2007-12-30

ビクトリア441日目:2007年総集編!

 2007年ももうまもなく終わりですが、年の瀬を皆さんいかがお過ごしですか。 僕は今日(30日)は部屋の掃除を少しして、洗濯をして、自転車の走り納めをして、自転車をピカピカに洗車して、チーズケーキを焼きました。 明日からバンクーバーのYさんのところで年越しを一緒にさせていただくので、2008年は一人寂しく新年を迎えなくて済みそうです(笑)。

 今日は2007年最後の書き込みです。 ということで、この場を借りて2007年を勝手に振り返ってみようと思います。

 2007年は僕の人生にとって大きな転機の年であり、文字通り飛躍の年になりました(手前味噌ですが・・・)。 まずはCPLの訓練を本格的に開始したのが今年の最初でした。 天気があまり良くない日もありましたが、それなりに飛ぶこともできました。 なによりも、時折見ることができる空の青さにとても感動しました。 やっぱりカナダの空は広くて、大きくて、最高です。 日本の空も良いところがありますが、青さで言えばカナダの空には勝てないと思います。 



 訓練ではいろんなところに飛んでいきました。 マウンテンチェックライドで行ったホープ、リロエット、スクウォミッシュのフライトはその中でも特に印象に残っています。 なんといってもリロエット。 僕の心を鷲掴みしたあのシートン湖。 その後のロードトリップでは水の色が「普通」だったので拍子抜けをくらいましたが、それでもあの夏の間のエメラルドグリーンの水の色は今でも忘れることができません。 スクウォミッシュからビクトリアに戻ってくるフライトで初めてみたバンクーバー国際空港も印象深かったです。 さすが世界中から飛行機が飛んでくる大きな空港です。 滑走路の数、ターミナルの規模、どれをとっても世界クラスです。 いずれはあんなところに飛んでいけるようになりたいな〜と漠然と思いました。 上空から見たバンクーバーハーバーの景色も忘れられません。 ビクトリアも綺麗ですが、バンクーバーは大都会です。 久しぶりにバンクーバーに行ったら数年前よりもさらに都会化していてびっくりしました。







 そんなこんなでCPLの飛行訓練は無事に進みました。 そして、それと同時進行していたのが筆記試験の勉強でした。 今年は人生で恐らく一番勉強した年でもあったと思います。 CPLの筆記試験のために1ヶ月ほど缶詰になって勉強しました。 その甲斐もあってか無事に合格できて本当に安堵したのを覚えています。 できればもうあんな筆記試験は二度と受けたくないです(笑)。 CPLの後の教官証明の筆記勉強もそれなりにがんばりましたが、CPLの筆記試験のほうがやっぱり大変だったように思います。

 今年はずっと目標にしていた2つのライセンスを無事に取得できました。 とてもうれしかったです。 何歳になっても試験とかテストは嫌いですが、合格したときの喜びが大きいから頑張れるんだと思います。

 訓練以外では、今年も相変わらず自転車に乗りました。 でも、日本に居た時ほどではありませんでした。 それがちょっと心残りでもあります。 こちらでは一緒に自転車に乗れる人もいないし、そもそも自転車に割く時間とお金が制限されていたので、好き勝手にはできませんでした。 でも、そもそもカナダにはパイロットになるために来ているのであって、自転車に乗りにきているのではないと心を鬼にしました(笑)。 限られた時間ではありましたが、綺麗な景色をたくさん見れましたし、健康な身体を保つのにも役立ったと思いますし、やっぱり自転車は最高です。 どうですか、2008年は皆さんも「自転車の年」にしてみませんか?(笑) 



 カナダに来て半年してようやくを買いました。 本当は贅沢かなとも思ったのですが、今後のことを視野にいれて中古のフォルクスワーゲンゴルフ(1987年製)を入手しました。 決して綺麗ではないし、快適な車でもありませんが、ちゃんと走ってくれるし、エンジンはすこぶる快調なので満足しています。 なにより雨の日にカッパを着て自転車通学をしなくてよくなったことと、スーパーに行ったときにサイズや重さを考えて物を買わなくてよくなったことがうれしかったです。 時々拗ねてドアが閉まらなくなったり、窓ガラスが上がらなくなったりというトラブルもありましたが、その度にご機嫌を取りながらなんとかうまく付き合えるようになってきました。 これからもこいつといろんなところに行きたいと思います(っといいながら、僕は出不精です・・・笑)。



 今年は料理にもいろいろ挑戦しました。 日本にいた頃は時間もあまりなかったし、興味もさほどなかった料理ですが、こちらではいろいろやってみました。 ピザを生地から作ったり、パンを焼いてみたり、豚の生姜焼きをタレから作ったり、ファッジやチーズケーキを焼いてみたり、といろいろやりました。 料理が出来る男はかっこいい!とおっしゃる女性の方もいらっしゃるようですが、僕にとって料理は純粋に楽しみであり、ストレス発散でもあります。 料理をしているときはサイクリングをしているときと同じでなにも他のことを考えなくて済むので好きです。 来年もいろんなものに挑戦したいと思っていますが、料理に凝り始めるとエンゲル係数が上がってしまうのが唯一の悩みです(笑)。






 家で時間を過ごすことが比較的多かったですが、今年はラインクルーのバイトをやらせてもらったので、クラブにいる時間も結構長かったです。 ラインクルーの仕事ではいろんなことを学ばせてもらいました。 燃料の給油、飛行機の牽引方法、洗機の方法、de-icingの方法など、普通の生活をしていては決して学ぶ機会がないことばかりです。 これからパイロットの道を歩んでいく上で、ラインクルーの経験はきっとどこかで役立つと思います。 たとえ小さな業務で、誰も見ていないことであっても、しっかりと努力をすると実は周りの人はどこかで自分の頑張りを見ていてくれるということもラインクルーの仕事を通して学ぶことができました。 これからも手を抜かずにいろんなことをしっかりと頑張ろうと思います。



