2020-08-29

過去ログ:2006年12月16日〜2006年12月18日

ビクトリア63日目:ナイトフライト2日目
2006年12月16日土曜日


 今日は昨日に引き続きナイトフライトでした。 午後5時に薄暗くなってきた中を自転車でクラブに向かいます。 クラブにつき、今日もZSCのウォークアラウンドから開始です。 ここ最近ずっとZSCを使っているので、愛着がわいてきました。 最初は、「Zulu Sierra Charlieってなんて言い難いコールサインだ!」っと思いましたが、今ではこの呼び方が結構好きだったりします(笑)。 

 ナイトフライトのウォークアラウンドは日中のウォークアラウンドとほぼ同じですが、違う点が2つあります。 1つ目は、外が既に暗いので、懐中電灯を使って細部をチェックしなければ行けないという点。 エレロンのヒンジ部分などは翼の下から懐中電灯を使ってボルトがちゃんとしまっているかなどを確認します。 もう1つはチェック事項に外部ライティングのチェックが追加されることです。 Cessna 152には数種類のライトが付いていますが、ウォークアラウンドの際には実際にそれらのライトを点灯して目視確認をします。 今日の写真はライト類のコントロールパネルです。 LDGはランディングライト、TAXIはタクシーライト、BCNはビーコンライト、STROBはストロボライトですが、クラブのC-152にはストロボライトはインストールされていません。 NAVはナビゲーションライトです。 LDGとTAXIはどちらもZSCの場合はプロペラの下辺りにあります。 どちらも前を照らすライトですが、LDGはその名のとおり着陸時(あとは離陸時も)に使います。 TAXIはタクシーをするとき(地上で)に使います。 これらのライトの違いは主に照らし出す角度じゃないかと思います。 タクシーライトがロービーム、ランディングライトがハイビームのような感じがします。 ランディングライトのほうが気持ち照度が強いようにも感じます。 ビーコンライトは垂直尾翼のてっぺんについています。 クラブのC-152はビーコンライトのスイッチを入れようが入れまいがマスタースイッチがONのときはビーコンライトが付くようになっています。 ナビゲーションライトは翼の両端(右が緑、左が赤)と垂直尾翼の後ろ側に白色のライトが付いています。 これらのおかげで暗闇でも機体がどの方向に進んでいるかが分かります。

 今日はサーキットを1時間しました。 昨日の経験があるので少し落ち着いてタクシー、離陸と進みました。 ここビクトリアのサーキット高度はお昼は1000ftですが、夜は近くに丘などがあるため、1100ftを飛びます。 1回目と2回目のサーキットはランディングライトを付けて着陸をしましたが、3回目以降はランディングライトなしでの着陸を練習しました。 これがなかなか怖いです(笑)。 ランディングライトなしでは、滑走路上空2〜3メートルまで降りてこないと滑走路の表面が見えません(涙)。 しかも、見えても本当にすこ〜ししか見えません。 滑走路の両端にあるライト(弱い明かりの白いランプ)を見て自分の高度を確かめながらゆっくりとランディングをします。 このときにソフトフィールドランディングのテクニックを使います。 ソフトフィールドランディングは本来は着陸するところの表面が柔らかいことを想定して、なるべく着陸ギア(タイヤ)にいきなり重みがかかってしまわないようにゆっくりと機体を地面に降ろす着陸方法です。 インストラクターに「夜はソフトフィールドで着陸しますから」とずっと言われていた理由が今日初めてわかりました: ランディングライトがないと暗くて、自分が果たして滑走路からどのくらいの高さにいるのかがはっきりとはわかりません。 そのため、ソフトフィールドの着陸方法を真似て、パワーを入れたままじんわりじんわりと高度を下げていって着陸するわけです。 「地面はまだかな〜? 滑走路はまだかな〜?」といった感じで探りながら高度を下げるとテクニックです。 今日は6回離着陸をしたうち、2回はじぶんなりの合格点のランディングでしたが、まだまだ練習が必要です。 お昼に練習したいと思っています。 今日はサーキットだけだったのでビクトリア上空を飛んだりするお楽しみはありませんでした。 少し残念(笑)。 それでもコクピットから見えるシドニーの街並などはとてもきれいでした(でも、あまりよく見すぎると夜間視力に良くないのでちらっと見た程度です)。

 明日は午前中にビクトリアにある日本食料品店「Fujiya」に行くつもりです。 その後、ダウンタウンにある自転車屋さんでロードバイクを物色する予定です。 昼過ぎにはシドニーに戻り、夜のフライトの用意をします。 明日は天気がよければ本土の方にナイトクロスカントリーフライトに出る予定です(デュアルです)。 天気が悪ければクロスカントリーフライトのブリーフィングだけでもしてもらうことになっています(これでNav logなどの仕上げ方やフライトプランのファイル方法を復習できるのでうれしいです)。 また明後日以降天気が崩れそうなので、天気が持ちこたえているうちにナイトのクロスカントリーフライトをやってしまおうという目論みです。 クロカンフライトの行き先はアボツフォード(カナダ本土)に飛び、その後、バンクーバー島(ビクトリアがある島)に戻り、ビクトリア空港の北西に位置するナナイモに行くようです。 ちなみにナナイモは最近人気のジャズシンガー・Diana Krallの生まれ故郷だそうです。 まめ知識でした(笑)。

 今日はフライトから帰って来てからパンを作っています。 今まさにパンがオーブンの中で焼かれています。 分量を間違ったのか、どれだけ練っても生地が手に付きまくります。 あまり良い結果は期待できそうにありません。 ちなみに作っているのは「イギリス式食パン」です。 

 ではまた明日!


(つづく)

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ビクトリア64日目:ナビゲーション計画復習
2006年12月17日日曜日 


 今朝は久しぶりに早起きをしてビクトリアに行きました。 まず70番のバスでダウンタウンまで行き、27番のバスに乗り換えてShelbourneという通りにあるFujiyaという日本食料品店を目指しました。 日曜日ということで開店時間がいつもより遅いです。 日本ならその逆のような気もしますが、こちらは日曜日は遅く開いて早く閉店するということが多いようです。 

 11時ちょっと前について、ちょうど通りを挟んで反対側にあるアジアン食料品を多く扱うスーパー、Fairwayに寄りました。 特になにも買いませんでしたが、アジア系食料品が多く行っていました。 お客さんも中国系の人がたくさん。 店員もアジア系がたくさん。 なんだか不思議な感じでした。 10分ほど店内をふらふらして、Fujiyaに向かいました。 Fujiyaではお好み焼き粉、和風スパゲティーのもと、みそ、ほんだし、お好み焼きソース、餃子の皮などを購入しました。 それにしても日本食料品は高い! 一例を上げると、永谷園のチャーハンの素(日本では多分200円以下)が400円ほどしてしまいます。 ほんだしも大きなパッケージになると2000円とか。 日本のスーパーでは米など以外には2000円もする品はないでしょう!(笑)。

 Fujiyaの次はダウンタウンに戻り、自転車屋を覗きました。 12時開店ということで、到着したときにはドアがしまっていましたが、しばらくすると開店しました。 中には僕ごのみの高級車がたくさん並んでいます。 少し見て回りましたが、やはり円安の影響ですべてのバイクが高く見えます。 中古品もないようですし、仕方ないのでeBayなどで中古品を気長に探すことにしました。 おととい気に入ったバイクがあったので落札しようとしましたが、最後の5秒で他のヤツに競り落とされてしまいました(怒)。 

 午後2時頃にはシドニーに戻って来て、簡単に食事を済ませてしばし休憩。 ベッドで横になって航空無線を聞いていました。 でも、休息を取るときは無線は聞くもんじゃありませんね。 無線から聞こえてくる飛行機が今サーキットのどこにいるとか、エアカナダの飛行機が今どのあたりを通過中とかということを無意識に頭の中で想像してしまいます。 なので、体は休んでいても頭はフル回転です(笑)。 

 午後5時に空港に行き、インストラクターと話をしました。 今日は天気に不安要素があったため、ナイトクロカンは取りやめになりました。 日中であれば天気が少しくらい悪くても飛んで行けるのですが、夜はもっと慎重にならざるを得ません。 例えば雲が低くても、暗い空では雲の位置をはっきりとは確認できないでしょうから、知らないうちに積乱雲に突っ込んでしまうっということも起こりうるわけです。 ということで、今夜はフライトはなし。 その代わり、ナビゲーションのプランニングのやり方とフライトプランのファイル方法をリビューしてもらいました。 クロカンはやっぱり日中に1回やって、それからナイトでやることになりそうです。 そのほうが順序建てて学ぶことができるのでいいと思います。 

 ナビゲーションは本当にいろんなことを忘れています。 自分でもびっくりです(笑)。 今日は2時間ほどかけてブリーフィングをしてもらい、これでようやく自分1人でナビゲーションプランを立てれそうです。 今夜はもう疲れてしまったのでやりませんが、明日は午前中に仮プランを立ててみようと思っています。 これを雨の日などの時間があるときになんどかやって、やり方を完璧に身につけようと思います。

 今日のブリーフィングの後に、「今度172のチェックライドをしましょうか?」という話が持ち上がりました。 僕は今までセスナ150, 152とパイパーチェロキー(PA-28)という飛行機を飛ばしたことがあります。 違う機種を飛ばす場合はチェックライドというフライトをして新しい機体の飛ばし方やその機体特有の手順などをまず確認してもらい、インストラクターが許可を出せばソロでその機体を飛ばすことができるようになります(endorsementと呼ばれるものです)。 セスナ172は152よりも大きく、座席数も4席と増えます。 馬力も50馬力ほど多くなります。 スピードも当然早くなり、クロスカントリーフライトのときなどは目的地に早くつくことができます。 レンタル料は1時間あたり14ドル(約1500円)ほど高いですが、早く目的地につけばそれだけフライト時間は少なくて済みますので、結局同じくらいのコストになるそうです。 っということで、火曜日の日中にチェックライドをしてもらうことになりました。 そのために明日はエアスピードなどを172用に暗記しなければいけません。 計器盤も計器の場所が違ったりしますので、少し慣れが必要だと思いますが、152よりも大きな機体を飛ばすことは魅力的ですし、世界的に152よりも172のほうが多く出回っていると思いますので、今のうちに172を飛ばせるようにしておけば今後のためにもなると思いますので楽しみです。

 今日の写真は今夜のブリーフィングの後のハンガーの様子です。 最近は風が強かったり天気が悪かったりするので、夜間はクラブ所有機をすべてハンガーに格納しているようです。 ハンガーの中にはセスナ152, 172, Citabria, アマチュアビルト、Piperアーチャーなどが所狭しと並んでいます。 その姿は圧巻です。 よくもまあこんなに綺麗に格納したな!っというくらい、飛行機同士の間は10~20cmくらいで、本当にぎりぎりでおさめられています。  

 明日は1日お休みです。 勉強をして、夕方は以前の教会で知り合った人とビクトリアで飲む予定をしています。 ビクトリアのナイトライフは初めてなので楽しみです。

 ではまた!

