2019-02-10

C1/Dビザ。

 今年に入り、1月初旬に風邪をひきました。 どうやら僕の周りにも体調が優れない人が多くいるみたいで。 まずは喉の痛みに始まり、鼻づまり、鼻水、咳と、風邪のフルコースのような感じでした。 幸いインフルエンザとかではなかったみたいですが、風邪をひき始めてから1ヶ月ほどたちましたが、未だに乾いた咳が出ます。 以前にもこんなことがあって、そのときも咳が完全に治るまでに1ヶ月以上かかった記憶があります。 今の時期は仕事で南に行くことが多く、体がバカになるんだと思います。 「数時間前までは極寒だったのに、今は真夏なのね〜」と、体の体温調整機能やら免疫力が狂うのではないかと思います。 こればっかりは気をつけていてもなかなか・・・。 

(写真上:コスタリカは晴天、気温25度ほど)

(写真上:一方、トロントは吹雪、極寒)

(写真上:途中で通過するキューバ周辺の海は綺麗です。)

 実は1月中旬には一旦体調が治りかけたんです。 ところが、ちょうどその頃、アメリカのクルービザの更新のためにトロント市内のアメリカ領事館に面接を受けに行かなければならないことがありました。 しかもあいにくその日に限って大寒波。 気温はマイナス20度近く、体感温度はマイナス30度ほど。 分厚いダウンジャケットを着て出かけたのですが、それでも面接時間直前までは建物内に入れてくれないというアメリカ流のおもてなしのおかげで完全に体の芯まで冷え切りまして、しかもその日は面接が朝8時、そして午後3時過ぎにはパスポートを受け取りに再度領事館に出向く必要があり、また体が冷える羽目に。 これで完全に風邪が長引きました。 仕事だったら病欠していたと思いますが、ビザ面接となるとそうもいきません。

 このビザはC1/Dビザと呼ばれるもので、いわゆるクルービザです。 僕は日本国籍で日本のパスポートを所持しています。 日本のパスポートを使ってアメリカに飛行機や船の乗務員として入国・通過する場合にはこういったビザが必要になる場合があるそうです。 そのため、以前のリージョナル航空会社に採用されたときにバンクーバーにあるアメリカ領事館でC1/Dビザを取得しました。 それが今年の3月末で失効するため、その延長手続きを昨年末から始めていました。 

 本来、C1/Dビザの延長には本来、面接は必要ありません。 オンラインで必要事項を記入し、ビザ申請代金を支払うと郵送の手続きの説明書きが送られてきます。 本来であればそれにしたがってパスポートと必要書類を郵送すると領事館からビザが貼られたパスポートが返送されてくる仕組みです。(または自分でピックアップする場所を指示することもできます。) ただし、僕の場合は仕事でパスポートを常時携帯することが義務付けられていますし、パスポートが送り返されてくるまでにかかる時間が明確でないとパスポートを手放すことはできません。 それらの理由を大使館、領事館、ビザ面接担当部署の人などにメールや電話で伝え、いろんなところをたらい回しにされた挙句、「じゃあ、面接の予約をして、担当審査官に直接言って」と言われ、面接に行くことになった運びです。

 面接当日は前述の通り、極寒の中、領事館の外で30分ほど待たされ、その後セキュリティーチェックを受けて建物内に入りました。 ちなみに携帯電話を所持することは禁止されています。 いまどき携帯を持って入っちゃダメってどういうことよ?と思いましたが、ちゃんと下調べの段階でわかっていたので自宅に携帯を置いてきて、財布と書類のみをもって参上しました。 建物内でも20分ほど待ちました。 その後、最初に書類を受け取る係の人のところに案内されました。 そこのおばちゃんが面白く、僕がパイロットだと知ると、「○○空港にも行くでしょ? 乗ったことあるわよ〜」と話が弾みました(笑)。 その後、また10分ほど待ち、ようやく面接官のもとに。 書類とパスポートを渡し、パスポートを手放すことができないことを説明。 すると後ろにいる偉いさんみたいな人とごちょごちょと話をして戻ってこられ、「じゃあ、なんとか今日の午後3時までに発行できるように全力を尽くすから、この紙をもって3時以降にまた領事館に来てくださいね」と言われました。 あれ? そんなに簡単にできるの? え? 僕の申請追加書類一切渡してませんけど? いいんです? という感じであっという間に面接終了(笑)。 一旦自宅に戻り、3時過ぎに領事館に戻ると、ちゃんと10年間有効のC1/Dビザがついたパスポートが待っていました。 しかも、観光などでも使えるB1ビザまで無料でサービス(笑)。 これで仕事に支障をきたすことなくすみます。 長いプロセスでしたが、よかった、よかった!

