2021-07-03

熱波とワクチン2回目。

 日本でも報道されていたとおり、カナダは数日前まで熱波に襲われていました。特にひどかったのが西海岸の山間部で、教官時代にマウンテンチェックライドで飛んでいた谷沿いの町リットンというところでは気温が49.5度まで上昇したそうです。それだけでもひどいのに、その直後に今度は山火事に見舞われ、町のほとんどが焼滅してしまったという報道もあります。まさに泣きっ面に蜂です。夏のカナダの山間部では森林火災がよく起きます。そのため、こちらでは夏の間だけ飛ぶ森林火災専門の消火作業パイロットという職業まであります。日本のようにヘリコプターでちんたらちんたらと火を消すのではなく、大型のエアタンカーを使って消化剤を含んだ水をどば〜っと落とします。危険を伴う仕事ではありますが、1年のうち数ヶ月だけ働けばよいので、夏だけ必死に飛んで、あとは国外でのんびり暮らすなんていうパイロットもいるそうです。

 我々が飛んでいるときに森林火災を目撃することがあります。大きいものであれば既に通報されている場合がほとんどですが、今、まさに発火したばかり!というようなものである場合には我々パイロットが航空管制官への無線会話を通して通報することもあります。「あの〜、今、我々の真下で煙があがってるんだけど〜?」と管制官に言うと、「あ〜、それね〜、既に報告済みですよ」っと言われる場合が多いです。でも、時たま、「え?どこ?だいたいの緯度・経度はわかる?」と聞かれることもあります。そういう場合にはコクピット内のフライトマネジメントコンピュータに表示されている位置情報を伝えます。その後、どういうプロセスで消火作業につながるのかまではわかりませんが、通報できた場合はちょっと良いことをしたような気持ちになります。

 今日現在、カナダではワクチン接種1回目を終えた人が実に6割を超え、2回接種完了した人が3割を超えています。今までは死んだ町のようだったモントリオールの目抜き通りでもレストランやバーなどが再び営業を始めました。イギリスでまたも感染者数が2万人を超えているということですが、カナダにもおそらくインド株がいずれは広まってくるでしょうし、今後どういうことになるか注視していく必要があると思っています。

 僕自身は明日7月3日に2回目のファイザーワクチンを接種する運びとなりました。1回目を接種した段階では「2回目は8月後半」と言われていましたが、ここに来て前倒しして2回目を受けることができるようになりました。最初の頃はそれこそワクチン接種開始に出遅れた感のあったカナダですが、今では世界でも有数のワクチン接種率となっているようです。2回目は1回目よりも副反応が強くでるという話なので、少しだけビビっています(笑)。

 カナダの航空業界は少しずつ勢いを取り戻し始めている兆候が見えるようになってきました。リージョナル航空のほうではレイオフされていたパイロットの呼び戻しが始まったようですし、我が社のほうでも客室乗務員が夏シーズンを見据えて呼び戻されています(まだまだ少数ではあります)。国際線の需要も少しずつ回復してきてはいますが、パイロットを呼び戻すほどの需要はまだないようです。しかし、最近になってカナダ政府はワクチン接種済みの国民や永住者が国外から帰国する場合のホテル隔離措置を条件付きで免除するようになったため、海外にバカンスに出かける人の数は確実に増えています。僕もときどき暇な時に自社便の搭乗者数を調べたりするのですが、ヨーロッパ方面へのフライトでは搭乗者数が8割を超えるフライトも出始めています。ワクチンを打ったからもう平気だ!というわかりやすい態度の変化をするのがこちらの方々の傾向のようですが、これからもしばらくはマスクや手洗いに気をつけ、ソーシャルディスタンスを保っての移動を心がけてもらいたいものです。僕自身はまだレストランに行って屋内で飲食するのにはやや抵抗があります。先週末に始まった世界最大の自転車ロードレースであるツールドフランスのテレビ中継を観ても、フランスの沿道の観戦者数の多さとマスク着用率の低さには強い違和感を感じます。

 自分のブログを見直して見て、改めてしばらくフライトしていないということに気がつきましたが、それでもまだ半年ほどなんですね。この半年間でフライトのことはすっかり頭から消え去ってしまいました。折を見て自分がどのくらいエアバスのことを覚えているかを自問自答すると、本当にいろいろ忘れてしまっているので驚きます(笑)。とはいえ、職場復帰が決まったら1週間もあれば十分に以前の知識レベルに戻せる自信があるため、さほど気にはしていません。今までも2週間働いて2週間休むというような、ダウンタイムが長いパターンで仕事をしていたため、少し時間があいても問題ないことも確認済みであるため、今はあまりむやみに復習などしないようにしています。してもすぐに忘れちゃいますから。

