2007-08-31

ビクトリア319日目:スピン。



 今日も午前中にフライトがありました。 今日は僕がPower-on Stallのやり方をレクチャーし、グラムが僕にSpinのやり方とSteep Turnのやり方を教えてくれました。 今日も教えるほうはそこそこうまく行きました。 ただ、右側の席からのスピン回復は左側のそれとはだいぶ感覚が違って戸惑いました。 なんどか練習をさせてもらいましたが、どうもイメージしているのとは違ったリカバリーをしてしまいます。 これもまだまだ練習が必要なようです。 今の調子でいくと、来週末までには筆記試験を受けるために必要な飛行時間・グランドブリーフィング時間を満たすことになるので、いよいよ来週末か再来週の頭には筆記試験を受ける事になります。 さっさと終わらせてしまいたいというのが正直なところです。 筆記試験が終われば飛行訓練に集中できますから。
 今日は訓練の後、家に帰って来てからドーナツを2個食べて、そのままサイクリングに行きました。 今日は1時間ちょっとだけ走ってきました。 それから昼ご飯を食べ、仮眠をとり、今日の訓練の復習と次回のフライトの為の用意をしました。 次回のフライトは来週の火曜から始まります。 その日からはコンスタントに毎日2フライトずつ飛ぶ事になります。 果たしてどうなることやら・・・。

 明日はバイトなのですが、本来は午前中だけのはずが、丸一日働くことになってしまいました(汗)。 果たして体力が持つかどうか。 ある程度手抜きをして働かないといけないように思います。 僕のポリシーには反しますけど・・・。

 今日の写真はクラブの帰りに見かけた日本の軽トラです。 こちらでも時々日本から輸入された右ハンドル車が走っています。 殆どは三菱のデリカか日産のスカイラインです。 あとはこういう軽トラを時々見かけます。 こんな軽トラがなぜか未だに70万円近い値段で売られたりしているので不思議でなりません。 日本だったら走行距離にもよるでしょうが、10万円くらいしか値がつかないこともあると思います。 価値観の違いですね。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-30

ビクトリア318日目:ロングフライト。



 今日は午前中に飛行訓練がありました。 今日も引き続き快晴で、とても気持ちの良い朝でした。 雲一つないような天候だったので、肌寒い朝でした。
 今日も訓練空域での飛行でした。 今日はまず前回教えてもらったRange and EnduranceとSlow Flight,そそしてPower-off Stallをグラム(チーフインストラクター)にレクチャーしました。 結構念入りにイメトレをしておいたのと、訓練の流れを書いた紙を作ってニーボードに挟んでおいたおかげで結構スムーズに進みました。 もちろん、いくつか間違いがあったり訂正が入ったりしましたが、全体的には問題なかったようです。 今日もグラムは引き続きひどい学生役を演じてくれました(笑)。 「ヘディング(進路)を270度に変えましょう」といったら、「は〜い」と言ってHeading Indicator(方向指示器)を270度にリセットしてくれました(笑)。 他にも、ストールホーンが鳴り始めたら、「こ、この音はいったいなんだ?!」と言い出したり、トリムを使わず腕の力で操縦桿を引っ張ったまま僕にコントロールを渡したりとなかなか面白い行動をしてくれました。 これらはすべてフライトテストで試験官が僕を陥れようとやりかねないちょっとした悪戯です。 ということで、グラムがこういう行動をしても、「はい、ちゃんとしましょうね」と指摘して言えるようになる練習をしています。 ロールプレイが好きな人はこういうことを楽しんでやれるんだと思います。 訓練はいろいろ大変ですが、今のところ楽しくやれています。 
 訓練を終えて空港に戻ったら、飛行時間が2時間近くになっていました。 普通の訓練(特に最初の段階)は長くても飛行時間を1.2~1.3時間に押さえることが多いそうです。 というのも、あまり長い時間訓練をしても学生の集中力はそんなに長い時間持続しないからです。 さすがにある程度飛行経験を積んだ学生の場合はそんなに気にする必要はないですが、それにしても2時間もぶっ通しで集中力を維持するのは結構大変です。 おかげで訓練から戻ってきたらちょっとぐったりしてしまいました(昼寝で回復しました)。 クロカンで楽しく2時間飛ぶのとは訳が違います。
 午後からは今朝のフライトの復習をして、明日のための用意をしました。 今日の訓練中の会話の録音を聞きながらグラムが指摘してくれたことや、明日の訓練の流れなどをまとめたりしました。 夕方にはビクトリアのFujiya(日本食料品店)に行ってきました。 この前からお好み焼きが食べたくなったので、お好み焼き粉とお好みソースを買ってきました。 帰りにビクトリアのスーパーで買い物をして帰ってきました。 
 
 明日も午前中は訓練です。 明日はPower-on StallとSpinをグラムにレクチャーします。 

 今日の写真は昨日の夕暮れです。 コクピットの右側から見る夕日も悪くありません!

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-29

ビクトリア317日目:ビザ延長手続き完了。



 今日は午前中は引き続き勉強をしました。 そして、お昼ちょっと前に銀行に行って、預金残高証明書をもらってきました。 気前の良いおばちゃんで、2通もくれました(笑)。 そしてその足で酒屋にビールの空き瓶を返しに行きました。 こちらではビールやジュースを買うときに瓶や缶、ペットボトルの保証金をとられます。 一昔前の日本みたいですよね。 リサイクルも兼ねているので、ビール瓶などはなるべく酒屋に返しに行くことにしています。 酒屋の後は1ドルショップで封筒を購入しました。 すべての用事をすませて家に戻って昼飯を食べ、それからビザ延長手続きの書類の最終準備をしました。 インターネットでビザ延長手続きの手数料($125!)を支払い、レシートをプリントアウトしました。 すべての書類は所定のサイズの封筒にいれてアルバータ州にあるCICカナダ(移民局)まで郵送しなければなりません。 すべての書類は万が一のためにコピーをとっておきました(仕事をしていたときの習慣です・・・笑)。 夕方前には郵便局から書類を無事に郵送したので、これでとりあえずこちらで出来ることは完了しました。 あとはCICカナダから「申請を受け取りました」という手紙が来るのを待つ事になります。 恐らくそれまでに1ヶ月くらいはかかるんではないかと思います。 
 夕方からは今日もバルテージとフライトに行ってきました。 今日もCPLのフライトテストに向けた練習に付き合いました。 昨日間違ったことなどが少しずつではありますが改善されているのを見て感心しました。 今日の写真は昨日のスピンからの回復練習をした後のAttitude Indicator(通称A.I. 姿勢指示器)です。 青い部分が空、茶色い部分が地面を表していて、真ん中にある黄色い線が飛行機の翼を表しています。 この計器が正確であると信じてAIが示す情報を読み取ると、飛行機は約60度のバンク角で左に上昇しながらターンしていることになりますが、これを撮ったときは普通に水平飛行をしていました。 スピンをやると飛行機が降下しながらくるくると回るので、A.I.がこんなふうに狂ってしまうことが時々あります。 この理由から、フライトテストのときには計器類を使う飛行手順(Instrument flying等)をまず審査して、それらが終わってからスピンなどの審査に入ります。 

 明日は久しぶりに飛行訓練です。 朝8時からチーフインストラクターと飛んできます。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-28

ビクトリア316日目:忙。



 今日は昨日とは打って変わって忙しい一日になりました。 少しは集中力も戻って来たみたいで、今朝は一気にRecreational Pilot Permit、Private Pilot Permit、Commercial Pilot PilotのFlight Test Standardsを暗記しました。 すべて暗記できたとは思いませんが、結構いい感じで勉強ができました。 コンピュータ上で自分用の問題シートを作りながら勉強をし、さらにそれをプリントアウトしてクイズ形式で勉強しました。 そうしたらプリンターのインクがなくなったので、それを買いにシドニーの文房具屋まで行ってきました。 ついでに銀行によって、日本の銀行口座からカナダの銀行口座にせっせとお金を移す作業を今日もやってきました。 その足でクラブに行き、マネージャーのジェリーにビザ延長のための手紙を用意してもらいました。 結局、3ヶ月の延長申請を明後日くらいに郵送する予定です。 まあなんとかなるでしょう。
 お昼ご飯を食べ、勉強をしてからサイクリングに出かけました。 今日は夕方からバルテージのフライトに付き合うことにしていたので、それまでに帰ってくるために1時間弱だけ走ってきました。 今日もハートランドに行ったのですが、トレイルに入ったらすぐそこに野生の鹿が2匹いました! 僕の自転車の音を聞いて、1匹は茂みの中に、もう1匹は坂の上に上がって行きました。 よほどおいしい木の実かなにかがあったのでしょう--僕が少し近づいても逃げ去るような気配はありませんでした。 脅かすのも悪いと思ったので、そこからすぐ脇道にそれたところにあるトレイルから今日は走り出しました。 今日は転けずに済みましたが、かなりタイトなターンを攻めて行ったら木の幹に腰骨の張り出たところを強打しました(痛)。 もう昔のように無理はできないからだになりつつあると少しずつ感じ出しています(まだ早すぎでしょうか?)。
 夕方からはバルテージと1時間半ほどフライトしてきました。 前回飛んだ時よりも彼の技量は明らかに上達しています。 しっかり練習しているというのがすぐにわかりました。 まだスティープターンが甘かったり、Forced Landingなどの時の高度の処理が上手ではありませんが、フライトテストの合格は目前といった感じです。 明日も夕方に一度フライトしてくる予定です。

 明日は引き続き勉強と、明後日のフライトの為のリハーサルをする予定です。 教官から借りている問題集はあと2つのサンプルテストが残っているので、それをやってしまおうかとも思います。 天気が良ければ明日もサイクリングに行ってストレス発散と行きたいところです。 明日からは久しぶりにタイヤをスリックタイヤに戻してオンロードを走ろうかと思います。

 今日の写真は今日のフライトで離陸待ちをしていたときに後ろからやってきたメトロライナーと思われる飛行機です。 この飛行機はとにかくうるさいので僕は嫌いです。 恐らく国際宅急便のDHLが使っている機材だと思います。 FedExはFedExロゴをまとったセスナ・キャラバンを、PurolatorはPurolatorスキームにペイントされたB-727を飛ばしていますが、その他のDHLやUPSなどはなにも社名が書かれていない機体で荷物を運んでいるようです。 ランプに停まった飛行機の動向を観察していると、キャビンドアを開けた瞬間に荷物がばらばら〜っと地面に落ちてくることも珍しくありません。 皆さんも精密機械とかの梱包にはぜひお気をつけ下さい・・・(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-27