 
 そしてなにより今年一番うれしかったことは教官の仕事をもらえたことです。 ずっと夢見ていた「フライトインストラクター」の仕事。 いわゆるジョブオファーのようなものは教官証明を取得するだいぶ前からオフレコでもらってはいたのですが、それでも実際にフライトテストを終え、教官の資格を取得してから正式に仕事のオファーをもらったときの喜びは表現のしようがありませんでした。 感動で涙が出るかと思いましたが、そのレベルを通り越した感がありました。 このブログでも報告したとおり、ワークパーミットの件でいろいろともめて、今でもその手続きは継続中ではありますが、解決するのも時間の問題だと思っています。 今回の件は非常に残念ではありましたが、この一件を通して自分には自分のことを心配してくれる友人がいること、信頼できる雇用主がついていること、他にも僕を支えてくれる人がたくさんいるということを改めて知ることができました。これだけでも2ヶ月待った甲斐はあったかな?なんて思います。 とはいえ、早くワークパーミットが許可されてほしいことには変わりありませんが(笑)。



 っと、ここまでは良いことばかり書きましたが、反省すべき点もたくさんあったように思います。 ここで書くようなことではないと思うので書きませんが、来年は今年の反省点を改善できるように努力しようと思います。

 以上が僕の2007年の総まとめです。 かなり端折りましたが、総合的に見てとても内容の濃い、充実した1年になりました。 来年はどんな年になるかな?と想像してみても、まったく想像できません。 とりあえず今自分にできることを全力でやっていこうと思っています。 

 2008年はいよいよ教官としてフライトすることになります(その予定です!)。 一人でも多くの生徒さんに空を飛ぶことの楽しみや安全に飛ぶための知識や技術を教えることが出来ればいいなと思っています。うまく教えることができるかという不安もありますが、当たって砕けるつもりで頑張ります。


 今年一年、このブログにお付き合いくださった皆様にお礼を申し上げなければいけません。 コメントをくださったりメールをくださる方がいらっしゃったのでブログやサイトを続けることができました。 来年早々にはYouHaveControl.netのサイトのほうを一新します。 またそちらもご覧いただければと思います。 サイトがアップされたときにまたこのブログで報告されていただきます。

 それでは皆様、良いお年をお迎えください。 ちょっと早いですが、Happy New Year! そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。



(2008年もつづく!)

 

2007-12-25

ビクトリア436日目:Happy Holidays。



 皆様、メリークリスマス! カナダでは今日がクリスマスでした。 昨晩は大家が作ってくれた七面鳥をハウスメートのベンと一緒にいただきました。 ビールやワイン、さらには僕が焼いたナンなんかを食べながら楽しい時間を過ごすことができました。 

 ベンと僕には共通点があります。 彼はバイキングエアという会社で飛行機を作っています。 水上飛行機でおなじみのシングル/ツインオッターやビーバーなんかを製造しているそうです。 彼は日本の三菱でも飛行機を作っていたことがあり、名古屋に住んでいたことがあるそうです。 そんなこんなで彼と話をするときには日本のこと、飛行機のこと、カナダのことといろんな話ができます。 もともとベンはトロント出身のマレーシア系なので、ちょっと見は日本のおっちゃんみたいです(笑)。 ベンはクリスマスを家族と過ごすため、今朝5時にトロントに向けて出発していきました。

 今日は大家夫婦も他所にいっているので、家には僕一人でした。 クリスマスだからといって特に変わったことをすることもなく、いつもどおりでした。 朝は友達からの電話で起きたのですが、結局その子ともなにもせず、ずっと家にいました。 ここ最近、毎日のように画像編集ソフト、ウェブ制作ソフトなどと格闘しています。 今日はこのブログサイトのトップバナーを変更しました。 これも画像編集ソフトを使っていろいろやって作ってみました。 きっとプロの方から見たら突っ込みどころがたくさんあるでしょうが、所詮アマチュアの僕には今の時点ではこの程度が精一杯です。 でも、少しずつ使い方を学んでいくと結構楽しいです。 

今日のシドニーは、正月の日本のように静かでした。 皆昨晩は遅くまでパーティーでもして、今朝はだらだらと寝ていたんではないかと思います。 日本だったら年末年始はクリスマスから1月の最初までお休みが多いですが、こちらでは明日からまた仕事という人もいるそうです。 お正月も元旦と2日だけがお休みで、3日から仕事というところが多いようです。 これも文化の違いですね。 

「メリークリスマス」と冒頭に書きましたが、これは当然キリスト教の方にはこれでいいでしょうが、その他の宗教を信じている人にはこれはふさわしくないフレーズだそうです。 以前僕が働いていた大学にいたカナダ人の先生に「メリークリスマス」と言ったら、「僕はユダヤ教徒だから」といわれたことをよく覚えています。 よく考えてみれば、キリスト教徒以外にとっては12月25日っていう日はあまり意味を持たないんじゃないかと思います。 もちろん、あんまり宗教的なことは考えずにこのフレーズを慣習的に使う人はたくさんいますし、それが悪いとは僕は思いませんが、カナダやアメリカでは政治的に正しく言うために「Happy holidays」と言います。 ということで、皆さん、Happy holidays!

