2017-03-04

IPT訓練。

 今はバンクーバーでIPT訓練を受けています。 IPTとは「Instrument Procedure Trainer」の略で、「シミュレータのシミュレータ」です。 フルモーションシミュレータは稼働費用が高いので、訓練でいきなりシミュレータを使うことはあまりないようです。 まずはIPTで基本手順を覚え、それができるようになってから初めてフルモーションシミュレータでの訓練に入っていきます。 


 二人一組で、2組同時に訓練をしています。 僕と僕のトレーニングパートナーがIPT訓練をしているときには、もう一組の二人が後ろに座って我々の訓練を見学し、ノートを取ったりしています。 一組の訓練が終わると、次の組の番という感じです。 1セッション約2時間です。 訓練の前にはブリーフィングがあり、飛行機の重要なシステムの仕組みをおさらいしたり、緊急時の手順の説明を受けたりします。 

 僕の教官は二人いて、どちらも定年を迎えた元767機長です。 世界を飛び回っていたパイロットから聞ける話はとても面白いものばかりです。 とにかく話のスケールがでかい! 例え話のほとんどが、「チリに行ったときにはね〜」とか、「ロンドンへのアプローチのときにね〜」とかで、カナダ国内の話はほとんど出てきません(笑)。 こういう話を聞いていると、自分もいよいよワイドボディのパイロットになるんだなぁという実感が少しだけ湧いてきます。

 IPT訓練はあと数日で、その後でシミュレータ訓練が始まります。 毎日勉強ばっかりで大変ですが、週末にはトレーニング仲間と食事をしたり、お酒を飲んだりしてリフレッシュしています。 皆真面目に勉強しているので、良い刺激を受けています。


(つづく)

2017-02-15

勉強してます。


 最初の会社研修が終わってから早くも10日以上経ちました。 これまでずっと毎日勉強してきました。 壁に写真のようなコクピットのポスターを貼り、スイッチ類、計器類の場所を覚えたり、操作を覚えたりしています。 これまでセスナ機以外に3種類の機種を操縦していきました。 
  • キングエア200
  • ダッシュ8 100/300シリーズ
  • CRJ 200/900シリーズ
です。 さすがに3機種の操縦方法を覚えるプロセスを経験すると、なんとなくですが勉強の方法が身についてきます。 僕が最初にやるのはだいたい暗記系の勉強です。 例えば、リミテーション。 最大の離陸重量が何キロだとか、最高速度が何ノットだとか、そういう感じの項目の暗記です。 30代も後半で、まもなく40歳に差し掛かろうとしているのに今だに中高生のように暗記カードを作っています(笑)。 他にはフロー。 例えば、離陸前にチェックする項目をすべて暗記し、身体に覚え込ませていきます。 それからSOP(Standard Operating Procedures)や緊急時の手順などを少しずつ足していく感じで勉強しています。  暗記系の勉強を最初にやりたい理由は、ある程度数字や手順を暗記できるとなんとなくですが「勉強してる」っていう気になり、モチベーションが上がるからだと勝手に推測しています。 でも、流石に毎日これをやっていると疲れてきますし、飽きてきます。 なので、飽きてきたら他の項目を勉強したりします。 しかし、何事にも限界というものがあり、こんな勉強を毎日部屋に篭ってやっていてもやる気が続かないことがあります。 そんなときには勉強する場所を変えたりもします。 それでもだめなら潔くお休みを入れます。

 というわけで、今日は一日勉強をお休みしました。 天気がよかったので、外でうさぎに餌をやったり、お隣の猫と戯れたり、久しぶりにランニングにもいきました。 夜はゆっくり映画でも見てリフレッシュというつもりです。 何事もオン・オフが大事です。