 先日までの熱波はようやく去り、今日からモントリオールはまた気温が20度前後となっています。半袖短パンでは肌寒いので夏らしく感じませんが、毎日体感気温35度くらいの日が続いたあとなのでひんやりして気持ちが良いです。ワクチン接種を完了して早く移動できる日が来ることが待ち遠しくてなりません。

 今日の写真は川沿いの夕暮れです。





(つづく)

2021-06-03

懐旧。

  6月が始まりました。こちらカナダのワクチン接種はだいぶ進んでおり、国内感染者数の数も軒並み減少傾向にあります。ここモントリオールではこれまで実施されてきた夜間午後9時半以降の外出禁止令が解かれました。今は子供対象のワクチン接種を進めながら、高齢者の2回目の接種が始まろうとしているところです。ケベック州だけを見ると、州民の75%が最低1回ワクチンを接種していることを当面の目標にしています。そのレベルを超えれば多くの制限が解かれることになるようです。今週末からはモントリオールも警戒段階が1レベル緩められ、レストラン内での食事もできるようになるそうです。気候もよくなってきたので、テラスで飲食を楽しむ人々の姿を見かけることが多くなってきました。

 先日、藤原正彦著の「この国のけじめ」を読み終わりました。この方の本を読んだのは初めてでしたが、いろいろと祖国やその歴史について考えさせられることが多かったです。コロナ禍で国の弱さが露呈されてしまった感が否めませんが、その理由のいくつかがこの本に書かれていたことに関連しているように感じました。

 僕自身は5月8日に1回目のワクチン(ファイザー社製)を接種してもらいました。インターネットでの予約はスムーズで、当日の大規模接種会場も動線がしっかりと確保されていて混乱はまったくありませんでした。入り口ではヘルスカードをスキャンして予約を確認し、その後会場内に通されました。まずは問診から始まり、その後に接種、そして15分ほど会場内の待合スペースで待機してから解散という流れでした。僕に接種してくれたお医者さんは歯科医の方でした。副反応は特になく、腕に痛みを感じたくらいでした。接種から約1ヶ月経った今日、接種証明がメールで届きました。QRコード付きの接種証明なので、おそらくこれらがいずれ発行されるワクチンパスポートなるものに利用されるのだろうと思います。

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 モントリオールはだいぶ夏らしい日が多くなってきました。気温が20度後半になることも多く、嵐が過ぎていく日も時たまあります。そういえば、飛んでいた頃はこの季節は入道雲を避けながらのフライトだったな〜なんて思いながら毎日散歩をしています。雲の避け方にはいろいろあって、経験値が物を言うと思うのですが、ときどき自分が決めたルートで飛んだら結構揺れたり、結局逆方向に行っていたほうがよかったかも?なんてがっかりすることもあったのが今では懐かしい思い出です。最近は引き続き時間があるので時々車でモントリオール郊外に散策に出かけたりもしています。この1年ちょっとでモントリオールの道路事情にはだいぶ詳しくなったと感じています。今なら大体の場所はGPSを使わなくてもいけるようになりました。

 こういう夏の気候になると、夏によく仕事で行っていたギリシャ・アテネを思い出します。外に立っているだけで汗がにじみ出てくるような日差し、なのにカラッとしていて気持ちがよい気候が夏のアテネです。『失ってみて初めてその大切さに気づく』なんてことがよくありますが、ギリシャに行けていたことはまさに自分にとってのそれで、夜中じゅうフライトしたり時差ボケに悩まされることもあって大変ではありましたが、それであってもギリシャをはじめとしたヨーロッパのリゾート地に仕事で飛んで行けていたことはとても幸せだったと思っています。そんなことを考えながら、ここ最近はグリークサラダをよく作ります。材料はきゅうり、トマト、フェタチーズ、パプリカ、お好みで玉ねぎ、オリーブ、塩胡椒少々とオリーブオイルです。オレガノを入れるとさらに良いです。本場ではサラダの上にフェタチーズが切られていないままの板状でど〜んと乗っかって出されます。それでいて格安。「仕事で行ったところで一番のお気に入りは?」と聞かれるとだいたいの場合はアテネと答えます。あれ?これは以前にも書いたかな?

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 相変わらず飛んでいませんが、昨日になって航空身体証明書の更新をしました。去年は確か会社のクリニックに出向いて通常通りの診察を受けましたが、今年はtelemedicalということで遠隔での診察(Zoomのようなもの)のみになりました。こんなんで大丈夫?とも思いますが、なにか問題があったりする場合にはクリニックに呼ばれるとのことです。僕は特に体調の変化もないし、「はい、オッケー」と言われて30分弱の診察のあとで無事に第1種航空身体証明が更新されることになりました。来年は通常通りの診察でもいいな〜と感じたり、感じなかったり。


海みたいですが、川です。右側の車が僕の日産マーチ(北米名:MICRA)です。


大きな嵐雲が通過することがあります。


これはもう2年前のギリシャ・アテネです。コロナ後にぜひまた行きたい場所の一つです。


グリークサラダは簡単、美味しい、日持ちする、といいことばかり。


夜間外出禁止令が解除された日の夕方、公園ではお祝いのライブ音楽が。


ほぼ毎週のようにパレスチナ人のデモ活動が行われています。


モンロワイヤル山は新緑が綺麗で、散歩がてらの簡単なハイキングに最適です。





(つづく)

 

2021-05-04

トンネルの出口は近い?