今年の年末は、先月お邪魔したバンクーバーのYさんのお宅に再びお邪魔して、一緒に年越しをさせていただくことになりました。 昨年の年末は一人でカウントダウンをしてました(笑)から、それに比べたら比較にならないくらい楽しい時間になると思います。 今からとても楽しみです。

年内にもう一回はブログを更新しようと思っています。 そこで今年を振り返っての総まとめと来年への意気込みを発表するつもりです。 え、別に聞きたくないですか?(笑)


それではまた。


(つづく)

2007-12-21

ビクトリア432日目:まだです。



 タイトルのとおり、ワークパーミットはまだ届いていません。 今日は金曜日。 もうそろそろクリスマス休暇の時期ですから、お役所もきっと休みだと思います。 どうやら年内にワークパーミットが届くことはないようです。 悔しいですが、どうしようもありません。 やれることはやりましたから、あとはもうちょっとだけ待つのみです。 もうちょっと、そう、あともうちょっとだけ。 
 ワークパーミットは届かないのに、この前トランスポートカナダから郵便が届きました。 なにかな〜と思って開いてみたら、航空身体証明書の更新をしたときの処理費用だということで55ドル(50ドルだったかな?)の請求が届いていました。 同じお役所関係でも、お金となると異常なほど処理速度が速い。 これがカナダのやり方みたいです(笑)。 ということで、今日の写真は僕の航空身体証明書(通称「メディカル」)です。 右上の番号が僕のライセンスナンバーです。 こうやって見ると「4」と「9」が多いですよね・・・。 なんか縁起が悪いような気がしないこともないです(笑)。
 昨日クラブで教官のスティーブと話をする機会がありました。 スティーブはバンクーバーのバウンダリーベイ空港にあるPro IFRというフライトスクールのビクトリア校でMulti-IFRを教えている教官です。 彼は僕を見るたびに僕の名前を叫んでくれる、とても陽気で男前な教官です。 彼に今後のことを尋ねてみたら、どうやらもう少ししたら次のステップに行くようです。 彼曰く、カナダの航空業界は今えらいことになっているらしく、パイロットの数が足りなくて本当に深刻な問題になりつつあるそうです。 そんな記事がウォールストリートジャーナルかエコノミストに掲載されていたんだとか。 パイロットである我々にとっては願ってもないチャンスが到来しているようです。 スティーブは国際線とかには興味がなくて、短距離路線を飛ぶエアラインに行きたいそうです。 彼は今35歳。 僕が来年30歳になることを話したら、「僕は32から(教官を)始めたんだよ。 なんにも心配いらないさ!」と爽やかに教えてくれました。 遅く始めたからこそできることというのがあるんだそうです。 若いときには分からなかったことや、人生経験を積んだからこそ理解できること。 そんなことがパイロットの業界でも多いそうです。 彼の言葉にはいつも励まされています。 そういえば、今後、エアバスの飛行機を飛ばす人のことは「パイロット」とは呼ばないんだとか。 飛行機は自動で飛ぶから、コンピューターなどがちゃんと作動しているかを確認するだけの「システムマネージャー」とかなんとかという肩書きの人が乗務することになるんだそうです。 いずれ飛行機の操縦なんか知らなくても飛行機を飛ばすことができる日が来るのかもしれません。 
 昨日、アシスタントチーフのマーセルからメールが来て、2月にまたグランドスクールを教えることになりました。 2月上旬にCPLのグランドスクール、下旬にPPLのグランドスクールを教えます。 PPLはこの前とほぼ同じことをやれるので下準備などもさほど必要ないですが、CPLのほうはまた一からスタートになるので、明日からその準備を始めようと思っています。 基本的にはCPLの筆記試験はPPLの試験のより深い知識を求められるだけで、出題範囲的にはそんなに大差ありません。 なので、グランドスクールのレクチャーにはPPL筆記試験時の復習的な内容を多く盛り込んでいく予定です。 自分自身、CPLレベルの筆記試験の内容は忘れてしまっているところがあるので、また勉強しながら準備を進めることになりそうです。 パイロットである以上、勉強が終わることはありません!

 それではまた。


(つづく)
 

2007-12-17

ビクトリア428日目:シェフ。



 久しぶりにブログを更新します。 前回の更新からワークパーミットの件は特に動きがありません。 マネージャーに近いうちにまた話をしにいこうかと思います。 今日はもう17日で、もう間もなくクリスマス休暇に入ってしまいます。 ということは、当然お役所の方々は働かないでしょうから、となると僕のビザの件も動きがないまま年越しということになります。 うううぅ。 せめてもの救いはこちらの方々は1月2日とか3日から働きだすということでしょうか。 
 ここ最近なにをしているかというと、毎日少しずつウェブサイトの更新に取り組んだり、航空無線のやり方を教えるための教材を作ったり、相変わらず料理をしたり、今後のことを考えたりしています。 航空無線のマテリアルは、これさえ見れば無線の通信方法や、なにをどう言えばいいのかが分かる!という内容の教材を作ろうと思って数日前から本気で取り組み始めました。 今は時間がありすぎて、しかも本当に働けるのかがまだ決定していないような状態なので本腰を入れるのが正直難しいんですが、少しでも前に進まないといけないとの思いから働けることを信じて取り組んでいます。 ゆくゆくはすべてのレッスンプラン、それに今回のように無線の手順などをすべて動画にして、以前僕が喉から手が出るほど欲しかったiPod Touchのような小型端末にデータを移し、生徒さんに予習のつもりで見てもらえるようにできたらいいなと思っています。 
 先日のスタッフパーティーでチーフフライトインストラクターのグラムに以前からずっと聞きたかった質問をぶつけてみました。 「チーフはエアラインには興味はなかったんですか?」 こう聞いたら彼の奥さんが教えてくれました。 グラムのお父さんはエアカナダの国際線パイロットだったそうで、いつもフライトで出かけているので家にいることはほとんどなく、たとえ家に戻ってきても疲れてしまっていて子供達と遊ぶというようなことはほとんどなかったり、スタンバイのため昼と夜が逆転したような生活をされていたそうです。 クリスマスのような家族のイベントでさえもフライトが入って出かけてしまうことが多かったそうです。 そんな家庭環境だったので、グラムは自分が大人になったら家族と一緒に時間を過ごすことができる仕事を、と考えるようになったそうです。 グラムは飛行時間6000時間以上、取得可能なライセンスはほぼすべて持っているようなベテランです。 「明日、ボーイング777を飛ばして」とお願いしたら飛ばせてしまうんではないかと思うほどです(笑)。 それだけの技量、経験、さらには皆に好かれる人格やユーモアセンスがあればエアラインパイロットなんて簡単になれるんじゃないかと思うような方です。 そんな方がエアラインパイロットよりも教官を選ぶというのが今までずっと不思議で仕方なかったのですが、今回のパーティーでの会話でやっとエアラインに行かない理由が分かりました。 ますます素敵なパイロットだと思うようになりました。 グラムは僕の目標です。
 この前、友達に誘われてビクトリアのインナーハーバーの側にあるレストランに行ってきました。 景色は最高で、素敵な雰囲気のパブレストランだったのですが、食べ物の味にはがっかりでした。 こちらに来てからレストランではあまり美味しいものを食べていないように思います。 元々僕は外食をあまりしませんし、しても「きゃ〜おいしい〜!」とか、「うんめぇな〜こりゃ〜!」というふうに感動することはほとんどありません。 果たして僕の舌がおかしいのか、それとも実はグルメなのか?(笑)。 おそらく前者が正解だとは思いますが、結局自分でレシピなんかを探してきて作ったほうが美味しいんじゃないかと思うことが多いです。 そんな僕ですが、ちょっとだけ料理人になってみたいという願望があります。 こちらで日本食レストランの裏方でシェフでもやれたらいいな〜なんて思うことがあります。 料理は上手ではないですが、好きなんです。 食べることも好きだし。 でもまたワークパーミットの問題が・・・(笑)。 なんとかならないでしょうか。 やっぱり移民して、シェフ兼フライトインストラクターを目指すか・・・。 なんて、こんなくだらないことを毎日考えています(笑)。 もっと時間を有効に使わないとと思いながらも、身動きが取れない状態ですから。