 今回が僕にとって初めてのボーイング機になります。 まだ操縦していないのでなんとも言えませんが、勉強してきた内容から察するところ、「かなり良い飛行機」という印象を受けています。 世界2大航空機メーカーはアメリカ・ボーイングとフランス・エアバスです。 ここカナダではどちらも良く見かけます。 ヨーロッパに行くとエアバス機が圧倒的に多いように思います。 どちらが良いとか悪いとかは両方操縦してみないとわかりませんが、僕は正直なところボーイングで良かったと思っています。 ボーイング767は80年代のデザインで、初飛行から30年以上もの時間が経っています。 上のポスターの写真を見ていただければわかるとおり古い飛行機です。 最後に乗務したCRJはフルグラスコクピットで、計器類はすべてコンピューター画面に表示される形式でしたが、今回はアナログな計器類が多い印象を受けます。 しかし、システムのデザインやナビゲーション能力などは80年代の飛行機とはとても思えません。 さすがに海を越えて長距離を飛ぶ飛行機はデザイン哲学そのものが違っているように思います。 これでヨーロッパや日本に行くのが今のうちからとても楽しみです。 

 さて、また明日から勉強します。


(つづく)

2017-02-07

転職しました。

 久しぶりの投稿になります。 実は先月中旬をもって今までお世話になったリージョナル航空会社を退職しました。 2014年4月から3年弱働かせてもらいました。 この会社ではリージョナル路線を飛んでいました。 最初の1年半はダッシュ8(100シリーズと300シリーズ)というターボプロップ機に乗務しました。 その後、CRJ(200シリーズと900シリーズ)というジェット機を1年強飛ばしました。 どちらも操縦は楽しかったです。 

 ダッシュ8はどちらかといえばノロマな飛行機でした。 速度も音速の半分以下で、もっさりとした操縦感覚の飛行機でした。 しかし、飛行特性はとても安定していて、戦車のような頑丈さを誇る機体でした(笑)。 このダッシュ8では主にカナダの西海岸から中部を飛び回りました。 以前住んでいたビクトリアや、同じバンクーバー島のナナイモなどでのオーバーナイトは良い思い出です。 

 一方、CRJは小型ではあるもののジェット旅客機ですので速度は速く、音速の80%程度の速度で巡航できます。 動きも機敏で、とにかくハイパフォーマンス。 そのため、安全にフライトできるマージンがやや狭く、ダッシュ8に比べるといろいろと気を使うことが多かったです。 巡航速度が速くなる分、移動距離も圧倒的に長くなりました。 一番遠いところではカナダのカルガリーから約4時間ほどのフライトでアメリカ・テキサス州のヒューストンまで行きました。 他にもアメリカの都市に飛ぶことが多かったので、いろいろ学ぶことができました。 

 さて、今回移ることになった会社は、カナダの最大手のエアラインの一つです。 ここに到達できることをずっと目標に頑張ってきたのでとてもうれしいです。 この会社ではボーイング767型機の副操縦士からスタートとなります。 

 (上:ボーイング767型機 写真はイメージです ウィキペディアより)

 (上:ボーイング767の操縦室  ウィキペディアより)
本当は最新型機ボーイング787(ドリームライナー)がいいな〜なんて甘いことを考えていましたが、残念ながら僕には回ってきませんでした。 ボーイング767は古い機体ですが、いわゆる「ワイドボディ」の分類に入る機体です。 離陸重量はなんと約180トン。 今まで飛ばしていた飛行機の4倍以上の重さです。 乗客数も200名以上。 今まで飛ばしていた飛行機よりも3〜4倍多いお客さんを運ぶ計算になります。 就航路線もカナダ国内はもとより、海外に行くことが多くなるようです。 ヨーロッパ、中南米、そして日本! 成田便もあるので、これで永年の夢だった「自分の操縦する飛行機で日本に帰る」ことが叶うことになります。 これはうれしい! (もちろん、訓練に無事合格したら、という前提付きですが・・・)。 

 こう書くと良いことばかりのようですが、残念なこともあります。 一つ目はトロントに引っ越さなければいけなくなったこと。 僕は西海岸の雰囲気が好きで、できればバンクーバーベースに行きたいと思っていましたが、残念ながらトロントベースになりました。 そのため引っ越しを余儀なくされます。 まだ引っ越す時期は未定ですが、訓練終了後すぐに引っ越すと思います。 二つ目はセニオリティ。 前の会社ではいつのまにかかなりシニアなポジションになっていたので、スケジュールが希望通りになることが多かったです。 10日連休とかも簡単にスケジュールを調整すれば組むことができました。 今回の会社ではまたまたセニオリティリストの一番下に逆戻り(涙)。 そのため、しばらくはリザーブポジションになりますし、リクエストもほとんど通らないであろうと覚悟しています。 3つ目は就労日数。 恐らく前の会社よりも働くんじゃないかと思います。 でも、成田便などを担当できれば「成田で3泊」なんていうペアリングもあるみたいです。 大変なところもあるけど、楽しみなことのほうが今は多い感じです。  

