2016-06-12

ヒューストン。

 CRJに乗務するようになって僕が結構好きなルートの一つがカナダ・カルガリーからアメリカ・テキサス州ヒューストンへのフライトです。 


 ルートは上の写真のような感じです。 カルガリーから一気に南下するような形で、距離は約2700キロメートル。 なんだかそう言われても漠然としかわからないかもしれませんが、どうやら北海道から沖縄位の距離のようです。 

 この時期のヒューストンはメキシコ湾あたりで頻繁に起きるカミナリ雲の影響で嵐の日が多く、行く前には必ずレーダー写真などを見るようにしています。 アメリカの航空管制はカナダと違ってかなり精度の高い天気レーダーを使っているそうで、ヒューストンあたりに嵐の日に行くと、安全なルートになにも言わなくてもレーダーベクターしてくれるらしく、実は結構楽チンなフライトなんだそうです(笑)。 幸い、僕は今のところ嵐が酷い日には行ったことがないのでわかりません。 

 CRJ-705でこのルートを飛ぶと、その日の風向きやフライトルートなどにもよりますが、だいたい4時間ほどかかります。 離陸後20〜25分で巡航高度に到達し、目的地到着の30分くらい前になると降下を始めます。 なので、3時間程度は巡航高度でクルーズしていることになります。

 巡航高度は日によって変わりますが、だいたい34000フィートから39000フィートあたりを飛ぶことが多いです。 アメリカのデンバー周辺ではロッキー山脈からの風で揺れることもありますが、比較的気流が安定している日が多いように思います。 フライト中は計器類をチェックし、燃料の確認などをします。 CRJには「オートスロットル」がないため、フライト中も結構頻繁にスラストレバー(出力レバー)をいじって安全なスピードから逸脱しないようにしています。 時間があるときには緊急事態の手順の復習をしたり、飛行機のシステムに不具合が発生していないかなどを確認したりします。 ラッキーなときにはビジネスクラスで提供している食事の余ったものをフライトアテンダントがコクピットに持ってきてくれたりすることもあります。 
 
 このヒューストン、空港の中にはこんな牛がいます:


 ヒューストンにはNASAのジョンソン宇宙センターがあるんですね。 宇宙服を来たテキサスの牛です(笑)。

 この時期のヒューストンは暑くて、海からの湿気がたっぷり。 日本の夏を思い出します。


(つづく)

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

パイロットに憧れてる高校3年です、あなたのようになるにはどうすればいいですか?カナダの大学を考えてます。

Youhavecontrol@gmail.com さんのコメント...

Unknownさん

どうしてもカナダでないといけない理由がないのであれば、まずは日本の大学に進んで日本の航空会社の自社養成パイロット募集に応募するのが良いと思います。 

カナダであれば大学に行かなくともパイロットにはなれます。 大学の授業料をパイロット訓練に充てがうというのも考え方としてはありかもしれません。 

カナダで大学に行く予定でいらっしゃるのであれば、航空プログラム(Aviation diploma等)を有する大学を選んだり、エアラインパイロットを多く排出している大学を選ぶと良いでしょう。