2013-04-16

久しぶりのC172。


 今月のお休みはいつものようにビクトリアに戻りました。 フォートマクマレーを休日の初日の朝5時過ぎに出発し、カルガリー経由でビクトリアまでというルートでした。 以前はカルガリーまでがDash-8の100か300シリーズ、そしてビクトリアまでがCRJというのが多かったように思いますが、今回はどちらのレッグもQ400でした。  このQ400、日本では「ボンバルディア社」の飛行機ということで悪名高いかと思いますが、こちらではそういう風評被害はないと思います。 むしろ、環境に優しく、速度も早く、キャビン内は静か(QシリーズのQはQuiet=静寂のQだそうで)、照明などにLEDを多用していて、なんといっても見た目がかっこいいです(笑)。 プロペラは6枚で、テイクオフのときでもかなり低い回転数で十分なパワーをだせるそうで、確かに地上から見ていてもだいぶ静かにテイクオフしていきます。 いつもロッキー山脈の上を飛行するときにはCRJだったので結構高い高度を飛んでいたと思いますが、Q400だと25,000ftを飛行するようで、山々の見え方もだいぶ違います。 このQ400、日本の企業が開発・製造に多く関わっているそうです。 なんだかうれしくなりました。

 今回のビクトリア、僕が帰る前までは連日晴天で、気温も18度まで上がっていたそうです(っと、エアカナダのカウンターのおばさんがチェックインの時に言ってました)。 ところが僕が帰った途端、雨、アメ、☂。 でも、気温は過ごしやすかったので嫌ではありませんでした。 

 ビクトリア滞在中に、以前担当した生徒さんとセスナでフライトしてきました。 前回はその生徒さんがフライトするのに同乗しただけで、操縦はしなかったんですが、今回は最初から最後まで僕が操縦しました。 セスナのラダーは軽い!! これをすっかり忘れていました。 離陸の際にラダーをオーバーコントロールしすぎて、ちょっと左右にふらふらしました(笑)。 離陸後は昔の感を取り戻し、以前と同じように安全に飛べました。 訓練空域に入ってからはフラップ無しのslow flight、そこからフルフラップ、そこからpower-off stall、リカバー後にpower-on stall、steep turn180度x連続2回、そしてforced approachと、すべてを一気にやりました。 いや〜、楽しかった! 実際に操縦するのは、いつも仕事でやっている操縦とはまた違う楽しみがあって満喫できました。 今日の写真一枚目はそのときの写真です。 雲が多かった日でしたが、問題なく飛べてよかったです。 


 ビクトリア滞在中の後半にかけてはだいぶ天気が良い日が多くなりました。 ビクトリアではまだ桜が咲いていました。 途中でバンクーバーに行く用事があったんですが、最初は曇天でも雨は降っていなかったんですが、午後過ぎからは結構降り始めてしまいました。 とはいっても、外にいたわけではなかったので困ったりはしなかったんですけどね。 バンクーバーではこのブログを見てくださっている、カナダで働いていらっしゃる方とお会いできる機会がありました。 いろんなおみやげまでもらってしまって、恐縮してしまいました。 同じ日本人がカナダで活躍しているのはとてもうれしいし、励みになります。 そしてそういう方とこのブログを通してお知り合いになれてうれしいです。 よく考えてみればこのブログは始めてからもう7年目です。 このブログをやっているおかげでいろんな方とお知り合いになれたり、一緒に飛ぶ機会があったり、生徒さんになってもらったりすることができました。 ブログっていいもんですね。

 10日間の休暇をしっかり満喫してフォートマクマレーに戻ってきました。 こっちは湿度がめちゃくちゃ低いです(笑)。 おかげで肌がガサガサになります。 昨日は今回のシフト最初のフライトでエドモントンに行って来ました。 いきなり5時間ほど待機という長い一日になりました。 今回ビクトリアからiPadを持ってきたので、時間つぶしのために電子書籍なんかを入れてみようかな〜と模索中です。  なにか良いアイデアをお持ちの方がいらっしゃったらぜひコメント欄から教えて下さい。


(つづく)