2018-11-30

仕事してないときのあるある。


 休暇中は仕事で使うiPadのアップデートをしないため、久しぶりにiPadを開くとデータの有効期限が切れてしまっていて、上のような画面になります(笑)。 ここからせっせせっせとデータ更新をし、休暇中に会社から送られて来たメモやメールなどを一気に読みます。 遊びボケした頭を仕事モードに戻すには少しだけ時間がかかりますが、休暇でリフレッシュできた脳で仕事に行くと、意外にも頭がよく回りますし、フライト自体もとても楽しいものになることが多いです。 1ヶ月近くも飛ばないといろいろ手順とかを忘れちゃうのでは?と思われるかもしれませんが、これまた意外にもほとんど忘れません(自分の場合)。 緊急時の手順などは毎回仕事に復帰する前に念入りに復習します。 

 
(つづく)

一時帰国とモントリオール。

 ちょっと時間があきましたが、一時帰国の記録を・・・。


 日本には10日間ほど滞在しました。 今回は実家の母と叔母を温泉旅館へ連れて行くことと、大阪にいる友人や元同僚たちとの久しぶりの再会が目的でした。 前回帰国した際にはフェイスブックグループのオフ会を開催していろんな方とお話をすることができて良い経験になりました。 今回も企画しようかなとも思ったのですが、今回は時間的余裕がなかったので諦めました。 

 トロントから東京・羽田までの直行便は13時間ほど。 成田ではなく羽田であることがグッド。 羽田から直接国内線に乗り換えができるのはとても便利です。 今回は羽田から石川県・小松空港までなにかと話題の日本航空さんにお世話になりました。 ありがとうございます。

 この羽田ー小松路線はJALもANAもボーイング767を飛ばしているのが多いようで、個人的には興味があります。 どうやって運航しているのかとか、FAさん(日本ではCAさんって呼ぶんですよね)がどういう働きをしているのかとか。 カナダと日本の文化の違いが顕著に現れるので、見ていて飽きません。 それにしても1時間弱のフライトを767で、20,000フィートで飛ばすってすごいですね(笑)。 カナダでは考えられません。 カナダでは例え巡航高度に到達してすぐに降下を始めるような場合でもやはり最低25,000、もしくは30,000フィートまでは上がります。 日本の空域にはなにか制限があるのかもしれませんね。 それにしても日本アルプスの真上を20,000フィートで飛ぶって、しかも夜ですし、ちょっとだけ緊張するんじゃないかと思います。 万が一の急減圧やエンジン停止の場合のエスケープルート的なものはあるんでしょうか・・・(ご存知の方は教えてください)。


 実家ではレンタカーを借り、お隣の石川県にある山中温泉まで行って来ました。 ここがとてもよかったです! ネットで予約をしたんですが、渓流沿いに建つ旅館で、露天風呂もあり。 山中温泉は今までにも何度か行ったことがありますが、泊まるのは今回が初めてでした。

 
(写真上:部屋からの眺め。 緑が綺麗。 少しだけ紅葉が始まっていました。)

 温泉には3回入り、すべてで露天風呂を堪能しました。 特によかったのが早朝の露天風呂。 時差ボケもあり、朝5時前に目が覚めたのですぐに露天風呂に行くと、外は真っ暗。 川の音だけが聞こえて、必要最低限の照明が木々を照らし、雨音が岩に滴る感じで、そうこうしているうちに夜が明けて来て空が薄暗く青くなってきました。 そういうのを見ながら湯に浸かる。 最高じゃないですか!(笑)  この旅館の露天風呂はとても風情があってよかったです。 外国で暮らしているとこういうのだけでめちゃくちゃ幸せを感じるようになるから不思議です(笑)。

 せっかく車を借りたので、親戚の家に行ったり、子供の頃によく遊んだ川を見に行ったり、いろいろ楽しめました。 やっぱり帰れる田舎があるのはいいなと思います。 母親も叔母も温泉1泊旅行を楽しんでくれていたようでよかったです。

(写真上:地元福井ではカツ丼といえばソースカツ丼。ヨーロッパ軒が有名です。)