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 1月後半から約2週間、会社研修を受けにトロントまで行って来ました。  今回のグランドスクールには30名のパイロットがいました。 今、航空業界はパイロット不足と就航路線拡大の波が来ていて、この会社も今年だけで300人近いパイロットを採用する予定だとか。 運良くこの波に乗れた感じです。 パイロットのほとんどはリージョナル会社から移籍してきた人でした。 研修が終わり、今は次の訓練が始まる前の勉強の期間でカルガリーに戻ってきています。 勉強は暗記することがものすごく多いですが、CRJを飛ばしていたおかげで767のシステムや操縦方法にもいろいろ共通点が多いことがわかりました。 少しずつ着実に用意をして訓練に挑むつもりです。 訓練は2ヶ月ほど、バンクーバーにある訓練施設で行われます。 またホテル暮らしが始まります(苦笑)。


 
(つづく)

2016-12-13

いきなり冬&サンフランシスコ。

 12月に入り、「今年は雪もまだ降ってないし、気温もそんなに下がらないし、どうなってるんだろうね〜」なんて話を頻繁にしていました。


 が!!


 冬はいきなりやってきました(笑)。 僕が日本から戻ってくると、普段はほとんど雪など降ることがないバンクーバー空港が雪化粧をしていてビビりました。 「あれ? もしかしてカルガリーにダイバートした?」って一瞬本気で思ったほどです。 


(上:僕が住んでいるところの側を流れる川も凍りました。)

(上:仕事でよく行くホワイトホースは−33度。 「極寒」ですって・・・苦笑。)

video
(上:散歩の途中で見かけたうさぎです。雪が降っても元気に走り回っています。)


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 先日、カルガリーからサンフランシスコまで行って来ました。 片道2時間ちょっとのフライトです。 サンフランシスコに行く時はいつもなにかが起こります。 過去数回のフライトでもそうでした。 他のパイロットと話をしていても、「今からサンフランシスコまで行くんだ」って言うと、「Good luck!!」って皮肉たっぷりに言われるような感じです(笑)。 なぜなら、サンフランシスコへのフライトはなんらかの理由でいつも遅延が発生し、オンタイムで飛べることはほとんどないからです。 

 そして今回も例外ではなく、出発前から3時間ほど地上待機を余儀なくされました。 どうやらサンフランシスコの天候が悪く、サンフランシスコへ飛んでくるトラフィックの量を制限しているとのこと。 「Ground Delay Program」と呼ばれるもので、テイクオフできる時刻が航空管制に制限されることを指します。 幸い、ゲートに向かう前にこの遅延についてディスパッチャーから連絡が来ていました。 なので、できた時間を利用して朝ごはんを食べたり、コーヒーを飲んだりしてまったり過ごしました。 

 霜が降りていたこともあり、出発前にはde-icingスプレーをし、予定よりもだいぶ遅れて離陸しました。 フライト自体はスムーズで、特に問題もなく、簡単なフライトです。 今回はILSで着陸だったので、いつものようにクレイジーなビジュアルアプローチをする必要もありませんでした。 サンフランシスコ空港は忙しい空港の割には周波数がタワーもグラウンドも1つずつしかありません。 そのため、無線はノンストップで誰かが話しています。 誰かの会話が終わった瞬間に発信をしても、他にも同じタイミングで発信している人がほぼ毎回いて、お互いをブロックしちゃうことも多々あります。 しかも、前回行ったときには誰かがstuck microphone状態(無線の発信ボタンが押し込まれた状態でひっかかってしまい、ず〜っと発信している状態になってしまうこと。 こうなると他の飛行機のパイロットが無線で喋ろうとしてもつながりません)になっていて、えらい目にあいました。 今回はそういったトラブルもなく、スムーズなフライトでした。