 

(つづく)

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ビクトリア65日目:仮フライトプラン作成
2006年12月18日月曜日


 今日は午前中に図書館で昨日学んだナビゲーションプランの作り方をおさらいしました。 風の情報には出発空港の風、到着空港の風、それまでの上空の風などといろんな風のデータがあります。 それらをどう使い分けるかがよく分からなかったのですが、昨日のブリーフィングでわかるようになったので今日のプラン作成練習ではスムーズに進めることができました。 仮プランでは昔のサスカトゥーン時代に使っていたRegina(サスカチュワン州)のチャートがありますので、それを使ってサスカトゥーン(CYXE)からリジャイナ(CYQR)までの約130海里マイルをフライトするプランを立てました。 高度3500フィートでのフライトで、今日の風のデータを利用すると追い風が吹いているので対地速度は100ノット(時速185キロほど)まで出る計算でした。 サスカチュワン州は平地なのでナビゲーションが比較的簡単ですが、こちらビクトリアは島々がありますのでその点は少しややこしいように思います。 プランの作り方をおさらいしたあとは自分用の「ナビゲーション作成チェックリスト」を作成しました。 これさえあれば、これからは1人でナビプランを作れると思います。 

 午後からは家でセスナ172のVスピードを暗記しました。 暗記とはいっても、暗記しきれてはいませんが(笑)。 覚えなければいけないのは、take-offの時の速度、climbの速度、best rate of climbの速度、best angle of climbの速度、approachの速度、stallの速度(フラップなしの場合と30度の場合)、glideの速度、などがあります。 どれもセスナ152とはさほど変わりませんが、すべてにおいて5ノットほど速くなるようです。 それだけパワーがあるからですね。 燃料タンクの容量も異なりますので、そちらも暗記。 172のデータを覚えると152のデータを忘れてしまいます(笑)。 なので、明日は午前中に両方のデータを比較するチャートを作成する予定にしています。 

 明日は12時からフライトで、天候次第ではクロスカントリーフライトに出る予定です。 出れない場合は夜間のフライトが出来ればする予定にしています。 

 今日の写真は明日飛ばす予定のセスナ172と同型機のコクピット内の計器盤です。 計器の種類は152と同じですが、配置が若干違います。 エンジンのタコメーターは152の場合は右の席の前にありますが、172の場合は機長席(左側)のほうにあるようです。 こちらのほうが見やすいのかも。

 今日は夕方からビクトリアのダウンタウンにあるパブに行きました。 おいしいビールを飲んできました。 西海岸はブリューワリーが多くあるらしく、地ビールの種類が豊富とのことです。 今日のビールはOkanagan Pine Aleとかなんとかいうビールでしたが、コクがあるのにあっさりとしていておいしかったです。 缶ビールでもあるんだろうか・・・ あれば今度買ってみたいものです。 ちなみにパイロットはフライトの8時間前からはアルコールを飲んではいけません。 飲んじゃダメというだけではなくて、たとえ8時間が経過してもアルコールの影響下にあってはフライトはできません。 つまり、二日酔いでのフライトは御法度ということです。 当たり前ですけどね!

 
 ではまた明日!

(つづく)

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【編集後記】

 勉強の方法って人それぞれですよね。僕はひたすら書いたり暗記カードを作ったりして覚えることが多いです。パソコンで必要知識をまとめることもありますが、やはり手書きが一番頭に残るような気がします。人間はなるべく多くの器官を使って覚えた方が記憶に残る可能性が上がるそうです。目で見ただけよりも、目で見て手で書いたほうが2つの器官を使うので記憶力があがるという話です。これにさらに耳や感触なんかも取り混ぜるとなおさら覚えやすくなるはずです。

 今回出てくるセスナ172のC-FMEKという機体は残念ながらもう存在しません。僕が教官時代に、とあるクラブメンバーがレンタルしてフライトに出かけ、途中で燃料切れを起こしてしまい、ハイウェイ上に緊急着陸をしました。その着陸の際に致命的なダメージを受けてしまい、保険会社も修理するよりも新しい機体に買い換えた方が安上がりになると判断したようで、結局はスクラップされてしまいました。もしかしたらそのスクラップ後の写真が僕のブログのどこかにあるかもしれません。今でもこの事故のことは覚えています。死者や怪我人が出なかったのが幸いでした。このメンバーは事故当日クラブに加入し、教官とのチェックライドを終えた直後に飛行機をレンタルしてフライトに出かけたそうです。チェックライドでは失速からの回復やサーキット、不時着の手順などをチェックし、フライト時間にして一時間ちょっとかかります。このメンバーはチェックライド後に燃料補給することなく、そのまま片道一時間以上のフライトに出かけたようです。そしてビクトリアに戻ってくる前に燃料切れとなりました。セスナには燃料計があって一応は機能しますが、あまりあてになりません。というのも、フライト中には燃料が翼の中のタンク内で動き回るため、フロート式の燃料計では正確な量が測れないのです。そのため、地上で燃料をディップスティックと呼ばれる棒を燃料タンクに突き刺して目視確認します。このメンバーもこれさえしていれば緊急着陸なんてしなくてよかったはずなのに。ちなみに旅客機クラスになると燃料の測り方の仕組みも大きく違い、いちいち棒を突き刺さずとも量は正確にわかるようになっています。


(つづく)

2020-08-27

過去ログ:2006年12月13日〜2006年12月15日

ビクトリア60日目:またもや嵐。
2006年12月13日水曜日


 今日もまた発達した低気圧の影響で大荒れです。 大家夫婦が住む家の屋根に張ってあった雨漏り防止のシートは風が凄過ぎてずたずたに引き裂かれてしまいました。 道路には木々の枝がたくさん落ちているし、雨は45°の角度で降りつけているような感じです。 そんな天気のなか、あえて散歩に出かけました(笑)。 以前、大家のブライアンが、「嵐の日には海辺にいって、自然の凄さを体感するのが好きだ」っとクレイジーなことを言っていたのを思い出し、僕も1回くらいは経験しようかと思ってのことでした。 幸いというか、あいにくというか、僕の家の近くのビーチはすべて入り江のような感じなので、たいした波は押し寄せてはいませんでした。   浜辺では白鳥が3匹羽を休めています。 こんな風ではさすがに思うように飛べないんではないでしょうか。 海なのに白鳥がいるというのがなんともミスマッチで面白いと思いました。  

 さて、今日は午前中は洗濯と家の掃除で大忙しでした。 洗濯物を乾燥機にかけている間に家の掃除をしました。 以前お話した「セントラルバク」を使って、階段、洗面所、台所、そして自分の部屋と掃除機をかけました。 時間はかかりましたが、きれいになったので気分が良いです。 

 午後からは夜間フライトの予定でしたが、結局嵐の影響でキャンセルとなり、明日の午後5時からに振り直しになりました。 風力25ノット、gusting 45ノットとかではそりゃ飛べないですよね(笑)。 そこで、4年前に勉強したナビゲーション(フライトプランニングなど)の復習を始めました。 お恥ずかしいことにフライトプラン(ヘディング、高度、マップの用意など)のやり方をすっかり忘れてしまっています(汗)。 四年間一度もフライトプランなど立てなかったから当たり前といえば当たり前ですが。 magnetic variationのこと、magnetic dipのこと(注:これらはまた機会があれば説明します)などはすっかり頭のメモリから消え去っています(笑)。 今夜と明日の午前中にかけて分かる範囲で復習するつもりです。 

 勉強の後で、いつもコメントをくださるAviatorさんのブログを拝見していました。 すると、ブログカテゴリーのところに、「クッキング&ベーキング」という項目があるではないですか。 「はて?」と思い中を拝見すると、その名のとおり料理やベーキングのレポートが書いてありました。 それを見て、「そうだ〜!」っとひらめきました。 「カナダに行ったら時間があるだろうから、パンを焼いたりする技術を身につけよう」と、ず〜〜〜〜っと前から思っていたのです。 すっかり忘れかけていたそのプランをAviatorさんのブログが思い出させてくれたのです!(笑)。 ありがとうございます〜! っということで、すぐに買い物リストを作ってスーパーとハードウェアストア(ホームセンター)に向かいました。 スーパーではバナナブレッドを作るための材料を、ホームセンターではパンを焼くための型と泡立て器、アルミホイルを購入。 家に帰ってきて、ウェブ上で見つけたバナナブレッドのレシピを参照しながら早速クッキング開始です。 20分ほどで準備が終わり、オーブンに入れて1時間ほど待つとおいしいにおいが家中に漂いました。 今日の写真はそのバナナブレッド(ピカンナッツ入り)の写真です。 包丁があまりよく切れないので少しぐちゃぐちゃになりましたが、味は想像以上においしくできました。 小麦粉もベーキングパウダーもたくさん余っているので、今度は違ったパンに挑戦したいと思います。

 今日は以上の他にも、「How to: 航空留学の準備」というページを公開するための最後の確認を行いました。 公開した内容はページ最上部のメニューからご覧いただけます。 内容は主に僕が実際にカナダに来るまでに行った準備内容を順序立てて紹介しています。 僕一人の意見をまとめたものなので、偏りがあるかもしれませんので、既に航空留学を経験されている読者の方々にはぜひアドバイスや付け加えたらよいことをコメントから教えていただきたいと思います。 後輩達の航空留学がスムーズで実り多いものにできるようにご協力をお願いします。 その他にも、これから航空留学をしたいと考えている皆さんからの質問があれば、同じくコメントから質問を受け付けます。 もしくは僕まで直接メールで問い合わせていただいても結構です。 今日はこの他にリンクも2件追加しました。 Linksのページからどうぞ。

 そういえば、車の件は当面諦めようと思います。 理由はやはり金銭面に車を購入したり保険を購入する余裕がないからです。 まったくないわけではありませんが、今後訓練がどう進むかも分かりませんし、もしかしたら予定よりも多くの出費が必要になるかもしれません。 そのため、ここはぐっと我慢して、エコな生活を続けようと思います(笑)。 その代わりに新しいロードバイクを購入しようかな〜なんて考えています。 車よりは安いし、保険はいらないし(笑)。 まだどうするか分かりませんけどね。

 また話は変わりますが、カナダのアップルストアから増設用メモリとiWorkというソフトを購入しました。 まだ届いていませんが楽しみです。 iWorkは今使っているMacBookを購入したときにお試し版が同封されていて、使ってみたら使いやすかったので使い続けたいと思って購入しました(30日のおためし期間が終わってしまいました・・・)。 メモリを1GBに増やしたらどれくらい体感スピードが速くなるのかが楽しみです。 

 ではまた!


(つづく)

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ビクトリア61日目:メモリ増設。
2006年12月14日木曜日


 え〜、今日も天気が悪くて飛んでません。 ナイトフライトの報告を楽しみにしている皆さん、もう数日お待ちください。 今日の写真は本日午後4時時点での天気予報図(GFA)です。 見て分かるとおり、低気圧がありますね。 図の中に四角の中にBと書かれているところがありますが、そこから少し左下にいったところがビクトリアです。 そして、その左側に砂時計のような、ローマ字のRのような形をした赤いシンボルがありますが、これはTS(Thunder Storm)=雷です。 こいつらのお陰で今日も風が強く、雨が断続的に降る一日でした。

 今朝は散歩にもいかず、少しだらだらと朝を過ごしました。 お昼過ぎにドアベルがピンポーンとなるのでドアをあけるとFedExの人が。 おととい注文したMacBook用のメモリが早速届きました。 FedExのおっちゃんが帰り際に「メリークリスマス」って言ってました。 ちょっと早いんでないかい?っとは思いながらも、「メリークリスマス」と言い返しました(笑)。

 早速メモリを取り付けました。 感想は「早い!」です。 動作スピードが早くなったことが体感できます。 あ〜、買ってよかった。 なぜか一緒に注文したiWorkのほうは別便で届くようです。 なんでだろ。 いずれにせよ送料無料なので別に気にしてませんけど。