(写真上:親戚の家の側。 まさに秋晴れ。)

(写真上:もう赤とんぼの季節です。)

(写真上:蔵と青空のコントラストが綺麗でした。)

(写真上:子供の頃にここで何時間釣りをしたことか。)

(写真上:山中温泉の渓谷の緑は美しかったです。)

(写真上:あやとり橋周辺にあったお茶屋さん)

(写真上:緑に映える赤い傘)

(写真上:松島周辺。 福井県は海も綺麗。)

 実家の次は大阪に移動しました。 飛行機でもよかったのですが、風情を楽しむためにあえて電車での移動。 サンダーバード号に乗って駅弁を食べる。 またまた最高じゃないですか(笑)。

 大阪ではたこ焼きの食べ歩きを友達としたり、朝早く起きて朝一番で新世界に行って通天閣に上ったり、ディープな大阪を見たかったので西成区を散策してきました。 通天閣なんて大阪に住んでいたころには行こうとすら思いませんでしたが、今行ってみると結構楽しめるもんですね。 でんでんタウンにはよく行っていたのに、そこから目と鼻の先の通天閣には一度もいったことがないという感じでした。 本当に自分でも不思議です。 カナダに来る前まで働いていた大学の元上司や元同僚とも以前住んでいた枚方(ひらかた)で再会し、懐かしい話や近況報告に花が咲きました。 大阪にはまた今後も頻繁に顔を出したいと思います。 でも、あいにくカナダからの直行便の多くは東京行きなんです。 バンクーバーー関空便が自社便で復活することになったので、それが今は楽しみです。

(写真上:通天閣。朝早かったのであまり人は歩いてませんでした。)

(写真上:なんとも大阪新世界っぽい。)

(写真上:レトロな喫茶店。)

(写真上:心斎橋周辺は大賑わい。特に外国人観光客が多い印象。)

(写真上:お決まりのひっかけ橋周辺)

(写真上:たこ焼き屋一軒目)

(写真上:ここのエスプレッソ、最高!)

(写真上:たこ焼き屋二軒目)

(写真上:三軒目!)

(写真上:電線だらけ。)

(写真上:大杉漣の最後の作品を観賞しました。邦画は最高。)

(写真上:お友達にチケットを取ってもらって吉本新喜劇に行って来ました。)

(写真上:JR大阪駅はまったく以前の面影なし。)

(写真上:一人ホルモン)

(写真上:最終日はのぞみで移動)

(写真上:途中、サントリーの山崎蒸留所周辺を通過。 この後ろの山によくサイクリングに行っていました。)

 約10日間の一時帰国でしたが、今回も楽しい時間を過ごせました。 次回はまた半年後くらいに帰りたいと思っています。 

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 カナダに戻って来て数日後、今度はモントリオールに行って来ました。

 モントリオールは今僕が住んでいるトロントの北東に位置するケベック州の都市です。 トロントから飛行機で1時間ほどの距離。 車だと5時間ちょっとのドライブのようです。 

 モントリオールがあるケベック州はフランス系移民が多く住む州として有名で、今でもフランス語が公用語として使われています。 そもそも、カナダの公用語は英語とフランス語の2ヶ国語ですが、ケベック州ではどちらかというとフランス語が主要な公用語で、英語はその次という位置付けだそうです。 実際、仕事中にモントリオールの空域に入ると突然航空無線でフランス語がばんばん聞こえて来ますし、空港でもフランス語が多く聞こえます。 機内アナウンスでもモントリオール出発のフライトの場合は最初はフランス語、そして英語でアナウンスします。 モントリオール空港には仕事でなんども行ったことがあるのですが、実際に市街地に足を延ばすチャンスは今までありませんでした。 今回はそのモントリオールに4泊しました。

 今回モントリオールに行こうと思った理由はいくつかあるのですが、実は近い将来ここに引っ越そうかなと思っているのが最大の理由です。 これについてはまた別の機会に詳しく書きたいと思うのですが、今の僕の仕事、生活、その他いろいろな状況を総合的に考えると、トロントに長くいるのは現実的ではないことを実感しています。 そのため、次の拠点としてこのモントリオールを検討しています。