 昨日になって食器洗い用洗剤が底をつきました。ポンプ式の環境にやさしいタイプの洗剤です。本当に環境に良いのかわかりませんが、そういう謳い文句で売られていて、値段も一般的な洗剤よりも少し高いものです。少しでも自分にできることはやろうなんて善人面をして購入したのはいいものの、この洗剤は油切れが悪くてスポンジの泡立ちも悪いため、普通の洗剤ならポンプ1回で済むところを2回も押すことになります。結局、環境に良くない洗剤の倍の速度で使い切ってしまいました。果たして倍の量を使ったとしてもこの環境に良い洗剤のほうが地球や環境にやさしいかったのかどうか・・・。

 コロナ対策も食器洗剤と同じで、経済を回す必要があるからとだらだら生半可な対策を続けるよりも、たとえ短期的には経済に影響を与えるとしても、がつんと効き目のある手段で対策したほうがよい(よかった?)ように思います。


 さて、5月が始まりました。僕の生活は特に大きな変化はありません。先月に入ってようやくカナダ政府が航空業界への経済支援策を発表しました。まずは僕が働く会社向けの支援パッケージが発表されました。賛否両論あるようですが、とりあえずは会社が経営破綻する可能性が少なくなったようなので一安心しています。他の航空会社向けの支援策もじわじわと発表されはじめました。今のカナダには経営破綻目前と噂される会社もあり、やはりカナダ政府の支援策発表のタイミングがあまりにも遅すぎたという感が否めません。同じ北米でもアメリカと比べるとワクチン接種率も低いし、ここ1年間で受けた経済的ダメージの大きさも雲泥の差です。

 カナダ人はよく隣国アメリカと自国を比較したがりますが、今回のことで『カナダはアメリカには敵わない』という図式が明確になったように感じています。カナダ政府の対応の効果とスピードの非効率さは日本政府の対応が後手後手になっているのとよく似ています。


 モントリオールでは天気が良い日が増えてきました。天気が良いと公園はこの人盛り。マスクなんかくそくらえ。どおりで感染者数がなかなか減らないわけです。これを見れば日本人がいかに真面目なのかがわかるでしょう。


 4月半ばに二日ほど雪が降りました。それまでは毎日20度近くまで上がって初夏のような気候だったのに、いきなりマイナスに下がってしまいました。とはいえ、真冬並みの寒さではなく、マイナス2〜3度ほどに下がっただけですみました。この時期に雪が降るとモントリオール人は真冬並みの防寒着を持ち出してくるから滑稽です。彼らは果たして寒さに強いのか弱いのか・・・。


 陽気につられてカナダ雁が渡ってきました。これからしばらくは川辺などで子作り・子育てをします。今はさほど警戒心は強くないのでこのくらいよっても問題ないですが、一旦子供が生まれると彼らの性格は豹変し、ちょっとでも近寄ると口を開けて威嚇してきます。

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 さて、カナダのワクチン接種ですが、ここ最近になって少しスピード感が出てきたように感じられます。僕がいるケベック州では僕の年齢だと5月5日から接種予約ができるようになります。予約後、数日後には接種できるようです。個人的にはJ&Jの1回接種タイプのワクチンを接種したいと思っていたのですが、どうも製造工場の品質管理状態に問題があったとのことで、カナダ政府は一時的にJ&Jワクチンの接種を中断しています。血栓の問題で話題のアストラゼネカですが、こちらではアストラゼネカを接種している会場は予約の際に明記されていて、アストラゼネカ以外を接種したいときには他の接種会場を選べば良いようになっています。僕はおそらくファイザーかなと思っています。こちらでは2回目の接種日が明確化されていません。通常は1回目接種後3〜4週間後に2回目を接種するはずですが、ケベック州ではなるべく多くの州民に1回目を接種することに重きを置いていて、2回目は1回目の接種が大部分の州民に行き届いたタイミングで決定されるようです。本当にこんなんでいいのかなとも思います。

 ヨーロッパ諸国はワクチン接種を前提に旅行客等の入国を6月から許可するという報道もありますので、いよいよパンデミックの終わりが近づいてきているのかもしれません。そうなるとまた僕が空を飛べる日も近いのかもしれないのでワクワクします。


(つづく)















 