 ここでお知らせです。 ワークパーミットが無事に取得できたら、という条件付きですが、来月初旬に日本に一時帰国しようと思っています。 今の予定では、1月8日前後にこちらを出て、数日間大阪に滞在し、それから1月25日あたりまでは実家の福井に帰省しようと思っています。 もしパイロット訓練に興味があるから話を聞きたいとおっしゃる方がいらっしゃれば大阪でお会いできたらなと思っています。 残念ながら関東方面には行ける時間と余裕がなさそうなので、近畿圏内または福井でのみということになりますが、もしそんな方がいらっしゃったらぜひメールをください。 お金なんか取りませんからご安心ください(笑)。

 今日の写真はちょっと前に友達に誘われて見に行ったホッケーの試合での1枚です。 この写真の選手は実はクラブで教官をしているマイクです。 僕と一緒に教官証明の訓練を開始した仲間です。 初めてのホッケーは意外にもエキサイティングで楽しかったです。 

 それではまた。


(つづく)

2007-12-14

ビクトリア425日目:スタッフパーティー。



 昨日の木曜日はビクトリアフライングクラブのスタッフパーティーがありました。 場所はFire Side Grillという今まで行ったことがないようなちょっと豪華なレストランでした。 ドレスコードはどうかを聞いていなかったので、念のため僕が持っている洋服の中でもっともフォーマルっぽく見えるシャツとパンツを着ていきました(たかが知れていますが)。 会場につくとまだ数名しか来ていなかったのですが、それから30分ほどでほぼ全員が集まりました。 こちらのパーティーらしく、まずは立ち話。 飲み物片手にぺちゃくちゃおしゃべりです。 僕は正直こういうのが苦手です(笑)。 いつも、「なにを話したらいいんだろう?」と考えてしまいます。 日本語であればしょーもない話をいくらでも出来る気がしますが、英語になったとたんにチンプンカンプンになってしまいます。 
 今回のパーティーは毎年クリスマスの前にクラブの教官、スタッフ、ラインクルー、クラブの役員会のメンバーなどが集まって食事をするイベントです。 僕はまだ正式な教官ではないですが、ラインクルーをやっていたこともあって招待してもらえました。 パーティーでは食事をし、クリスマスプレゼントの交換がありました。 皆それぞれが15ドル以下のプレゼントを持ち合い、それをくじ引きで分配するというものです。 ここまでは日本でもありそうですが、こちらではプレゼントを選んだら、それをその場で開封して全員に見せます。 そして、後でプレゼントを選ぶ順番が回ってきた人は未開封のプレゼントの山から1つ選んでも良いし、既に誰かが受け取ったプレゼントを奪い取ってもよいというルールです。 このプレゼント交換が延々と続きました(笑)。 人気があったのはビール6本入りケースです。 ビールの箱があっちのテーブルに行ったと思ったらまた他の人がそれを奪い取り、また他の人が奪い取り、というのがず〜〜〜っと続きました。 僕はというと、最初はベイリーズのアルコール入りチョコレート1缶と、糞をするトナカイのおもちゃが当たりました(笑)。 トナカイの糞はジェリービーンズ(グミのお菓子)になっていました。 僕はそれでいいかと思っていたのですが、僕の後でプレゼントを選ぶ順番が回ってきたチーフフライトインストラクターのグラムに奪い取られました。 そして僕はもう一度プレゼントを選ぶことができ、次は他所のテーブルからビールを横取りしてきました。 なのにまたそのビールを他の人に奪い取られ、結局もう一度プレゼントを選び、今度はキャンプ用の万能ツールが当たりました。 その後、何人かが僕のプレゼントをひやかしにきましたが、なんとか守りきることができました。 
 肝心の食事は前菜から始まって、メインディッシュは僕は魚の料理を選びました。 クリームブリュレがデザートに出て食事は終わりました。 とてもおいしい食事でした。 酒が入って陽気になったチーフやチーフの奥さん、他の教官やラインの仲間達と楽しい時間を過ごすことができました。 食事やプレゼント交換もよかったですが、いつもは会えない教官達の家族や奥さん、恋人などと知り合いになることができたのがよかったと思います。 「え?あれが○○さんの彼女?」とか、「この美人があの教官の奥さん?」といった驚きがあってスリリングでした(笑)。 