 さて、今回初めてモントリオールに行ってみて感じたのは、「カナダの中のヨーロッパ/フランス」ということでした。 オールドモントリオール周辺の街並みはまさにヨーロッパのそれで、カナダにいることを忘れてしまいそうなくらいヨーロッパ風です。 言葉はフランス語が主に使われているようですが、モントリオールに住む人々はフランス語も英語も堪能です。 最初はフランス語で挨拶をして、それからすぐに英語に切り替えても問題ない場合がほとんどでした(興味深いことに、モントリオールの人々は英語とフランス語をごちゃ混ぜで会話をします)。 食べ物は美味しいし、人も優しい印象。 税金はカナダの中でもっとも高い税率を課す州として有名ですし、モントリオールの冬はとても厳しいと聞きます。 それでも引越しを検討する魅力がある都市ということが確認できました。 

(写真上:市役所も素敵。)

(写真上:石畳が敷かれた雰囲気の良い通り。)

(写真上:ショッピングセンターの名前も英語とフランス語の2表記。)

(写真上:夜のノートルダム大聖堂)

(写真上:高層ビルもありますが、トロントと比べるとこじんまりしています。)

(写真上:セントローレンス川は流れが速い箇所も多くあります。)

(写真上:オールドポート周辺は綺麗に整備されています。)

(写真上:カルティエ広場周辺。 あいにくの曇り空でしたが、綺麗な街並みです。)

(写真上:建物だけ見たらここがカナダということを忘れてしまいます。)

 
 以上、いろいろ端折りましたが、長かった連休も終わり、仕事に戻りました。 それからのことはまた次回。


(つづく)


 

 

2018-11-09

休暇前のプンタカナ。

 10月はギリシャ・アテネに2回とスペイン・バルセロナに1回、そしてカリブ海に浮かぶドミニカ共和国にあるプンタカナまでの日帰りフライトでした。 今日はそのプンタカナまでのフライトをご紹介します。

 トロントからは4時間ちょっと。 「バミューダトライアングル」で有名なバミューダ諸島の西側を飛びます。 天候によってはアメリカのフロリダ周辺を南下し、キューバ周辺を経由してドミニカまでというルートもあるのですが、今回はほぼまっすぐのルート。 行きも帰りもアメリカの首都ワシントンDC上空を通過しました。 

 アメリカの海岸線を離れてしばらくするとNew York Oceanicという航空管制と無線会話をします。 以前になんどか大西洋を横断する際の手順について書きましたが、アメリカの東海岸沖を南下する際にもよく似た手順でOceanic Airspaceを通過します。 大西洋横断の場合にはそれ専用のOceanic Clearanceが必要になりますが、アメリカのNew York Oceanicの場合には特別なOceanic Clearanceは不要です。 離陸前にもらうIFR ClearanceがOceanic Clearance部分も含む、という概念のようです。 アメリカ・カナダの西海岸からハワイに飛ぶときも同じようにOceanic Airspaceを飛びますが、Oceanic Clearanceは不要です。 

(写真上:プンタカナの位置)

 この日は僕の操縦でプンタカナまで飛び、帰りは機長の操縦でした。 天気もまずまずで大きなルート変更なども必要なく、特記することのないフライトでした(笑)。 前回ここに来た時はむちゃくちゃ嵐で天気が荒れていて、レーダー画面が真っ赤になるような大きな積乱雲(CB)の横で空中待機をさせられました。 今回はそれがなく、ラッキーでした。
 
 この空港の面白いところはターミナルを含め、建物がとてもリゾートっぽいところです。 また、世界各国のレジャーエアラインがここに就航しています。 前回もそうでしたが、お隣はドイツのThomas Cookでした。 機材もワイドボディが多く、アメリカなどの短距離からの場合はボーイング737やエアバス320などのナローボディ機も多く見かけました。 では写真をどうぞ!