2021-03-21

カナダ or アメリカ。

  え〜、3月も既に後半に入りました。前回の書き込みに書いた通り、今月はリザーブではなく、ブロックホルダーになりました。ペアリングは2つのみ。一つはアメリカ・フロリダへの日帰りフライトで、もう一つは国内の3日間のペアリングでした。今の情勢を鑑みればペアリングが2つだけでもよしとしなければいけないと思っていたのですが、ここに来て会社の方針が変更になり、今月はフライトがすべてキャンセルになりました。

 以前の書き込みで説明したかもしれませんが、パイロットとして飛ぶためには免許や型式証明、そして航空身体証明などが必要になるのですが、実はそれに加えてある一定のフライト数(飛行時間、離着陸回数等)を一定期間内に行わなければならない「recency requirement」というものが存在します。一般的なホビーパイロットの場合であればその制限をクリアするのはさほど難しくありませんが、エアラインの場合は航空法で定められたrecency requirementに加えて会社が定めたrequirementが存在しますし、そもそもホビーパイロットのようにお金を出して好きな時に好きなところに飛ぶことは実質不可能です。カナダ国内はどこを見てもフライトの数が絶対的に少ない状態です。ところがパイロットの数は必要数以上雇用が維持されています。そのため、雇用されているパイロット全員のrecency requirementをクリアすることが現実的に不可能な状態に陥っています。そのため、僕が務める会社は暫定的に一定数のパイロットのフライトをキャンセルして地上待機にし、本当に必要な数のパイロットのみを飛ばすことで彼らのrecencyを充足させる方針に転換しました。僕は地上待機組みの条件に当てはまっているので、向こうしばらくはまたもやフライトがないことになりました。去年も3月からフライトがなくなっていったので3月が嫌いになりそうです。

 ワクチン接種数は国によってとても大きな開きがありますが、航空業界の復興も同じく大きな開きがあり、最近になってその差が顕著になってきました。航空業界の本場アメリカはワクチン接種数世界一のようですが、航空業界もかなりパンデミック前の状態まで回復しつつあるようです。ワクチン接種と政府による潤沢な資金投入が主な要因のようです。一方、カナダはワクチン接種数が極端に低く、コロナ対策も政府は右往左往していて、航空業界に対する資金サポートもまだのような状態。航空業界の行く末は今も暗黒の真っ只中という感じです。カナダ国内の競合他社からは最近になってパイロットを追加レイオフするという発表もありましたし、リージョナル航空会社の一つが閉鎖に追い込まれました。大手航空会社の一つは経営統合か、それが実現しなければ倒産してもおかしくないというような状態です。いいニュースは一つもないといっても過言ではありません。

 下のスクリーンショットは今日現在の世界各国のフライト数を表したものです。黄色いシンボルの一つ一つが航空機を表しています。


まずは北米。アメリカを飛んでいる航空機の数がカナダと比べると圧倒的に多いです。


こちらはヨーロッパ。コロナ対策で苦しむ国が多いわりにはフライト数は多い印象。


某共産主義国もフライト数は多いですね。いい気なもんですね。


日本も結構ダメージを受けていますね。

 アメリカとカナダはこれまでは感染者数はアメリカのほうが爆発的に増加していたため、アメリカとカナダの国境封鎖に積極的だったのはカナダのほうだったはずです。ところがここに来てアメリカはワクチン接種数がめちゃくちゃ増え、感染者数の押さえ込みに成功しつつあります。一方のカナダは日本のように下げ止まりしている感じで、ワクチン確保も当初の予定よりも遅れているので、このまま行くと今度はアメリカ政府がカナダとの国境再開に懸念を示すのではないかと思えてしまうほどです。

 アメリカの航空会社は一時レイオフになっていたパイロットを呼び戻し始めていると聞きます。また、政府からまたもや資金注入があったようで、追加レイオフはすべて取り消しになり、さらには今度はパイロットが足りないということで、今後も採用を増やして行くという話まで聞こえて来ています。アメリカはバブリーですね〜!

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 最近、SNS界隈をほんの少し賑わせた「Clubhouse」。海外パイロット組の間でもClubhouseで会話を楽しむ人たちが多いようです。僕は興味がないので利用していません。ただ、使っている人の話によると、主にアメリカで働いている人が多く参加しているようです。カナダと比べてやはりアメリカで働くパイロットの数はかなりいるようですね。SNSで積極的に情報発信している人の数は多いですが、そういうことをしていない人の数も入れるとおそらくかなりの数です。そこもカナダとは比べ物にならないほどでしょう。

 日本でパイロットになれなかった人が外国でパイロットを目指すとなると最初に考えるのはおそらくアメリカです。そしていろいろ調べて行くうちにアメリカでライセンスを取ったあとのグリーンカード取得の壁にぶち当たるはずです。そこで「比較的移住しやすい英語圏の国」ということで浮上するのがカナダです。カナダは教養、経験、能力さえあれば永住権を取ることが可能な国で、そういった面ではとてもフェアな国だと思います。アメリカは必ずしもそうでない印象です。アメリカ人との婚姻関係を通してグリーンカードを取ることは容易でしょうが、そうでなければかなり難しいようです。