ビクトリア315日目:無。



 昨晩は、僕の家に短期滞在していたK君のシドニー滞在最終日ということで、夜中まで2人でビールを飲んでいました。 そのせいもあって、今朝はなかなか起きることができず、結局お昼前まで寝てしまいました(反省)。 
 今日は朝からビザ延長の件をいろいろ調べて、そのことで頭がいっぱいになりました。 考えなければいけないことがいろいろありすぎて大変です。 ビザの延長や、その後のワークパーミットの申請のタイミングによっては日本に一時期国できるのが年末までおしてしまいそうな勢いです。 それがちょっとショックだったりします。 ビザの期間延長申請をしている間であっても学生ビザが有効な限りはカナダ国外に出ることができますが、万が一、国外にいる間にビザが切れるとそのビザを使って再入国することはできません。 ということは、ビザの延長が完了してからでないとカナダを離れることができないということになります。 そして、その延長手続きには約2ヶ月ほどかかるようです。 そもそも入国管理局(CIC Canada)が郵送で届いたビザ延長申請書類の処理を始めるまでに郵便到着後1ヶ月ほどかかるそうです(汗+怒)。 そこから1ヶ月強の処理時間がかかるようで、合計で約2ヶ月ほどかかるようです。 僕は来月の頭には申請書類を送るつもりでいますが、それでも延長手続きが終わるのはうまくいって11月ということになってしまいます。 余程のことがない限り、その頃には教官証明のためのフライトテストも終わっていると思うので、そうなると学生ビザの延長が終わったと思ったら今度はすぐに職探し・ワークパーミットの申請をしなければいけなくなってしまいます。 この申請を上げると、また日本に帰るタイミングを逃してしまいますし、一旦仕事を始めたらさらに帰国するタイミングを逃してしまいそうです。 ということで、帰国は最悪の場合、今年の年末になってしまいそうな勢いです(涙)。 日本に帰ったらやりたいことがたくさんあったのに・・・(涙)。 でも、その頃には天気などの理由で訓練(仕事)もそんなに忙しくないかも知れませんし、そのほうが周りの人に迷惑をかけなくて済むのでいいのかなとも思います。 でも、今日までずっと一時期国はIR資格が取れた直後にと勝手に思っていたので、正直意気消沈気味です(笑)。
 そんなこんなをやっていて、今日は殆ど勉強という勉強はできず、きわめて生産性が低い一日になりました。 メールを数件書いて、K君をフェリー乗り場まで見送って来ました。 最後のフライトを終えたK君とクラブを出る前に、一人の日本人の男の子が入ってきました。 彼の話では、VFCで体験飛行ができるということを知り合いに聞いて、バンクーバーからわざわざやってきたそうです。 とても謙虚で気持ちの良い若者でした。 フライトはできなかったのですが、せっかくなのでセスナ172の中を見せてあげました。 興奮気味の彼を見ていたら、初めてコクピットに座ったときの若かりし日の自分を思い出しました。 僕もそうやってパイロットの道を歩き出したんだったな〜と。 短期でホームステイをしに千葉県からやって来たという彼、ぜひ近い将来にパイロットの訓練を受けてもらいたいものです。
 今日は自転車に乗ろうと思っていましたが、やる気が無くてやめました。 どういうわけか食欲もあまり無く、何事にも意欲が湧かない一日でした。 カフェでコーヒーを飲みながら教則本を少し読みましたが、成果はあまり無かったと思います。 今日は「無い」づくしの一日でした。

 ということで、今夜はさっさと寝て、明日からのまた頑張ります。 明日は勉強と、夕方にはインド人学生・バルテージの訓練に付き合ってくる予定です。 彼はもうすぐCPLのフライトテストを受けるそうです。

 今日の写真は最近僕が作った疑似コクピット(段ボールに紙を貼っています)です。 これを使ってフライト中の飛行機の姿勢やコクピット内からの水平線の見え方を教えるつもりです。 その他にもレッスンで新しい項目を教えるときなどに白板に水平線を書いて、この紙をあてがって姿勢などについて説明をするつもりです。 VFR(有視界飛行)のパイロットにとって、水平線はとても大切な参照アイテムですが、結構忘れられがちです。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-26

ビクトリア314日目:多忙。



 今日は朝からバイトでした。 今日は給油しなければならない飛行機が多くて、結局20機近く給油をしました。 恐らく新記録です。 天気はお昼前には崩れ始めて、霧雨が降ってくるような状態でした。 視程もかなり下がって来ていたみたいで、フライトをキャンセルする人もいました。
 今夜は、明日でK君がビクトリアを去ってしまうので、その前に食事でもということで、中華料理のレストランに行ってきました。 お昼ご飯にハンバーガーを食べて結構お腹がいっぱいだと思ったのですが、思ったよりパクパク食べれました(笑)。
 明日からR君の300NMクロカンに付き合う予定でしたが、予定が一日押して明後日からということになって、明々後日からは僕はまた訓練が始まるので、結局クロカンには付き合う事ができなくなりました。 
 
 今日の写真は給油の記録をするFuel Control Sheetです(ピンぼけしてます)。 飛行機に給油をしたら、このシートに飛行機の登録番号と給油をした時間、入れた燃料の量を記録していきます。 YKは僕のイニシャルです。 こうすることで、万が一飛行機に燃料によるトラブル(例えば不純物が混入していたりした場合)が発生した場合に、誰が、いつ、どれだけ、どのポンプから燃料を入れたのかを追跡することができるようになっています。 クラブにはポンプAとBの2つのポンプがあります。 ポンプAの時は黄色のシート、ポンプBの時は青のシートを使います。 それぞれAmberとBlueの最初の文字に由来するようです。

 明日はまた勉強をする予定です。 天気がよければサイクリングにでも行きたいところです。

 ではまた明日。



(つづく)

2007-08-25

ビクトリア313日目:集中力ゼロ。




 タイトルの通り、ここ数日は集中力がなくて困ってます。 この前のフライトが突然キャンセルになって、それから1週間近くも予定が空いてしまったので、集中力を維持するのがかなり困難になっています。 今日はこれではいかん!と思ってとりあえず図書館で勉強を少ししてきましたが、果たしてどれだけ自分のものになっているのかは不明です。 昼ご飯にBLT(カリカリベーコン、レタスとトマト)サンドを作って、午後からは少しだけ車をいじって、それからはビザ延長の為の書類の準備をしました。 ビザは短いですが、2ヶ月だけ延長しようかと思っています。 2ヶ月以内には訓練は終わっているであろうし、2ヶ月の延長となれば生活資金の証明も高額の残高証明書を用意する必要がないから手軽に手続きできそうです。 早速プリンターを使って書類をプリントアウトしました。 いや〜、マイプリンターはありがたいです! 最後に夕方になってレッスンプランを作成しました。 レッスンプラン26のEx.23(Pilot Navigation)を作成しました。 ナビゲーションでは実際にプランを作成するなかで必要な知識を教えるというもののようです。 ナビゲーションの基礎はグランドスクールで学ぶので、それを実際のフライトにどう応用するかというのが焦点になるように思います。
 
 明日は久しぶりに午前中はバイトです。 午後からはまた少しずつ勉強をしようと思います。 フラッシュカードでの暗記にも飽きてきたので、また今までの知識をノートにまとめていく作業をしようかなと思っています。 なんとか危機感を持って集中力を持続させたいと思います。 己に厳しく!というスタンスを保ちたいところです(今は自分にめちゃくちゃ甘いのが現状です)。

 今日の写真は夕方にビーチを散歩したときの風景です。 引き潮のときは楽しいビーチですが、満ち潮のときは特になにもできないのでちょっと退屈です。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-24

ビクトリア312日目:ドタキャン?



 今日は午後から訓練の予定だったはずが、昨晩予約システムにログインして確認してみたら、予約がキャンセルされていました。 どうやらチーフの予定が変わって予約がキャンセルされていたみたいです。 そのせいで緊張の糸が一気に切れてしまって、今日はあまり集中できませんでした。 午前中はAerotraining.comのCPLの練習問題を少し解いたりしました。 
 午後からは久しぶりにハートランドにサイクリングに行きました。 今日は結構暑かったので、汗をかきまくりました。 おかげでこちらでも集中力があまりなくて、今日は3回ほど軽く転けました(笑)。
 夕方には、昨日Usedvictoria.comで見つけた21ドルで売りに出されていた中古のプリンターをピックアップしにビクトリアまで行ってきました。 今まではずっと図書館でプリントアウトしていたのですが、レッスンプランなど、プリントアウトしなければいけない書類が多くなってきたのと、図書館では結構PCの順番待ちをしなければいけないことが多くて厄介になってきたので、プリンターを購入することにしました。 中古で2000円ならいいかな〜と思って買ってきました。 まだまだ新しいプリンタで、ちゃんと動くので良い買い物をしたと思います。
 夜はK君とT君の3人でBBQをしました。 BBQコンロで焼く肉、ソーセージ、野菜はとてもおいしくできあがるので不思議です。 最後はトウモロコシでした。 おいしかったです!

 明日からしばらくはまた勉強の毎日です。 マイペースにやって行こうと思います。

 今日の写真は今日ビクトリアのダウンタウン周辺をK君と一緒にドライブしていたときの写真です。 青い空に緑の並木道がよく映えます。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-23

ビクトリア311日目:飛行訓練。



 今日は午前中に訓練がありました。 今朝も雲が多く、シーリングが低い状態でしたが、午後にかけて少しずつ改善していって、昼過ぎからは雲一つない快晴となりました。 本当に不思議な天気が続いています。
 今日はグランドブリーフィングをするという話だったのですが、クラブについて、ブリーフィングを受ける準備を2階の教室で済ませてから1階のオフィスに下りて行ったら、チーフが、「準備はいいか?」というので、「(ブリーフィングを受ける準備は)いつでもOKです」というと、「今日はどの飛行機だっけ?」というので、「え?」となってしまいました(笑)。 彼はフライトに行くつもり満々だったようです。 ということで、急いでトランスポンダーコードを電話で入手し、飛行機の点検をしてフライトに出かける事になりました。
 今日はローカルウエストに飛んで行き、Range and Endurance, Slow Flight, Stall (power-on, power-off)の教え方をレクチャーしてもらいました。 Range and EnduranceではMaximum rangeとMaximum enduranceという手段を勉強します。 Rangeとはつまり「距離」のことで、与えられた燃料でなるべく遠くまで飛ぶための知識やテクニックを学習します。 一方、Enduranceとは「滞空時間」のことで、与えられた燃料でなるべく長い時間飛行するためのテクニックを学習します。 これらは決まった速度やエンジンセッティングなどがないので、フライトをしながら簡単な実験をします。 正直、僕がPPLを取ったときにこれをやった記憶はありません。 もしかしたらやっていないのか、やったけど忘れているのかも知れません。 なにはともあれ、グランドブリーフィングで学んだ通りの実験をやってみると、ブリーフィングで学んだとおりの実験結果がでるから不思議です(Slow flightとstallについてはまた今度書きます!)。 今日は1.3時間の飛行訓練になりました。
 訓練から戻って来て、昼ご飯を食べた後に今日のレッスンの復習をしました。 明日は、今日教えてもらった内容をそのまま僕がチーフにレクチャーすることになります。 今日はフライト中の会話を録音できたので、それを聞き直しながら明日のフライトの用意をしました。 ニーボードに挟んでおくフライト中のレクチャー内容を書いた紙を用意し、それを元にイメトレを何度かしました。 今回は前回よりはましなレクチャーができそうな予感がします。
 
 ということで、明日はお昼からフライトがあります。 明日のフライトの後は次回の訓練までまた数日時間が開いてしまうので、その間はまた筆記試験の準備をすることにするつもりです。 いよいよ勉強も正念場という感じです。

 今日の写真はクラブのハンガーに停められていた、ウィンドシールドが取り外されたC-152です。 「Not ready for flight(まだ飛べません)」なんて紙が貼られています。 こんなことをしている暇があるならさっさと直せよ、メカニック!というのが正直な感想ですが、これを見たときは思わず笑ってしまいました。 窓枠の左右に白いホースが見えますが、それは翼内にある燃料タンクから燃料をエンジンに送るための燃料ホースです。 こんなチャンスがないとホースを見かけることはあまりありません。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-22

