2012-09-23

仕事の感想。

 シフト開始から10日ちょっと経ちました。 前にも書いたかもしれませんが、今回の仕事は20日働いて10日休むというスケジュールです。 なので、あと1週間ほどするとまた10日の休みがもらえます。 前回の休暇はPPC訓練後に10日ちょっともらえたのですが、これが結構長い(笑)。 仕事のシフトも長いが休みも長いというなんともダイナミックなスケジュールです。 今回の休みはビクトリアに帰る予定です。 車で1泊2日の旅です。 長時間のドライブにも慣れました。

 仕事を開始して思うこと。 (1)飛んでない時間が多い。 (2)なので暇な時間が多い。 (3)でも、給料制なのでお給料は変わらない。 

(1)と(2)は、仕事柄仕方ないことです。 最初からわかっていてこの仕事を選んだので納得済みです。 皆に「趣味を探せ」と言われます。 それを今考え中。 マウンテンバイクをビクトリアから持ってきたのですが、on-callのときには乗りにいけないし、もうちょっとしたら冬が来て、なかなか乗れなくなるのかも。 なので、次回はトレーナー(固定ローラー台)をビクトリアから持ってくる予定です。

(3)は正直ありがたいです。 前職では飛んでなんぼだったので、今は暇していてもお給料を貰えるのでどんどん怠けていく自分がいます(笑)。


 さて、新しい趣味。 なんにしようかと考え中。 投資でもしようかと思いましたが、そのためには勉強がまず必要。 写真をやろうと思いましたが、カメラが必要。 まぁ、時間はたくさんあるので、ゆっくり考えます(笑)。

空が秋っぽい感じになってきました。


(つづく)

 

2012-09-19

Fox Lake。

 先ほどフライトから戻ってきました。 今朝は5時過ぎに電話がなり、100マイルほど離れたところにあるFox Lakeという原住民の集落へのフライトでした。 暗いうちに出発すると「medevacやってるな〜」と実感させられます。 Fox Lakeは舗装された滑走路はなく、砂利道みたいなところです。 こんな感じ↓



 飛行機の中はmedevac仕様になっていて、担架が2台乗ります。 中はこんな感じ↓



Medevacなので、スケジュールフライトとは違い、フライトするときは電話で出動命令があった時のみ。 それ以外は待機です。 今日までで今回のシフトではまだ4回しか飛んでないので、毎回飛ぶ度になにか忘れていたり、ミスをすることがあります。 そのたびにキャプテンからレクチャーを受け、次回のフライトにつなげようと勉強しながら飛んでいる感じです。 先輩方の話では最初の3ヶ月が一番大変なんだとか。 なんとなく言っている意味が分かり始めている今日この頃です。


(つづく)



2012-09-17

空港・職場・クルーハウス。

シフト開始から6日ほど経ちました。 こちらでの生活にもだいぶ慣れてきたような気がします。 僕のシフトは20日働いて10日休みというサイクルです。 丸一ヶ月でちょうど一サイクル終了という感じです。 20日勤務といってもずっと働いているわけではありません。 Flight Duty Time Limitationという航空法に定められた勤務時間限度内での勤務で、結構フリータイムがあります。 

さて、今日は写真をいくつか掲載します。 これでなんとなくこの町の雰囲気が伝わるかな?


これが会社の格納庫です。 キングエアが3機+ほど格納できる、結構大きなハンガーです。


これが僕が住んでいるクルーハウス。 いわゆるトレーラーハウスで、プレハブ式の建物です。 どうやらこの辺りでは家を木材から組み上げてつくるというのはあまりメジャーではないらしく、このような既に組み上がったトレーラーハウスを購入して敷地に接地するのが一般的なよう。 クルーハウスの中などについてはまた今度。 結構新しくて綺麗で、住み心地は問題ないです。


これがハイレベル空港(CYOJ)。 小さっ!(笑) タワーは2階建てのよう。 周りに山もないし、きっとその高さで十分なんでしょう。 


(つづく)


2012-09-15

訓練終了! そしてシフト開始。

先月中旬にビクトリアを出発して、車で約1700km離れたところにあるアルバータ州のHigh Levelという小さい町にやってきました。 訓練はHigh Levelからさらに東に1時間弱行ったところにあるFort Vermilionというさらに小さい村にある空港で行われました。 訓練は会社のポリシーのことやら、高高度トレーニングやら、飛行機のシステムやらについてです。 約1週間の座学のあとはフライトトレーニングでした。 今回の仕事で飛ばすことになった飛行機はこれ↓





双発ターボプロップ機で、今まで飛ばしていたセスナ172やパイパーSeminoleの倍以上の速度で飛ぶことができます。 

ということで、3回訓練飛行をして4回目でPPC(Pilot Proficiency Checkの略)フライトテストでした。 結果は無事に合格。 

今回の仕事はmedevacというもので、Air Ambulanceとも呼ばれています。 つまり、空飛ぶ救急車。 飛行機の客室内は椅子がいくつかとりはずされていて、そこに担架を載せて患者さんと救急救命士を大都市の空港まで運びます。 

シフト初日、いきなり電話がなり出動命令が出ました。 行き先は小さい空港で患者をピックアップし、そのあとエドモントンまで運ぶというもの。 初めてで戸惑うことがたくさんありましたが、楽しいフライトでした。 そしてこの日、初めてフライトレベル(高度18000フィート以上)を飛びました。


FL190!!

エドモントンで患者さんと救急救命士をおろしたあとは、ひたすらFBOで待機。 夕方6時くらいにエドモントン到着で、ベースに戻ってきたのは次の日の朝1時過ぎ。 これがmedevac pilotの仕事のリズムのようです。

まだ今日はシフト3日目で、電話がなるのを待っているところです。 電話がなるまでは基本的になにをしてもいいんですが、電話がなったら30分以内に離陸しないといけないらしいのでちょっと気が張ります。

また詳しいことはおいおい書いていこうとおもいます。


(つづく)