(写真上:お隣にはロシアからやってきた747が停まっていました。)

 プンタカナ、モンテゴベイ、などなど、いろんなカリビアンにある空港に行っていると、果たして今自分がどこにいるのかがさっぱりわからなくなることがあります。 もともと南米やカリブ海周辺の地理には興味がなく、詳しくないことが原因だと思います。 会社に行ってこいと指示されれば行きますよ、という感じです。 本当であればバケーションなどでこういうところにくるのも悪くないのかな?とは思いますが、個人的にはこういう比較的貧しい国でのバケーションにはあまり興味がありません。 また、水道水が飲めない都市にも興味がないので、そういった理由からカリブ海にはあまり興味がないのです。 もともと出不精な人間がパイロットになっちゃったもんですから大変です(笑)。 仕事でなければ一生見ることがなかったであろう景色を見させてもらっています。 しかもそれでお給料までいただけるのですから、ありがたい話です(笑)
 
 プンタカナからの復路では前述通りワシントンの上空を通過しました。 このワシントンDC、僕にとっては特別な場所です。 というのも、大学生の時に1年間ワシントンにある大学に交換留学で通っていた経験があるからです。 なにも知らない若造が、なんとか苦労しながら1年間アメリカ人と机を並べて勉強しました(ちなみに心理学と社会学を主に勉強しました)。 大変なことも多かったですが、その経験が今の仕事や人生の大きな手助けになっているのは間違いありません。 英語力が伸びたのも、北米文化を学んだのも、そして今でも連絡をとっている友人に会えたのもこのワシントンDCです。 そして、留学から18年経ち、その都市の上空をエアラインパイロットとして300名近いお客さんを乗せて飛んでいるのです。 人生というのは本当に不思議なものだな〜とよく思うようになりました。 歳をとって来たせいだと思います(笑)。

 (写真上:画面真ん中あたりのRoslynというのが最寄駅でした。 厳密にはワシントンではなく、ポトマック川を挟んで西にあるバージニア州に住んでいました。)

 10月は16日から今月のまとまった休みと、12日間の有給が始まりました。 合計で25連休となりました。 日本で働いていたらこんなに長い休みを取れることはほぼないでしょう。 海外でパイロットになる魅力の一つがこういった長い休暇を取れることだと思います。 

 休暇では日本に10日ほど戻りました。 それからトロントに戻って来て、今度はケベック州のモントリオールに5日ほど滞在してきました。 これがまた面白い経験でした! 詳しくはまた次回。


(つづく)





2018-10-04

初ポルトガル。

 先週、初めてポルトガルの首都リズボン/リスボンに行ってきました。 ヨーロッパのもっとも西にある国で、スペインのお隣です。 ポルトガルは日本ともいろんな歴史的接点があった国で、そういう意味でも今回のリスボン行きはかなり楽しみにしていました。

 リスボンまではトロント空港から約7時間と、他のヨーロッパ諸国と比べるとカナダから比較的近い国です。 この日のチェックインは午後10時(汗)。 出発時刻は午後11時過ぎでした。 ヨーロッパ行きのフライトの多くはカナダ時間の夕方から夜遅くになる場合が多いです。 夕方に出発することで午前中、または午後の早い時間に目的地に到着します。 そうすることでその日のうちに乗り継ぎができますので便利なんだと思います。 一方、我々クルーたちは夜中じゅう仕事をすることになります。 僕が乗務するルートでは今回のリスボン行きやバルセロナ行きが特に夜遅い時間の出発です。
 
 リスボンまではいつも通り北大西洋ルートを飛行します。 カナダ側のGander Oceanicという空域を通り、そこから少しずつ南下を始めます。 西経30度を超え、イギリスのShanwick Oceanic空域に入りますが、そこからちょっとすると今度はSanta Maria Oceanicという空域にも入って行きます。 通常はGander->Shanwickでおしまいなのですが、この日は3つもOceanic空域を通過します。 そのためいつもよりもちょっとだけ忙しいかったです。