 その後、午後3時くらいから久しぶりに図書館へ。 フライトプランニング(クロスカントリーフライトの計画)のやり方をおさらいするために教則本とフライトコンピュータ、プロトラクター(分度器付き定規)などなどをバックパックに詰め込んで出かけました。 外は強い雨です。 レインジャケットを着ていったので上は大丈夫でしたが、ズボンがしっとりとぬれました。 図書館で昔の記憶と教則本に書いてある内容を確認しながら模擬フライトプランを立てます。 教則本にはなぜかプランニングのやり方がはっきりとは書かれていません。 風の計算の仕方や時間の計算、燃料の計算、地上スピードの計算などはどれもちゃんと書かれていますが、それじゃ具体的にどの順番でクロカンのプランを立てれば良いかというのは書いてないんです。 そのため、多種多様な情報に混乱させられてしまうわけです。 さらに、風の情報はどの情報を使うのか(目的地の情報なのか、それともUpper Wind <FD>なのか)といった疑問も。  ネットでいろいろ探してみましたが、やっぱり良い手順は書いてません。 なんでなんだろう・・・ これくらいは知っておいて当たり前ということなんでしょうか。 近いうちにデュアルのクロカンがあるようなので、そのときに細かく手順をインストラクターに確認しようと思っています。 今考えてみれば、サスカトゥーンで訓練を受けたときはインストラクターに言われるまま、「true airspeedは90kt」とかというふうに鵜呑みにしていた部分があったように思います。 そのときはそれでもよかったんですが、今回はそういうわけにはいきません。 燃料の計算や離陸・着陸距離などは自分でしっかり計算した記憶があるのですが、具体的になにをどうしていたかまでは覚えていません。 なるべく早くそこのところをクリアにして、正しいプランニング方法をまとめておきたいと思います。 また、最近は時間的余裕もあるので、PPLをやっている人たちのグランドスクールに参加させてもらえないかも聞いてみようと思っています。 昔学んだことのおさらいにはもってこいだと思うので。 ただ、お金がかかりそうなのでどうしようかと・・・ とりあえずはスクールに次に行ったときに確認するつもりです。 なお、CPLのグランドスクールは参加人数が少なすぎるため、しばらく開講されないとか。 来年の春くらいになるんじゃないかという話。 最低でも3、4人くらいはCPLの生徒がいないとクラスを開講しないそうです。 どうしても急ぎでグランドスクールを終わらせたい場合はバウンダリーベイのほうで集中講座があるということらしいですが、僕はそんなに急いでもいませんので、来年まで待つつもりです。 

 なにはともあれ、もう少ししたらソロフライトをばんばんやって行こうと思っています。 ナイトフライトが終わったくらいから自分の都合にあわせてソロフライトでトレーニングエリアに飛んで行ってエアワークをこなすようにしようと思っています。 毎日ソロで飛ぶようになってようやく事業用免許の訓練らしく感じるのかもしれません。

 明日の天気もさほど良さげではないようです。 もし天気が悪かったら、フィットネスジムに入会の手続きをしに行こうかと思います。 あとは、イースト菌を使ったパンでも焼いてみようかと思います。 もしくはビクトリアの日本食料品店で食材を購入するのもいいな〜と思っています。 この季節、あったかい鍋なんかを作って食べたいなぁなんて思っています(笑)。

 ではまた明日!

 

(つづく)

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 ビクトリア62日目:感動!ナイトフライト
2006年12月15日金曜日


 まずはご報告から。 今夜、ようやく初めてのナイトフライトにでました! 時間は0.8時間と比較的短いフライトでしたが、とにかく楽しかったです。 夕方5時以降のフライトで、ウォークアラウンドをしたときにはまだ少し明るかったものの、フライトに出発するまでにはすっかり辺りはまっ暗でした。 懐中電灯と機内についている薄い赤い色のライトを頼りにエンジン始動、タクシーへと進んで行きます。 周りが暗いのでなかなか自分の居場所がよくわかりません。 また、コクピット内はライトはあるとはいえ、本当に薄暗いライトなので最初はあまり良く見えません。 薄暗いライト(赤色)を使っている理由は、明るいLEDなどの白いライトを使ってしまうと夜間視力に影響を及ぼすからだそうです。 人間の目は暗さに慣れるのに約30分かかるそうです。 赤色のライトも普通の懐中電灯の色よりも夜間視力に影響を及ぼしにくい色のようです。 でも、暗いコクピット内が赤いライトで照らされているって、なんかドラキュラハウスみたいでとても不気味です(笑)。 タクシー中はタクシーライトという車のヘッドライトのようなものを付けてはいますが、それでもなかなか前は見難いものです。 タクシーウェイは青いライトが200フィート毎に配置されていますので、それを頼りに滑走路まで移動します。 今日の滑走路は27で、離陸後左にターンして27のdownwindを飛び、その後Cordova departureというポイントめがけて飛んで行きます。 Cordovaはビクトリアのダウンタウン周辺の東の海上のポイントです。 今日は初のナイトフライトということで、ビクトリアの上空を2500ftでフライトしました。 ビクトリア上空をフライトしたのは今日が初めてでした。 空港から10分ほどでダウンタウン上空に到達します。 バスなら1時間なんですけどね(笑)。 目下にはオレンジ色のストリートライト、クリスマスのライティング、スタジアムの照明などが散々と輝いています。 その美しさは言葉では言い表すことができません。 こっちに来ていろいろなことに感動しましたが、今日の上空からの夜景が今までで一番感動しました。 以前このブログでも紹介した州議事堂はこの時期はクリスマス用にデコレーションとライトアップがされていますが、その様子も上空からはっきりと見ることができました。 その横にあるEmpress Hotelもクリスマスのライティングが施されていました。 

 ビクトリア上空は、Victoria Harbourという水上飛行機のための水上空港(water aerodrome)があり、そこにあるFSS(Flight Service Station)がコントロールゾーンの管制を行っています。 FSSの場合はタワーではなく「Radio」という言葉で呼びかけます。 FSSはタワーのように離着陸許可などを出す権限はなく、あくまでもアドバイザリーということで情報を提供してくれるだけです。 ビクトリアを出てしばらくすると、タワーからコールがあり、「ビクトリアコントロールゾーンを出たから、ハーバーレディオ122.2にコンタクトしてください」(英語で何て言ってたかは忘れました・・・)と言われます。 指示のとおり、ハーバーレディオにコールします。「Harbour radio, cessna 152 GZSC over Cordova inbound」っと言いました。 するとおばあさんの声で、「Cessna ZSC〜, Harbour radio roger〜, are you flying over the city for an hour or so〜?」と聞こえてきました。 本当は僕が最初にハーバーにコールしたときに、なぜinboundなのか、目的はなになのかを伝えるべきでしたが、すっかり忘れていました(笑)。 そのため、ハーバーレディオの人に「何しに来るの?」と聞かれたわけです。 「That is affirmative」(そのとおりです)と言って、ビクトリア上空をフライトする目的であることを告げました。 すると、「Report clear of control zone」(コントロールゾーンを出たら報告してください)とだけ言われました。 ビクトリア上空は他にはトラフィックもなく、とても穏やかで静かでした。 2周ほどぐるりと市の上空を旋回したあと、またCordova方面に向かい、ハーバーのコントロールゾーンを抜けてビクトリアに戻る準備をします。 マップを見て、ハーバーのコントロールゾーンを抜けたところで、「Harbour radio, ZSC is clear to the north」(ハーバーレディオ、ZSCはコントロールゾーンの北に抜けました)と報告します。 すると、「ZSC, Roger, Good evening」(ZSC,了解しました。よい夕べを。)とその女性は言ってくれました。 僕も同じようにgood eveningと言って彼女と交信を終えました。 

 その後はすぐにまたビクトリアタワーとの交信です。 周波数を122.2から119.7(119.1は夜は交通量が少ないためあまり使われてません)に切り替えて、「Victoria Tower, Cessna 152 GZSC, over Cordova at 2.0, inbound for landing」(ビクトリアタワー、セスナ152 GZSC、コードバ上空を2000ftで通過中、着陸のためそちらに向かってます)と伝えます。 すると、「ZSC, squawk ident, XXXXXXXXXXXXXXXXXXX」っと言われました。 squawk identと聞こえたので、いつものようにトランスポンダーのidentボタンを押そうと思ったのですが、暗くてどれがそのボタンか分かりません(汗)。 それを探しているうちに、XXXXXXXXXXXXXの箇所がなんていう指示だったのかを聞きそびれてしまいました(笑)。 仕方ないので、いつもの「say again?」を使いました。 するとタワーが「ZSC、how do you read?」(ZSC、無線はちゃんと聞こえますか?)と言ってきます。 さらに、「what was the problem?」(なにか問題でも?」っと聞いてくるじゃありませんか。 んもう、ただ聞きそびれただけなのに(笑)。 仕方なく、なんとか無線を聞きそびれたことを説明して再度指示を出してもらいました。 空港に近づき、滑走路27の進入灯が見えます。 よく映画とかで見る、滑走路の端から伸び出ているあれですね。 きれいにぴかぴか光っているやつです。 それに従って滑走路に進入します。 暗いので滑走路の表面が全然見えません。 怖いな〜っと思っていると、インストラクターが「それじゃランディングライトを付けましょ」といってライトを付けると、あら不思議、ちゃんと滑走路表面が見えるじゃないですか(笑)。 なんとか無事に着陸し、左ターンをして滑走路20に出てグランドにコールです。 夜はあまり他に空港で動いている飛行機がないので、グランドもテキトウに指示を出します。 「ZSC、taxi to the club」。 それだけかよ!(笑)。 いつもなら、「taxi via echo, right turn on sierra」とかというふうに細かい指示が出るんですけどね。 夜だからコントローラーの方々もお疲れなんでしょう。 ご苦労様です。  

 以上で無事0.8時間のナイトフライトが僕のログブックに記録される運びとなりました。 めでたしめでたし。 明日もまた同じようにナイトフライトの予定です。 その後はソロでナイトフライトを5時間やらなければ行けません。 少し怖いけど、夜はトラフィックもほとんどないし、景色は綺麗だし、気流は普通は日中よりは穏やかなので結構楽しめそうです。  

 今日の写真は昨日の嵐の結果(今日の新聞の一面)です。 ビクトリア空港に止めてあった飛行機が20メートルほど吹き飛ばされてひっくり返ったそうです。 しかもこの飛行機はちゃんとロープで固定されていたとか。 記事に書かれている空港関係者の話では、こんなことは初めて起きたそうです。 それもそのはず、昨日の夜は風速時速157kmの風が吹いて、BC史上最も強い風だったそうです。 風速150kmということは、セスナ152で全速力で風に向かってフライトしても、前進どころか後進してしまうほどの風です。 あ〜恐ろしい。 僕の家も午前3時頃をピークに大揺れでした。 日本の地震のときのような感じでした。 いろんなところから変な音がして、「このままじゃ屋根が吹き飛ぶんじゃないかな?」と思うほどで、とても怖かったです。 今朝起きてみたらちゃんと屋根はついたままでした(笑)。

 ではまた明日!

 

(つづく)

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【編集後記】

音楽を聞くとその曲を聞いていた当時のことや空気感を即座に思い出すことがありませんか?今回の過去ログを読んでいて、ビクトリアハーバーの管制官のおばちゃんのところに差し掛かった時、すぐに彼女のしゃがれた声を思いだしました。そして、その当時のことも思い出しました。ビクトリアハーバー上空を飛んでもう10年以上も経つというのに脳はしっかりと覚えているから不思議なものです。

同じ様な話になりますが、先日ビクトリアフライングクラブで教官をしている元教え子がYouTube動画をフェイスブックでシェアしていました。それは最近発売になったマイクロソフト社のフライトシミュレーターの最新版でビクトリア上空を飛んだ様子を録画したものでした。画像はシミュレーターからの画像ですがほぼ本物のようで、そのクオリティの高さに驚きます。この動画の作者は無線会話(これは実際の無線を録音したもの)も録音していて、その中の最初に聞こえてくる管制官の声の主は僕の友達だとすぐに判別できました(それ以外の管制官の声も入っています)。これも上記と同じく、もう何年も実際に会ってはいないのですが、無線で聞こえる彼の声をYouTube上で聞くだけですぐに判別できます。コロナ前にバンクーバー空港に飛ぶことが時々ありましたが、その時にも以前ビクトリアの管制塔で働いていた管制官の声だとすぐに誰だかわかります。2006年頃の記憶は僕の中ではかなり鮮明で、人の名前や顔、電話番号や住所なども比較的よく覚えています。それだけビクトリアでの生活は僕にとって刺激の多いものだったのだと思います。それが今となっては歳のせいもあってか、人の名前はほとんど覚えられません(笑)。


(つづく)