 今朝は、先日日本から訓練のためにビクトリアに来た方が予定を変更して日本に帰国しなければいけなくなってしまったので、空港まで見送りに行ってきました。 久しぶりに空港の旅客ターミナル側にいきました。 僕は空港の慌ただしい雰囲気がすごく好きです。 別れがあったり、再会があったりと、ドラマチックなことが常に起きている場所なので何時間いても飽きません。 学生時代は国際線に搭乗するときはフライトの5時間前くらいから空港に行っていました(笑)。 今朝はスタバのコーヒーを飲みながら飛行機が見えるところに座りました。 一応展望デッキもあるので上がってみましたが、大した景色は見えませんでした(笑)。 クラブのランプからの景色のほうがよほど綺麗ですし、飛行機に近いです。 当たり前といえば当たり前ですが。

 昨日と今日で新しいウェブサイトが8割方出来上がりました。 あとは文章をもう少し追加すれば完成します。 ワークパーミットが来たらすぐにアップする予定です。 今回のサイト更新ではパイロットライセンスの取得の流れなどが分かるようになるべく詳しく、それでいて不要な詳細は省いてまとめてみました。 これからパイロットを目指したいという方々の役に立てばと考えています。

 今日の写真は第一次発酵中のピザ生地です。 晩ご飯の後にタネを作り、寝るまでに第一次発酵をさせ、ガス抜きをしてから冷蔵庫で一晩休ませます。 次の日の朝に冷蔵庫から出して常温まで戻せばピザ生地の出来上がりです。 これでお昼ご飯に食べるピザ2枚分の生地ができます。 僕もこのピザ生地と同様、出番をじっくりと待っている状態です(笑)。 もっとも、僕の場合は1次発酵どころか、すでに100次発酵くらいまでやった感がありますが・・・。

ではまた。


(つづく)

2007-12-10

ビクトリア421日目:反撃。



 皆様こんばんは。 ご機嫌いかがですか。 僕はその後すこぶる元気にしています。 ようやくいつもの元気を取り戻してきました。

 ビザの件ですが、進展がありました。 バンクーバーで教官をされているYさんから先日メールをもらいました。 そのメールには、フライトインストラクターがpost-graduation work permitに申し込みができることを裏付ける文章がありました。 このメールを受け取ったのが土曜の朝で、その朝はすぐに片っ端からネットを活用して調べまくりました。 そうしたら、確かにありました。 普通では目を通すことなどないような場所に。 その文書に寄れば、カナダでCPLを取って、カナダで教官資格を取ったものはPost-graduation work permitを取得できる資格があると書かれています。 これで、僕の申請を「申請資格がそもそもない」といって切り捨てた審査官が100%間違いであることが証明できました。 僕はてっきり、僕のケースを審査した人が正しくて、僕以外の人を審査した審査官が間違っていると思っていましたが、実はその逆で、他の人は正当な理由があってpost-graduation work permitを発給されていたことがわかりました。 
 今朝、クラブに行き、マネージャーのジェリーにその書類を見せました。 「でかした!」と、僕一人の力では到底できなかったことですが、誉めてくれました。 さっそく国会議員の事務所に電話をし、ジェリーと二人でその事務所に出向きました。 相手をしてくれたのは国会議員の方の秘書のような方で、男性一人(ジョンレノンみたいな人・・・笑)と中年の女性でした。 最初は、「この件は難しいかも知れません」とその男性はいいましたが、僕が見つけた書類を見せたら「これなら話が早い」といってくれました。 僕が早く教官になれるように、なるべく早く収入が入るように(笑)、と気を使ってくださいました。 なんて優しいんでしょう。 こんな見知らぬ、怪しい格好をした、髪もぼ〜ぼ〜に伸びたような、アジア人に対して(笑)。 カナダ人は心が広いというか、外国人を外国人として扱わないというか、とにかくよい人種です(笑)。 話では、CICカナダの審査官に国会議員が直接話しをすることは出来ない仕組みになっているそうで、法務大臣のような方を経由して僕のファイルに話が及ぶことになるそうです。 カナダの政治家を巻き込んだ一大スペクタクルの様相を呈してきました(笑)。 具体的にいつビザが発給されるとか、いつ動きがあるかという話は一切ありませんでしたが、これでビザはちゃんと発給してくれるものと信じています。 やれることはこれで全部やったので、あとは待つだけです。 お願いだから年内になにか動きがあってほしいと願っています。 そうすれば予定通り1月初旬に一時帰国ができそうなので。 サンタさん、今年のプレゼントはワークパーミットをぜひお願いします・・・笑。

 今日は日本から一人、男性の方が飛行訓練のためにVFCに来られました。 ジェリーと一緒に空港に出迎えに行きました。 その後、クラブ内を案内したり、短期滞在先のホテルのチェックインをお手伝いしたり、ビクトリアで携帯を買ったりするのに付き合ったりしました。 外国での暮らしはただでさえ慣れないことが多いので、できるだけスムーズに生活になじめるようにできるだけのお手伝いはしたいと思っています。

 今晩はグランドスクール2日目でした。 今日も緊張しましたが、前回のレクチャーがよほど暇だったのか、今日は10数名程度と人数が減っていました(笑)。 そのおかげもあって、リラックスして授業をできました。 今日で僕が担当したグランドスクールも無事に終わり、少し安心しました。 もちろんビザがないのでお給料はもらえませんが、ビザが出たらお給料をもらえるんじゃないかと思います。 でも、お金よりも、グランドスクール教える機会を与えてくれたジェリーを始め、クラブの教官やスタッフには感謝の気持ちでいっぱいです。

 明日からまた少し時間ができるので、今日の写真のようにパンでも焼こうかと思っています。 この写真は先日焼いたフランスパンです。 かなり発酵に時間をかけたので、かなりうまくできました(一晩タネを寝かすのがポイントです)。 点数でいうと85点。 100点はかなりほど遠いです。 ある方に、「カナダで目指しているのはパン職人ですか?」と揶揄されるほど、最近パンやピザ生地をよく焼いています。 パイロットがダメならパン職人になろうかな・・・なんていうのはです。