 リスボン空港近くに差し掛かるとスペイン語・ボルトガル語訛りの強い管制官と交信します。 Rの音が超巻き舌です(笑)。 笑いを少しだけこらえながら交信し、リスボン空港に差し掛かります。 リスボンアプローチと交信をする頃になると高度も下がり、リスボンの街並みが見えてきます。 

 リスボン空港はかなり市街地から近い場所に位置しています。 日本で言えば大阪伊丹空港のような感覚でしょうか。 多くの国際空港は日本の成田空港のように市街地からはかなり離れた場所に存在することが多いので、この空港は珍しいです。 この日は滑走路03に北向きに着陸。 風も穏やかでスムーズな着陸となりました。 

着陸後はオープンランプの駐機スポットに到着。 ジェットウェイと呼ばれるターミナルに接続された搭乗ブリッジではなく、昔ながらのタラップ(昔ビートルズが日本に来た時に日航機からおりて来たときを想像してください)を降り、バスに乗ってターミナルに移動するスタイルです。 ヨーロッパでは結構多く見かける方式です。

 飛行機を降る際に外を見ると多くのTAPポルトガル航空の飛行機が数多く見えます。 多くはエアバス330や340。 340をカナダで見かけることはあまりないので新鮮です。 エアカナダも昔は340を運航していましたが、今はもう既に退役しています。 330は今でも人気の機種で、最近になってまた数機買い足されたようです。 いつかはエアバスにも乗ってみたいと思う理由の一つはこの330です。 767よりは少し大きい飛行機で、離着陸時の姿はとても優雅です(個人的感想)。

(写真上:TAPのエアバス340型機)

(上:ターミナルへの移動中に見えた飛行機達)

 ホテルは空港から10分ほどの所にあります。 どうやら世界中のエアラインクルーが泊まるホテルのようで、我々が到着したときにはちょうどカタール航空のクルーがロビーに集まっていました。 FAさんたちはばっちりメークに帽子というスタイル。 なかなか素敵です。
  
 ホテルはちょっと古い感じですが、中にはにはプールもあり、なかなか良い雰囲気。 なによりこの日の気温は30度と、カナダ・トロントとは20度近い差があります。 こう暑いと持ってくる私服もTシャツ・短パンでオッケーなのでとても楽です。 

(上:ベランダから見えたプール)

 いつものようにお昼寝を2時間ちょっとし、シャワーを浴び、早速外に出かけました。 ホテルから歩いて10分くらいのところに地下鉄の駅があります。 そこからだいたい20分くらいでリスボン市の中心部に出ます。 今回はFAの一人の勧めでfree walking tourに参加しました。
 
 Free walking tourというのは、ボランティアや小規模ツアー会社が運営する、徒歩で名所を巡るツアーのことで、ここ最近はどの観光都市でも見かけるサービスです。 多くは予約も必要なく、集合場所に行って勝手に参加するスタイルです。 「Free」とはなっていますが、完全無料というわけでもなく、ツアー最後にチップを要求されます。 額は決まっておらず、自分が適切と思う額を支払えば良いというもの。 今回このタイプのツアーには初めて参加しました。

 ツアーの途中や、ツアー前後に個人行動をしている際に見かけた風景を写真でどうぞ!

(上:16世紀に天正遣欧少年使節団が滞在したと言われるサン・ロッケ教会。この日は結婚式のようなものを行っていたので中には入れませんでした)

(上:リスボンもアメリカ・サンフランシスコのような坂があります。ブダペストと同じような趣のある路面電車があちこちに走っています。)

(上:フリーツアーの集合場所だった広場。 この日は政治デモのような集会が開かれていたのでこの人だかり。)

(上:風情のある裏路地。残念ながらこの都市もいたるところに落書きがあります。 汚いという場所はあまりないですが、特段綺麗でもありません。)

(上:コメルシオ広場。 海岸そばの広場で立派な門があります。 周りには観光客を狙った怪しいやつらがわんさかといます(笑)。)

(上:門の反対側はひらけていて、真ん中に銅像が立っています。 その向こう側が海です。)

(上:ツアーではこんな入り組んだ通りも案内してくれます。)

(上:裏路地を抜け、高台にある広場からは夕暮れ時の海岸沿いの街並みが見えます。)