2020-08-26

過去ログ:2006年12月11日〜2006年12月12日

ビクトリア58日目:クリニックに行きました。
2006年12月11日月曜日


 昨日の書き込みで宣言したとおり、今日、walk-in clinicに行きました。 午前中に住所を頼りに行ってみたのですが、とても混んでいたのでもう少し後にしようと思い、午後1時頃に再度出向きました。 そうしたら午前中と同じ位混んでました(笑)。 仕方ないので中に入り、体調が悪いので医者に診てもらいたいことを告げました。 住所や名前、電話番号を聞かれ、「それじゃ、待ち時間は今から約1時間30分です」と言われました。 な、なんと長い待ち時間!!(笑)。 どうやら風邪がはやっているらしく、結構たくさんの患者がいるようです。 「マスターカードは使えますか?」と聞くと、「いえ、キャッシュだけです」と言われました(涙)。 仕方ないのでATMに行って新生銀行の口座から100ドルおろしました。 受付の女性の話では、特に特別な検査をしない限り、診察料は65ドルになるだろうとのことでした。 ATMに寄ったついでにTown OfficeにあるICBCのオフィスに行きました(ちなみにSidneyは厳密にはCityではなく、Townのようです。 いまだによくわかりませんが・・・)。 ICBCは免許証を発行したり、車の保険を扱うオフィスです。 残念ながら僕がいった時間帯はランチアワーらしく、誰もいませんでした。 仕方ないのでまたwalk-in clinicに戻りました。 待合室で雑誌を読んで時間つぶしです。 しばらく待つとようやく僕の名前が呼ばれました。 まずは体温を計ってもらい、アレルギーがあるか、今薬を飲んでいるかなどを聞かれました。 それからまた待合室で待ちます。 10分くらいするとまた呼ばれ、ようやく医者と会うことになりました。 女性の比較的若いお医者さんで、症状を説明すると耳の中を見て、喉を見て、聴診器で心臓や肺の音をチェックしてくれました。 どんな診断がでるかわくわくしていると、「う〜ん、多分普通の風邪でしょう」とのこと。 おっとっと(笑)。 普通の診察結果でちょっと残念(笑)。 「処方箋の薬とかは?」と聞くと、「要らないでしょう。 普通の薬を飲んでください」とのこと。 あっそ〜ですか(笑)。 普通の症状だから、治るまでには10〜14日くらいはかかるかもしれないですねとのこと。 その間耐えろというのが診断結果でした(笑)。 なにはともあれ、たいしたことがないことが証明されたので気分よくクリニックを出ました。 診察料は65ドルでした。 レシートや診断書をもらってAIU保険のオフィスに送る用意をします。 クリニックのあとはICBCに再度行きました。 今度は人がいたので、車を買いたいので保険料を知りたいということを告げました。 「免許をとってどれくらい?」と聞かれたので、「カナダに来たばっかりなので2ヶ月ほどです・・・」と告げました。 「無事故歴は?」と聞かれたので、「日本では2年ほど無事故でしたが、記録はないです」といいました。 「残念ね〜、あれば10%位は掛け金が安くなるのに」とのこと。 んまあ、仕方ないです。 例として1980年式トヨタのターセルを購入した場合の保険料を計算してもらったら、約12万円/1年とのこと。 んまあ、そんなもんか。 年齢はまったく関係ないみたいです。 一番ベーシックなプランでこのくらいだそうです。 日本からカナダに来られる方は自動車保険の無事故歴を英訳したものを保険会社からもらってきたほうがいいですよ〜! とりあえずはこれでだいたいの費用の目処がたったので、これからもう少し車を検討するかどうかを考えようと思います。


 今日はまたもや強烈な低気圧が接近していて、強風警報が出されました。 その風の影響で大家のブライアンとスーザン(奥さん)が住んでいる家(僕が住んでいる家の裏にあります)の屋根に張ってあったシートが吹き飛ばされ、垣根のフェンスが一部壊れました。 さっきスーザンにあったら、「大きなダメージよ〜」って落ち込んでました。 かわいそうに・・・

 明日は12時からフライトの予定ですが、インストラクターからの連絡がないのでどうなることやら。 それに風が相変わらず強そうな予報なので、状況によっては飛べないかもしれません。 とりあえず飛ぶつもりで用意をします。

 今日の写真は近くの通りにある電力会社の電力調整かなにかにつかうボックスです。 感電注意の絵があまりにもリアルで面白かったのでパシャリとやってしまいました。 ちなみにBC州は水力発電が主な電力供給源らしく、電気のことを「hydro=ハイドロ」と呼びます。 アパート探しのときに、「includes hydro」と書いてあっても、決して水道料込みというわけではなく、電気代込みという意味だそうです。 BC州特有の言葉のようです。

 

 ではまた明日。

 

(つづく)

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ビクトリア59日目:引き続き計器飛行練習中。
2006年12月12日火曜日

 今朝は昨日の天気が嘘のように穏やかな朝でした。 それでも風はやや強め。 今日のフライトはどうなるかと思いながらいつものように散歩です。 ビーチに着くと、昨日の大風に打ち上げられた流木があちらこちらに散乱しています。 なかには直径1メートル以上はある大木もあります。 いったいどこから流れて来たのか・・・ 流木アーティストがいればウハウハ言うような数の流木です。 僕にとってはただのゴミですが(笑)。

 正午頃になってもインストラクターから連絡がなかったので僕から電話をしました。 そして午後2時からフライトをすることに。 昼食を済ませて久しぶりにクラブに自転車で向かいます。 気温もそれほど低くなく快適です。 クラブについてZSCという機体のウォークアラウンドをします。 トランスポンダーコードを取得してインストラクターと落ち合います。 なんでもインストラクターが昨日僕に電話をしてくれていたそうです。 僕は全然気づきませんでした。 ごめんなさい! 今日は西のほうを見るとTCU(積乱雲)のような雲の層が見えます。 なので、てっきり東に行くのかな〜と思って「Local East」と言ってグランドコントロールにコールしたら、インストラクターが「東ではなくて西に行きましょ」と言いました。 おっとっと(笑)。 再度グランドにコールしてやっぱりlocal westに行きますと伝えます。 ここで感が鋭い人は、「なんでいきなりグランド? 最初はクリアランスデリバリーにコンタクトするんでないの?」と思ったでしょう。 今日はATISを聞いたら、「Clearance Delivery 126.4 is not in use」となっていました。 そのため、最初のステップを飛ばしてその次のステップのグランドにコンタクトするわけです。 話す相手は違いますが、言う内容は同じです。 今日は滑走路13という、普段はあんまり使わない滑走路の途中からの離陸となりました。 以前13から離陸したときは、一番端(threshold=シュレスホルド)までタクシーしましたが、滑走路の途中からでも十分な滑走距離が得られるため、途中から離陸することにしました(選択権はパイロットにあります)。 滑走路13を離陸すると、すぐ正面に小高い丘があります。 離陸後にちゃんと上昇しないとこの丘にぶつかります(笑)。 この理由で、滑走路13は夜は使えないようです(暗くて危ないから)。 タワーから、「Fly Shawningan Lake Departure」と言われます。 Shawingan Lake(ショーニンガンレイク)というのはその名のとおり湖で、ビクトリア空港周辺のデパーチャーポイントに指定されている湖です。 つまり、「Shawningan Lake Departure」は「離陸後Shawningan Lakeに向かって飛んで行け」という意味です。 Shawningan Lakeに向かって飛んでいると、今度は「Fly direct to Cowichan」と言われます。 どうやらトラフィックとの干渉の可能性がなくなったので、Local westへ直接向かうためのデパーチャーポイントであるカウチンへ舵を取れという指示だったようです。 今日の空は結構荒れていました。 風も強め(10ノット以上)で、飛んでいても押し流されていたようです。 今日も計器飛行の練習だったのでカウチン周辺でフードを付けました。 ちょうどその頃タワーから、「ZSC, radar service terminated, cleared en route」という声がかかります。 どういうことかと言うと、「ビクトリアタワーのコントロールゾーンを出たのでレーダーサービスは終了します。そのまま飛行を続けてください」という意味です。 こういわれたら、「ZSC」とだけいってacknowledgeします。 これはコントロールゾーンを出るときは必ず言われます。 無線を聞いていると頻繁に聞こえてくるフレーズです。

 フード装着後はrate one turnよりも角度が強いミディアムターン(角度30°?)のターンをしたり、速度を指定されてのクライミングターン(上昇+旋回)や速度と降下率を指定されてのディセンディングターン(下降+旋回)を行いました。 今日は気流が乱れていたのですぐに高度が外れます。 しばらくフライトしていなかったので感が鈍ったというのもあるかもしれません。 すぐにインストラクターから「watch your altitude!」の声が飛びます(笑)。 シャイな僕はゆっくりとスムーズに高度を調整しようとしますが、インストラクターは迅速に高度をもとに戻してほしいようです。 高度を守ることはとても大切ですから、当然だと思います。 次回からはもう少し迅速にやるように心がけようと思います。 

 ローカルウェストでのエアワークを終えて空港に戻ります。 滑走路13へのstraight-inアプローチを指示されました。 Straight-inは文字通り直接進入するという意味です。 ほとんどの場合は空港に接近するとdownwindやbaseからサーキットに進入するように指示されます。 ですが、タワーとの交信の時点で既に滑走路の延長線上にいたり、そのポイントに近いところを飛行している場合はタワーはストレートインを許可する場合があります。 ということで、遠い位置から滑走路に直接進入する方向に向かって飛行を続けます。 僕がsoft-field landingが苦手なのは皆さんご存知の通りですね(笑)。 今日はインストラクターに手本を見せてもらいました。 風の影響があって100%のランディングではなかったものの、僕よりは上手です。 当たり前ですが(笑)。 その後タッチアンドゴーで再度離陸します。 雲が低くかかっていたので雲の中を飛行するような形でサーキットを飛び、今度は僕がsoft-field landingをやります。 滑走路に進入して、滑走路の1メーター上空で水平飛行に移るまではよかったのですが、今日もフレアのタイミングが少し早過ぎました。 フラップがすべて降りていると翼は普段よりも多くの揚力を発生します。 ですので、ほんの少しだけ機首を上げるだけでも揚力が増してすぐに上昇してしまいます。 なのでスピードが落ちて機体が地面に落ち始めたくらいにすこ〜しずつノーズを上げるとフレアとタッチダウンがきれいに決まるようです。 また練習したいと思います。

 明日は夕方5時からのフライトです。 ここビクトリアの最近の日の入り時刻は4時過ぎです。 ですから、明日はいよいよnight flying(夜間飛行)に挑戦です! はらはらわくわくという感じです。 初めてなのでうまくいきっこないでしょうが、少なくとも綺麗な空港のライトを楽しみたいと思います(笑)。

 

 今日の写真はビクトリアフライングクラブ周辺の空港敷地内にあるAviation Museum(航空博物館)の写真です。 あるのは知っていたのですが、行ったことはまだなかったので、今日の訓練後に行ってみたら、午後3時で閉館でした(涙)。 また次回行ってみようと思います。 博物館の前には軍隊のヘリと思われる機体がおかれています。 ローターは折り畳まれていますので、空母などに艦載される機体なのかもしれません。

 

 今日はフライト後にドラッグストアにも行きました。 ドラッグストア内に郵便局があるので郵便を2通出しにいきました。 1通はANA行きです。 以前マイレージの事後申請をしたら、「お客様番号が未記入でしたので事後登録できませんでした」といって僕がだいぶ前に送った郵便がそっくりそのまま返送されてきました。 それくらい調べりゃわかるだろ〜〜〜!(怒)。 2通目はカナダにあるAIU保険のオフィスに医療費の払い戻しの請求です。 ドラッグストアのあとはフィットネスジムに行ってきました。 メンバー登録をする前に施設を見たかったので、店員の人に中を案内してもらいました。 僕がやりたいエアロバイク(スピンホイール)があったのと、シャワーもあってフリーウェイトもあるので、会員になるつもりです。 3ヶ月で99ドル。 あと1ドル追加すれば4ヶ月間メンバーになれるそうです(笑)。 今週末までに登録をすれば4ヶ月100ドル(税込み116ドル)でいいようです。 フライトの後にフィットネスジムで汗を流すというのは悪くないでしょう! 自転車からかなりの期間は慣れてしまったので、ジムで運動をして春先までに元のスタミナ(とはいってもたいしたことはありませんが)まで戻したいと思います。 こちらのエアロバイクのペダルはクリート(SPD)対応なので、自転車用のシューズを持って行けば実際の自転車のような感覚でペダリングできます。 マニアックすぎてすみません(笑)

  ではまた!