 ではまた。


(つづく)

2007-12-08

ビクトリア419日目:その後。

 


 最後の投稿を読んで励ましのメールやコメントをくださった皆様、どうもありがとうございました。 たくさんエネルギーをもらった気がします。

 なにも書かずに日々過ごすのもなんとなく気持ちがよくないので、最後の投稿から今日までにあったことを自分のための記録も兼ねて書き綴ろうと思います。

 まずうれしかったことから。 飛行訓練に興味をお持ちで僕のサイトを見て連絡をくださったSさんが、彼女さんと一緒にはるばる北海道からビクトリアまで来られました。 12月3〜5日という短い期間で、天気も不安定な期間だったのでフライトがちゃんとできるかどうか不安でしたが、4日にお二人を連れてビクトリア上空を飛ぶことができました。 あいにく天気は悪く、雲も低かったので雲を避けるような形で飛ぶことになってしまいました。 タービュランスもそこそこ強く、離陸直後からガスト25ktほどというコンディションで、飛行機の機首の向きと進行方向は全然違う(風によるドリフトのため)というような珍しい状況でしたが、お二人とも飛行機酔いすることもなく、楽しんでいただけたようでした。 5日にはSさんだけ、C-152を使って初期飛行訓練を体験していただきました。 フライトの基本となるattitudes and movements(姿勢と動き)のレッスンを体験していただきました。 4日と違って5日はとても良いお天気で、離着陸も操縦桿に手を添えて一緒にやっていただきました。 普通の訓練1日目ではやらないようなことも少しだけデモンストレーションして、途中で写真を撮ったりなんかもして、楽しいフライトになりました。 短い期間の出会いでしたが、とても楽しく、良い思い出になりました。 

 もう一つうれしかったこと。 っというよりは、安心したこと。 12月5日にグランドスクールを担当しました。 PPLを取得するための訓練を受けている現地学生約20名ほどの前でレクチャーをしました。 レクチャーとはいっても、ほとんどは航空法を棒読みしただけなんですが(笑)。 外国人である僕がする授業をしっかりと聞いてくれる生徒さん達でした。 もちろん中には居眠りする人もいましたけど(笑)。 夜7時からと遅い時間からの授業ですし、皆さん日中は仕事や学校があって疲れていた上に退屈な法律の話なので居眠りも仕方ありません。 それでも中には質問をばんばんしてくれる生徒さんがいたり、自分の体験を話してくれたりする人もいて、楽しい時間になりました。 それでも2時間強のレクチャーが終わったあとは嫌〜な汗が体中に出ていましたし、疲労感はものすごかったです。 途中でなんども口が回らなくなったり、英語の文法がおかしくなって焦った場面もありました(笑)。 それでも無事に終わってくれてほっとしました。 来週の月曜には2日目のレクチャーがあります。 2回目だから少しは落ち着いてやれるんじゃないかと思っています。 

 ビザの件ですが、クラブのマネージャーのジェリーが1通、僕が1通の嘆願書を用意して、地元に住んでいる国会議員の方のオフィスに提出しました。 正直なところ、これでpost-graduation work permitが下りるとは思っていません。 なぜなら、post-graduation work permitの応募資格のところにはっきりと「私立学校の場合は学位授与権を有する教育機関を卒業したもののみ申請できる」というふうに書いてあるからです。 VFCを始め、ほとんどのフライトスクールは個人経営ですし、学位などは授与できません。 ですから、今までpost-graduation work permitが許可されてきた方々やこれから許可される方は言ってみればCICカナダの担当官の不手際によって運良くビザが発給されてきた/されるということになります。 僕の場合はそれがたまたましっかり仕事ができる担当官(笑)に当たってしまい、申請資格がないということで却下された形です。 私学の場合はダメであるということは申請前からちゃんと把握していました。 ただ、何件も前例があるのできっと問題ないのであろうと思って申請を出していました。 やっぱりそんなに甘くはなかったようです。

 僕が大学事務員で海外に留学生を派遣する業務を担当していた頃、イギリスの大学に学生が2名派遣されることになりました。 どちらも同じ申請書類を使って、同じ内容を書いたにもかかわらず、一人は12ヶ月間有効の学生ビザ、もう一人は6ヶ月間だけ有効の学生ビザが発給されました。 半年しかビザがおりなかった学生は当然文句をいいました。 留学派遣担当の我々職員にも文句を言ってきましたし、ビザ申請を代行した旅行社にもたてつきました。 当時の僕は留学派遣担当という立場上、「ビザは大使館・領事館の審査官が判断して発給するもので、申請すれば全員に与えられるものではない」という風にその学生に客観的・事務的に説明した記憶があります。 英語でいうところの「right(皆に与えられた権利)」と「privilege(特定の人間に与えられる特権)」の違いです。 どの国であっても、ビザの発給は入国審査官のような担当官の一存にゆだねられているようで、その判断が覆ることはほとんどないと思います。 今回の僕の場合もまさにこの考え方で、僕の書類を審査した審査官が僕にはビザを発給しないという決断を出しました。 そしてそれがカナダ政府の判断となります。 これを覆すためのアピールプロセスはないそうで、国会議員や弁護士にでも頼む以外は方法がないようです。 お恥ずかしながら、こちらでの生活費や訓練費は予算を組んで用意してきたつもりですが、まさかビザが発給されるまで1ヶ月以上も待つことになることや、ビザ申請が却下されることまでは計算にいれていなかったため、弁護士を雇うような金銭的余裕はありません。 ですから、国会議員さんが無理な場合は素直に諦めることになります。

