2014-03-26

今週いっぱいで。

 お知らせです。 今週いっぱいで今の仕事を辞めます。 

 2012年の8月から今月まで、約1年8ヶ月間をアルバータ州の北部でmedevacパイロットとして過ごしてきました。 慣れ親しんだビクトリアを離れ、文化のだいぶ違う田舎町で生活し、働いてきました。 いろいろ大変なこともありましたが、危険な目には一度も遭わなかったし、パイロットとしていろいろな勉強をさせてもらいました。 毎月20日連続勤務で、朝も夜もなく電話がなれば出動という生活は最初は慣れることができるかどうか不安でしたが、先輩方からアドバイスをもらい、自分なりにいろいろ工夫をした結果、特に問題なくこなすことができるようになりました。 忙しいときは忙しいけど、暇な時はとにかく時間を持て余すことが多かったこの仕事、途中でもう辞めてビクトリアに戻って教官の仕事をまたやろうかな〜なんて思うことも何度かありましたが、それでは男が廃る!と思って頑張ってきました。 そんな生活があと4日で終わります。

 次の仕事はカナダ大手の航空会社でエアラインパイロットとして採用してもらえることになりました! 訓練は来月の7日から、トロントで行われます。 訓練が長くて、一ヶ月半以上かかるみたいです。 この訓練に合格しないと正式採用にはならないので、頑張ってこようと思っています。 飛ばすことになる機体などもまだ決まってなくて、訓練2日目に発表になるらしいです。 

 あと4日間フォートマクマレーで働き、土曜日に車でカルガリーまで移動します。 8時間くらいのドライブです。 そして友人宅前に車を停めさせてもらい、カルガリー空港からビクトリアに戻ります。 1週間ほどの休暇の間にはアメリカ入国のためのクルービザを取得するためにバンクーバーのアメリカ領事館に行きます。 あとは細々とした手続きや引っ越しなどをやって、来月初旬にトロントに入ります。 なにかと忙しくバタバタしてます。

 2006年にカナダにやってきて早8年。 ようやくエアラインパイロットへの切符を手にしました。 ここに来るまでにはいろんな方々からサポートしてもらいました。 感謝の気持ちを忘れずにエアラインパイロットとして無事にチェックアウトできるように頑張ろうと思います。 





(つづく)

2014-03-13

買っちゃいました。

 先日、コンドミニアム(マンション)を買いました。 いや〜、高い買い物は緊張します。 生まれて自分の持ち家(持ちコンド?)を構えることになりました。 

 日本ですらマンションを持っていたことはないのに、カナダでコンドを買うっていうのはちょっと勇気が要りました。 ずっと前からいつかいつかと思ってはいたんですが、お給料も安かったし、仕事もなんだか不安定な感じだったので、結局今になるまで時間がかかってしまいました。 今年に入って機長に昇格し、お給料も上がったので、「えぇ〜い、今だ〜!」という勢いで買ったというのが半分。 あとは、既に家やコンドを持っている先輩たちにいろいろ聞いて、しっかりと準備をして今ならできる!と思って買ったというのが半分です。

 僕が買ったコンドはビクトリアのダウンタウンにあります。 ガイドブックなどにはよく「アンティーク通り」として紹介されているエリアです。 州議事堂や有名なEmpress Hotelがあるエリアまで徒歩5分で行けるという立地条件が良いところです。 2006年に出来た比較的新しい建物なので修繕しないといけないというところも特になく、値段交渉もそこそこうまく行きました。

 今仕事をしているのがアルバータ州。 コンドを買ったのがブリティッシュコロンビア州。 アルバータ州に来る前もBC州はいいところだと思っていましたが、これまで2年弱通勤をしてきて、BCに帰る度に「ビクトリアはやっぱりいいところだな〜」と思うようになりました。 景色はいいし、気候も温暖、人はやさしいし、生活費もバンクーバーほどではない。 いつのまにかビクトリアが第二の故郷のようになっていました。 なので、これからもずっとビクトリアで暮らしたいと思ってコンドを購入しました。 今後、どこで仕事することになるかはわかりませんが、とりあえずは通勤をする覚悟です。 彼女には申し訳ないですが、これからも単身赴任的な感じがしばらくは続くと思います。 でも、それだけの価値がビクトリアでの生活にはあると思っています。

 下の写真が今回購入したコンドのバルコニーからの長めです(写真:どっかの不動産屋のウェブページより拝借)。
 


 それにしても不動産の購入は面倒です。 住宅ローンを組んだり、不動産屋と何度も会ったり、弁護士が絡んできたり。 しかも、最初にコンドの見学に行ってから5日間ですべてを終わらせようとしたので本当に大変でした。 でも、ほとんどが親切な方々で、非常に協力的だったのが救いでした。 もちろん、住宅ローンのブローカーも、不動産屋も、弁護士も、皆僕がコンドを購入すればそれだけ彼らにも報酬が入るから一生懸命やってくれたんだとは思いますが(笑)。 お金のパワーは凄いです(笑)。



(つづく)