  

(つづく)

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【編集後記】

海外で体調を崩すとかなり心細いものです。これまでのカナダ生活の中で何度となく風邪を引いたりしましたが、日本と違ってこちらでは普通の風邪では病院に行くことはほぼありません。そして、ホームドクターがいないとなると、今回のようにウォークインクリニックでめちゃくちゃ待たされるのが分かっているから行く気も失せます。カナダ人の中にはずる賢い人もいて、どうしても待ちたくない場合にはERに行くなんていう人もいます。日本と違って診察毎に診療費用を払う必要はありません(州政府の健康保険に入っていれば)。そのため、大したことでなくても病院にかかる人もいたりして、本当に医者に診てもらう必要がある人が診察を受けれないこともあります。救急で搬送されたのに医者に診てもらうまで通路で待たされるなんていうことが起こりうるのです。僕は日本の医療のほうが好きです。

BC州では電気のことをハイドロというのは上記の通りですが、今住んでいるケベック州も同じくハイドロです。ただし、こちらではフランス語なので「イドロ」になります(Hはフランス語では発音しないため)。こちらも水資源が豊かなため、ダムなどで発電しているようです。


(つづく)

 

2020-08-22

目の検査。

  僕が持つパイロットライセンスはそれそのものには有効期限はないのですが、これ単体ではパイロットとして飛ばせないことになっています。パイロットライセンスの他にmedical certificate(航空身体検査証明)が必要で、この証明がパイロットライセンスを有効にせしめる(validate)という仕組みです。パイロットライセンスや年齢によっても違いますが、僕は年に一度身体検査を受けます。

 僕は毎年7月に身体検査を受けます。昔は自分で選んだ航空医師のところで検査を受けていましたが、今は会社本部にあるクリニックで医師の検査を受けます。今年は新型コロナウイルスの影響で、この身体検査は受けなくてもよいという決まりになりました。やはりパイロットと医師が密になって検査をするのは今の状況では安全ではないということになったようで、運輸局から通達が出ました。身体検査をする代わり、自己申告の書類に「過去1年間に身体状況に一切の変化がなかったことを証明します」というサインをして提出しました。そうしたらライセンスに貼り付ける新しいmedical certificateのステッカーが送られて来ました(↓↓↓)



 久しぶりに仕事鞄からライセンスを取り出し、ステッカーを所定の箇所に貼り付けました。「はい、これでまたいつでも飛べるなぁ」と思ってライセンスを閉じた瞬間、なにか違和感を感じました。「あれ?特記事項いつもと違うんじゃね?」って思ったんです。

 ステッカーの「Limitations/Restrictions」のところを見ると「Glasses must be worn(眼鏡を着用すること)」と書かれています。僕は普段はコンタクトレンズを装用していて、いつもであればこのステッカーには「Glasses or contact lenses must be worn(眼鏡またはコンタクトレンズを着用すること)」と書かれていたはずです。以前のステッカーを確認すると、やはりそれらにはコンタクトレンズの記載があります。これはおかしい・・・と思い、会社や運輸局にメールをしました。そうすると、会社のクリニックの人が運輸局にメールで問い合わせをしてくれたメールにCCされたものが届きました。それから2週間、うんともすんとも連絡がなく、しびれを切らして再度メールを送りました。すると、運輸局の人から直接電話がかかって来ました。

 「もう一度会社のクリニックで視力検査を受けてください」

 ということでした。いや、視力検査は去年ちゃんとしたんじゃ?と思ったのですが、それからすぐに会社からも電話があり、結局は昨年の検査の際にコンタクト装用時の視力検査の箇所が抜けていたからそれだけやり直す必要があるということでした。仕方なく昨日になって会社のクリニックに出向いて視力検査をしてきました。視力は両眼1.0以上ということで、問題なく検査は終わりました。今後新しいステッカーが送られてくるということですが、それまでは万が一フライトする場合にはメガネをしてね♡とお医者さんに念押しされました。まあ、飛ぶことはないとは思いますが・・・(苦笑)。

 久しぶりに会社の本部に行ったんですが、ものすごくがら〜んとしていました。いつもは多くの人が慌ただしく働いている本部ですが、今はレイオフやリモートワークなどの影響で人影がかなり少ないようです。外の駐機場にも大型機が数機駐機されていましたし、なんとも寂しいものです。


(つづく)

過去ログ:2006年12月6日〜2006年12月10日

ビクトリア53日目:ローカルウエスト
2006年12月6日水曜日

 今日は久しぶりにローカルウエストと呼ばれるエリアへのフライトでした。 ビクトリア空港を離陸し、「カウチン」というエリアの上空を飛んで西へ抜ける「cowichan departure」を管制塔から指示されました。 ビクトリア空港の周辺には16個のdepartureとarrivalポイントがあり、ほとんどは島の名前や湖の名前をとって名付けられたポイントです。 カウチンは滑走路27を離陸してほぼまっすぐ進んで行くと到達する入り江(Cowichan Bay)の名前です。 カウチンを通過してしばらくするまではフードを付けないで有視界飛行をしました。 次回のソロはローカルウエスト方面に飛んでいくつかエアワークをする予定なので、地理の特徴を覚えておく必要があるからです。 ローカルイーストとちがって、ウエストは地理を理解するのがとても簡単です。 万が一迷ったとしても、海岸沿いを飛んで行けばビクトリア空港、または西にあるナナイモ空港に辿り着くからです。 一方のイーストは小さい島がたくさんありますし、ほとんどは洋上なので、なかなか大変です(汗)。

 訓練エリアに到達したら、今日もフードを付けての計器飛行です。 今日もrate 1 turnを利用して、万が一バキュームを利用した計器(Attitude Indicator, Directional Gyro)が故障したときのためのフライト手順を練習しました。 いつもはヘディング(飛んでいる方向)を変更するときはDirectional Gyro(通称D.G.)を多用しますので、DGが使えないとなると一瞬パニックになります(笑)。 DGとAIを使わない計器飛行をpartial panelと呼びます。 partial panelのときは、計器盤にゴム板を貼付けて、本当に見えなくしてしまいます(笑)。 深呼吸をして落ち着いて、「XX度ターンするから、XXを3(3°/秒)で割って・・・」という感じで計算をします。 計算をしたら、果たして右にターンするのか、それとも左にターンするのかを考えます。 方角がincrease(増える)場合は右、decrease(減る)場合は左にターンです。 例えば、今のヘディングは090(東向き)で180(真南)にターンをする場合は、90°ターンですから、90÷3で30秒となります。 090から180は方角が増える(increase)なので、右にターンするということになります。 50°ターンなんて言われると、「50って3で割り切れないじゃ〜〜〜ん!」っていう具合に高度2500フィートでプチ混乱を起こします(笑)。 

 エアワークが終了したら、空港に戻ります。 まずは119.1でouter towerというタワーにコンタクトします。 outer towerは高度1500ft以上の場合にコンタクトする周波数です。 1500ft以下に降りるには、outer towerからクリアランスを受ける必要があります。 今日はouter towerにコンタクトしたら、「2000ft以上を保持して、カウチン上空で119.7Mhzにレポートしてください」と言われました。 Instructionなのでそのままリードバックします。 昨日も今日も無線は快調です(笑)。 だいたいなにを言うのかが分かって来たので心に余裕が出て来たような気がします。 でも油断は禁物です。 指示されたとおりカウチン上空で周波数をinner towerに切り替えてレポートします。 「Tower, Zulu Sierra Charlie is over Cowichan at 2.1」(タワー、ZSCはカウチン上空を2100ftで通過中です)っと言いました。 すると、「ZSC, cleared right downwind 27, descend is at your discretion」と言われました。 どういうことかというと、「滑走路27のダウンウィンド(右)まで進入を許可します。 降下はあなたにお任せします」ということです。 空港周辺に他の飛行機がいたりする場合は「maintain 2000」とかというふうに高度を指示されるときがあります。 一方、descend (またはaltitude) is your descretionと言われるときには好きなときにサーキット高度(1000ft AGL)に降りることができるというわけです。 なお、discretionはディスクレッションと発音します。 僕がこの言葉を初めて聞いたときは「ディスカッション」って言われたと思って、「なるほど、自分自身で討議して決めろって意味なんだな」っと間違って理解したことを覚えています(笑)。 コントロールゾーン内でのフライトではよく聞く単語の一つだと思います。

 サーキットに戻って来てからタッチアンドゴーを1回しました。 今日もsoft field landingの練習です。 まだまだ下手ですが、怖じ気づかずに引き続き挑戦していこうと思います。

 さて、今日の写真はハウスメートのロブのペットの熱帯魚(ベタ)です。 今日からロブはプエルトリコに休暇に出かけました。 休暇中にペットの魚にえさをあげてほしいと頼まれました。 えさをあげる代償として、ビール12本を受け取りました(笑)。 さらに、今朝冷蔵庫を開けたら、僕の棚にヨーグルト、リンゴ、アスパラ、その他もろもろが入っていました。 どうやらロブが休暇に入るまでに処理できなかった食料品を僕にくれたようです。 ありがたい限りです(笑)。 っということで、しっかりペットの魚にはえさをあげようと思います。

 昨日は一日休養をとったためブログを更新しませんでした。 ごめんなさい。 体調はたいしたことはないのですが、少し頭が重いような感じなので、大事を取って明日も休みにしました。 ということで、明日も更新できないかもしれませんのでご了承ください。 よく考えてみれば、長い髪の毛を10数年も保って来たのに、今になって突然坊主になったから体が変な反応をしてしまっているのかもしれません。 段階的に坊主にすればよかったかな〜って思っても今更どうしようもありません。 とりあえず体調が完治するまではフライトはお預けです。


 ではまた!

 

(つづく)

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ビクトリア56日目:引き続きダウン中。
2006年12月9日土曜日

 どうもご無沙汰中です。 相変わらず風邪気味でフライトできていません。 風邪とはいっても高熱があるわけでもないですし、間接が痛むわけでもありません。 なんだか頭がぼーっとしてて、頭が重く感じる状態です。 とりあえずは日本から持って来た風邪薬とこちらで買った薬を服用していますが、あまり症状改善は見られません。 今日、日本にいるS先生から「Advil Cold & Sinusが効くかも」と教えていただいたので、早速購入してきました。 写真の右の箱がそれです。 なんだか効きそうな色です(笑)。 Sinusは洞という意味だそうで、鼻の奥にある空間のことを指すようです。 そこが炎症を起こすと鼻水が出たりタンが出たり、頭が重く感じたりする症状を引き起こすそうです。 ということで、今夜からはAdvil Cold & Sinusを使ってみるつもりです。 でもカフェインが入っているということで、これを飲んだらちゃんと眠れるかが不安です・・・(笑)。 その場合はテレビで映画でも見ようかなと思っています。

 アメリカ人は風邪をひくとキャンベルスープのチキンスープを飲んで、7upとかスプライトとかのソーダの炭酸が抜けきったヤツを飲むそうです。 日本ではお粥に梅干し、生姜湯っていうところでしょうか。 ネットでいろいろ調べてみると、いろんな民間療法があるみたいです。 ドイツではビールを暖めて飲む「ホットビール」が風邪に聞くと信じられているそうです。 フランスでは「ホットワイン」(ワインにコショウを混ぜる?)が良いとされているそうです。 カナダではなになんだろうと思ってネットで調べると、ペパーミントティーというのが載っていました。 あとは、Echinacea(エキナシア)というハーブの一種が殺菌力があって免疫力を高めるとされているらしく、のど飴などに入っています。 これのおかげかどうかわかりませんが、のどの痛みはエキナシア入りののど飴をなめたら1日で治りました。 