ビクトリア310日目:訓練再開。



 今日も朝は雨でした。 今日は朝8時からグランドブリーフィングがありました。 最初の1時間は僕がチーフインストラクターに訓練項目13のスピンについてのレクチャーをしました。 レクチャーでは、以前のレッスンの復習、どうすればスピンに陥るのか、スピン中飛行機になにが起きているのか、スピンからの回復方法などを中心に話をしました。 途中でいくつか答えに困る質問を投げかけられたり、覚えておく必要がある情報などを教えてもらいながら進めました。 今日も特に問題はなく、合格点をもらうことができました。 回をこなし、教材に慣れてくると少しずつ自信が付いてくることを最近になって実感しています(緊張の度合いも低くなってきています)。
 今日は最初のブリーフィングの後はフライトの予定でしたが、雨のせいと、雨によって空気中の水分が多くなったために発生した霧の影響でフライトはキャンセルとなりました。 その代わり、グランドブリーフィングの残っている部分を一気にやりました。 今日の段階でグランドブリーフィングは21時間ほど経過したことになるそうです。 IRのグランドブリーフィングは最低25時間必要なので、あと数日であっという間にグランドブリーフィングのほうは必要時間を満たすことになります。 一方、飛行時間はまだ3時間しかないそうなので、あと27時間飛ぶことになります。 1日2回、1回1.3〜1.5時間飛ぶとすると、9〜10日で時間を満たすことになります。 その間に筆記試験を受けて合格しなければいけないし・・・。 なにかと忙しいです。
 お昼からは、今日の午前中の復習をし、録音したレクチャーを聞き直してレッスンプランに変更を加えたりしました。 殆どのプランは完成しているので、これからはそれらを推敲していく作業になります。 あとは自分の知識をより深めることも同時に行なっていく必要があります。 そのために、分からないことがあったら必ず調べることにしています。
 今日の夜は今僕の家に滞在しているK君とタイのグリーンカレーを作りました。 作り方に書いてあった倍のココナッツミルクを入れてなんとか食べれる辛さになりました・・・。 

 明日も午前中にグランドブリーフィングがあります。 

 今日の写真はクラブメンバーの個人所有のThorp S-18というホームビルトの飛行機です。 セスナ152よりも圧倒的に小さいですが、巡航速度などは152よりも圧倒的に速いそうです。 エレベーターに特徴がある飛行機です(説明はまた今度・・・)。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-21

ビクトリア309日目:再びファイヤーパトロール。



  今日も曇り空でした。 お昼前には小雨がぱらぱらと降ってくるような感じでした。 今朝は大家夫婦の手伝いでビクトリアまで行ってきました。 スーザンはビクトリアでお店をやっていて、そこに置いてある家具(棚)を家に移動させたかったのです。 なので、ブライアンのピックアップトラック(ラジコンみたいなタイヤが付いてます。 田宮のランチボックスとか、ミッドナイトパンプキンみたいやつです・・・笑)に乗ってダウンタウンまで行きました。 そこで棚をトラックに乗っけて、シドニーの家まで戻ってきました。 スーザンのお店の横の横には韓国料理レストランがあって、ガラスに貼付けられていたメニューを見ていたらビビンバが食べたくなりました。 そこの料理は結構おいしいらしいです。 あと、チャイナタウンにあるワンタンスープがおいしい店も教えてもらいました。 ダウンタウンには僕が知らない世界が広がっているようです(笑)。 シドニーで隠居生活みたいな暮らしばかりをしている場合ではないようです。 また時間があるときにぶらぶらと遊びにでも行きたいです。
 午後からはバイトでした。 天気はなんとかもってくれましたが、結構肌寒かったです。 今日は久しぶりにそこそこ忙しい一日になりました。 バイトの途中で教官のエミリーとファイヤーパトロールに行ってきました。 今日はトランシーバーを持っていって、それで地上の森林事務所と交信を少ししました。 ヘッドセットの中にさらにイヤホンを仕込ませて、そのイヤホンをトランシーバーに繋いで会話します。 会話とはいっても、「VFCですよ〜、パトロールを開始しますよ〜」っていうくらいで、終わったら、「VFCですよ〜、パトロール終わりましたよ〜」という程度です。 地上のおっちゃんは、「はい、了解、ありがとさん、よい夕べを〜」と結構カジュアルな人でした。 今日も煙は見つける事ができませんでした。 1時間ほど山間部でのフライトを楽しませてもらいました。

 明日からいよいよ訓練再開です。 明日はグランドブリーフィングと飛行訓練を立て続けにやります。 ブリーフィングではグラムにスピンに関するレッスンをします。 フライトはなにをするかはわかりませんが、かなり久しぶりに右席から飛ぶことになるので、技術はボロボロになることが容易に想像できます(笑)。

 今日の写真は、信じてもらえるかどうか分かりませんが、この前、僕の家の上空を通過していったカナダ空軍のアクロチーム、「Snowbirds」が残していったスモークです!

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-20

ビクトリア308日目:どしゃぶり。



 昨晩はそこそこ遅くまで飲んでいて、今朝は6時前に起きなければいけなかったので結構辛かったです・・・。 外はどしゃぶりで、久しぶりに雨の中の仕事になりました。 クラブに7時前に着くと、なぜか既にオフィスの電気が付いていました。 「教官の誰かが来てるのかな?」と思ったら、新しいラインクルーのジェフが来ていました。 「あれ? 今日朝から?」と聞くと、「マーセル(アシスタントチーフ)から電話があって、『明日の朝働いて』って言われたんだけど」ということ。 ラインクルーのスケジュール表が見つからなかったので仕方なくしばらく2人で働く事に。 その後、実はジェフは午後からのシフトということが判明。 かわいそうに・・・。 
 今日の仕事中、飛行機を牽引するときに使っているトラクターの燃料(レギュラーガソリン)を買いにガソリンスタンドまで行ってきました(こちらではまだ灯油缶などに石油を入れて買うことができます)。 20リッターのタンクに満タンに入れて、レジでお金を払おうと思ったら、「21.30ドルです」と言われ、でも、クラブからは20ドルしかもらってきていなかったので、「あ、足りない・・・」ということになってしまいました。 自分の財布も持って行ってなかったので、「すぐ戻ります」と告げて一度クラブに戻りました。 免許もなにも渡さなくても信用してくれたので助かりました。 でも、かなり焦りました・・・(笑)。
 今日のバイト中、クラブのパイロットショップに新しいアパレル関連のアイテムが増えているのに気がつきました。 その中にかっこいい、シンプルな帽子があったので1つ購入しました(今日の写真)。 セスナ社のビンテージロゴのキャップです。 同じロゴのジャージもあったのですが、90ドル以上もするのでとてもではないですが手が出ません(しかも質が低い感じの縫製でしたし)。 こうやってセンスが良いアイテムをショップに置いておけばお土産などで結構売れるはずなのに、今まではダサいアイテムが多かったように思います。 僕にどれを置くか選ばせてくれれば僕が欲しいやつばっかりで固めるんですけどね(笑)。
 バイトから帰って来て昼寝をし、散髪をしました。 さすがに5厘刈りは抵抗があったので、少しだけ長めにしました。 次回こそ5厘に挑戦するつもりです・・・。

 明日は午後からバイトなので、午前中に火曜の訓練の用意をしようと思います。 他にも学生ビザの延長の手続きの準備、勉強、家計簿をつける、などなど、することがたくさんあります。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-19

ビクトリア307日目:飲み会。

今日は日本から短期で来ているK君と、長期で来ているT君と飲みました。 面白い話をしてビールをたらふく飲みました。 明日はバイトなのでもう寝ます。 短い書き込みですみません。

ではまた明日。


(つづく)

2007-08-18

ビクトリア306日目:トレイルハンティング。



 今日は午前中に家で勉強をして、午後からはクラブに行ってトムベイルをしてきました。 航空法を始めとして、トムベイルの問題の多くはデータが古いのであんまり役に立たないかなとも思いましたが、どんな問題があるかをチェックするだけでも良いかと思ってやってきました。 とりあえずは7、8割ほどは正解できているのでそこそこ良い感じのように思います。 
 教官の筆記試験には少しですが「Learning Factor」というものに関する質問が出ます。 このラーニングファクターはいろんなものを含んでいるのですが、僕が今一番苦手なのは、学生のタイプに応じてどういうふうに教え方を変えるかという問題です。 例えば、「自信過剰な学生にはより難しい課題を与えるべし」などといったような指針がインストラクターガイドに書かれています。 分かりやすいものももちろんあるのですが、分かりにくい表現だったり、なぜこういうふうに指導するべきかという理由が書かれていなかったりします。 理由が書かれていれば理屈を理解できるので暗記しやすいのですが、理由がないとなると完全丸暗記しかないので大変です。 明日はその辺りをもうちょっと掘り下げて勉強する予定です。 
 今日も凝りもせずハートランドに行ってきました。 毎回違う道を通ってハートランドに行って、どの道を通ったら最も早く到着できるかを試しています。 今のところ、最短でもシドニーから25分ほどかかっています。 今日は、昨日見かけた脇道にあるトレイルのいくつかに挑戦してきました。 そしたら、途中で迷いました(笑)。 トレイルは途中で幾つもの小道に分かれているのですぐに迷ってしまいます。 いい加減マップを買った方がいいかなと思い始めました。 今日は迷ったせいで自転車を担いで岩を上らなければいけない箇所がたくさんありました。 途中でめちゃくちゃテクニカルなセクションがたくさんあるルートを走っていたのですが、あとで駐車場にある掲示板の地図を見たらそこが最上級車向けと指定されていました。 どおりで殺人的なドロップオフなどがあるわけです・・・(もちろん僕は自転車を降りて押しましたけど、それでもちょっと怖かったです)。 今日は2時間弱走ることができました。 次回から新しいトレイルに行く時は念のためチャリンコ用の小さいリュック(キャメルバッグ)に食べ物や上着を入れて行こうと思います。 このリュックには緊急時に使える笛なんかが付いているので安心です。 遭難しない程度にトレイルを探して行こうと思います・・・。
 
 明日は散髪をしようかと思います。 今までで一番ショートにしようかと思います。 5厘刈りくらいにしてみようかと思っています・・・。 果たしてそこまで短くすると頭皮は青くなるのか?! 日本に一時期国するまでには伸びると思います。

 今日の写真はクラブに長期間停まっていた、アメリカで登録されている多発機のプロペラです。 このプロペラの先は飛行機(主に旅客機等)の主翼の先のように折れ曲がっています。 飛行機の翼の先端が折り曲がっているのは、翼の裏側の空気が翼の表側の空気に合流しようとするのを防ぐ目的があります。 これを阻止しないと、翼の先端で渦巻き状の空気の流れが生まれ(wingtip vorticesと呼ばれる現象です)、これがdrag(抗力、空気抵抗)となり、飛行機の飛行速度に影響してきます。 速度が出ないとその分パワーを上げて速度を維持することになるので、それだけ燃料を余計に消費することになります。 旅客機クラスともなるとその余分に消費する燃料がかなりの金額になるそうです。 話を戻しますが、プロペラも一種の翼です。 空気抵抗を押さえて回転の効率を良くするためにこの写真の飛行機はプロペラの先端が曲がったデザインなのではないかと推測できます(あくまで推測なので、もしかしたらまったく別の理由があってこういうデザインなのかも知れません)。 セスナ152や172クラスのエンジンパワーではこういうギミックをするとその分重量が増すので、あまり意味がないのではないかと思いますが、この多発機の場合はきっとこのデザインのほうが良いパフォーマンスを引き出せるのだと思います。 話はややそれますが、この写真を見れば、先端部分と根元付近部分ではだいぶプロペラの角度(ピッチ)が違うことが分かると思います。 これも意味があってのことです。 これについてはまたの機会に。