 カナダに来て暮らし始めて15年近く経ちましたが、カナダの航空業界のあれこれが見えてきた今、「カナダに来たことは正しかったのか」とふと考えることもあります。もしカナダではなくアメリカに行って訓練を受けていたらどうなっていたのかな?と妄想することがあります。アメリカは学生時代の留学や旅行で慣れ親しんだ国ではあります。航空業界の本場と言われるだけあって規模がでかいです。仕事の種類や数もカナダよりも圧倒的に多いです。一方でグリーンカードの高い壁があります。果たして僕はグリーンカードを取ることに成功してそのままエアラインまでの道を進むことができたのか。できたのであれば今頃はどこの航空会社で働き、どの都市に住居を構えていたのか。もしくはグリーンカード取得に失敗し、日本に舞い戻ることになっていたのか。はたまたアメリカを諦めてやっぱりカナダに来て、当初の予定よりも数年遅れてパイロットのキャリアを結局カナダで始めていたのか。たらればで想像をするとなかなか面白いですね。

 そんなことを考えて、「アメリカの生活も悪くないな〜」とか、「グリーンカードの抽選に申し込んでみようかな〜」と想いを馳せることもありますが、僕はニューヨークやシカゴなどの忙しい空域を飛ぶよりもカナダのんびりしたエリアを飛ぶほうが性に合っているとも思うんですよね。今のポジションや職場にもある程度満足はしていますし。でも、給料から天引きされる税金の額を見るたびに毎月必ずカナダを嫌いになるのも事実ではあります(笑)。



(つづく)







2021-03-02

2月のリザーブ。

  あっというまに3月になりました。今日までがリザーブのシフトで、先月はほぼ毎週末飛んでいたようです。週2日働き、5日休みという感じのパターンを繰り返していました。リザーブの時はフライトがあるとセニオリティ順でクルースケジューラーから電話がかかってきます。

「〇〇行きのペアリングがあるけど、興味ある?」


という感じの電話です。幸い、今月は僕がリザーブFOの中でもっともセニオリティが高いため、僕に電話がかかってくるときにはYESかNOをいう権利があるのです。やりたいペアリングならやればいいし、面倒なペアリングだったりする場合にはパスすることができます。ペアリングをパスするためには僕よりも下にジュニアなリザーブパイロットがいることが条件になりますが、今のご時世フライトの数がそもそも少ないので常に僕の下には数名のFOが待機しています。とはいえ、今の時期はある程度のフライト数をこなしておかないと、一定期間内に決められた数以上の離着陸やフライト数をこなさなければならない『recency requirements』に抵触してしまいます。ですので、今月は1回だけパスしましたが、それ以外は基本的に電話がかかってきたらフライトに行くということが多かったです。

 ちなみに、僕が今の会社に入社した1年目はずっとリザーブでしたが、その間はずっともっともジュニアなFOでした。そのため、クルースケジューラーから電話がかかってきたら有無を言わさずにフライトに行かされました。それがたとえ朝7時に起床していて、午後3時くらいに電話がかかってきて、夜7時出発のロンドン便(フライト時間6時間前後)であってもです。今はリザーブのルールが変わったのでこういうことはおきにくくはなりましたが、起きている時間が20時間近くにもなって乗務するというのはあまり安全ではありません。疲労による集中力の低下は航空事故の原因の一つによく挙げられるものです。リザーブというポジションは主にジュニア(セニオリティが低い)パイロットが半ば強制的に担当させられるポジションです。僕は1年目の経験がトラウマになっていますので、それ以来、リザーブにならなくて済むポジションをなるべく選ぶように決めました。とはいえ、先月のようにリザーブであってももっともシニアであれば感覚はまったく異なります。とどのつまり、航空会社で働くということはセニオリティが生活の質に多大な影響を及ぼすということです。そういう理由から、僕はパイロットを目指す方々にはどんな方法でもいいからなるべく早く航空会社に入社できるルートを模索することをおすすめしています。