 僕の風邪ストーリーばかり書いても仕方ないので、もう少し実用的なお話を。 カナダやアメリカではホームドクターという仕組みが普及しています。 かかりつけのお医者さんということですね。 なにかあればそのお医者さんにまず相談をするという仕組みになっています。 日本ではまだまだこのような仕組みはないですよね。 では、僕のような外国人の場合は誰に見てもらえばいいんでしょう? そういう人たちのためにwalk-in clinicというクリニックがあります。 その名の通り、歩いて入るクリニックで、予約は必要ありません。 日本の病院に近い感じですね。 そこのお医者さんの診察を受け、もし専門医による診断が必要となれば、そのwalk-in clinicのお医者さんが紹介状を書いてくれます。 薬が必要な場合は処方箋(prescription)も書いてくれます。 っということで、僕は症状があと2日以内に改善されない場合はシドニーにあるwalk-in clinicに行くつもりです。 日本で入って来た海外旅行傷害保険が適用できると思いますので、医療費はかからないはずです。 ただ、書類を送ったりしなければいけないので面倒ですが。 海外で暮らす上で万が一のことを考えて海外旅行傷害保険に加入することはとても重要ですね。 なお、クレジットカードなどに付帯している海外旅行傷害保険などには補償額に限度があったり、条件をクリアしないと保険金が支払われないなどといった場合があるので、あまりあてにしないほうがよいと思います。 僕が加入したAIU保険などの場合は日本語でのアシスタントもあるようですし、海外に慣れていない方にとっては心強いと思います。 っということで、海外でフライトトレーニングを受ける方は予算を考える際に海外旅行傷害保険代も必ず含めるようにしましょう。 1ヶ月あたり5000~10000円程度だと思います(保証内容などによって変動します)。

 風邪が治ったらいよいよnight flyingを開始するようです。 夜に飛ぶわけですが、果たしてどうやって?という疑問がわきます。 楽しみなような、怖いような。 ナイトフライングを開始するにあたって、質問が書かれたシートを渡されました。 それに答えるために勉強をしていたときに知ったのですが、ビクトリア空港は夜になるとARCAL(Aircraft Radio Control Aerodrome Lighting)というのがあって、無線機でkey-in(発話ボタンを押すこと)すると滑走路灯や進入灯などを15分間点灯できるそうです。 さらに、5秒間の間に何回発話ボタンをクリックするかによって光の強さ(超明るいー明るいー薄明るい)をコントロールできるそうです。 こりゃすごい!(笑)。 ぜひすべての明るさを試してみたいと思います。

  っということで、今回はここまで。 またベッドに戻ります。 その前に腹ごしらえをしなければ・・・ メニューは前回作ったカレーの残り物です。 

 

 ではまた!

  

(つづく)


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ビクトリア57日目:教会に行きました。
2006年12月10日日曜日

 昨夜はよく眠れました。 カフェインが入っている薬を飲んだにも関わらずぐっすり安眠できました。 おかげで今朝は今までで一番気分よく起床できました。 朝は調子を見る目的も兼ねていままでどおり近所を散歩しました。 やっぱり少し頭は重いものの、気分も悪くないし調子はだいぶ本調子に戻って来たようです。 明後日の火曜日からまたフライトを開始する予定です。

 今日は日系教会で行われたクリスマスイベントにお邪魔しました。 僕はクリスチャンではありません。 むしろ仏教徒です(笑)。 なぜクリスチャンのイベントに行ったかをお話すると、先月アメリカに行ったときにフェリー乗り場で知り合いになったバレリーさん(日本生まれの女性)が通う教会でクリスマスのイベントがあるからおいでと誘われたからです。 本来はあまり宗教関連の集まりには参加しないのですが、バレリーさんに会ってこの前のお礼を言いたかったというのもありますし、日本人教会というのに漠然とした興味があったからです。 イベントの後はポットラックパーティー(食べ物持ち込みのパーティー)があるということでそれも楽しみにして行きました。

 教会はビクトリアのダウンタウンにありました。 Google Mapsで場所を確認し、久しぶりにバスのスケジュールとビクトリアの地図を取り出して出かけました。 ポットラックには鶏肉のさっぱり煮を作りました。

 ここで突然ですが、鶏肉のさっぱり煮の作り方を説明しますのでメモのご用意を(笑)。 [1] 水1/2カップ、醤油1カップ、お酢1カップ、砂糖大さじ6杯、[2] ショウガ20グラム、ニンニク2、3かけ、[3] 鶏肉(手羽元)を14〜16本用意します。 鍋に[1]を入れて煮立てます。 [2]のショウガは皮付きのまま薄切りにします。 ニンニクは軽くつぶしておきます。 鶏肉は水分を拭き取っておきます。 煮立った[1]に[2]と[3]を入れます。 あとは煮るだけ。 お酢の酸味が食欲をそそります。 お好みでゆで卵を入れたり、色合いでブロッコリーの塩ゆでを添えるとなおよしです。 なお、これはミツカンのウェブサイトから学んだレシピです。 日本にいたときからよく作っていました。 一度お試しください。

 さて、教会には時間通りにつきました。 バレリーさんには体調が悪いからもしかしたら行けないかもしれない旨を伝えていたので、教会であったときは「来れたのね〜」っと歓迎してもらいました。 ご主人のデビッドさんとバレリーさんのお父さんお母さんにもお会いしました。 お父さんお母さんはご高齢です。 日本で教会を開いたそうです。 宣教師家族なんですね。 サービス(礼拝)が始まると日本語と英語でサービスが行われました。 今まで英語のみのサービスには1、2回いったことがありますが、バイリンガルのサービスは始めてでした。 牧師さんは日本人の方で、その方の言葉をバレリーさんが英語に訳します。 「お父様」(英語でいうfather=神、God)という節には最初は抵抗がありましたが、和訳すればそりゃそうかと思いました(笑)。 それにしてもクリスチャンの方々は歌(賛美歌)を歌うのが好きですね。 僕が知らない歌ばっかりでした。 

 サービスの後は教会の日本人の方々に紹介してもらったり、ワーホリでビクトリアに来ているという日本人の方々と少し話しをしました。 教会の半分は日本人、あとの半分は現地の方々という感じでした。 なかには僕みたいにクリスチャンではないけど誘われて参加したという方がいました。 なんでもその人はナイアガラからワーホリを開始して、どんどん西に移動してビクトリアに到達したそうです。 仕事はせずに完全に休暇を取っているそうです。 日本では保育士をしていたとか。 面白い女性でした(笑)。 他にも3ヶ月福井に住んでいた女性にあったり、英語を勉強しに来ている女性にも会いました。 

 っということで、とても楽しい時間を過ごすことができました。 行ってよかったと思います。 毎回思いますが、クリスチャンの人たちはとてもフレンドリーで親切な人が多いので個人的には好きです。 ただ、僕が仏教徒なのは変わりありませんが(笑)。

 さて、明日はもし体調が完治しなければwalk-in clinicに行くつもりです。 あとは今日僕の部屋の電球が切れたので、それを直そうかと・・・ 

 そういえば今日の教会で中古車販売をしている日本人の紳士にお会いしました。 なんでも2000ドル(20万円)以下の車もあるとか・・・(興奮)。 最近ずっと考えているのですが、車を持とうか迷っています。 ただ、予算に組み込んでいなかったので、どうやって資金を捻出するかを検討しているところです。 車がなくても困りはしないのですが、北米での生活には車があれば便利なのはいうまでもありません。 趣味の自転車に乗るためにトレイルがあるところまで車で移動できたら便利だな〜と思うし、ビクトリア近郊のホールセールストア(コストコなど)に行けたら倹約できるな〜とか思ったり。 今後引っ越しをすることになれば車があればアパートを選ぶエリアが広がるし、引っ越しも自分で出来るし。 さらには車があれば友人が来たときにも便利だとも思います。 ここBC州ではBC州が直営しているAutoplanという保険会社から任意保険を購入しないと車を持てない仕組みになっているようなので、今度Autoplanのブローカーのオフィスにいって見積もりだけでももらってみようと思います。 それがあまりにも高額であればきっぱりとあきらめがつきますし、もし予算の目処がつきそうなら車購入を検討しようかと思います。 僕はあまりメカに詳しくはありません。 日本で車を持っていたときも、ボンネットをあけてもワイパー液を入れるくらいで、メカメカしいことには一切ノータッチでした。 パイロットは飛行機を飛ばすことが仕事ですが、飛行機の仕組みを理解することもとても大切です。 飛行機の仕組みは車の仕組みととても似ているようですし、飛行機はいじれなくても車なら自分でいじることができます。 っということで、中古車を購入して車のベーシックな仕組みを理解しておくとなにかと役立つのではないかと思っています。 車を買うなら1980年代のトヨタ車などを買って、簡単な故障は自分で直せるように学習したいと思っています。 こういう目的で車を持つのは贅沢でしょうか?(笑)。

 今日の写真はいつもいくThrifty(スリフティー)というスーパーマーケットの外で売られているもみの木です。 値段を聞いたら29.99ドル(約3000円)ということでした。 クリスマスが近くなるにつれてもみの木を車の上に積んでいる人々を頻繁に見るようになりました。 

 

 ではまた!


(つづく)

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【編集後記】

 僕は決して体が鋼のように強いということはなく、風邪を引くこともあります。特に時差ぼけにやられると一気に免疫力が低下して体調を崩します。初めてアメリカに行った時も確か時差ぼけで風邪を引きました。今回のビクトリアでも恐らくは時差ぼけの残りと、アメリカに旅行に行ったときの疲れやらが残っていたのではないかと思います。海外で病気になるのは楽しくありません。日本のように病院で処方薬をもらうということはありません。基本的には「風邪くらい自力で治せ」というスタンスなので、風邪を引いただけで医者に行くというのはまずありません。今はコロナの影響があるのでまた状況が違うかもしれませんが。

 
(つづく)

2020-08-21

過去ログ:2006年12月3日〜2006年12月4日

ビクトリア50日目:VORはばっちりです。
2006年12月3日日曜日

 今日はまずは写真の説明から。 こいつが昨日、おとといと僕のブログに出て来て、僕を丸一日悩ませた憎いやつ、VORです。 左下にあるOBS(Omnirange Bearing Selector)を回すとVOR内の方位が書かれたカードがぐるぐると回ります。 写真ではちょうど真ん中にニードル(CDI= Course Deviation Indicator)がありますが、これが右によったり左によったりします。 上と下に方位を設定するところがあり、オレンジ色のNAV と書かれているところがぱらっと回転してTOになったりFROMになったりします。 これを使うと地上にあるVORステーションから見てどの方角に今自分が居るのかが分かるという仕掛けです。 写真の状態でもしNAVがFROMになっていたら、今VORステーションの060ラジアル上(東北東)に居るということになります(OBS Indexが060にセットされているからです)。 この仕組みを考えた人は偉いな〜って思います。 でも、そろそろGPSだけでナビゲーションできるようにして欲しいとも思います(笑)。 「次を斜め左下、方位120°方向、高度2000ft方面です」とか、「目的空港周辺です。 案内を終了します。」とかってナビゲートしてくれたら楽に飛べるんですけどね〜(笑)。