 それではまた明日。


(つづく)

2007-08-17

ビクトリア305日目:再びハートランドへ。



 今日は朝から曇り空で、夕方からはとうとう雨が降り出しました。 今日から3日間ほどは天気が崩れるようです。 ここしばらくずっと晴れていたので、少しくらいの雨なら緑が潤っていいかも知れません。
 今日もいつものように朝からサンプルテストを解いて、それの間違い直しをしていました。 今日までにサンプルテストを3つやりましたが、どれも合格点以上をマークできているのでちょっと安心しています。 でも、未だに苦手な分野があって、その問題が出ると毎回のように間違ってしまいます(学習能力が低い!)。 その度に手持ちの本を引っ張りだして来て理解を深める作業をしています。 その度に新しい発見があるので楽しいです。 それにしてもパイロットに必要な知識は奥が深いです・・・。
 午後からはハートランドに行ってきました。 今日は人気が少なかったですが、駐車場についたら子供達がわんさかといました。 夏休みのイベントかなんかだったようです。 子供のくせにいいチャリンコに乗っています(怒)。 そのうちの一人がどうやらこけたようで、顔面を濡れタオルで押さえていたのが痛々しかったです。 その後すぐに母親らしき人が登場。 なぜか、友達たちからの拍手に見送られてその男の子は母親の運転する車に乗り込んで家路についたのでした・・・(笑)。
 今日のトレイルはすごかったです。 今日は、この前ちらっと見かけた激坂を自転車を担いで上がって、そこからダブルトラックになっているトレイルをひたすら上って行きました。 途中で変な方向に行きかけたのでUターンをして、帰り道は脇道にあるトレイルに入ってみました(たしか、「Who's your daddy」とかという意味不明な名前のトレイルでした)。 延々とシングルトラックが続いていました。 木の根、岩、崖、人工の丘などが次々と現れます。 上り坂で心拍を上げておいたおかげで集中力が増して、恐怖心も少なくなり、下りは一気に下ってやりました。 途中で数カ所どうしても足を付かないと行けないセクションがありましたが、それ以外はなかば強引に下りました。 殆どダウンヒル状態ですが、途中でいきなり上りが現れたりして、かなり体力を使う、難易度の高いコースでした。 日本ではああいう良い感じのトレイルが長距離あるのはとても珍しいです。 さすがは本場。 懐が深いです(笑)。 今日は所用があったので1時間ほど乗って帰りましたが、次回はもうちょっと長く乗りたいところです。 下りではずっとペダルの上に立ったままの状態で、さらには上半身もかなり使わないと下れないコースだったので、全身が良い疲労感に包まれました! 
 今夜も大家夫婦に夕食をご馳走になりました。 今夜のメニューはマッシュポテト、牛肉・ネギ・ピーマンのブラックビーンズソース炒め(中華風)でした。 とてもおいしかったです。 今日はネギを刻むのを手伝いましたが、ネギを縦に切るのってかなり大変ですね・・・。 つるつるしてるし曲がってるし。 僕なら輪切りにしちゃうところですけど。

 明日も勉強です。 クラブでトムベイルをやろうかとも思っています。 雨だと自転車に乗れそうにないので、勉強しかすることがないかと思います。 明日から日本人の男の子が短期間訓練を受けにくるそうです。 僕の家に滞在することになっています。 せっかくなのに天気が崩れてしまうので残念ですが、多分なんとか飛べるくらいの天気にはなると思います。

 今日の写真はこの前見かけた軍の訓練機のような飛行機です。 なんとなくどこか外国の飛行機のような気がします。 ずんぐりむっくりな感じでちょっとかわいいです。 大きなラジアルエンジンを搭載しているので、かなり古いデザインであることは間違いないと思いますが、機種名は分かりません。 ラジアルエンジンの音はハーレーの音みたいに不規則なアイドリング(のように聞こえる)で雰囲気があります。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-16

ビクトリア304日目:さらに延期。



 今朝、クラブのマネージャーのジェリーから電話がありました。 「明日の訓練だけど、グラムがフライトテストが入っているからキャンセルしなきゃならないらしい」という連絡でした。 僕にどうこうする権限があるわけもなく、「了解しました」と言って電話を切りました。 グラムはとても多忙な人なのでなかなか予定があいません。 明日は午後からグランドブリーフィングとフライトの予定でしたが、キャンセルになったので、今の予定によれば、また訓練は来週まで持ち越しになってしまいました。 ジェリー曰く、「今後の予定について、詳しくはグラムと話をしたほうが良い」とのこと。 さらにはグラムからの伝言で、「マイクの時よりもさらに集中的に訓練をするから」とのこと(汗)。 果たしてついて行けるのか。 非常に楽しみです(苦笑)。
 今日は、昨日解いたサンプルテストで間違った箇所を1つずつ確認にしていく作業と、レッスンプランの練習と見直し、さらにはもう1つのサンプルテストを解いたりしました。 CPLのグランドスクールキットの中に入っていたThe Advanced Pilot's Flight Manualという本がようやく本領を発揮してきました。 CPLの筆記試験対策をする分には、余程航空力学的な事に興味がない限りはこの本を読む必要は僕はないと感じました。 でも、インストラクターを目指すにあたり、いろいろな現象の背景にある理屈を理解して、生徒に分かりやすく、的確に教えることができるようになるためにはこの本がとても役に立ちます。 それでも数学的な知識が必要だったり、それっぽい公式が書かれているので少し尻込みしてしまいます(笑)。 ちなみにこの本の著者は至る所にユーモアを入れていますが、あまりたいしたユーモアではありません(笑)。
 今日は本当はハートランドにもう一回行こうかと思ったのですが、結局勉強の都合と、あとは所用をこなしていたら時間がなくなってしまいました。 明日こそは少し走り込んでこようと思います。 訓練で使う予定だった体力を勉強と自転車で上手に消費する予定です!

 今日の写真はビクトリアの滑走路09を離陸するWestJetのB-737です。手前にある黄色いサインは誘導路のサインです。 空港の誘導路(滑走路やターミナルを結ぶ通路のこと)にはすべて名前がついています。 よほど大きい空港でない限り、誘導路にはローマ字が1つあてがわれています(大きい空港では数字やローマ字のコンビネーションになっているようです)。 真ん中に黒塗りで表示されているのが現在位置で、その両脇に黄色で塗られていて矢印があるのが他の誘導路の位置を表しています。 この写真では、現在地は誘導路E(エコー)、左斜め前と右斜め後方には誘導路S(シエラ)が走っていることになります。 今度旅客機に乗るときにはこういった誘導路脇のサインを見てみてください。 「スチュワーデスさん、今、この機はどの誘導路にいますか?」なんて意味のない質問をしてCAを困らせてみるのも面白いかも知れません・・・(笑)。 趣味が悪いですね・・・。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-15

ビクトリア303日目:モーニングコール。



 今朝、まだ寝ている時間に携帯が鳴りました。 電話に出るとクラブのアシスタントチーフインストラクターでした。 「今日の朝のシフトに当たっているラインクルーが体調不良で働けないので代わってくれないか」ということでした。 仕方ないので朝8時半から急遽働くことになりました。 クラブの人間はそろそろ僕が「NO」と言えないことに気がついて来ているはずです(笑)。 
 今朝のバイトが終わってから、家に戻って昼ご飯を食べ、30分だけ仮眠を取って、IRの問題集を解いてからクラブに戻りました。 いつもブログでお世話になっているAviatorさんと生徒さんがビクトリアに来るというコメントをもらっていたので、彼らの飛行機が来るのを待ってみましたが、どうやら予定が変わったのか、来られる様子がなかったので、そのままハートランドまでサイクリングに行きました。
 ハートランドまでは車で20分ちょっとです。 交通量が少ない道を快適に走ってハートランドに到着です。 今日は駐車場がいっぱいでした。 でも、トレイルの中では数人としかすれ違っていません。 ということは、僕が走っていたトレイル以外のところにたくさん人がいるということだと思います。 今日は昨日歩いたトレイルを中心に走りました。 久しぶりにふわふわとした土の上を走ることができて心地よかったです。 結局1時間ちょっと走ってから帰ってきました。 いつも舗装路を走っているときの疲れとはまた違った疲れが足に来ます。 これからはもっとオフロードを走るつもりです。 今日の写真は今日走ったトレイルの内の1つ、「Shock Treatment(ショック療法)」という名前のトレイルです。 そんなに激しいトレイルではなかったですけど。 他にもいろんな名前のトレイルがあります。 今度もう少し写真を撮りたいと思います。 本場カナダのトレイルはなかなか面白いです。

 明日は今日できなかった勉強をするつもりです。 夕方には新しくクラブに雇われた教官とサイクリングに行くかもしれません。 彼もサイクリングが趣味なんだそうです。 マイクも自転車に乗るみたいなので、これで自転車仲間が増えそうです(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)
 

2007-08-14

ビクトリア302日目:山道歩き。



 
 昨晩は大家夫婦に晩ご飯をご馳走してもらって、ビールを勢い良く飲んでしまったので、今朝は起きるのが遅くなってしまい、一日のリズムが狂ってしまいました。 午前中はあまりたいしたことができなかったので午後からは図書館に行って教官証明の筆記試験の問題集を解きました。 1つのサンプルテストには問題が115問もあるので、問題を解くだけでも結構な時間がかかります。 図書館では一番奥の窓の側に座っていたのですが、扇風機からの風と窓から入ってくるそよ風が心地よかったです。 サンプルテストの結果はそこそこよかったので安心したのですが、それでも未だに理解が浅かったり、知らないことがあったりするので、今夜はその辺りの見直しをしました。 ある程度知識を蓄えてから問題集を解くと、自分の弱点が一目瞭然になるので、とても良い勉強になります。 逆に、知識が浅い段階で問題集を解いてもあまり効果は期待できないように思います。  
 夕方からはまたしてもドーナツが食べたくなったので昨日と同じドーナツ屋に行きました。 でも、僕が好きなやつは今日はないということだったので、仕方なくスーパーでドーナツを買いました。 それはそれでおいしかったです。 そして、その足で、以前に行ったハートランドまで行ってきました。 ハートランドはビクトリア周辺で唯一自転車の走行が許されている公園で、全長20キロ以上のトレイルがあります。 前回行った時は途中で迷ってしまって、変なところ(山の反対側)からトレイルを出たので、駐車場までかなりの距離を走らざるを得なかったという苦い経験をしました。 今日は自転車は持って行かず、トレイルをもう少しよく知るために徒歩でトレイル内を回ってみました(今日の写真はその時の一枚です)。 途中で何人かのライダーを見かけましたが、皆さんいわゆる「フリーライド」系のマウンテンバイク(前後サスペンション、極太タイヤ、低いサドル)で、膝や肘にはプロテクターを付けています(一体、どんなことやってんの?という感じです・・・笑)。 僕はというとバチバチのクロカンモード(前だけサスペンションあり、細めのタイヤ、高いサドル)で、さらにはピタピタのジャージを着用します。 ちょっと場違いな気もしますが、それは置いておいて・・・。 今日はトレイルの中を1時間ほど歩きました。 天気もよかったのでとても気持ちがよかったです。 山は自転車で走るのも、徒歩で歩くものどちらも気持ちが良いです。 家に戻って来てから自転車のタイヤをオフロード用に履き替えて、久しぶりに洗車をしました。 明日は今日見つけたトレイルを走ってこようと思います。 
 