 Post-graduation work permitは諦めても、教官として働くことは諦めません。 正直なところ、ビザ申請が却下になってから少し気持ちが弱くなってしまって、日本に帰ってサラリーマンをまた始めることも考えてみました。 でも、それではきっとまた後悔するであろうし、今回のビザが許可されなかったとしても他にもビザを取得する方法はあるわけだし、それらをすべてやってみて、それでもダメというのであればそのときに諦めればいいのではないかという結論に達しました。 自分は来年で30歳になります。 世間一般の考えでいけば30歳にもなってふらふらしているのは決して好ましいことではないというのは痛いほどよくわかっています。 でも、自分がやりたいと思って一度進み始めた道から途中で逃げ出してしまうような人間はきっとこれからなにをやっても辛い局面に遭遇したら逃げ出してしまうようになると思うのです。 ですから、まずは今やれることをすべてやる。 それから今後の身の振り方を考えても遅くないのではないかと思っています。 

 今晩クラブのマネージャーから電話があり、「Labour Market Opinionの申請をしておいたよ」と言われました。 「Labour Market Opinion」というのは、カナダの企業や会社が外国人を雇用する際に、本当にその職種に外国人を採用する必要があるのか、現在のカナダの就業状況から考えて、外国人を雇用することがカナダ人の労働市場に悪い影響を与えることがないか、また、もし外国人が採用される場合、その賃金や雇用条件などは正当かどうかといったことを下調べするためのプロセスです。 これは雇用主(僕の場合はVFC)が申請しなければならず、被雇用者(僕)自身で申請できるものではありません。 ジェリーは「念のためにね」といって僕には事前に話をすることなく申請をあげてくれました。 まだ正式に話はしていませんが、これはつまり、たとえ正規のワークパーミットを取らなければいけなくなってもクラブで教官として採用したいと言ってくれていることと同じことだと思います。 僕はこのことを心配していたので、Labour Market Opinionの話をジェリーから聞いたときは正直うれしかったです。 正規のワークパーミットを取得するにはこのLabour Market Opinionを取るのに1ヶ月程度、そしてその後でワークパーミットの申請をし、それを取得するのに最低1ヶ月、長いと2ヶ月〜3ヶ月ほどかかるそうです。 それだけクラブが僕のことを待っていてくれるのかどうか不安でしたが、どうやらその心配はないみたいです。 月曜にジェリーと話をすることにしているので、そこでもう一度意思確認をしたいと思います。 数ヶ月遅れても採用してもらえるということが分かったら安心して一時帰国できそうです。

 少し気は早いかも知れませんが、一時帰国のことをいろいろ考え始めました。 本当は2週間程度の帰国の予定でしたが、ビザが下りないとなればそれが2、3ヶ月の帰国になります。 その間遊ぶわけにもいきませんから、なにか短期のアルバイトか派遣の仕事でもしようかと思っています。 地元で働くべきか、それとも大阪などの都市部で働くべきか、いろいろ考えます。 またスーツを着て、革靴を履いてネクタイをしてという出で立ちになるのも少し新鮮な気がします。

 長くなりましたが、これが今の状況です。 来週末までには向こう数ヶ月の予定を立てて行動を開始しないといけません。 カナダを数ヶ月離れるとなれば今住んでいる部屋も明け渡さないといけないし、車の処分や荷物の保管場所なども考えなければいけません。 貧乏暇なしです(苦笑)。

 今日の写真はクラブの飛行機達です。 絶対に教官として働いて乗ってやるから、お前ら待ってろよ〜〜〜。

 これからは不定期になるかもしれませんが、なるべく頻繁に近況報告を書こうと思っています。 皆さんにとってはつまらないかも知れませんが(笑)。

 
 ではまた。



(つづく)

 

2007-12-03

ビクトリア414日目:想像外の展開。

 今日、CICカナダから手紙が着ました。 ワークパーミットだと思って喜び勇んで開いたら、「あなたのpost-graduation work permitの申請はrejectされました」と書かれていました。 理由は、post-graduation work permitは大学や公的な専門学校を卒業した者だけが申請できるワークパーミットで、VFCをはじめとした私設のスクールを卒業しても元々申し込み資格すらないというのです。 これはとてもおかしなことで、僕と同じようにVFCで訓練をして教官になった日本人の方はちゃんとこのワークパーミットをもらって働いていましたし、他のバンクーバー内で教官をされている方々のほとんどはこのタイプのビザを申請してちゃんと許可が下りています。 なぜ僕だけ?という疑問がわきます。 マネージャーのジェリーに相談したところ、まずはCICカナダに電話をしてくれました。 いつもは冷静でクールな彼が電話越しに明らかに怒っているのを初めて見ました。 電話番の人ではらちがあかないので上の人を出せといってもダメというし、手紙を書くからスーパーバイザーの名前を教えろといっても名前はないですと訳の分からないことを言う始末でした。 仕方がないので、地元のMP(Member of Parliament=国会議員)にお願いをしようということになりました。 以前、ドイツからの学生が学生ビザの延長の手続きの際にとても小さなミスをしたがためにビザ延長が不許可になり、あやうく国外退去処分になりかけたことがあるそうです。 このときに最終手段として地元のMPにお願いしたら、そのまさに次の日にCICカナダからファックスが届き、結局ビザの延長が許可されたことがあったそうです。 こんなことがあってはならないはずですが、今はできることをすべてやるしかない状態です。 

「一難去ってまた一難」ということばがこれ以上ぴったりくるシナリオはないように思います(笑)。 ビザが下りない場合は日本に帰国することになると思います。 悔しいですが、もしかしたらそういう風になる運命だったのかもしれません。 