 さて、今日は12時からフライトでした。 いつものようにローカルイースト方面へ飛んで行き、アメリカのSan Juan Island上空付近のエリアをフライトしました。 景色をほんの数分間楽しんだ後、すぐにフードを付けるように指示されました(涙)。 そとは雪化粧をした山々がとても綺麗に見えました。 フードを付けたら今日もまた計器飛行の練習です。 少しずつではありますが、計器飛行に自信がついてきました。 今までは高度計を見て、高度が下がったらすぐに機首を上げて、高度が上がったらすぐに機首を下げてというふうに計器の針をおっかけるということを無意識にしていたように思います。 そこでサスカトゥーン時代のインストラクター、Deanの口癖を思い出しました:「Don’t chase the needles.  Let the aircraft settle itself first.」(針をおっかけないで、まずは飛行機が自分自身で安定するのを待て) 説明が難しいですが、つまりは飛行機はセッティングを変えなければ放っておけばある決まった姿勢でフライトを続けるから、まずはそれまで待てということです。 しばらく待って姿勢が落ち着いたら、それから必要なことをしてやればいいのです。 どうしても最初は針をおっかけてしまいますが、まずは飛行機が自分自身で落ち着くのを待って、それからアクションを取ることが大切なようです。 今日はこのことを頭に入れてフライトをした結果、とてもうまくいきました。 肝心のVORですが、インストラクターに指示されたとおりラジアルをインターセプトすることができました。 もちろん完璧ではありませんが、指示を受けても落ち着いて方向を変えたりインターセプトに必要なターンをすることができました。 途中でVORからのラジアルをVORステーションから遠ざかるように(FROM VOR Station)インターセプトするように言われたとき、VORをセットしましたが、TO-FROM のサインがFROMにならなければいけないところがTOのままです。 「あれ、FROMにならないですけど」ってインストラクターにいったら、「気にしなくていいです」っていわれました。 う〜ん、納得できない。 そこでVORを指でコツコツ叩いたら、くるっとTOがFROMに変わりました(笑)。 まるでコントのようでした。 なにはともあれ僕の頭で思っていた通りの表示になって安心してフライトできました。 1時間近くフードを付けてフライトし、フードを外して空港に戻りました。 途中でorbit(360°ターン)するようにタワーから指示されました。 Dash-8がビクトリアに飛んで来ていて、その便を先に着陸させるためでした。 昨日もorbitと言われましたが昨日はあまりよく理解できませんでしたが、昨日の経験のお陰で今日はばっちり理解できました。 着陸はsoft field landingというテクニックを使ってフラップを30°使って着陸するのですが、僕はこれが苦手です。 明日はソロで飛ぶ予定なので、主にそれを重点的に練習するつもりです。 今回はオイルが漏れなければいいんですが(笑)。

 今日になってようやく道の雪が融けてきました。 今日はスクールには自転車でいけました。 久しぶりに自転車に乗ったので、チェーンに錆びが(涙)。 潤滑油をしっかり塗って、フロントとリアの変速機を自在に操ってチェーンラインを変更して、わざとチェーンをギア盤にこすりつけたりしてチェーンについた錆びを落とします。 飛行機の操作もこれくらい簡単だったらいいんですが(笑)。 自転車のサドルの上ではかなりの時間を過ごしましたから、コクピットでもたくさん時間を過ごせば自由自在にすべての装置を操れるようになるんだと思います。 はやくその日が来てほしいです!

 今日ひさびさに航空無線ブログを更新しました。 興味がある方は上のリンクからどうぞ。

  ではまた明日!

(つづく)

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ビクトリア51日目:ソロフライト
2006年12月4日月曜日

 今日はあいにくの雨空です。 昨日から喉の調子があまりよくありません。 どうやら、やや風邪気味のようです。 昨日の夜は薬を飲んで寝ましたが、あまり調子は回復していません。 今日は12時から1時間ソロでサーキットに出る予定でしたが、天候もあまりよくないし、体調も完璧ではないので少し悩んでいました。 とりあえず少しずつ天候は回復に向かっているようだったので、11時過ぎにクラブに自転車でいきました。

 クラブ到着後に最新のMETARを見たところ、雲も少し高くなって、雲の量も減って来たようでした。 クラブのチーフインストラクターのグラハムと話をしたら、「だいぶ空の様子はましになってきたから行っておいでよ」と言ってくれました。 っということで、1時間ソロフライトに出ることにしました。 

 バンクーバーのACCに電話をして、いつもの台詞を言います:「Can I get a code please?」(トランスポンダーコードを1つください)。 こういうと、いつも電話の向こうの人は、「Go ahead.」(はい、どうぞ)っといいます。 その後、飛行機の型式、登録番号、出発空港、出発時刻、フライトの種類を言います。 文章にする必要はなく、「Cessna 152, Golf Zulu Sierra Charlie, Victoria International at 22:00, local flight」っというだけで相手は分かってくれます。 これはフライトプランを提出するときも同じ感じです。 向こうの人が欲しい情報を言葉を羅列していうだけでいいんです。 無事にコードをもらい、機体のウォークアラウンドを済ませ、ウェイトアンドバランスもして準備万端です。

 コクピットに入ってエンジンをかけますが1度ではなかなかかかりません。 ZSCを使うのは今日は僕が初めてのようで、エンジンは冷えたままです。 なのでプライマーでエンジンに直接燃料を吹きかけてエンジンがかかりやすいようにしてやります。 いつもは2回程度でいいところを、今日は4回吹きかけ、それでもだめだったのでもう2回かけてやったらかかりました。 クリアランスデリバリーにコールし、グランドにコールします。 滑走路を横切って滑走路09までいくように指示されました。 09の手前でrun-upを行います。 今日は1人なので自分のペースでランアップできるので楽でした(笑)。 いつもは教官が急かすので(笑)。 エンジンが暖まっていないためか、ランアップをする前にはエンジンをアイドルにすると止まりそうになりました。 ランアップ後は大丈夫でした。

 滑走路09に進入する前にタワーに出発準備が整ったことを知らせます。 すると離陸許可が出ました。 フラップを10°降ろしてのsoft-field take-offというテクニックを使って離陸です。 地上ではさほど風はなかったのですが、ひとたび空に上がるとそこは別世界です。 風がびゅんびゅん吹いている感じで、右に左に振り回されます(笑)。 なかなか機体を落ち着かせることができないままサーキットを開始しました。 1回目はsoft-field landingを行うことにしましたが、どうも風に吹き流されてしまってファイナルターンのときに滑走路の中心に機体の進行方向をそろえることができません。 どうしてもオーバーシュートしてしまって、えっちらほっちら滑走路まで戻らなければいけないような感じになってしまいます。 でも、エンジンセッティングとフラップ、エアスピードは揃っていたと思いますのでまあよしとします(笑)。 滑走路に進入してフレアをするのが早すぎるのかすぐにふわっと上昇してしまいます。 失速しないようにパワーを少し足してゆっくり降ろしてやりました。 着陸後、すぐにフラップを10°まで戻し、DGがくるっていないことを確認してフルパワーで上昇です。 こういうことを4回ほど繰り返しました。 1回ものすごく下手な着陸をしました。 一度着陸したのにパワーがありすぎたのかまた宙にういて、そこからストンと着陸してしまいました。 あれはダメです。 悪過ぎです(反省)。 次回はもう少しグランドエフェクトで水平飛行をして、エアスピードが落ちるのを確認してからフレアをかけるように気をつけようと思っています。

 サーキットも終盤にさしかかってきて、滑走路09を離陸して上昇中にタワーからコールがあり、「風向きが変わったから滑走路を27に変えるけど、どうします?」と言われました。 「それじゃ滑走路27に変更をお願いします」と告げました。 滑走路27は滑走路09と同じ滑走路ですが、まったく正反対の方向に着陸することになります。 そのため、「それじゃ、どっかその辺で180度ターンをして、ファイナルに入ったらレポートしてください」っと言われました。 そこで上昇をしながら右に機首を振り、左旋回で180度ターンをします。 180度ターンが終わったところで今日の写真を撮りました。 写真を撮ったポイントは海の上で、空港(白いところ)の右下に見える集落がシドニーの街です。 見て分かる通り、滑走路は正面ですがやや左にあります。 つまり、僕が右に外れていたということです。 まだまだターンの角度とターン終了後の位置の感覚がつかめていないのがよくわかります。 今日は風の影響というのもありましたけど、次回からはこの点も注意して練習したいと思います。 なお、写真の黒い線は多分プロペラの残像です。 携帯のカメラなので変な感じで写ってしまいました。

 今日のフライトは0.9時間でした。 もっと長く飛んでもよかったんですが、風に振り回されていたのと、結構疲れたので早めに切り上げました。

  明日は一日お休みです。 しっかり休んで体調を回復させたいと思います。 

 

 ではまた!

 

 

(つづく)

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【編集後記】

 このあたりから外を見ずに計器のみを見てのフライトに慣れて来ていたようです。こうやって練習を繰り返すと今までできなかったことができるようになるというのがフライトトレーニングの醍醐味のように思います。当然ながらなかなかできるようにならないこともありますし、言葉でどれだけ説明されても自分の体で体験しないとできるようにならないこともあります。自分にあった教え方をしてくれる教官に出会えると良いですが、必ずそうとも限りません。なんとか自分が納得できる方法を見つけ出すための努力も必要なように思います。個人的に一番大事だと思うのは反復練習とイメトレ。イメージトレーニングは想像以上に大事です。今でもシミュレーター訓練をする前日には目を閉じてイメトレをしたりもします。僕なんかは練習でやったことがなければ本番でいきなりできるようになるほどの能力がありませんので、なるべくやったことがないことを減らす努力をするようにしています。

 イメトレと言えば、最近マイクロソフトがフライトシミュレーター(ソフトウェア)の最新版を販売しはじめたようです。気の早いマニアがネットやSNSに情報を載せています。VFCのメンバーがビクトリア空港上空のフライトをフライトシミュレーターで行った動画をあげていましたが、かなりのリアリティに度肝を抜かれました。あれがあればかなりイメトレに役立ちそうです。シミュレーターは経験者にとっては訓練の補佐的に使えると思うのでお勧めです。一方、飛行経験がない方がシミュレーターに没頭すると後々の実際の訓練で我流のやり方と正しい手順の差に戸惑うこともあるとのことなので、あくまでお遊び程度にやることをお勧めします。


(つづく)

 

2020-08-19

過去ログ:2006年11月30日〜2006年12月2日

ビクトリア47日目:ひさびさのフライト
2006年11月30日木曜日

 
 さて、今日の写真はインパクトが強すぎると思うのでまずはこの説明から。 昨日宣言したとおり、今日頭を丸めました(笑)。 ドラッグストアで購入した3000円のバリカンで頭をガンガン刈りました。 今思えば小学生の中学年くらいからずっと長髪(ロン毛ではありません)だったように思います。 今回丸刈りにしようと思ったのにはいくつか理由がありますが、実用的な理由は、僕がアメリカに留学していたときに行った散髪屋さんで、僕がお願いしたのとはまったく違う髪型にされたという悲しい経験をしたことがあるからです。 決して安い散髪屋ではなく、高級ヘアサロンにいったのに・・・ その名も「Miracles(奇跡)」。 皮肉もいいところです(笑)。 ということで、今回は自分で散髪することにしました。 トイレの洗面台に新聞紙を敷き詰めてうぃぃぃ〜んと刈り込みました。 バリカンには髪の長さを調整するアタッチメントがついていたのですが、刈って行くうちにどの長さを使っていたのか分からなくなりました(笑)。 その結果、写真の長さで落ち着きました。 サイトに自分の写真を上げるというのは少し抵抗があるので、今回の写真が僕の最初で最後の写真になるかと思います! 正面からの写真をご希望の方はメールをください(笑)。

 さて、髪の毛のことはこれくらいにして、フライトのことについて。 今日は引き続き計器飛行の練習です。 今日はVORというナビゲーションエイドを使ってのフライトの練習をしました。 正直、チンプンカンプンでした。 頭ではちゃんと理解しているのですが、実際にコクピットの中で機体をコントロールしながらVORをいじるというのは今の僕には至難の業です。 しかも、教則本に書いてある使い方とは少し違うことを、僕は既にチンプンカンプンでいっぱいいっぱいなのに、教官は次から次へと指示を出してきます(涙)。 飛んでいるエリアの地理すらあまりわからないのに、VORをいじらなければいけないわ、機体をコントロールしなきゃいけないわ、さらには地理も学習しなければいけないという超マルチタスクをこなすことになりました。 結論からいえば、今日のフライトはめちゃくちゃでした。 コントロールのコーディネーションがまったく出来ていませんでした。 今日は久しぶりにへこみました。 もう少しVORの勉強をしようと思います。

 今日はこの前購入してアメリカから持ち帰って来たヘッドセットを初めて使用しました。 David Clarkという会社のH20-10(stereo)というヘッドセットです。 価格は3万円ちょっとというところでしょうか。 カナダで購入すると軽く4万円を超える代物です。 アメリカで購入できてよかったです。 ところがトラブルが一つ発生。 コクピットでヘッドセットのプラグを差し込んでみると、なぜか片方からしか音が出てきません。 エンジンもかかっちゃったし、今更どうしようもないのでとりあえずは今日は片側からの音だけでフライトしました。 フライト終了後にディスパッチャーのブライアンに聞いてみたら、「ステレオのヘッドセットは機体によってはうまく作動しないときがあるよ」とのこと。 なんでもプラグのセパレーターにあるスイッチを切り替えればモノラルに切り替わって両耳から音がでるとのこと。 ブライアンにスイッチのありかを教えてもらい、モノラルに切り替えたらちゃんと両方から音が出ました(笑)。 返品しなくて済んでよかったです。

 明日は1日休みを取りました。 今日のフライトが正直結構体力的にも精神的にもこたえましたし、明後日になれば雪もある程度解けるとおもうので。 明後日にまたフライトをして、それからソロフライトにも出ようと思います。 大変なことは相変わらず多いですが、弱音をはかないように頑張ろうと思います! 髪の毛も切ってリフレッシュしたところで気持ちをリセットし直そうと思います。

  今日、コロラドでの写真をPhotosのセクションにアップしましたのでご覧ください。

 ではまた!