 ということで、明日は午前中に引き続きサンプルテストをやって、勉強をする予定です。 それからハートランドに行く予定です。 ここ最近勉強ばかりしていてなにかとストレスがたまっているので、それを一気に発散させたいと思います。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-13

ビクトリア301日目:ファイヤーパトロール。

 

 今日は午前中にフライトテストのスタンダードの復習をしました。 フライトテストといっても、RPP、PPL、CPLのフライトテストの採点基準のことです。 それぞれのライセンスによって求められる技量が異なります。 この3種類の免許の中ではCPLがもっとも難易度が高く、RPPの場合はかなり基本的なことがメインで、高度な技量までは求められていないようです。 例えば、短い滑走路に着陸することを想定とする「Short-field Landing」という着陸技術の基準はPPLの場合は指定されたタッチダウンポイントの+200/-50ftに着陸することが求められます。 これがCPLの場合には+100/50ftと幅がかなり狭くなります。 この他のマニューバでもすべてにおいてCPLはより高度な技術が求められています。 っと、こういう数字などを今朝復習しました。
 午後からはバイトでした。 今日は新しいラインクルーが初めて一人で働く日だったので、ちょっとだけ早く行って様子を見ました(アシスタントチーフインストラクターにお願いされていたので)。 いくつか忘れていたり、やり方が雑な点もありましたが、何事もなく無事に働いていたようでした。 今日もとても暇で、いつもの通り給油の他にはクラブハウスの掃除などをしていました。 途中でハンガーの外で草刈りをしていたら、クラブ内の放送で「ラインクルー、オフィスまで来てください。」と呼び出しがかかりました。 その声の主の教官に会うなり、「Are you ready?」と聞かれました。 はて、なんのこと?と思ったら、ファイヤーパトロールについてこいということでした。 夏の間だけ、ビクトリア周辺の森林で火災がないかを監視するためのファイヤーパトロールフライト業務をVFCが一任されてやっています。 通常、教官が飛行機の操縦をやって、ラインクルー(または他の学生バイト)が横に座って飛行エリアの森林から煙などが出ていないかを探します。 フライトは空港から南西の森林エリアで、高度は地上から300ftほどの低空で飛びます。 ビクトリアの生活用水の源であるSooke貯水湖のあたりを重点的に飛びました。 あいにく(幸い?)煙は見つかりませんでした。 煙が見つかったらコクピット内のGPSに表示されている緯度・経度を記録して、それを地上の事務所に連絡することになっています。 実際に一度他の教官達が煙を発見し、地上スタッフに連絡して、ヘリコプターが消火作業のために出動したそうです。 今日はこのパトロールで1時間ほど山岳フライトを楽しむ事ができました。 
 バイトの最後のほうは本当になにもすることがなくなってしまったので、飛行機の見回りも兼ねて、自分が教官になったときに使う教材のための写真などをぱしゃぱしゃ撮っていました。 これから時間があるときにそういう教材の準備を少しずつやっていこうかな〜と思っています。 出来上がった教材はまたサイトで誰でも見れるようにしていくつもりです。
 バイトの終わりにどこからかドーナツの匂いがしてきて、そのせいで無性にドーナツが食べたくなりました。 なので、バイトの後でドーナツ屋までわざわざ車を走らせてドーナツを買いにいってきました。 Maple Dipというやつがめちゃくちゃおいしかったです。 かなり甘かったですけど。

 今日の写真は着陸後にターミナルに向けてタクシーをするWestJetのB-737です。 手前にあるのがクラブの172です。 サイズは違えど、どちらも同じ飛行機です(笑)。

 明日から3日間ほどは訓練もバイトもないのでまたもや勉強を続けることになります。 精進あるのみです。 時間があえば、インド人学生の訓練フライトにでも同行しようかと考えています。

 ではまた明日。



(つづく)
 

2007-08-12

ビクトリア300日目:今後の予定。



 今日も朝から曇り空でした。 そのせいもあってか、気温はお昼の時点で16度くらいでした。 久しぶりに長袖と長ズボンでないと少し肌寒い気候でした。 ここ最近気温があまり上がらない日が続いています。 このまま秋になっちゃうんじゃないかな〜と思い始めました。
 午前中はCPLの筆記試験のときに作成したフラッシュカード(単語カード)を使ってCPLの知識を復習しました。 CPLの筆記試験は、(1) Air Law(航空法)、(2) Meteorology(天気)、(3) Navigation、(4)Aeronautics-General (一般知識)という4セクションに分かれています。 それぞれのセクションで60%以上の正答率と、総合で60%以上の正答率が合格の基準になっています。 IRの筆記試験には天気やナビゲーションというセクションはありません。 あるのは、(1) Training Procedures(訓練の手順)、(2)Administration and Licensing Procedures(事務手続きと免許発行手続き)、(3) Aeronautical Knowledge(一般知識)の3セクションです。 つまり、天気やナビゲーションについては特別なセクションが割かれておらず、その結果それらに特化した質問は出ないようです。 実際、マイクの話では天気などについての質問はなかったそうです。 天気はパイロットには欠かせない知識です。 そのため、CPLレベルとなると結構細かい知識が要求されます。 それがIRの試験にはないのはラッキーです(笑)。
 午後からはバイトでした。 クラブに行くと、マイクが教官の制服を着て、ネームタグを付けていました。 そうです、彼は無事にIRのフライトテストに合格したのです! あんなにハードスケジュールだったのにちゃんとこなしてしまう彼は尊敬できます。 フライトテストについていろいろ聞きましたが、結構シンプルで簡単だったそうです。 「君も絶対問題ない!」と激励を受けました。 それにしても、マイクはあっという間に教官になってしまったように思います。 僕はというと、グラムのスケジュールの関係で少し訓練期間がずれ込みそうです。 本当は今月末にフライトテストの予定でしたが、今日ブッキングを確認してみたら、来月中まで予約が入っていました。 グラムはこれからしばらくクオリカンビーチでフライトテストを集中的にやる仕事が入っているらしく、そのためにしばらくビクトリアにはいないようです。 そのため、予定が少しずれることになりそうです(汗)。 ということで、新しい予定では9月の中旬にはフライトテストの用意ができる予定です。 この勢いでいくと、筆記試験は今月末から来月の初旬となりそうです。 僕の学生ビザは10月の中旬まで有効なので、それまでにはすべてを終わらせることができそうです。 今日のタイトルからも分かるとおり、今日で日本を離れて300日が経ちました。 約10ヶ月ですね。 学生時代の留学は約10ヶ月、PPLを取りにカナダに来た時で約半年でした。 今回の滞在が1番長い海外滞在になることは間違いありません。
 今日はバイトの終わりに初めてde-fuel(ディフュール)をやってみました。 fuelは動詞になると「燃料を補給する」という意味になります。 de-fuelはその反対で、「燃料を抜き取る」ことを指します。 明日飛行機を使うパイロットから「1/2 tanks (満タンの半分の燃料)」というリクエストが入っていました。 ですが、その飛行機にはすでに3/4 tanks (満タンの4分の3)」の燃料が入っていました。 そのため、defueling pumpを使って燃料を抜き取る作業をしました。 初めてやりましたが結構簡単でした。 忙しくない時間帯にゆっくりできたので問題ありませんでした。 約40リットルもの燃料を抜き取りました。 5000円近い燃料が無駄になってしまいました・・・。
 
 明日も午後からバイトです。 明日はアボツフォードのエアショーのメインイベントがある日だそうです。 本当は行きたかったですが、時間的に無理っぽいです。 なので、来年行こうと思います(ビクトリアにいればの話ですが・・・笑)。 午前中は、今日、教官からIRの問題集を借りて来たので、それを解いてみようかと思います。 

 今日の写真はクラブの152です。 よく見るとわかりますが、ウィンドシールド(風防ガラス)がありません。 どうしたのかと思って聞いたら、メカニックの兄ちゃんが燃料タンク(翼の中にあります)の作業をしていたときに、風防に体重の一部がかかって、そのせいで風防が割れてしまったそうです(笑)。 新しい風防は恐らく20万近くはするんではないかという噂です。 給料から天引きでしょうか?(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-11

ビクトリア299日目:オイル交換。



 今日は午前中にブライアンに手伝ってもらって僕のVWゴルフのオイル交換をしました。 オイル(20W-50)とオイルフィルターをこの前ウォルマートで買って来ておいたので、それを使いました。 まずは車をジャッキアップして、それからオイル溜めのねじ(栓)を外しました。 するとものすごい勢いで真っ黒のオイルがどばぁ〜〜と出てきました。 それを空き缶で受けて、すべてのオイルが流れ出てくるまで待ちました。 その間にオイルフィルターを取り外そうとしたのですが、どんなに頑張っても回ってくれませんでした。 仕方ないのでブライアンがドライバーをフィルターにハンマーで貫通させて回そうとしました。 その時に気がつきました:僕たちは2人ともフィルターを一生懸命逆方向に回していて、取り外すどころか締め付けていました(笑)。 逆回転させたらあっという間に外れました。 新しいフィルターのゴムパッキンに新しいオイルを少し塗り込んでから取り付けました。 そしてオイル溜めの栓を取り付け、新しいオイルを流し込みました。 4リッター弱の量のオイルが入ります。 オイルの量を確認してこれでオイル交換完了です。 想像していたよりもかなり簡単でした。 でもブライアンがいなかったらきっと一人ではできなかったと思います。 その後、オートマのトランスミッションオイルが少ないことに気がつき、さらにはバッテリーの電極がくすんでいたので、車用品店のLORDCOというお店(シドニー内)まで行く事になりました。 ブライアンに、「トランスミッションオイルを買ってこい」と言われ、家を出ようとしたら、「エメリークロスも買ってこい」と言われ、「エメリークロス!?」っと聞き返して、スペルなんかを聞いていたら、「んもう、ちょっと待ってろ、俺も一緒に行くから」と、結局一緒に来てもらうことになりました(笑)。 Emery clothというのは布ヤスリのことだそうです。 こういう専門用語には僕はとても疎いのです・・・(笑)。 なにはともあれトランスミッションにもオイルを入れ、バッテリーの電極の掃除もして、車はさらに快適に走るようになりました。 エンジン音がしずかになったし、ギアチェンジの時のキックバックも緩やかになったようです。 エンジンの始動もスムーズになったような気がします。 安物の車ですが、購入してから今のところまったく問題がありません。 強いて言えばエンジンスターターの調子があまり良くない時があることくらいで、あとはとても元気です。 良い買い物をしたと今更ながら思います。
 午後からは勉強をしました。 途中でクラブでCPL訓練を受けているR君から、「CPLの筆記試験対策問題集で分からないことがあるから教えてほしい」ということで電話がかかってきて、僕もちょうど気分転換にカフェでもいって勉強しようと思っていたところだったので、一緒にダウンタウンにあるSerious Coffeeで勉強をしました。 いくつかどうしても答えが分からない問題もありましたが、だいたいは答えることができたように思います。 (R君へ:今日分からなかったglideのときのweightの関係とAltimeterとtemperatureの関係について、家に帰って来ていろいろ調べたら答えが分かったのでまた今度教えます。) 
 夜はフラッシュカードを使って勉強をしました。 まだまだ時間を費やす必要があると思います。 

