2019-01-05

2019年元旦。

 あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしく本ブログにお付き合いください。

 2018年は20日から29日までフランスにいました。 フランスで過ごす初めてのクリスマスはなかなか興味深く、楽しかったです。 29日にスイス・ジュネーブからモントリオール経由でトロントまで戻ってきました。 そして年が明け、新年一日から仕事でした。

 今年の飛び始めはアメリカ・フロリダ州のフォート・ローダーデールまでのフライトでした。 ここにはすでに何度か行ったことがありますが、ここで一泊するのは今回が初めてでした。 当日はアメリカ側の税関は混雑することなく、スムーズにカナダを出国できました。 北米の人々にとって、この時期大切な休日はクリスマスで、正月ではありません。 正月元旦から営業しているお店なども増えてきているようです。 一日は元旦で休みですが、二日から普通に仕事に戻る人がほとんどです。 


 元旦はお天気もよく、気温もそれほど低くはありませんでした。 降雪がなかったので出発前にde-iceをする必要もなく、なんともスムーズな出発となりました。

 フォート・ローダーデール(Fort Lauderdale)はフロリダ半島の東側に位置する都市で、海岸線に近い場所にあります。 1月でも気温は30度近くまで上がる日が多いようで、元旦には28度まで上がっていました。 ホテル到着後は海のほうまで歩いて見ました。




 海辺には水着姿で歩く人や、Tシャツ短パンの人があちこちにいます。 砂浜では日光浴をする人、ビーチバレーをする人、海に入っている人までいます。 どうも1月とは思えません。 むしろ、真夏です。 歩いているだけで汗ばむ気候。 カナダの寒さを逃れ、外を歩き回れるのは気持ちが良いです。

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 翌1月2日はトロントまでの早朝フライトを担当しました。 離陸した時はまだ外は真っ暗でしたが、しばらくすると背後から日が昇ってきました。 元旦には初日の出が見れなかったので、これが僕に取っては2019年の初日の出。 

 

 今年もこんな日の出を見ながら飛ぶことが多いんだろうな〜と思いながら、トロントまで3時間弱で到着。 この時期はアメリカ北部にジェット気流が発生することが多く、この日も時速200キロ以上のジェット気流が西から東に吹いていました。 幸い乱気流はほとんどなく、スムーズなフライトとなりました。 今年初の着陸も我ながら気持ちよく決まり、気分良く今年に初フライトを終えることができました。 

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 今年はまたもや引っ越しをする予定でいます。 今住んでいるトロントは悪い都市ではないのですが、僕にはいろいろな面であっていないところが多く、ここで今後も生活するのはメリットがないと思うようになりました。 今の会社はトロント、バンクーバー、モントリオールにパイロットの所属空港があります。 バンクーバーは以前住んでいたビクトリアと同じ西海岸で魅力的なのですが、そこに異動するとなると機材変更を余儀なくされ、そのためには2ヶ月強の訓練を受けなければなりません。 そこまでする気力は今の僕にはありません(笑)。 訓練なしに異動ができるのがモントリオールです。 モントリオールはトロントから飛行機で東に1時間弱のところにあるカナダ第二の都市です。 モントリオールはカナダの中でもフランス語を話す人口が圧倒的に多いケベック州の都市です。 カナダの公用語は英語とフランス語ですが、モントリオールがあるケベック州の公用語はフランス語のみです。 トロントと比べると規模は小さい都市ではありますが、ヨーロッパのような雰囲気が体験できる魅力的な都市です。 ヨーロッパ行きのフライトの多くがモントリオール発着となっていますし、今は自社便で東京直行便も運航しています。 フランス語が話せないとモントリオールで生活するのは難しいという人もいますが、フランス語の勉強にはこれまでも興味がありましたので、カナダ国内にいながらフランス語を勉強する環境はモントリオール以上に良いところはないと思います。 トロントやバンクーバーと比べると不動産価格が圧倒的に安いところも魅力的です。 トロントではものすごく小さい1LDKしか買えないような金額であっても、モントリオールであれば郊外なら一軒家が買えます。 同じ金額で購入できる物件の選択肢は多く、質も圧倒的に高いように見受けられます。 一方、ケベックはカナダでもっとも税金が高い州でもあります。 いろいろ計算をしてみて考えてみましたが、一度はケベックに住んで見たいという気持ちも強くなりました。 ちょうど先月モントリオールの767ベースへの異動希望を出したところ、許可が下りました。 五月頃まではトロントにいる予定です。

 モントリオールでの生活や引っ越しの準備などについてはまた別の機会に書こうと思っています。 

 

(つづく)