2017-10-30

半年経ちました。

 現在の会社で767の副操縦士として仕事を始めてから半年が経ちました。 今年の1月に転職し、4月に767を操縦する資格を取得し、それからずっとリザーブ副操縦士としてバタバタと半年があっという間に過ぎたという印象です。 前の会社ではほとんどリザーブをしたことがなく、毎月スケジュールが与えられていたので予定を組むのが簡単でしたし、日本に帰国することも問題ありませんでした。 今の会社では少し勝手が違って、日本にはしばらく帰っていません。 半年前にline-indoc訓練中に一度成田に行きましたが、実家には帰れていません。 夏に一度帰りたかったのですが、こればっかりは仕方ありません。 近いうちになんとか帰りたいと思っています。 

 半年が経ち、またもやシミュレータ訓練の時期がやってきました。 本当は今月の12,13日にシミュレータ訓練の予定でしたが、前日の11日のリザーブ日に仕事に駆り出され、ロンドンに行きました。 その結果、予定の訓練はキャンセル。 一緒に訓練をする予定だった機長とは以前に飛んだことがあり、とても良い人で、訓練を楽しみにしていたので、訓練がキャンセルになったときは不満たらたらでした(苦笑)。 ま、これもリザーブパイロットの宿命として捉えるしかありません。 

 結局、今月29日、30日に訓練がスケジュールされ、今日、訓練を無事に終了しました。 今回の訓練はトロントで行われました。 最初の訓練はバンクーバーで、今回はトロントです。 シミュレータのカテゴリがやや違い、僕の同僚からは「トロントのシミュレータはバンクーバーのそれとは勝手が違う」的な情報を得ていたので、どうなることかやや不安がありましたが、鈍感な僕には違いがまったくわかりませんでした(笑)。

(写真上:シミュレータの外観)

(写真上:767フライトシミュレータ)
 
1日目の訓練では緊急事態の手順などのおさらいをまとめてやる感じでした。 離陸直前にエンジンが停止したり、巡航中に失速したり、はたまたエンジン火災が起きたり。 本当にいろんなことが短時間で起こります。 それらを定められた手順に基いて解決し、無事に着陸。 半年ぶりの離陸途中のエンジン停止はやや緊張しましたが、身体はしっかりと覚えているようで、特に問題なく離陸を継続し、無事に出発空港に引き返し、安全に着陸できました。 

 2日目は緊急事態が起きたときにいかに機長・副操縦士が連携して問題を解決し、無事にフライトを安全に継続できるかというところに重点を置いた訓練でした。 エアコンディショニングの問題、油圧系統の故障、そして燃料漏れなど、いろいろなことが起きましたが、これも無事にクリア。 教官からお褒めの言葉をいただき、そしてその直後に細かいダメ出しも当然いただき(笑)、とてもよい経験になりました。 

 「Fly like you train, train like you fly」
 (訓練時のように普段は飛び、普段飛んでいるように訓練する)

 というフレーズがありますが、これはもっともで、いつもやっていることを訓練でもやることによって、仮に間違いがあれば訓練中に指摘され、修正することができます。 また、いつも訓練でもやっていることを普段のフライトに取り入れることによって安全な運航ができます。 

 毎回シミュレータ訓練というとちょっと緊張しますが、いつもなにかの収穫を得て訓練を終了でき、そしてまた普段のフライトに戻ることができ、とても充実感が大きく感じます。

 訓練はこれで終了で、また向こう6ヶ月は仕事ができます。 次回の訓練は来年4月。 これからは冬のオペレーションで、今までの夏のオペレーションとは違うことが多くあります。 まだまだ学ぶことが多くあります。

 訓練が終わった途端にクルースケジューラーから電話があり、「明日はカルガリー行きね〜」と言われました。 明日からまたばりばり働きます。


(つづく)