 明日は久しぶりのバイトです。 午前中はブライアンの車の修理の手伝いをして、洗濯をして、勉強を少しする予定です。

 今日の写真はこの前僕の前を走っていた車のナンバープレートです。 「(私の)他の車はロールスロイスです」と書かれています(笑)。 こちらの人達はナンバープレートの枠で個性を表現することが好きなようです。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-10

ビクトリア298日目:フードディスポーザー。



 北米の家庭の台所の流し台には、フードディスポーザーが取り付けられていることが多いです。 フードディスポーザーというのは、簡単に言えばキッチンシンクに取り付けられたフードプロセッサのようなもので、野菜のヘタや食べ残しなどをブレードで細かく粉砕してから水と一緒に下水に流してしまうというものです。 そのフードディスポーザーが昨日突然動かなくなりました。 それをブライアン達に言うのを忘れていて、結局今朝、彼らが朝ご飯を食べているときに思い出して話しました。 ちょうど朝の野菜ジュースを作っていたらしく、人参やらのカスが流しのところに散乱していました(笑)。 「もしかしてなにかの種でも入れて回さなかったかい?」と聞かれ、そういえば昨日桃を食べていて、その種を入れて回したかも知れないことに気がつきました。 なんか僕が壊しちゃったみたいでちょっと悪い気がしてきました。 なんとか手を突っ込んでまわしてみたりしましたがうんともすんともいわない状態でした。 結局、ブライアンは専門業者に電話をするといいだしました。 なんとかならないかな〜と思って、ブライアンが仕事に行ってからもう一度シンクの下のスペースに頭を突っ込んでモーターの所を見ていたら、どうやらリセットスイッチのようなものがあるようだったので、それを手でポチポチと押してみたら無事に直りました(笑)。 フードディスポーザーは3〜5万円もするので、無事に直ってくれてホッとしました。
 今日も勉強をしました。 毎日同じことばかりやっているのでここで書く事はあまりありません(笑)。
 夕方からはきょうもサイクリングに行きました。 今日は1時間だけ走ってきました。 こちらに持って来たサイクリング用のジャージが2枚しかなく、しかもそのうちの一枚はただでさえピタピタなサイクリングジャージなのに、さらにサイズがジャストフィットよりも少し小さめなので窮屈なのであまり着たくありません(勝手にしろってお思いでしょう!)。 なので、殆どいつも同じジャージを着て走っています。 ということで、頻繁に洗濯をしなければいけないので面倒くさいです。 今度日本に帰ったらジャージを始め、普段着も買い足したいなと思っています。 こちらで売っている服はサイズがあわないので(笑)。 特に腕の長さが合いません。 肩や横幅はぴったりでも、袖の長さが極端に長いです(長袖の場合)。 試着をしても惨めな気持ちになるだけなので、最近は服屋には立寄りもしなくなりました(苦笑)。 
 今夜は久しぶりに「鶏肉のさっぱり煮」を作りました。 数が多かったので、大家の嫁さんのスーザン(韓国人)に少しお裾分けしました。 「おいしいじゃない〜!」と喜んでくれたのでよかったです。 リンクからレシピがダウンロードできますから、ぜひお試しください。 簡単に作れて、ご飯によく合うおかずです。
 
 明日は、今日できなかったクルマのオイル交換をします。 そしてブライアンのクルマの修理に付き合います。 あとはいつもの通り勉強を続けます。 レッスンプランも後少しだけ残っているのですべて作ってしまって、リハーサルでも久しぶりにやろうかと思っています。 来週からはいよいよ忙しくなります。 それまでにやれることはやっておいて、さらには今のうちに休養も取っておきたいところです。 来週からは毎日最低2時間は飛ぶ事になりそうですから・・・(汗)。

 今日の写真はクラブのゲストパーキングにちょっと前に停まっていたSiai-Marchettiというイタリアの元軍用機です。 Transport Canadaのデータベースによれば、この飛行機はイタリアから2005年に輸入されてきたようです。 この飛行機、単発ですが、エンジンはピストンエンジンではなくタービンエンジンを搭載しています。 いわゆるターボプロップ機です。 エンジン始動の時の様子を遠くから見ていましたが、ジェット機のように「ウィ〜〜イン」というタービンが回転する音に続いて、「チッチッチッチ」という燃料に点火する音が聞こえてきました。 個人所有のターボプロップ機だなんて、なんという贅沢でしょう。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-09

ビクトリア297日目:ビクトリアへサイクリング。



 今日は昨日とは打って変わって青空が広がりました。 午後からはちょっと風が強かったような気がします。
 今日も引き続き勉強ですが、今日はIRの筆記試験によく出る分野を集中的に勉強しました。 筆記試験を受験し終わるとその場でスコアが計算され、スコア票と一緒に「あなたの弱点はここです」的な情報が書かれた紙(キー)が手渡されます。 不正解だった問題の分野を見直してから実技試験に挑みなさいということのようです。 クラブのチーフインストラクターのグラムは今まで受け持ったIRの生徒が間違えた筆記試験の問題のキーを集計していて、その集計した物を僕とマイクにくれました。 それを見ればIRの筆記試験の出題傾向が分かります。 それを見た感じではフライトに関する原理や基本的な知識を問う問題が多いようですが、どれだけ素直な出題スタイルなのかはよくわかりません。 でも、マイク曰く、「CPLの筆記試験を数ヶ月前に受けて合格した力があれば全く問題はないはず」ということでした。 ということで、これからも引き続きCPLの筆記の時に勉強した内容を復習していく予定です。 復習は初めて勉強するよりも断然楽であることに最近気がつきました。 一生懸命やっておいてよかったな〜なんて思っています(笑)。
 今日の午後からも引き続き勉強をしていたんですが、そうしたら突然外から戦闘機独特の爆音が聞こえてきました。 窓から空を見上げてみたら、スノーバード(カナダ空軍のアクロバットチーム)と思われる機体が数機編隊を組んで煙を出しながらシドニーの上空を通過していきました。 そういえばちょうど無線を聞きながら勉強していのですが、その無線で、「シドニーに寄ってから州議事堂の方に行く」と言っていたパイロットがいましたが、それがスノーバードのパイロットだったのかも知れません。 でも、軍の人達はUHF波で交信していることが多いから、VHFラジオで無線が聞こえてくることはないであろうし・・・。 とにかくすごい迫力でした。 今週末のアボツフォードで行なわれるエアショーのための視察かなにかでこの辺りに飛んで来ていたのかも知れません。
 夕方からは久しぶりにビクトリアまでサイクリングに行ってきました。 ハートレートモニタで心拍を確認しながら、無理をせず、それでいて楽をしないペースで走ってきました。 行きも帰りもちょうど1時間ほどで着きました。 行きは向かい風で大変でしたが、帰りは追い風の区間があったので少し楽でした。 以前行った時よりも少し楽に走れたような気がするので、日頃のトレーニング(?)の成果が少しは出ているのかな〜と思います。 今日のトレイルでは途中でウサギを見かけました。 薄茶色のかわいいウサギでした。 すぐに茂みに入ってしまったのでお尻の辺りしか見えませんでしたけど(笑)。 乗馬をしている人達も見ましたし、いつも通る牧場ではいつもの通り豚や鶏を見かけました。 いろんな匂いや景色を楽しみながらサイクリングできるので面白いです。

 明日は午前中に大家のブライアンに手伝ってもらって車のオイルを交換します。 簡単らしいですけど、初めてなので手伝ってもらうことにしました。 その他は相変わらず勉強をします。 

 今日の写真は最近の午後のクラブのエプロンです。 コンクリートからの照り返しが強いです。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-08

ビクトリア296日目:再びテストフライト。



 今日は久しぶりの曇り空になりました。 雲は3000ft辺りでbroken (空の5/8~7/8を雲が覆っている状態)でした。 
 今朝はIRの筆記試験のサンプルテストを解きました。 一度集中力が高まると時間が経つのを忘れてしまいます。 今日もテストを解くのに2時間近くかけましたが、あっという間に時間が経ってしまった感じがしました。
 サンプルテストを解き終えて、間違った問題をFrom The Ground UpやFlight Training Manual, Advanced Pilot's Training Handbook等で確認していると電話がなりました。 電話に出るとクラブのチーフインストラクターのグラムからでした。 「今日はバイトに来るかい?」と聞かれ、「いいえ、今日はバイトは入っていません」というと、「いやね、またテストフライトに行って来てほしいんだけど」っと、またもやミッションの指令が入りました(笑)。 今日は機体登録記号(=Aircraft Ident.)「UZR」のC-152のテストフライトに行く事になりました。 グラム曰く、UZRを昨日飛ばした人が離陸直前や飛行中に時々機体を叩くような異音がしたということを報告してきたそうです。 それがJourney Logbookにログされたので、それをクラブのメカニックが確認したのですが、特に異常は見つからなかったそうです(グラムの予想では、シートベルトの端がドアの外にはみ出していて、それが機体を叩いていたんではないかということでした)。 地上で異常はなくともテストフライトをしてフライト中にも問題がないことを確認しないといけないということで、暇そうにしていた僕にお声がかかりました(笑)。 今日はメカニックのゲーリーを横に乗せてフライトに出かけました。 天気はあいにくシーリングが2500ft以下にまで下がって来ていたので、2000ftをリクエストしてローカルサウス(ビクトリア市上空)方面に向かいました。 途中でターンをし、速度を上げたり落としたりしていろんな状態でフライトしましたが特に異音は聞こえてきませんでした。 空港に戻り、タッチアンドゴーを1度だけやって着陸となりました。 フライトテストの結果は今日もsatisfactory(問題なし)。 ジャーニーログブックに「Test flight satisfactory」と書いて、サインをしてライセンスナンバーを書き込んで任務完了となりました。 今日は0.6時間のフライトを楽しませてもらいました。 もちろんフライト代はクラブ持ちです(嬉)。 今日は風が久しぶりに強くて、着陸の時でgustが22ノットほど出ていたようです。 そこそこのクロスウィンドでしたが、乗客を乗せているプレッシャーに負ける事なく綺麗に着陸できたのでよかったです。 いつもはあまり話す機会がないメカニックのゲーリーとも少しだけおしゃべりをできてよかったと思います。 
 フライトから戻って昼ご飯を食べ、勉強を少しして、30分だけ仮眠を取ってから友達にあいにいきました。 友達のMさんは明後日日本に帰るということで、その前にシドニーに来たいということでした。 シドニー周辺を少しドライブして、カフェでおしゃべりをした後で、一緒にウォルマートとフェアウェイ(スーパー)に行ってきました。 ビクトリアのフェアウェイにはアジア食材がとてもたくさん取り揃えられていてちょっと驚きました。 インスタントカップ麺の種類には圧倒されました。 今日は焼きそば用の麺や即席麺、中華スープの素なんかを買い込みました。 これでまた料理の幅が広がりそうです。 ビクトリアにはシドニーにはないものが結構あるということを改めて思いました。 いずれはビクトリアに引っ越すのも悪くないかな〜なんて思い始めています(でも空港から遠くなるのはどうかな?とも思っています)。

 明日も訓練はないので引き続き勉強をする予定です。 明日は天気が回復するようなのでうれしいです。

 今日の写真はこの前空港に飛来したカナダ軍のジェット機です。 なんでも空母艦載機だそうです。 そのため、空母に着艦するのを模したタッチアンドゴーを2回やってからフルストップしていました。 アフターバーナーを使って離陸するのでものすごい音がしますが、高度を上げるとアフターバーナーを切るのでいきなり静かになります。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-07