とりあえず、ビザの件が何らかの形で解決して今後の方針が決まるまではブログの更新を見合わせようと思います。 いつも楽しみにしていてくださる皆さん、ごめんなさい。

2007-12-02

ビクトリア413日目:リハーサル。



 今日は朝からクラブに行って、グランドスクールのリハーサルをやってきました。 その前にオフィス内でチーフやディスパッチャー、他の教官達と零戦(ゼロ戦)について話をしました。 僕は日本人のくせに零戦を始めとした日本軍が製造した航空機のことはほとんどなんにも知りません。 一方、チーフなどはさすが飛行機好きということもあって、日本軍の零戦や隼といった飛行機のことをよく知っています。 思うに、教官には2種類の人間がいます。 飛行機マニアで飛行機の種類などをよく知っている人。 もう一種類は飛行機の飛ばし方航空力学的なことに興味がある人。 僕はどちらかと言えば後者で、飛行機の名前や性能などについては詳しくは知りません。 少しずつ、興味がある範囲で勉強していければと思っています。 マニアになるとどうしても知識や考え方が偏る傾向にありますから(笑)。
 リハーサルの結果、200枚のスライドを端折って説明するのに約2時間かかることがわかりました。 実際には端折ることもないでしょうし、生徒からの質問や追加説明が必要な箇所もあるでしょうから、きっと1回のセッションは2時間程度になると思います。 だいたい理想的な感じに仕上がったと思っています。 配布資料も用意できましたし、これであとは当日頑張るだけです。
 今日もみぞれが降るような天気でしたが、ようやく積雪警報は解除されました。 明日から数日間、日本からフライト訓練に興味をお持ちの方が来られます。 天気が不安ですが、なんとか1日くらいは飛べそうな予報になってきました。 せめてディスカバリーフライトくらいはして日本に帰っていただきたいと思っています。
 
 今日の写真はクラブハウスに飾り付けたイルミネーションです。 それにしてもこちらの人の熱の入れようといったら凄いですね。 クリスマスツリー、イルミネーション、プレゼント。 どれをとっても「本気」です(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-12-01

ビクトリア412日目:Fight to Live。



 今日は朝から雪が降りました。 それも一時吹雪くような感じでした。 でも、積もるというほどまではいきませんでした。 それでも車の運転はかなり慎重にやりました。 1カ所だけ路面が凍結していてちょっとだけ怖いところがありましたが、他はほとんど問題なく走れました。
 今日の午後1時からクラブのメンバーラウンジで「Down but Not Out」というタイトルのセミナーが行われました。 ゲストスピーカーはビクトリアにあるJoint Rescue Coordination Centreというところの司令官と、実際の救助探索を行う救助隊の隊員の方でした。 はじめの1時間は飛行機が墜落してから救助隊が出動するまでのSearch and Rescue (SAR)の流れが説明されました。 その後、実際に飛行機の墜落現場の写真や探索オペレーション用のチャートの写真などを交えて探索のやり方などについての説明がありました。 先月、本土のレベルストーク空港から飛び立ち、バンクーバー島のクオリカンビーチまで向かっていたセスナ182がフライトの途中で行方不明になった事故がありました。 今日はその話を交えながら、実際のオペレーションについての話がありました。 普段聞ける内容ではないのでとても興味深かったです。 遭難救助に使われるバッファローやオーロラという飛行機についての話もありました。 
 SARの話の後は不時着の際のサバイバルテクニックについての話がありました。 面白かったのは不時着するときにやるべきポーズの話でした。 飛行訓練では、「不時着をする前にはMayday callをして、passenger briefingをして、engine shut-downをして、着陸」というふうに地面まで飛行機を安全に下ろす方法を学びます。 ですが、実際に接地してから飛行機が停まるまで、そしてそこからのサバイバル技術については一切教えてもらうことはありません。 今日の講習ではその「不時着の前と後」のことがとても細かく、専門的な知識も交えて話されました。 意外だったのは、接地直前には手を操縦桿やスロットルなどから離し、足はラダーペダルから離すべきというアドバイスでした。 左手を右肩の首の根元に、右手を左肩の首の根元に当て、腕の交差部分になるべく深く顔を埋めるのが良いそうです。 こうすることで目、心臓、肺などの大事な器官を守ることができ、クラッシュ後に生還する確率が格段にあがるそうです。 また、足は着陸の衝撃でラダーペダルと干渉して骨や筋肉組織がえらいことになることがあるそうです。 そのため、接地する寸前に足はペダルから離し、膝の真下あたりまでかかとを引き、両方のかかとをくっつけて膝の下で三角形を作るのが良いそうです。 これをやらないと体は大丈夫でも足がダメになってコクピットから抜け出せなくなってしまうそうです。 不時着後にやらなければいけない大切なことはたくさんありますが、「決してあきらめないこと」が一番大事なんだそうです。 「生きたい」と強く思うことで生還するためのエネルギーがわいてきて、心理的にも効果があるそうです。 「もうだめだ」と思うとやはりそこで終わってしまうそうです。 
 こんな話の他には救助隊が助けにくるまでにやるべきことなどの話や、フライトに行く時に持っていくべきものについての話がありました。 年中いつでもゴアテックスなどでできたジャケットを持っていくこと(いざというときにもっとも身近なシェルターになります)、ナイフなどの万能ツールをポケットに忍ばせておくこと(いろいろ便利です!)、火をおこすのに必要な防水・防風マッチ、および着火材のようなものなどをベストのポケットに忍ばせておくことなど、どれもとても興味深い内容でした。 僕もちょっと考えなければいけないなと思いました。 とりあえず万能ナイフでも携帯するようにしようかと思います。

 明日はクラブに行ってグランドスクールのプレゼンのリハーサルをし、配布資料を印刷しようと思っています。 

 今日の写真はセミナーが始まる前の様子です。 今日はセミナーの合間にくじ引きが行われ、クラブ提供のセスナのマグカップやバッグ、Vancouver Island Helicopter提供の帽子やペンなどの景品が配られました。 僕は運良く帽子が当たりました(笑)。 他にもクラブから軽食やスナック、ソフトドリンクが無料で振る舞われたりしました。 こういう楽しくて役立つ社交的な場が提供できるのがフライングクラブの強みだと思います。

 ではまた明日。


(つづく)