 (上:お隣のゲートにはユナイテッドの747が停まっていました)

  サンフランシスコは雨。 海から張り出した雲が空港を覆っていて、雲底は低かったです。 この空港はユナイテッド航空のハブ空港の一つのようで、そこらじゅうにユナイテッドの機体が停まっています。 特に747が現役でいまでも飛んでいて、見ているとなかなか楽しいです。 他にもアジア系の航空会社のエアバス330/340やら、日本航空の787、その他のワイドボディー機がたくさんいます。 そんな中を我々は小さなCRJ900で運航しています(笑)。 一旦空に上がってしまえば巡航高度もスピードもワイドボディー機とはそんなに変わらないんですけどね。 

 サンフランシスコやヒューストンなどはこの時期でも気温が比較的高く、パイロットには飛びやすい環境です。 というのも、気温が0度以下になると「cold temperature correction」という作業が必要になります。 これは、気温が0度を下回ると気圧高度計が正しい海抜高度を表示できなくなるので、正しい高度を表示させるためにはその誤差を計算し、そのご差分を表示されている高度に足す、という作業をしなければいけません。 簡単な暗算ですが、毎回のフライトでやるとなるとちょっと面倒です。 そういうことをしなくてすむ温暖な場所へのフライトはこの時期大歓迎です(笑)。



(つづく)

2016-12-07

訓練と一時帰国(その2)

 日本にいるのに日本時間に順応しないというのは不思議なものです。 

 -日本時間の午前2時過ぎ(カナダ時間の朝)にはまだ真っ暗の中、銀座の街を散策。 朝ごはんを食べ、また徒歩で街を散策。 







 -日本時間午前6時過ぎには前からやってみたかった皇居ランを敢行。 本当はもっと早くに走りたかったのですが、さすがに午前4時とかに走ると暗いし、職質を受けるのではないかと思ってやめておきました。 皇居の周りはいいですね。 国会議事堂前にも立ち寄り、気分は完全に観光客! 











 -ランニング後は2度目の朝食。 日本に戻ると食欲がもりもり湧いてきます。 ご飯おかわり自由の食堂で朝からご飯を3杯もおかわり。 

 -食後はスタバでコーヒー。 ドリップコーヒーがカナダの倍の400円近くもすることにびっくりしました。 

 -日中は買い物などで銀座・有楽町周辺を散策。 いや〜、やっぱり日本は便利でモノが豊かです。 

 -夜は小学時代の親友でピアニストの友人と食事。 楽しい話がたくさんできました。 

 -さすがに夜になると疲れてきて、その日の夜は日本の夜のタイミングで寝ました(これが実は失敗!)。 翌日は日本時間の朝に起きました。 

 -そして朝はまたもランニング。 今回は浅草方面に向けて川沿いや首都高の下、下町っぽいところを走りました。 スカイツリーを見ながら河川敷を走るのは気持ちが良いです。 日本でのランニングはカナダでのランニングとはまた趣が違って良いです。 

 -ホテルを午前中にチェックアウトし、自身初めてとなる秋葉原を散策。 行列のできるラーメン屋に立ち寄り、午後3時過ぎにはバスに乗って東京を離れ、成田空港に到着しました。 あとは時間を潰し、ラウンジでゆっくりし、バンクーバー行きの午後7時のフライトで日本を離れました。

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 カナダに戻ってきて2日経ちました。 日本にいる間もなるべくカナダ時間で行動したつもりでしたが、やっぱり時差ボケにはかかるみたいです。 原因はきっと2泊目の就寝時間。 もろに日本時間で寝て、日本時間で起きました。 初日に張り切りすぎて走りすぎたのか、日中に歩き過ぎたのか、はたまた夜のお酒が聞いたのか。 たった一晩日本時間でぐっすり寝ただけで時差ボケになるとは思いませんでした。

 なにはともあれ、2泊4日でも日本への一時帰国を満喫できることがわかったので、また機会があれば同じように帰国してみたいと思います。 実家にも戻りたいですが、2泊ではちょっとむずかしいです。 またそれは長期休暇が取れた時にしようと思います。