ビクトリア295日目:年齢。



 今日は午前中はバイトでした。 今日はBC Dayということで休日だったようです。 今朝はVernonというところへのFly-outの連中が朝8時から出発するということで、そのための燃料補給で慌ただしかったです。 クラブのC-172が4台ほどFly outに出かけていきましたが、途中で天候が悪化して山間部を飛ぶには厳しい状態になってしまったらしく、離陸してから30分ほどですべての飛行機が戻ってきました。 せっかくのフライトだったのにかわいそうです。
 今日のバイト中、メカニックのランディーと話をしました。 昨日マグニートチェックで調子が悪かった152について聞いたら、今日の写真のスパークプラグを見せてくれました。 これが直接の原因かどうかは分かりませんが、その152のスパークプラグはこんな状態だったようです。 スパークプラグの中央の白いプラグの外側の隙間に2つ小石のようなものがあります。 これはlead deposit(鉛の沈着物)だそうです。 C-152のエンジンは圧縮率が低いデザインのため、圧縮率が高いエンジンよりも温度が上がらないそうです。 そのため、通常であれば高温によって燃え尽きてしまう燃料やオイルの中の不純物が燃えきれず、スパークプラグに沈着してしまうそうです。 エンジンの調子が悪いときはこの沈着物が原因の場合が多いそうです。 昨日のマグニートチェックのときにはミクスチャを絞ってlean側でエンジンを回してからマグニートをチェックしましたが、それでもダメでした。 これだけ大きな沈着物ではその程度では燃えてくれないんだと思います。 なにはともあれ、no-goを決めたのは正解だったと思います。
 最近になって、僕がアメリカに留学していたときに友達になったドイツ人2人からメールがほぼ同時期に届きました。 2人とも僕と同じように留学生としてアメリカに勉強に来ていました。 そのうちの一人は留学中に知り合った、同じくフランスからの留学生の女の子と付き合い始め、7年間の交際を経て今年の10月に結婚することになったそうです。 「10月頃にヨーロッパに来る予定はない?」と聞かれましたが、「う〜ん、多分ない!」と答えざるを得ませんでした。 行きたいのはやまやまですが、金銭的にも時間的にも無理っぽいです(涙)。 せめて花でも贈ろうかな〜とは思っています。 そしてもう一人の友達からは、「子供が生まれました」と、赤ちゃんの写真付きでメールが届きました。 彼らは多分結婚はしていないんじゃないかと思いますが、留学のかなり前から付き合っていたんだと思います。 彼の彼女はスウェーデン人で、とても感じの良い女性でした。 1999年のクリスマスの日には一緒にパーティーをして、彼女からスウェーデン料理を教えてもらったことを今でもよく覚えています。 っとこのように、いきなり結婚や出産という話が身近で起こると自分もそういう年齢になったんだな〜と改めて思いました(笑)。 今までは主に先輩達から、「友達には皆子供がいる」とか、「また来週友達の結婚式に行く」とかという話を聞かされていましたが、自分もいよいよそういうことが頻繁に起こる年齢ゾーンに入って来たようです。 さ〜て、僕自身はどうしたらよいものか・・・。 予定は果てしなく未定です(笑)。

 明日は引き続き勉強をします。 今日、マイクからIRの筆記試験のことを根掘り葉掘り聞いて来たので、それも参考にして勉強を進めていくつもりです。 彼はもうまもなくフライトテストなので、いよいよ僕の集中訓練が始まる時期が近づいて来ています。 午後からは友達が遊びにくるのでお茶でもしてきます。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-06

ビクトリア294日目:フライト2回。



 昨晩は帰りが遅くなってしまいました。 ピザパーティーには知らない人もきていて、総勢12名くらいになりました。 カナダ人、ハーフの人、日本人の人などいろんなバラエティーの人がいました。 ピザはある日本人女性の彼氏(フランス人)のお手製でした。 おいしかったです。 大学を休学してワーホリでカナダに来ている青年とも知り合いになりました。 若いなりにしっかりとした考えを持っているようで感心しました。
 今日は午前10時半からインド人のバルテージとフライトに行ってきました。 11時前にクラブを出発したまではよかったのですが、ちょっとしたトラブルがありました。 離陸前にrun-upという、エンジンを暖める目的も兼ねた安全点検をするのですが、その項目の1つのマグニートのチェックで怪しい音が聞こえてきました(汗)。 マグニートというのは棒にワイヤーが巻き付けられているようなもので、それを磁石の間で回転させることによって電圧を生じさせます。 その電圧を利用してスパークプラグを発火させ、エンジンシリンダー内で燃料に点火するという仕組みです(かなり簡単に説明するとこんな感じです)。 セスナ172/152には安全のため右と左の2つのマグニートがついています。 通常はBothというポジションをセレクトして両方のマグニートを使ってフライトしますが、万が一どちらかが壊れてしまっても片方のマグニートだけでもエンジンを回転させつづけることができます。 離陸前には両方のマグニートがそれぞれちゃんと動いているかを確認するのですが、今日はそのときに異音が聞こえてきました。 結局、その状態で離陸するのは不安なので、出発を取りやめてクラブに戻ることにしました。 そしたら、今度は無線機がちゃんと動きません。 ビクトリアのグランドコントロール(121.9Mhz)にコンタクトしても一向に返事がありません。 仕方ないのでタワー(119.7Mhz)にコンタクトしてタクシー許可をもらい、クラブに戻りました。 やれやれという感じでオフィスに入り、たまたま違う152が空いていたのでそれで再度出発しました。 ローカルウエストではスティープターン、precautionary landing、スローフライトなどの練習に付き合いました。 ビクトリアに戻って来て、さ〜着陸するぞという時に、ちょうど僕たちの前に離陸したWestJetのBoeing 737のパイロットが、「ノーズギアに鳥が衝突しました」という報告をタワーにしてきました。 タワーは、「大丈夫ですか?」と聞いていましたが、パイロット達は「問題ないです」といってそのまま行ってしまいました。 僕たちはちょうどその後に着陸する予定だったのですが、タワーが、「鳥が落ちていないかを確認するから、着陸は取りやめてオーバーシュートしてください」と指示してきました。 結局は違う滑走路に無事に下りる事ができました。 それにしても鳥が衝突してくるなんて本当にあるんですね・・・(怖)。 Safety News Letterなどでは読んだ事はありましたが、実際のレポートを聞いたのは今日が初めてでした。 結局鳥は見つからなかったようなので、きっと死んだ鳥がシドニーにどこかにボトッ!と落ちていったに違いありません。 地上の人が怪我などしていなければ良いのですが。
 午後からはバイトでした。 今日も相変わらず忙しくしていました。 今日のバイト中、チーフインストラクターのグラムが近寄ってきて、「君にミッションを与える!」と言ってきました。 なんでも、クラブの172の1機のトランスポンダー(現在地や高度の情報をタワーに知らせるための送信機)の調子が悪かったらしく、メカニックが調整をしたから、そのテストフライトをして来てほしいということでした。 ということで、バイトはそっちのけで30分ほどだけサーキットを飛んできました。 途中でタワーに、「トランスポンダーの信号はちゃんと受信してもらってますか?」と聞いたら、「ちゃんと来てますよ〜」という返事が返ってきました。 一度タッチアンドゴーをしようと思ったら、後ろから来ていたCRJの速度が速すぎたので、タワーに「pick up and go around (ゴーアラウンドをしてください)」と言われ、結局タッチアンドゴーはせずに再度上昇しました。 ダウンウィンドでもう一度タワーにトランスポンダーが動いているかを確認してもらったら、今回も問題ないということでしたので、これで任務完了でした。 今日の着陸は久しぶりに満点の着陸でした(笑)。 フライト後、ジャーニーログブックに「Flight test satisfactory(フライトテスト完了、問題なし)」と記入してミッションコンプリートとなりました。 
 
 今日の写真は最近時々見るCanadian Northという航空会社のB-737-200です。 Canadian Northという航空会社はカルガリーとカナダの北部(ノーザンテリトリーなど)の都市の間を飛んでいる会社のようです。 この写真の737は古い機体のようで、古いジェットエンジンがついています。 前輪にはスキーのような装置がついています。 もしかしたら雪があるような滑走路に下りるときのためについているのかな〜とも思いますが、もしかしたらそもそもスキーなんかではなくて他の装置なのかも知れません。 ビクトリアへの乗り入れはないようなので、恐らくチャーター便だと思います。

 明日も午前中バイトです。 午後からはレッスンプランに取り組むつもりです。


 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-05

ビクトリア293日目:ピザ。

 今日は午前中に勉強をして、午後からバイトに行ってきました。 天気もよく、心地よく働けました。 夜はビクトリアの友達の友達のお家にお邪魔してピザをご馳走になりました。 知らない人がたくさんいました。 

 今日は疲れてしまったのでこれ以上書けません(現在午前1時)。 明日また更新します。 

 今日は下の動画をお楽しみください。 最後の5秒くらいが1番面白いです。 さ〜て理解してもらえるか?!

 こをクリック

 明日は午前中にCPL訓練を受けているインド人(良いほうのインド人・・・笑)の学生と飛んできます。 午後からは明日もバイトです。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-04

ビクトリア292日目:停電。



 昨晩の話ですが、僕が住んでいる家の周りで停電がありました。 West Wingをコンピュータ上で観ていたら突然周りが暗くなりました。 てっきりブレーカーが落ちたんだろうと思っていたら、実は近隣一帯が停電していたそうです(ブライアン談)。 マグライト片手に外に出てみたら、確かに街灯も消えていて真っ暗でした。 空を見上げてみたら星がいっぱいでした。 最近は暗くなるのが遅いので闇空を見る機会が減りましたが、こちらの夜空はとても綺麗です。 星がたくさん見えますし、流れ星が見えるのも決して珍しくはありません。 停電は結局午前2時過ぎには復旧したようです。 アイスクリームが融けてしまわなくて安心しました(笑)。 隣のコンビニの冷蔵庫とかは大丈夫だったのかな〜と余計なことを考えてしまいました。 マグライトを持って洗面所に行ったら、キャンプの夜を思い出しました。 またキャンプしたいな〜とずっと思っています。
 今日は午前中にまずサンプルテストをやってみました。 今回も80点以上のスコアなのでよかったですが、いろんなところで小さい間違いをしています。 それらを見直しながら記憶をリフレッシュしていきました。 お昼からはクラブに行って久しぶりのトムベイルをやりました。 トムベイルにはInstructor Rating対策の問題も入っています。 ですが、データが古いせいかいろんなところで細かい数字が違ったりして、あんまり当てにはできません。 それでも出題形式になれるという意味ではよい練習になりました。 結局1時間半くらいやってから帰ってきました。
 今日も夕方からサイクリングに行きました。 今更ながらなんですが、マウンテンバイクにスリックタイヤを履かせてサイクリングをしている人ってあんまり見かけません。 マウンテンバイクがいないというわけではないですが、だいたいはマウンテンバイクをママチャリ的に使っている人ばかりで、本気(僕みたいに・・・)でマウンテンバイクに乗っている人はあまり見かけません。 ロードバイクは沢山見るんですけどね。 あ〜、ロードバイクが欲しいです。 ロードバイク貯金をそろそろ始めようかなぁと思っています。 今日のサイクリングではDeep Coveという、ビクトリア空港から北西にすぐの街のあたりを走りました。 途中で面白い坂道を見つけて上っていったら結構な運動になりました。 最近腹筋に力を入れて走る走り方を練習していて、そのおかげで腰痛が軽減されることが分かりました。 心拍も落ち着いてきたし、少しずつではありますがパフォーマンスが上がっているように思います。 1時間走るとだいたい600〜800キロカロリーくらい消費します(ハートレートモニターによるデータ)。 ダイエットには自転車が最適であることをいろんな人に言いふらしてきましたが、未だにあまり誰も自転車に興味を持ってくれません・・・(涙)。

