身に付くのでお勧めです。 時々ではありますが、ハンガーフライトをやっている人を見かけます。 自分が教官なら生徒にはどんどんハンガーフライトをやらせるだろうと思います。 自分がやって役に立つことは生徒にもお勧めしたいと思います。
 
 明日は朝8時からチーフインストラクターとの訓練です。 午前中はすべて訓練のためにブッキングされています。 あと4時間のフライト時間が残っているので、それをすべて消化してしまう予定のようです。 レビューもまた始まりますので、集中して取り組みたいと思います。 そしてその後は午後からバイトという強行スケジュールです。 大事な時期なので、体を壊さない程度に頑張ります。

 今日の写真はIsland Viewという通りの小高い丘から見た農園の風景です。 今月末のハロウィンが迫って来ているため、農家はオレンジ色のカボチャの収穫に忙しいようです。 写真の真ん中左側にそのカボチャの畑が見えます。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-08

ビクトリア357日目:今日もぐるぐる。



 今日は午前中はバイトにいってきました。 家を出る時は真っ暗で、一瞬朝なのか夜なのかが分からなくなるほどです。 今日も午前中は風が強く、雨が降ったり止んだりの状態でした。 おかげでバイト中はかなり暇で、仕方ないのでクラブの中の掃除をしたり、飛行機の中の掃除をしたりしました。 飛行機の中の掃除をすると、膨大な量のペン・鉛筆類が出てきます(笑)。 今日も数本見つかりました。 あとは、座席の後ろポケットにはいろんなゴミが入っています。 ナビゲーションのログやら、エチケット袋がくしゃくしゃになったものなど本当に様々です。 今日はその辺りを綺麗に整頓しました。
 午後からは家に戻って来て、30分だけ仮眠を取り、その後またクラブに戻ってフライトに出かけました。 午後からは風は強かったものの、空はなんとか晴れてきました。 今日もスティープターンを中心にいろいろなマニューバーの練習をしました。 スティープターンではず〜っとぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐると回ってきました。 おかげでようやく高度を保ったまま45度のバンク角でのターンが正確に出来るようになってきました。 不思議なもので、教官証明のトレーニングで教えてもらった「教え方」を忠実に再現すると、自分でもちゃんと飛べるようになります(笑)。 今日は自分で自分に教えるような感じで指示を口に出しながら飛んでみたら、コツが掴めてきました。 明日も飛ぶので、明日も練習をするつもりです。 これさえちゃんとできればあとはそんなに大きな問題になるようなポイントはないんではないかと思います。 あとは引き続きマニューバーをしながら喋る練習もしなければいけません。
 先日、日本から僕が大好きな味ぽんを送っていただきました(Tさん、どうもありがとうございます)。 今日はそれをふんだんに使い、今シーズン初のを作りました。 白菜、ソーセージ、しいたけの代わりの怪しいキノコ、鶏肉などを入れて作りました。 もちろん、その後の雑炊までやりました。 おかげで今は腹一杯です。 ということで、今日の写真はその味ポンです。 いや〜、やっぱりミツカンは世界一です。 ゆずの香りがたまりません。 

 今週カナダでは、アメリカより約1ヶ月早くThanksgiving Dayということで感謝祭で、明日月曜日は休日になっています。 それとはちょっと意味合いが違うかもしれませんが、僕がここビクトリアでこうして好き勝手できているのも多くの方々にいろいろな面で支えていただいているからだと思います。 この場を借りてお礼を言いたいと思います。 どうもありがとうございます。

 明日は午前中にフライトに出かけます。 その後は引き続き勉強をする予定です。 もしかしたら2回フライトするかも知れません。 残された時間を有効に使いたいと思います。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-07

ビクトリア356日目:知らず知らずに。



 今日は朝からあいにくの天気で、午前10時から予定していたR君とのフライトも、12時から予定していた自分自身のフライトもキャンセルとなりました。 今朝起きてすぐに聞いたATISでは雲低は5000ftはあり、視界もそれほど悪くなかったのですが、温暖前線が近づいて来ていて、教科書通りに次第に雲低が下がって来て、雨がしとしとと降り続くという天気になりました。
 今朝はまずレッスンプランのリビューを行ない、それから10時にクラブに行きました。 クラブでもとりあえずレビューをやって、それからはフライト中の指導の練習のために久しぶりにハンガーフライトを行ないました。 エンジンをかけない飛行機の中はさすがに少し寒かったですが、実際にスロットルやカーブ(キャブレター)ヒートのノブ、ミクスチャコントロールノブなどを操作して、操縦桿を触りながらイメトレを行なうと効率よく練習ができましたし、実際のフライトのような感じでシミュレーションできたので有意義でした。 
 昼ご飯はクラブ内のダコタカフェでR君と食事を食べました。 珍しく完食できませんでした。 体調が100%でないから食欲がいつもほどなかったのかも知れません。 食事の終わりくらいに、最近教官になったマイク、クラブのディスパッチャーのブライアン、そしてチーフインストラクターのグラムが次々とカフェにやってきました。 そこで僕が今までに間違って言った「英語の表現」についての話になりました。 教官の訓練では、正しい言葉使いまで学びます。 スラングや、間違った表現を使うと学生が混乱するからです。 僕は今までに6つの基本となる計器のことを「six packs」と表現したことがあります。 Six packsはこちらでは6本1組のビールのことを指します(他には6つに割れた腹筋のことも指します)。 あとは、フラップを下げることを「dump the flaps」と言ったこともあります。 dumpはダンプカーのダンプと同じ語源で、「落っことす」という意味のスラングに近い表現です。 どちらも僕がPPLをやっていた時の教官が言っていた表現で、知らない間にこういう言葉を彼から覚えてしまっていたようです。 今では笑い話のネタにされますが、Transport Canadaの試験官の前ではこういう表現は使うなよ!とチーフに注意されています(笑)。 よく、両親が使っている汚い言葉を知らず知らずのうちに子供が覚えてしまうという話がありますが、僕の場合もそれとまったく同じです。 無意識というのは怖いですね・・・。