 今月はモントリオールーオタワ間のペアリングを2回やりました。オタワまでは車で2時間ほどですが、飛行機だと25分前後で到着します。それだけの近距離だと通常の巡航高度に上がるまでにはオタワに着いてしまうため、ジェット機ではあまり見かけない13,000~14,000フィートで巡航します。離陸してオタワや代替空港の天候を確認し、着陸に必要な距離を計算し、NOTAMなどを再確認してフライトマネジメントコンピュータを準備してブリーフィングしてとやっているとあっという間に降下を開始するタイミングになってしまいます。そのため、一緒に飛ぶ人の心の余裕(?)にもよりますが、離陸前のモントリオールにいる時点であらかじめオタワへのアプローチのブリーフィングまですべてやってしまいます。(余談ですが、エアバスのフライトマネジメントコンピュータには離陸から着陸までのすべての情報を離陸前にプログラミングすることができますが、767の場合はそれができませんでした。この点はエアバスのほうが優位です)。フライトは夕方に出発し、30分ほどでオタワに着いて仕事終了。離陸前にde-ice/anti-iceスプレーをしなければいけなかったので少しだけ時間がかかりましたが、一度飛び始めるとあっという間です。着陸後はホテルでのレイオーバー。あいにくオタワ滞在時間は14時間ほどで、なにかできるような時間はありませんでしたが、この時期はパンデミックの影響もありますし、そもそも特にすることはありません。

 でも、これまでずっとモントリオールで缶詰になっていた僕にすればたとえ近場のオタワであってもなかなか新鮮に感じます。朝は早起きして人出が少ない時間帯に州議事堂周辺をさくっと散歩して写真を撮りました。




 この時期、気温や降雪の影響もあって木々は樹氷を纏っていて、とても綺麗です。木の種類もモントリオールでよく見るものとは違うようで、それもまた見ていて楽しかったです。


 明日から3月のスケジュールが始まりますが、今月はリザーブではなくブロックホルダーということで予定があらかじめ組まれています。その内容はほぼ働いていないようなものです・・・。詳しいことはまた次回にでも。



(つづく)


2021-02-06

カナダのコロナ対策とウインタースポーツ。

 このブログをフォローしてくださっている方々がどれだけカナダのコロナ対策最新情報をご存知かどうかわかりませんので、少しだけシェアしようと思います。

 先月末に政府発表があり、4月末までのいわゆる『sun destinations』と呼ばれる主にカリブ海周辺の国々への渡航が原則禁止になりました。カナダの主要航空会社4社は政府からの依頼に応じる形でカリブ方面へのフライトをすべてキャンセルすることになりました。アメリカとの国境は今も封じられたまま、外国からのカナダ入国も原則的には禁止、さらに今回のカリブ海方面へのフライトもなくなったことでますます航空業界は勢いがなくなっています。

 航空業界が苦しんでいるのはどこの国も同じですが、カナダはG7諸国の中で唯一、国から航空会社への経済的支援がない国です。昨年から再三にわたってさまざまな組合などを通して国にかけあっているようですが、今のところは直接の資金導入はゼロです。倒産する会社がまだ出ていないのが不思議なくらいです。

 さらに今月に入り、カナダに入国する人にはカナダ到着前72時間以内のPCR陰性証明が必要なことに加え、カナダ入国後は指定のホテルで数日間待機後、再度PCRテストを受けることが義務付けられました。この2回目のPCRで陰性であればホテルから出ることが許されますが、その後も入国から合計14日間は自宅隔離の義務があり、違反をすると恐ろしいほど高額な罰金が課せられます。なお、ホテル滞在およびPCR検査はすべて実費で、合計2000ドル(約16万5千円)以上になるとの発表がありました。

 カナダ政府がここまでやるのは、海外からの変異種をカナダ国内に持ち込むことを抑えることと、そもそもカナダ人がコロナ禍であってもバケーションなどでいろんなところに移動していたことが感染源になっているとの考え方のようで、徹底的に旅行に行きにくくなるような制限を課して人々の動きを止めて感染を食い止めることに躍起になっているようです。

 こんな状態ですから僕の仕事にも当然影響が出てきています。今月もリザーブになりました。そもそも今月のモントリオールベースのエアバス320クルーに割り当てられたフライト数は極端に少なかったです。こればっかりは仕方がありません。今月果たして何フライトできるのか。微妙なところです。

 前回の書き込みでお知らせしたとおり、エアバス移行訓練はすべて終わったのですが、訓練終了後ある一定期間に決められた飛行時間をこなさなければ行けないという決まりがあります。そのため、先月末はリザーブ中にペアリングをいくつか優先的に与えられました。主にアルバータ州のエドモントンまたはカルガリーとBC州のバンクーバーを行ったり来たりするフライトでした。1日に3フライトまたは4フライトする日もありました。767に乗っていた時は1日1フライトというのが多くて、特にヨーロッパ便の場合は1日目にカナダから飛び、2日目は現地でのレイオーバー、そして3日目にカナダに戻ってくるというパターンが多かったです。そのため、3日働いて自分が操縦するのは1回だけ(離着陸それぞれ1回ずつ)というのが多かったのです。慣れてくるとなんとも思わないのですが、767に乗務を始めたばかりのころは3日に1回の離着陸だったからなかなか慣れなくて、フライト中の手順に戸惑わなくなるまでには結構時間がかかりました。シミュレーターはいかに本物に近いとはいえ、実際のフライトは訓練とはまた別物です。今回のエアバス320の場合は1日に1回以上離着陸もできるし、PF(Pilot-Flying)/PM(Pilot-Monitoring)も両方経験できるので慣れるまでの時間がかなり短くなるように感じています。とはいえ、今のようなご時世ではフライトそのものがあまりないので大変ですけども。