 明日は午後からバイトです。 そして夜はビクトリアの友達のピザパーティーに行ってきます。 今週末は「Long weekend」ということでまたもや連休だそうです。 最近になって初めて知りましたが、カナダでは州ごとに違う祭日があったりするそうです。 日本ではあり得ないですね。

 今日の写真はだいぶ前にビクトリアに飛来したF-18のAngle of Attach Indicator(アングルオブアタック表示計)のセンサーです。 アングルオブアタックというのは、簡単に言えば「翼が指している方向」と「翼が実際に進んでいる方向」の間の角度のことです。 日本語では「迎え角」というようですね。 飛行機にとってこのアングルオブアタックはとても重要なコンセプトです。 名前に「アタック(攻撃)」という言葉が入っているのは、飛行機の歴史と戦争の関連によるものだそうです。 戦争で飛行機が使われるようになってから飛行機の技術や知識は格段に進歩したそうです。 とても皮肉なものです。 このセンサーは指で触るとくるくるまわるとても簡単な仕組みでした。 この羽根のようなもので風の角度をはかり、それをコクピット内の計器に表示するという仕組みだと思います。 便利な計器ですが、セスナ172や152を始めとする軽飛行機にはこの計器はついていません。 なんでも結構高額な計器だそうです。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-03

ビクトリア291日目:サンプルテスト。



 今日も良いお天気でしたが、少しだけ雲が広がっていたように思います。 カンカン照りというわけではありませんでしたが、それでもお日様が頻繁に顔を出す良いお天気でした。
 昨晩、Blood Diamondというレオナルドディカプリオ主演の映画を観ました。 なかなか見応えのある映画でした。 最近は時間がなかったので、昨日の映画はかなり久しぶりの映画でした。
 今日も引き続き勉強をしました。 今日は主にフライトテストのスタンダードの確認をしました。 Class 4 Flight Instructorが主に担当することになる訓練は、Recreational Permit, PPL, CPL, VFR-OTT, Night Ratingとなるそうです。 そのため、それぞれの資格を取るためにはどのような必須事項があるのか、どのくらいの訓練や座学、試験があるのかということを理解しておく必要があります。 ということで、それぞれのフライトテストのガイドに目を通して基準の違いを確認しました。 あとはこの前購入した問題集のサンプルテストを1つやってみました。 簡単だと思っていたのですが、じっくり問題を読んでみたら結構難しかったです(笑)。 それでもだいたい80点は取れていたのでちょっと安心しました。 明日もまた違う問題をやってみるつもりです。
 PPLはいわゆる自家用免許ですが、そのPPL免許よりも試験の内容や飛行技術の必須項目が少ない免許がRecreational Pilot Permit(レクレーション目的の飛行許可証)です。 名前からも分かるように、Permit(許可証)であってLicence(免許証)ではありません。 PPLは最低でも45時間の訓練が必要なのに対し、Recreational Pilot Permitは25時間の訓練で資格が取得できます。 ただし、permitは外国では効力がないようで、当然ながら日本の自家用免許などに書き換えることはできないと思います。 また、カナダ国内であっても飛ばせる飛行機に制限があったり、乗客は1人しか乗せてはいけないなどの制限があります。 クラブメンバーでもPPLではなくてRPPを取得して自家用機を所有している人がいるようです。 自分一人と奥さん(または旦那さん)くらいしか乗せないのであればRPPでも良いのかも知れません。 
 今日も夕方からサイクリングに行ってきました。 今日はBrentwoodという港のあたりに行ってきました。 Brentwoodはビクトリアの管制圏のVFR Call-up Point(管制塔にコールする場所)に指定されています。 今日初めて港まで行きましたが綺麗なエリアでした。 Brentwood BayからBCフェリーに乗れば西の対岸のMill Bayに行く事ができます。 遠くにあった料金表を目を凝らしてみてみましたが、どうも5ドルくらいで渡れるようです。 近いうちにサイクリングで対岸のシュメイナスやナナイモ方面に行ってみたいと思っています。 シュメイナスは飛行訓練で使われる「ローカルウエスト」と呼ばれるエリアにあたります。 地上からクラブの飛行機を眺めてみるのも悪くないかも知れません。 

 今日の写真はビクトリアの滑走路09からのライトハンド(右回り)サーキットのダウンウィンドからの写真です。 管制塔の真横に来たあたりでダウンウィンドコールをします。

 明日も勉強をします。 クラブで久しぶりにトムベイルをやろうかとも思っています。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-08-02

ビクトリア290日目:油圧ブレーキ。



 今日も雲一つない快晴でした。 今日もバイトはないので朝から勉強をせっせとしてました。 今日でようやくCARs(Canadian Aviation Regulations)の400番台(免許に関するレギュレーション)と420番台(同じく免許に関するスタンダード)を確認し終えました。 いや〜、またいろんな数字やらが出てきて暗記するのは結構大変です。 今までは気にもしなかった、「筆記試験を受けるために必要な飛行時間」や、「フライトテストを受けるために必要な飛行時間」といった項目にも目を通すようになりました。 
 Flight Instructor Ratingと一言でいっても、実はいろんな階級や種類があります。 Aeroplane(いわゆる「飛行機」)の場合、最初は皆さんClass 4という階級からスタートします。 クラス4の教官はクラス1、または2の教官の監督下でのみ飛行技術の教授をすることが認められています。 それからクラス3、2、1という風に階段を上がっていくことになります。 それぞれのステップで筆記試験があったりします(4から3は筆記試験はなかったかと思います)。 教官を育成するのはClass 1 Flight Instructor (CFI)にだけ許された特権です。 余談ですが、カナダで「CFI」というとClass 1 Instructorを指すように思いますが、アメリカではCFIはCertified Flight Instructorの略として使われていることが多いようです。 
 今日は窓を開けて自分の部屋で勉強をしていたら、外からブライアンに呼ばれました。 車のブレーキにブレーキ液を入れるから手伝ってくれということでした。 天気もいいし、気分転換も兼ねて手伝いをしました。 僕の自転車も油圧ブレーキがついていますが、自分でブレーキ液を交換しようとは思った事もありません(笑)。 ブライアンは車のブレーキキャリパーを自分で交換して、さらにはブレーキ液まで自分で入れようとしていました。 結局1時間近く付き合って、その後でテストドライブまで行ってきました。 ブレーキは完璧な状態までは行かなかったので、またこつこつとやり直すそうです。 なんでも、キャリパーの向きが上下逆だったかも知れないとのこと(恐)。 こちらは車検が緩い(バンクーバー島の場合は厳密には車検がない)ので自分でメンテなんかしても問題ないんだろうと思います。 ブリードキットのポンプを一生懸命ポンピングしていたら手に水ぶくれができました(笑)。
 夕方にはクラブに行って、Recreational Pilot Permit, PPL, CPL, IRのStudy and Reference Guideというトランスポートカナダが発行している筆記試験対策の資料(プリントアウト済みのもの)をもらってきました。 それを読んで今後も筆記試験の準備を続けます。 今日筆記試験を受けたマイクは無事に高得点で合格したそうです! 人ごとですが自分のことのようにうれしく思いました。 マイクに負けないように僕も頑張らないといけません!
 
 明日も勉強をします。 もしかしたら少しフライトに行くかも知れません。 たまには飛びたいですが、飛びにいくと時間を取られてしまうので微妙です・・・。

 今日の写真はアメリカ製のMaule(モール)という飛行機です(暗い写真ですみません)。 翼のリーディングエッジ(一番前に突き出している部分;写真では赤いペイントがされているところ)にvortex generators(ボーテックスジェネレーター:金属の小さい部品)がついています(リンクはJALのページです)。 これがSTOL(Short Take-off and Landing)性能に貢献しているものだと思います。 Mauleはずっとホームビルトだと思っていましたが、どうやらそうではないみたいです。 Mauleのウェブサイトによれば、このボーテックスジェネレーターだけで1100ドルするそうです。 ほんと、金のかかる趣味です(笑)。 それにしても、なんとも趣味の悪いペイントスキームですね・・・(個人的意見)。

 ではまた明日。



(つづく)

2007-08-01

ビクトリア289日目:新任教官とのフライト。



 今日も朝からよい天気でした。 今日は朝からバイトでした。 こちらは朝は涼しいですが、日中は結構暑くなるので、服装に気を使います。 ラインクルーのバイトのときはクラブのTシャツを着ることになっているので、寒いときはその下に長袖Tシャツを着ますが、飛行機をひっぱったりしているとすぐに汗をかきます。 かといって半袖からスタートすると寒すぎるし。 なかなか難しい気候です。
 今日は新しいラインクルーのジェフと働きました。 彼は腕にタトゥーが入ったハードコアなやつです。 今日は一緒に燃料を入れたり、飛行機を牽引したり、ラウンジの掃除をしたりしました。 ついこの前までは僕が教えてもらう立場だったのに、あっという間に新しいバイトに働き方を教える立場になってしまいました。
 バイト中、「フライトに行ってこい」とのお声がかかりました。 今日は新しくクラブに採用された教官がビクトリア周辺の地理や無線の手順に慣れたいということで、そのサポートをするために飛んできました。 あいにく他の教官達は全員で払っていたので僕に声がかかりました。 ローカルエリアに飛んでいき、無線の手順を説明し、主な地理的特徴を教えてあげました。 年齢は分かりませんが、なかなか感じの良い教官です。 恐らく僕と同い年か、年下だと思います。 将来は第三世界で貧しい人達の為に飛ぶパイロットになりたいという夢を持っている教官です。
 バイトが終わってからは軽く昼寝をしました。 今日のバイトの終わりくらいにまたトラクターが使えない状況になってしまったので、飛行機を手で引っ張りました。 手で引っ張るとにきます。 引っ張り方にも寄りますが、足の太ももの裏側やふくらはぎを結構使います。 4、5台引っ張ると結構疲れます。 その疲れがあったためか、昼寝からの目覚めは最悪でした。 でもなんとか気分を入れ直して勉強をしました。 そして、その後でサイクリングに行き、大家夫婦に今夜も食事にお呼ばれし、その後はブライアンの車の修理の手伝いをしました。 あんまり勉強の時間はなかったですが、よい気分転換になりました。 明日は今日の分もまとめて勉強したいと思います。 明日は一緒にIR訓練を受けているマイクが筆記試験を受けます。 信じられないスピードで筆記試験まで来てしまいました。 無事に合格してくれることを願っています!

 今日の写真はクラブのハンガーに停めてあったホームビルトのランディングギアです。 ランディングギアにはいろんな種類があります。 セスナ172や152の場合は単なる鉄のパイプをギアの形に曲げたものだそうです。 もうちょっと高度な飛行機になるとサスペンションのような物が採用されます。 このホームビルトの場合はサスペンションの代わりにバンジーコードというゴムバンドを使っているようです。 こんなんで切れたりしないのかちょっと不安です。

 ではまた明日。


(つづく)