2019-05-17

モントリオールに引っ越してきました。

 カナダに来てからというもの、1〜2年に一度は引っ越す生活をしてきたため、持ち物も少しずつ吟味され、いらないものは引っ越しの度に処分し、新しく買い足すものもなるべく多機能、コンパクトサイズ、高品質ものもを選ぶ、いわば「ミニマリスト」的な生活になりつつあります。 なるべく「欲しいもの」は持たないようにし、「必要なもの」のみを買い足すようにしてきました。 その成果もあってか、今回の引っ越しも荷造りにそれほど時間がかからずに済みました。

 トロントとモントリオールの比較はまたいずれしようと思いますが、今のところモントリオールにはかなり満足しています。 僕のコンド(マンション)はジャック・カルティエ橋の側にあります。 バルコニーからは橋が見えます。 セントローレンス川から徒歩数分。 ダウンタウンにも歩いて30分未満で到達できますし、地下鉄(メトロ)を使えば数駅でダウンタウンです。 徒歩5分以内にガソリンスタンド、スーパー、郵便局、銀行など、生活に必要なものはすべて揃っています。 空港までも車で30分未満(渋滞していない場合)。 冬が厳しいモントリオールなので、地下駐車場がある物件を選びました。 地下ロッカーも2つあり、荷物を保管するにも困りません。 場所と物件の状況(駐車場の有無等)が揃ってさえいれば、購入しても決して損をすることはないと考えていて、その条件に今回のコンドミニアムはバッチリはまっています(英語ではよく「Location, Location, Location」と言い、とにかく立地条件がもっとも大事とされます)。 万が一、モントリオールを気に入らなくても、賃貸マンションとして貸し出すことも大いに可能だと思うので、良い不動産投資になると考えて購入を決意しました。

 トロントでは電車通勤でしたが、モントリオールでは自動車通勤。 そのため、日産マーチ(こちらではミクラと呼びます)を買いました。 雪が多い都市なので四駆も検討しましたが、当面はこれで行こうと思い購入。 エンジンは1.6Lですが、なにせ小さい車体で5速マニュアルなので小気味好く走ってくれます。 

 僕が住む地域はゲイビレッジに近いため、同性愛者を多く見かけます。 夏の間はこのような虹色の飾り付けがされ、カフェやレストラン・バーはテラスを道に広げています。 歩行者天国になっているので、とてもゆったりとした時間の流れ方です。 

 これが僕のバルコニーから見えるジャック・カルティエ橋。 セントローレンス川にかかっている橋です。 夜にはイルミネーションが灯されています。

 徒歩3分でメトロ(地下鉄)の駅に着きます。 ここから数駅でダウンタウンに行けます。 車体はボンバルディア社製。 以前乗務していたDash-8やCRJなどの航空機も製造するケベック州にある会社です。

 モントリオールの夏は美しく、とても楽しいと人々は口を揃えて言います。 夏の間は主な通りが車両通行止めになり、お祭りやイベントが開催されます。 F1レースのモントリオールグランプリも開催されますし、自転車レースもあります。 道路でチェスを楽しむ人々などもいたりします。 


 引っ越し後、モントリオールに数日滞在しました。 その間、荷物を開封したり、掃除をしたりと本当に毎日ばたばたしていました。 ようやく片付けがひと段落したところで休暇ウイークが始まりました。 今回はヨーロッパの南端にあるマルタ島にいって来ました。


 このマルタ島、数年前にも行ったことがあり、今回は2回目でした。 1週間の滞在でしたが、とてもリフレッシュできました。 仕事や引っ越しのことを忘れ、ゆったりとした時間を楽しむことができました。 風が強く、肌寒い日が多かったですが、マルタはヨーロッパなのに中東のような、それでいて南国のような雰囲気があるとても素敵な国です。 次回は真夏の灼熱の時期に行って、透明な海で泳いでみたいものです。

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 マルタから戻ると仕事が再び始まりました。 今月から僕はモントリオールベースのパイロットです。 昨日まで南米ペルーのリマに行って来ました。 

 ルートはこのような感じです。 天気はさほど悪くなかったのですが、フロリダ半島とキューバ、そしてパナマ上空はこの時期常になんらかの悪天候が存在しているので、注意が必要でしたが、それ以外はとてもスムーズな8時間のフライトでした。 行きはパイロット2名での運航でしたが、帰りは3名体制だったため、フライト中に2時間ちょっとの休憩を取ることもでき、リラックスしたモントリオールからの初ペアリングとなりました。 

 明日から3日間、イタリアのベネチア(ベニス)に行って来ます。 初ベネチア、そして、今年初めての大西洋横断なのでとても楽しみです。


(つづく)