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 数日前にモントリオールは結構な量の雪が降りました。積雪当日は車の運転が結構大変です。坂があるところはなるべく避けたほうが無難ですし、そもそも車を運転しなくて済むならしないほうが良いと感じることが多いです。今回は20cm近く降ったと思うのですが、主要道路やハイウェイを走る分には問題ありませんが、ちょっとでも裏道に入るともうダメですね。ABSがガンガン作動しますし、スピン防止機能もしょっちゅう作動します。ケベック州は冬季間のスノータイヤ(スタッドレス)が義務化されています。今でも特に郊外に住んでいる人はスパイクタイヤを使う人もいます。

 ケベック人は冬でもとてもアクティブです。モンロワイヤル山や近くの大きな公園ではクロスカントリースキーを楽しむ人がたくさんいます。スノーシュー(かんじき)で歩く人もいます。そして公園の多くにはこの時期アイスリンクが整備されていて、スケートを楽しむ人もいます(すべて無料です)。冬が長いから冬を楽しんじゃえということなのでしょう。今年はスキー一式を買い揃えたので無理ですが、来年はクロスカントリースキーを始めたいと思っています。

今朝の散歩で見かけたクロカンスキーヤー


 
(つづく)



2021-01-16

2021年スタート、A320訓練修了。


  皆さま、遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年も本ブログにお付き合いください。

 さて、昨年10月からエアバス320型機への移行訓練が始まり、前回のブログにも書きました通り、いろいろなコロナ絡みの理由で訓練が長引いていましたが、先日ようやく最終の路線審査に合格しまして、晴れてエアバス320パイロットとして独り立ちできました。訓練開始から修了まで実に3ヶ月ほどかかりました。今まで経験した訓練の中でもっとも長い訓練になりました。

 路線審査は審査官の資格を持つ自社の機長と通常のフライトをこなしながら実施されます。今までの経験では審査官によってはフライト中にいろいろとオペレーションや飛行機についての質問をする人もいますし、どちらかといえばなにも言わずに普段通りのフライトを問題なくこなせるかをチェックする人もいます。今回の審査官はそのちょうど真ん中くらいだった印象です。途中でいくつか質問をされましたが、特にひっかけ問題などを聞かれることもなく、今まで学んできたことをフライトにぶつけたらちゃんと合格がもらえたという感じでした。

 路線審査は最初の予定ではカンクンへの往復フライトということだったのが、それはキャンセルになり、代わりにアルバータ州のエドモントンとブリティッシュコロンビア州のバンクーバーの往復フライトを2日間行うというペアリングになりました。



 ペアリング1日目はモントリオールからエドモントンまでの移動のみです。移動で乗った飛行機はエアバスA220。最新の飛行機なので内装がとても綺麗ですし、席も座り心地が良いです。映画などが見れるスクリーンも大きくていいのですが、この日はあいにくシステムが不調だったようで映画は見れませんでした。コロナの影響で乗客はとても少ないです。ビジネスクラスには僕以外に老夫婦が一組みのみ。これでは採算は取れないですよね・・・。今日の写真はモントリオール空港の滑走路24Lを出発してエドモントン方面にターンをしたときのものです。左後ろに見えるのが我がベース空港であるモントリオール空港(YUL)。エンジンの内側にエメラルドグリーンのバンドがあるのがA220のエンジンの特徴です。かなり燃費が良いそうですよ。エドモントン到着後は空港内のホテルへ。ここで翌日まで待機です。時間があったのでターミナル内や空港周辺を散歩しました。あいにく気温が低すぎることはなかったので気持ちがよかったです。

 そして翌日の夕方から路線審査フライトの1日目で、エドモントンからバンクーバーまでの往復です。当日はジェット気流がロッキー山脈上空に吹いていたこともあって、通常の高度はかなりのタービュランスが報告されていたため、24,000フィートという低めの高度でタービュランスを避けて飛ぶことになりました。それでも最初の30分ほどはそこそこ揺れましたが、一旦ロッキー山脈を越えればスムーズになりました。ロッキーを超えるのは久しぶりだったので、いい景色が見れるかと楽しみにしていたのですが、フライトの時間が遅く、冬ということもあって、山はまったく見えませんでした。

 バンクーバーはあいにくの雨。冬のBC州らしい天気です。それでも気温は+8~10Cほど。やっぱり暖かいです。この季節はカナダの大半の都市では気温が0度以下になるため、アプローチの際の高度を修正する必要があります("cold temperature correction"といいますが、詳細は割愛します)。ちょっとしたことですが、アプローチの準備の手順が一つ増えるので厄介ですが、バンクーバーへのアプローチではそれが不要です。やっぱりBCはいいな〜なんて思っちゃいます。