(上:ツアーが終わったのが午後7時過ぎ。 薄っすら暗くなって来たところを再び中心部に向けて歩きました。 路面電車の線路に沿って歩くと迷いません。)


(上:街中には多くのオート三輪が観光客向けタクシーとして走っています。)

(上:この日の晩御飯は地元料理。 イワシのオリーブオイルグリルです。 リスボンはイワシ料理が有名なんだそうです。 これは美味でした。)

 初めて参加したウォーキングツアーでしたが、内容はまずまずでした。 ガイドの人がどうも歴史にかなり詳しい人だったようで、いろいろ説明はしてくれてはいたのですが、途中から参加者全員がかなり飽き始めているのにも気がつかず、詳細な歴史情報をバンバンぶち込んで来ました(笑)。 途中でツアーを離脱しようかとも思いましたが、せっかくだから、と最後まで残りました。 約4時間弱のツアーが終わり、チップを払って退散。 20ユーロ払いました。 正直な感想を言えば、ツアーには参加せずに自分一人で回った方がもっと多くの場所を観ることができたと思います。 でも、ツアーに参加したからこそ見れた景色などもあったので、それはそれでよかったと思います。 初めて訪れる都市は一人で回った方が僕にはあっていますが、2回目以降、見所に困った時にはツアーに参加しても良いかなと思いました。

 翌日は午前11時過ぎにホテルを出発しました。 ヨーロッパはユーロコントロールというベルギーに本部を置く航空管制局がヨーロッパ全体のフライトの流れを管理しているそうです。 出発予定時刻10分前にカナダトロントまでの飛行許可(IFR Clearance)をもらおうと思ったのですが、「遅れが生じている」と告げられました。 幸い、30分ほどの遅れだったので大きな問題はありませんでしたが、時には1時間以上も離陸が遅れることもあります。 これはユーロコントロールが交通量の流れに制限をかけるからで、その場合はどうしようもありません。 大幅な遅れが生じている場合には、「出発時刻が早まる可能性がある場合には連絡するから、無線聞いておいてね〜」とだいたいの場合は言われます。 

 この日は僕の操縦でトロントまで戻りました。 離陸直後に目の前に大きな鳥が飛んでいるのが見えたので、仕方なくそれを避けるために進路を少しだけ右にずらしました。 本当は離陸直後は滑走路の延長線上をまっすぐ2000フィートまで上がることになっていたのですが、少しだけ逸脱しました。 おかげでバードストライクになることもなく無事リスボンを離れました。 フライト中は計器に集中することもありますが、やはり外にも目を向けておかないといけません。 飛んでいる鳥は計器では見えませんので(笑)。 東向きに離陸し、ぐるっと西向きに進路を変えます。 そうするとリスボンの街並みが見えます。 とても綺麗な都市です。 やはり海のそばの都市はいいですね。 しばらくするとヨーロッパ大陸の最西端の海岸線が見えて来ました↓


 巡航高度に入り、少し落ち着いたところでお土産に買って来たエッグタルトを食べました。 
(上:Pastel/Pasteis de Nataと呼ばれるリスボン名物のエッグタルト。 美味!)

(上:太陽がちょうど我々の後ろ側にあり、エンジンからの水分が凍ってできる飛行機雲の影と、丸い虹が雲に写っていました。)

 トロントに戻ってくると、雲底が低く、気温も10度ちょっとでした。 夏は終わり、これからはこういう天気が多くなります。 もう少しすると気温が10度以下になり、いよいよ霜が降りたり雪が降ったりしてきます。 もうそろそろ頭を冬のオペレーションモードに切り替え、de-icingの作業などのことを考える必要が出て来ます。 夏の積乱雲や雷雲を避けながらのフライトは厄介ですが、冬のde-icing等も同じくらい面倒です(笑)。 カナダで飛ぶということは1年中なんらかの気象条件と戦うということを意味します。 気温も+30度以上からマイナス20度以下の場合もありますから、そういうオペレーションを体験できるのはカナダ特有です。


(つづく)