(つづく)

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ビクトリア48日目:VOR徹底研究!
2006年12月1日金曜日



 昨日のVOR訓練の悪夢から一夜が明け、今日は一日VORの勉強をしました。 VORというのはVHF Omnirange Navigation Systemの略で、VHF周波数を使って飛行機がVORステーションからみてどの位置にいるかを見つけ出すための計器です。 分かりやすくイメージするには、自転車の車輪を思い出してもらえばいいと思います。 車輪の中心のハブがVORで、その周りに360本スポークが張られていると思ってください。 1°ごとに1本のスポークがあります。 それぞれがradial(ラジアル)と呼ばれるもので、数字で表されます。 例えば、中心(VOR)から真北に出ているスポーク(ラジアル)は360(または000)、真南に出ているスポークは180ということになります。 この仕組みを利用して、自分が今どのラジアル上にいるのかを見つけ出すことができるというのがVORの基本です。 270であればVORから西に、090であればVORから東に出ているラジアル上ということになります。 実際にはこれよりも高度な仕組みを利用してラジアルをintercept(インターセプト)してラジアル上をVORステーションに向かって、またはVORステーションから遠ざかって飛んだりします。 頭では分かってもなかなか難しい! 今日は教則本とシミュレーター(http://www.aerotraining.com/nav/navindex.htm)を利用して何度もイメトレをしました。 このシミュレーターはなかなか役に立ちます。 VORを移動して、飛行機も移動して、画面をハンカチで覆ってVORのセクションだけを見ながらVORに向かって、またはVORから遠ざかって飛ぶ練習をします。 果たしてこの成果が明日のフライトにいかされるのか?!?! 乞うご期待です(笑)。 

 今日はVORのこと以外には本当になにもしていません。 唯一したのは今月の家賃を払うために小切手を書いて大家のブライアンに渡したくらいです。 あ、VORのやり方をまとめた書類を作成して、それをプリントするために図書館に行きました。 丸坊主にして初めての外出で、しかも夕暮れ後だったので結構頭が冷えました。 ニットキャップが手放せなくなりそうです(笑)。 

 キャップといえば、今日の写真はボンバルディアのリアジェットのロゴが入った帽子とリアジェットシリーズのカタログです。 コロラドに旅行に行ったときにボンバルディア社でリアジェットのセールスディレクターをしている方に会う機会があり、その方がお土産にとくれました。 ボンバルディアというのはカナダの会社で、たしかもともとは電車を作っていた会社じゃなかったかと思います。 今ではCRJシリーズやQシリーズ、リアジェットなどの小型ジェット機の分野で大きなシェアをしめていると思われる航空機メーカーです。 僕の友人のお子さんの同級生のお父さんがセールスディレクターの方で、一緒にランチを食べながら彼の航空遍歴、飛行訓練のアドバイス、パイロットとしての職業や今後の可能性などについていろいろ教えてもらいました。 彼自身も事業用パイロットだったのですが、最近はずっとグライダーばかり乗っているそうです(グライダーだけで2500時間以上の飛行時間があるそうです)。 その方にあったときに写真のキャップをいただきました。 一番安いものでも1機20億円以上はするというジェット機を販売するというのは凄い仕事だと思います。 飛行機販売についての話も聞きましたが、なかなか奥が深くて面白そうでした。 飛行機に関する職業といっても、パイロットという職業もあれば飛行機を売るという職業もあるんですね。 そういえばその方には「さっさと計器飛行の証明を取れ!」と言われました。 う〜〜ん、そのつもりはなかったんですが、計器飛行を今のうちから訓練に組み込んで事業用免許の訓練と平行して行うということもできると教えてもらいました。 今度スクールでマネージャーに相談してみようと思います。 やっぱりそのためには今のうちにVORをマスターしなきゃいけないみたいです!(汗)。

  さて、明日は正午頃からフライトです。 その後、管制塔にお邪魔することになっています。 以前にサーキットの方向を間違って飛ぶという失態をしているので、そのことをからかわれるんじゃないかと思います(笑)。 写真が取れればぜひ写真を撮らせてもらおうと思っています。

 ではまた!

 (つづく)

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ビクトリア49日目:タワー訪問。
2006年12月2日土曜日

 今日は昨日よりも気温が高かったように思います。 12時からのフライトに合わせて家を出て、徒歩で空港に向かいました。 自転車ででもいけないことはなかったんでしょうが、タイヤから跳ね上げられる泥水で顔が汚れるのが嫌だったので徒歩で行くことにしました。 以前、飛び越えようとして深みに足を取られてびしょぬれになった小川は今日は水かさが低かったのですんなり渡ることができました。 滑走路周辺にさしかかるとクラブ所有のセスナ172が頭上をかすめて着陸していきます。 地上に雪があってそれが日光を照り返しているので白い機体がいつもよりもより一段と白く、綺麗に見えます。

 フライトの前にVORの復習をしようと思ってライブラリー(2階)に上がると、ナンシーという女性が勉強をしていました。 彼女はプライベートパイロットライセンス取得に向けて頑張っているそうです。 ここVFCでは女性のパイロットや学生パイロットが多いように思います。 カナダ人の女性はパイロットになりたい人が多いんでしょうか。 ビクトリアに飛んでくるエアラインのパイロットも女性が多いように思います。 無線を聞いているとよく女性の声を耳にします。 日本男児も負けていられません(笑)。 ナンシーとしばらくおしゃべりを楽しんだおかげで復習はほとんどできないままフライトの時間となりました(笑)。 

 今日も引き続き計器飛行の練習です。 VORの練習もする予定でしたが、僕はまだよくVORの実践的使用の手順を理解していなかったので不安でした。 そしたら、今日使った機体のVORの調子がよくなかったらしく、結局VORはほとんど利用しませんでした(笑)。 また明日以降トライすることになると思います。 今日はその代わりフードを利用して視界を遮ってのフライトをしました。 以前よりはだいぶましになったとは思いますが、上昇や下降がなかなか上手にできません。 今日はrate 1 turn (1分で180°旋回するターン)を利用して、何度ターンするには何秒ターンするとかという即席計算をしなければならない練習をたくさんやりました。 まずは180°ターン(1分間)をして1分後に水平飛行に戻したあとに方位磁針を見ると180°ではなく170°のターンだったりします。 っということは、予定の方向には10°足りませんから、あと約3秒ターンする(rate 1 turnは1分で180°ですから、1秒に3°ターンすることになります)とかといったことをやりました。飛行機をコントロールしながら計算をするっていうのは結構大変です。 「あああああああああああああ〜〜〜!」ってな感じで投げ出したくなることも数回ありました(笑)。 これも練習ですね。

 今日はフライトの後、管制塔を訪問しました。 インストラクターが管制官の1人と立ち話をしたらしく、「管制塔においで」と誘ってもらったそうで、僕もついて行くことになりました。 管制塔というと、薄暗い部屋で皆真剣な顔つきでレーダー画面に向き合っているのかと思いきや、談笑はするわ、コーヒーは飲むは、ふらふら歩き回るわで、ぜんぜん想像とは違っていました。 管制塔にはClearance Delivery, Ground, Inner Tower, Outer Towerの計4人が待機しています。 忙しくないときはDeliveryとOuter Towerがいなくて、計2名で担当しているそうです。 管制官の1人のジャックという人がいろいろ教えてくれました。 モニター上にどういうふうに航空機が表示されるか、トランスポンダーの情報が画面上にどういうふうに表示されるかなど、とても親切に教えてくれました。 「僕たちはパイロット達が思うほど怖い人たちじゃないから、無線の指示内容がわからなかったら気兼ねなく聞いてくれればいいんだよ」とアドバイスしてくれました。 どんな人たちと無線で話をしているかを知っているとこれからの無線会話が少しは楽になりそうです。 写真は管制塔の内部の写真ですが、ベースボールキャップをかぶった若い男性が管制官をやってたりします。 とても意外でした。

 帰って来てからVORを再度復習。 わからなかった部分が今夜午後8時頃にようやく分かるようになりました(笑)。 これで明日からはVORを利用できると思います。 あとは練習あるのみです。 

 今日はその他にカナダの健康保険の掛け金を支払いました。 BC州の住民は法律でMSP(Medical Services Plan)への加入が義務づけられています。 今、僕は来年の1月15日までAIUの海外旅行傷害保険に加入していますが、その後はこのMSPに加入することになります。 掛け金は月54ドルです。 これに入っていれば、病気で病院や医者に行かなければいけない場合は無料で治療を受けることができるそうです。 ただし、歯科や健康診断などはカバーされません。 また、処方箋の薬もカバーされないそうです。 特に病気になるとは思いませんが、月54ドルで万が一に備えることができるのであれば安いと思います。 AIU保険はもっと高額だと思います。

 今日も一日疲れましたのでそろそろシャワーをして眠ることにします。 明日も12時からフライトです。

 ではまた〜!


(つづく)

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【編集後記】

 丸坊主はいかがでしたか。北米で髪を切るのは実はかなりのチャレンジです。海外生活経験者(特に北米)の方はきっと頷かれると思います。日本人の髪質は北米の白人のそれとはだいぶ違うため、北米人の髪を切る感覚で日本人の髪を切ると仕上がりが全然違うようです。幸い、今ではどこにいってもだいたいの都市には日本人のヘアスタイリストさんがいるので、僕はそういうところで切ってもらっています。といいながら、実はそろそろまた丸坊主にしようかと思っています。写真でわかる通り、僕は若い頃はピアスをしていました。これは日本での仕事を辞めた後、すぐにやったことの一つです。せっかく日本の社会を離れるのだから、日本ではやりにくいことや今までできなかったことはすべてやろうと思ってやったことの第一号がピアスでした。大阪の病院(?)で開けてもらったのですが、針が通った瞬間に血の気が引き、しばらく腰掛けていたのを覚えています。肝っ玉が小さいんです。ちなみに今は流石にピアスはしません。教官になったあたりで辞めたんだと思います。

 VORには結構苦しめられたようですね。実はそんなに難しいことはないんですが、頭でしっかり理解するのが最初は難しかったんだと思います。今はGPSやFMSを使っての航行が多いので、VORの信号を受信して飛行するということはあまりやりませんが、それでも位置情報の確認方法の一つとして使われていたりはします。フードをつけての計器飛行の訓練でも苦戦したようですが、すべては慣れです。今では問題なくできます(えっへん)。

 

(つづく)