食事の後もまたハンガーフライトをやりました。 途中でマイクによる邪魔が入りました(笑)。 突然機体が揺れ出すので、「突風でも吹いて来たのかな?」と思っていたら、飛行機の尾翼の下に隠れてマイクが飛行機を揺らしていました(笑)。 マイクがフライトテストを受けた時の話などをいろいろ教えてもらいました。 他にも、ボナンザを所有するジョンやラインクルーのジョージなどがこぞって邪魔をしに来ましたが、つまらない話のおかげでよい息抜きができました。 小休止のあとはまたコクピットに戻って、ぬるくなったコーヒーをすすりながらシミュレーションを行ないました。 コクピット内では一人で喋り続けながら操縦桿を押したりひいたりしていたので、意外と疲れました。
 
 明日は午前中にバイトがあります。 午後から天気が良ければフライトしてこようと思います。 すべてのマニューバーをある程度自信をもって行なうことができるようになるまで、残された時間を有効に使って練習に励む予定です。
 
 今日の写真は僕の家の前の風景です。 寒暖の差が大きくなってきて、紅葉が一気に進んだように思います。 枯葉が舞落ちる季節はマウンテンバイクでさくさく・ふわふわトレイルを駆け巡るのが最高に楽しいのですが、今はとりあえずそんな時間的・気持ち的余裕はありません(汗)。 日本のトレイルは今、最高のシーズンを迎えているはず・・・。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-05

ビクトリア354日目:ぐるぐる。



 今日は本来あるはずだった訓練がキャンセルになったので、8時から訓練空域でスローフライトやストール、スティープターンなどの練習をしてきました。 とりあえずはCPLレベルのフライトを右席から出来るようになるのが目標です。 スローフライトやストール、ショートフィールドテイクオフなどは問題なくできるというのが再確認できましたが、今までも苦手だったスティープターンはやっぱり右席からだとさらに酷くなる傾向にあるようです。 地平線の位置と飛行機のノーズの位置関係がどうも掴めていなかったので、そこを重点的に練習しました。 1回転で360度ですが、それを何回もぐるぐるぐるぐる〜と回ってみました。 今日初めて気がつきましたが、2回くらい旋回すると時々自分の飛行機が起こしたと思われる乱気流にぶつかることがありました。 もしかしたらただの気流の変化なのかも知れませんが、もしかしたらプロップウォッシュかなにかかも知れません。 とりあえずはまだこれからもソロで練習をする時間があるので、今日の練習はその第一段階というところで、まあ悪くないかなと思っています。 
 午後からはフライトのインストラクションの練習をしました。 まずは家でして、それから空港近くに車を停めて車の中でしました。 声に出してシミュレートするので、なるべく人気がないところでやりました(笑)。
 今日は積乱雲が発生するような大気が不安定な一日でした。 ここ数日そんな感じの日が続いているように思います。 雨が時々降るし、朝は気温が4度くらいまで下がるようになりました。 もう秋を通り越して冬が近づいているのかも知れません。

 明日は午後からバイトです。 午前中は勉強をします。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-04

ビクトリア353日目:2週間。



 今日は朝8時からフライトでした。 今日は訓練のなかでも一番最初のレッスンで練習するattitudes and movementsのデモを行ないました。 出来はあまりよくありませんでした。 やっていることは間違ってはいないのですが、精度が低い感じで、チーフにちょこちょこと訂正をしてもらいました。 僕がボイスレコーダーを購入してからはすべてのフライト中の会話を録音してフライト後のレビューに役立てていますが、このattitudes and movementsを初めて教えてもらったときにはボイスレコーダーがまだなく、右側からのフライトでいっぱいいっぱいだったので、正直あまり細かいところまではフライト中にメモできていませんでした。 なので、出来がよくなかったのは当たり前といえば当たり前なんですが、このレッスンプランはとても重要な内容なので、今回の間違いをよく見直して、次回からはちゃんとできるようにしようと思います。
 今日の夕方前にクラブから電話がありました。 電話の主はチーフのグラムでした。 「フライトテストは16日になりそうだから」ということでした。 ちょうどあと2週間後です。 なんとかバウンダリーベイではなく、ビクトリアで試験を受けることができることになりそうです。 これで少し安心しました。 あとは残りの時間を無駄にすることなく、レッスンプランやフライト中の指導方法についての見直しを進めて行きたいと思います。 残りのデュアル時間は4時間ほどになったため、最後のレビューフライトは来週の火曜以降に再開することになりました。 なので、今週はいよいよソロフライトを始めようと思っています。 とりあえずは右席からのフライトでも左席からのCPLレベル以上のフライトが出来るようになることが目標です。 あとはフライトしながら説明とデモンストレーションをする練習もする予定です。

 今日の写真はセスナ152の尾翼です。 Vertical stabilizer、またはFinと呼ばれています。 この尾翼についているのがラダーです。 ラダーとはいっても、はしごのladderではなく、舵という意味のrudderです。 今日のフライトの前の点検で、この尾翼の1番上の後ろ側についているナビゲーションライト(写真の右上部)のバルブが切れているのを発見しました。 フライト前にジャーニーログブックに不備(defect)があったことを記入し、日中のVFRフライトには不要である旨の記入をしてからフライトに出かけました。 

 明日は朝8時からソロで練習の予定です。 その後はひたすら勉強です。 泣いても笑ってもあと2週間です。 いよいよ正念場です!

 ではまた明日。


(つづく)