2013-12-28

2013年のまとめ。

 今年も残すところあと少しになりました。 気がつけば、今年はほとんどブログを更新できませんでした。 いろいろ理由がありまして、っていうのは言い訳で、単なる怠惰です。 来年はもうちょっと書こうかなと思います。 書くことが多くなる一年になればいいなと思います。

 2013年は短いようで結構長かったような気がします。 いろいろ気持ちが空回りして、現状に満足できなかったり、不満を持つことも多かったです。 反省することも多くあって、来年はもっと前向きに頑張らないとと思います。 これと同じようなことを昨年も書いたような気がしますが、昨年のブログを読み返すのは止めておきます(笑)。

 今年は6月に一時帰国できたのがよかったです。 今回は彼女を連れて帰り、実家の母親に紹介しました。 どきどきものでしたが、母親も気に入ってくれて、とてもうれしかった。 来年も春には一度帰国したいと思っているので、母に彼女共々会えるのが楽しみです。

 特に目立ったこともない本ブログですが、それでもネットで見つけてくださって読んでくださる方が結構いることに正直驚いています。 特にパイロットの夢を諦めきれない方々からの問い合わせが多いです。 いろいろなバックグラウンドの方々からメールをいただく度に、自分が皆さんと同じようにパイロットになることを夢見て情報集めしていた頃のことを思い出します。 あれから結構な時間が経ち、今は自分が偉そうにアドバイスをする立場になったことが信じられません。 同じような夢を持って頑張っている方々のお役に少しでも立てていれば幸いです。

 仕事は順調に経験を積ませてもらうことができました。 コミューターや貨物機のパイロットの友人たちに比べればやはりメディバックなので飛行時間はだいぶ少ないと思いますが、それでも今年も500時間弱の多発タービン機の飛行時間を積むことができました。 今年の上旬にはエアラインの面接にも2回お呼ばれし、とても貴重な経験をさせてもらえました。 

 そして今月に入り、機長(captain)に昇格しました。 1年ちょっと副操縦士(FO)としていろいろ勉強させてもらい、今月の中旬に昇格のためのフライトテストに合格できました。 今はline indoc trainingという、実地訓練をしています。 僕が機長席(左席)に座り、もう一人の機長資格保持者(co-captain)が副操縦士席(右席)に座って飛行します。 なれないことばかりで最初はどうなるかと思いましたが、ようやく左席からの眺めにもなれ、フライトも右席で飛ぶのと同じようにできるようになりました。 機長になると飛行計画を建てて提出したり、いろんなところに電話をしたりしてなにかと仕事が増えます。 特に、どこかの空港で患者をピックアップするときには、電話がなってから30分以内に離陸しなければならず、いつでも出発できるように自分がon callのときには天気を頻繁にチェックするようになりました。 FOのときは電話があれば空港に出向いてただ飛ぶことだけに集中すればよかったですが、今は全体のオペレーションに気を配らなければいけません。 まだ慣れないことばかりでなかなか大変ですが、やりがいを感じています。 緊張することが多いですが、これもきっと時間の問題で、いつかある程度自然にできるようになるものだと思います。 

 機長に昇格したので、またログブックにPICとして時間をつけることができるようになったのが実は結構うれしいです。 教官をしていたときもPIC(Pilot-in-Command)でしたが、あれは単発VFRがほとんどだったし、FOになってからもずっとSIC(Second-in-Command)としてしかログできなかったので、Multi-Engine PICとして時間をログできるようになったのは感慨深いものがあります。 お給料も上がったし、良いことづくしのようにも見えますが、その分責任が大きくなるので、ますます気を引き締めて精進していこうと思います。

 昨年は職場で年越しでしたが、今年はビクトリアで年越しができます。 紅白を見て、年越しそばを食べるのが楽しみです。 

 それでは皆様、良いお年をお迎えください。 今年もこの退屈なブログを読んで頂き、ありがとうございました。


(2014年もつづく)