  明日からまた仕事で、明日はカルガリーからサンフランシスコに行きます。 サンフランシスコに行くときはいつも波乱が起きます。 出発がものすごく遅れたり、サンフランシスコに到着後にゲートが空いてなくて1時間近く待たされたり・・・。 明日はなにが起きるでしょう。 楽しみです(笑)。


(つづく)





 

2016-12-06

訓練と一時帰国(その1)

 11月はとても忙しい月になりました。 月の上旬に休みをまとめて取ってロンドンに行ったため、カナダに戻ってきてからは必死に働きました(笑)。 特に、11月18日からはほぼ毎日仕事でした。 航空法に基き、連続勤務できる日数は限られているんですが、そのMAXで働きました。 

 僕が働く会社では、毎月の勤務日・休養日はリクエストを出すことができます。 リクエストを出すと、「ブロックビルダー」という役割を請け負っているパイロットの一人が機種・ベース毎にいて、その人が担当する機長と副操縦士のスケジュールを立てるということになっています。 このスケジュールのビッド(リクエスト提出)が毎月中旬頃にあり、下旬までには翌月のスケジュールが確定するという仕組みです。 リクエストはブロックビルダーが精査し、年功序列制度に基いてスケジュールが決定していきます。

 僕は通常「長い休み、長い勤務日」をリクエストします。 働くときは長い日数働きますが、そのかわり休みも長くなります。 今のところ、月の半分ほどはお休みです。 なので、うまくいくと毎月1週間ほどの連休を取ることができます。 しかも、これを月末にもってきて、翌月も「長い休養日を月初めに」とリクエストを出し、これがうまく通ると2週間ほどの連休のできあがりです! 僕が旅行等でいろんなところに行けているのはこの制度と、こういうスケジュールをリクエストしているおかげです。 ありがたや、ありがたや(笑)。 というわけで、いつも遊んでいるわけではなく、働く時は一生懸命働いています。

 連勤続きの途中にはトロントにて6ヶ月に一度の資格更新訓練とテストを受けてきました。 また、その直前には通常の運航中に監査を受けるラインチェックも受けました。 どちらも合格し、これでまた半年間CRJに乗務できます。 これら以外にもウェブ上のトレーニング(主に飛行機のシステムなどの理解確認)をこつこつやっていました。 CRJに乗務するようになって1年が経過しようとしているので、いろいろとトレーニングイベントが重なった形です。

(上:シミュレーターの様子)

 訓練が終わり、約2週間のハードスケジュールが終わったあと、6日間の連休ができました。 カルガリーにいても特にすることもなく、今住んでいる家の上の階で床張替えをするという話を大家から聞いていたので、カルガリーにいてもゆっくりできない!と思って一時帰国することにしました。 今回は2泊4日の強行スケジュールです。 今まで日本に帰国するときは短くても1週間以上は滞在していたので、こんなに短いのは初めてでした。

 今回の帰国にあたり、一つ実験をしてみました。 それは、

 「カナダ時間のまま、日本滞在できるか?」

 です。 つまり、日本にはいるものの、体内時計はカナダ時間のまま滞在できるのかということです。 これはちょっと興味がありました。 

 カルガリーから成田へはこの時期は直行便は毎日飛んでいるわけではないので、今回はバンクーバー経由成田行きとなりました。 今回も往路は結構空いていて快適でした。 日本に到着したのが3日の夕方(カルガリー時間で真夜中といった感じ)です。 

  続きは次回。


(つづく)

2016-11-14

ロンドン(その2)

 ロンドンはヒースロー空港に着きました。 ロンドンには他にも2つほど空港があるみたいです。 ギャトウィック(Gatwick)空港へはカルガリーから他社便が飛んでいたりもします。 ロンドンの街を歩いているとひっきりなしに飛行機が上空を通過していきます。 僕が見たのはほとんどが大型機で、方角的にはヒースロー空港へのアプローチをしている飛行機のように見えました。 イギリスのBrithish Airwaysは今でもボーイング747を飛ばしていますし、エアバスA380も運航しています。 さすがイギリスの首都、人の流れの単位が一桁も二桁も違うように感じました。