 最初のレグは僕がPilot Flying。1週間ぶりのフライトでしたが落ち着いてこなすことができ、審査官機長にもお褒めの言葉をいただきました。まだまだエアバスのシステム操作に戸惑うこともありますが、少しずつ慣れてきているのは確かで、心の余裕が生まれてきている実感があります。 2レグ目はPilot Monitoring。Pilot Flyingの飛行をモニターするのと同時に、無線やフライトマネジメントコンピューターのプログラミング、天気のチェックや着陸に必要な距離の計算などを担当します。エアバスのコンピューター(FMGCと呼びます)はボーイングのそれとは結構違っていて、それを覚えるのが最初は大変です。見たい画面にたどり着くまでに他のページに飛んでしまったり、なんどもボタンを押してようやくたどり着くということが時々あります。ただ、これは今まで飛んできた飛行機の場合でも同じでした。いずれ慣れてくるとボタンを押して画面が切り替わる前に次のページに行くボタンをぽんぽんと押し進んでいけるようになります。エアバスのFMGCはボーイング767のFMCよりもラグがある感覚ですが、表示される情報はボーイングのそれよりもわかりやすくて詳細です。どちらも一長一短という感じです。

 翌日はエドモントンからバンクーバーまでのフライトでした。前日と同じなので気持ち的にはかなり楽でしたが、この日は夕方になって駐機中の機体の翼に霜が降り始めたため、出発前にde-iceすることになりました。飛行機が変わるとde-iceの手順もちょっと変わりますが、基本的概念は同じです。チェックリストにしたがって着々と手順を踏んでいくという感じです。この日もロッキー上空は気流が荒れ気味でした。お客さんは全体の1/3ほど。満席には程遠いです。

 バンクーバーに到着したところで「路線審査合格だよ、おめでとう」と機長に言われてやっと気持ちが楽になりました。まあ、特に大きなミスもしなかったし、聞かれた質問の答えもわかっていたから失格にはならないとは思っていましたが、それでも「合格」の言葉を聞くまでは気が抜けません。一緒に飛んだ機長はとても良い人で、楽しいペアリングになりました。気のせいかもしれませんが、ナローボディ機(通路が1つしかない飛行機=A320など)の機長はワイドボディ機(通路が2つ以上の飛行機=B767など)の機長と比べるとセニオリティ的にはジュニアで、変なプライドみたいなものを持っていない人が多いように感じます。ワイドボディの機長の中には「わっはっは、俺はワイドボディ機の機長だぞ〜!敬え〜!」というふうな態度の人もいました。航空会社ではワイドボディのキャプテンは花形のポジションですし、お給料もワイドボディのパイロットのほうが高いのでそういうふうな自意識が過剰気味な人もいるのが事実です。320の機長たちはどうなのか、これから飛べば少しずつわかってくるでしょう(笑)。

 バンクーバーではホテルに1泊し、翌日にモントリオールまでデッドヘット移動ということでした。バンクーバーに滞在するのは本当に久しぶりでした。久しぶりに好きなラーメン屋さんにも行けた(最後に行ったのは恐らく1年半ほど前)し、ウォーターフロントを少しの時間でしたが散歩できたので楽しかったです。バンクーバーでは今でもレストラン内で食事ができます。トロント・モントリオールではだいぶ前からテイクアウトのみの営業が許可されているので、店内で食事する人を見たときはかなりの違和感を感じました。やっぱりいずれはバンクーバーに住みたいなぁとぼんやりと思いました。

 モントリオールには夜9時前に戻ってきました。今、モントリオールは午後8時から翌日午前5時まで外出禁止令が出ています。そのため、自宅までのドライブ中に警察に止められるのではないかと思っていたのですが、あっさりと自宅まで着いてしまいました。パイロットはessential workersというカテゴリわけがされているので、外出禁止の時間帯であっても仕事のためであれば外出が許可されています。そういうことが書かれた書類を会社が発行してくれたので、それを車に常備しています。

 というわけで、訓練がやっと終わって気持ちが楽になりました。今月いっぱいはリザーブ勤務になるので、電話がかかってきたら飛びに行くという感じです。約4年前にもリザーブを1年ほどやったのでなんとなく覚えていますが、リザーブは楽しくありません。僕はどこに、いつ、誰と飛ぶのかを前もって知っておきたいので、それがわからないリザーブは好きではありません。また、リザーブだと会社に航空法の規定ギリギリまでこき使われることもあるので、あまりいい気はしません。来月からは前もってフライトの予定が入るのではないかと思っていますが、昨今の情勢ではなにがどうなるか全くもって予測不可能です。

 

(つづく)