 さて、今回は大英博物館、科学博物館、ロンドン博物館、ナショナル・ギャラリーなどなど、いろんな博物館・美術館にいきました。 ロンドンは物価が高いですが、その代わり博物館や美術館の多くは入館料無料です。 これはありがたいですね。 おかげでいろんなところでいろんなものを観ることができました。  博物館などでは音声ガイド(audio guide)がある場合にはなるべくそれを利用するようにしています。 大英博物館でも10ポンドで日本語の音声ガイドの貸し出しがありましたのでそれを利用しました。 展示物について英語で長々と説明書きがあっても僕はあまり読む気力がありません。 でも、音声で誰かに説明してもらうと頭に入ってきやすいですし、それを頼りに館内をあるくと効率よく見て回れます。 海外旅行で博物館などにいかれる場合には音声ガイドを利用することをお薦めします。

 (上:大英博物館内)

 (上:有名なロゼッタストーン)
 (上:こちらも大英博物館内)

 (上:ロンドンアイ<観覧車>)

(上:ロンドンアイからビッグベンを望む)

 (上:Gun Salute)

  (上:Hyde Parkでの紅葉と雨)

 ロンドンはどこも混んでいて、正直少し疲れました。 いつも人がさほど多くないカルガリーに住んでいるからか、もともと田舎者の僕だからなのかはわかりませんが、人に少し酔いました。 そんな僕が一番楽しめた場所の一つが公園です。 ロンドン市内にはいくつかの大きな公園があります。 Battersea ParkとHyde Parkの側に滞在したこともあり、公園内をよく歩きました。 朝にはジョギングにもいきました。 紅葉が綺麗な季節でもあったので、とても心が和みました。 公園には池があり、白鳥や鴨などの野鳥がたくさんいます。 また、犬の散歩をしている人も多く、イギリスらしい小型犬を連れた現地の人々を観察するのもまた楽しいです。 

 冬の天気が悪いとよく言われるロンドンですが、幸い雨が降ったのはカナダに戻る日の前の1日だけで、あとはずっと天気がよかったです。 寒いかな〜と思ってダウンベストなどを仕込んでいきましたが、ほとんど使いませんでした。 観光のスタイルにはいろいろあると思いますが、僕はどちらかというと現地に住んでいる人々が普段行うようなこと(マーケットにいったり、ランニングをしたり、地元のバーやパブにいったり)をすることが好きです。 観光地にいったり、有名なものを見て回るのも当然楽しいですが、「もしここに住んでいたらどんな感じなのかな?」と思って散策したり、裏通りを歩いたりして町並みを観るのが楽しいと思う年頃になりました(笑)。

 カナダに戻ってきてからも数日休みがありました。 通常、カナダに戻ってきてから時差ボケが完全に抜けるのに僕は2,3日かかります。 なので、休暇を入れるときにはその日数を必ず予定にいれることにしています。 そうでないと、時差ボケのままフライトするのは危ないですし、プロフェッショナルではないと思っているからです。 今回は時差ボケが抜けるのが早く、帰国後2日目には普段の感じに戻れました。 そしてまた仕事に復帰しました。 昨日まで4連勤でした。 仕事復帰後初フライトでちょっとしたハプニングがありました。 ここでは詳しくは書けませんが、カルガリーを離陸した後、すぐにカルガリーに引き返すことになりました。 そんな感じでエキサイティングな4連休がスタートしました(笑)。 今日から4連休で、それからまたしばらく連勤が続きます。 友人に「あんまり働いてないんじゃない?」と言われることもありますが、働くときは結構忙しく働いているんですよ(笑)。 月の終わりに休みをもってきて、翌月の頭に同じく休みを集中させるようにすることが多く、そのおかげで2ヶ月に1度は2週間ほどの休みが発生することが多々あります。 そういう理由から、「遊んでばっかりいるだろ?」と思われがちです(笑)。 こういうスケジュールを組めるのが今の会社、今の仕事の魅力だと思っています。

 今月末には資格更新のための訓練があります。 また勉強です。 パイロットの生活はこれの繰り返しです・・・(苦笑)。 


(つづく)