 僕はアメリカ・カナダに入国する際にはNEXUSというカードを使っています。 これを使うと一般旅行客と比べて圧倒的に早く入国審査を通過できます。 通常はクルー専用レーンを使えば旅行客よりも早く通過できるのですが、NEXUSの場合はそれよりも早い場合が多いです。 特にトロントの場合は特別申請するものがない場合、機械でNEXUSカードを読み取り、画面を4回ほどタッチすれば終了で、印刷されたレシートを持って審査官がいるゲートをほぼ素通りで通過できます。 いちいち審査官からの質問に答えることも必要ないので、長いフライトのあとで早く家に帰りたいときなどにはこのカードのありがたみを感じます。 このNEXUSの申請にも面接が必要で、50ドルの手数料がかかります。 そのため、面倒臭がってNEXUSを持たないパイロットも多くいますが、一度このカードの便利さを知るとこれなしでは旅行したくないほどです。 入国審査で長い列に並ばされ、その挙句態度の悪い入国審査官にいろいろ聞かれることはなにかとストレスがたまりますからね。

 NEXUSには僕の住所などの個人情報の他に、アメリカのビザやカナダでの滞在資格の情報なども含まれています。 そのため、情報に変更があった場合にはそれらを逐一更新するためにわざわざNEXUSの事務局に出向く必要があります。 幸い、トロント空港内にその事務局があります。 C1/Dビザの更新が終了したのちこのオフィスに出向いてみると、下のような張り紙がありました:


 日本でも報道されていたと思いますが、アメリカ政府の予算の問題で一部政府関連省庁がシャットダウンしていた影響をもろに受け、NEXUSオフィスまで一時閉鎖されていたのです(涙)。 しかも、面接の予約をしていた申請者たちは全部面接がキャンセルになったそうです。 かわいそう・・・涙。  結局、情報更新はできなかったのですが、しばらくはアメリカ行きの仕事もなかったので問題ありませんでした。 そして、おととい、休日出勤でフロリダ行きの仕事があったので、その際にアメリカ入国審査官に今回のことを告げたら、その場で親切にも情報のアップデートをやってくれました。 親切な人でラッキーでした。 

 こんな感じで今年の1月は過ぎて行きました。 1月は22日までが仕事で、そのあとはおやすみだったためフランスに行っていました。 今回は南仏ニース、カンヌ、そしてモナコにも行って来ました。 次回のブログでそのことについて書きます。


(つづく)

2019-01-04

2019年元旦。

 あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしく本ブログにお付き合いください。

 2018年は20日から29日までフランスにいました。 フランスで過ごす初めてのクリスマスはなかなか興味深く、楽しかったです。 29日にスイス・ジュネーブからモントリオール経由でトロントまで戻ってきました。 そして年が明け、新年一日から仕事でした。

 今年の飛び始めはアメリカ・フロリダ州のフォート・ローダーデールまでのフライトでした。 ここにはすでに何度か行ったことがありますが、ここで一泊するのは今回が初めてでした。 当日はアメリカ側の税関は混雑することなく、スムーズにカナダを出国できました。 北米の人々にとって、この時期大切な休日はクリスマスで、正月ではありません。 正月元旦から営業しているお店なども増えてきているようです。 一日は元旦で休みですが、二日から普通に仕事に戻る人がほとんどです。 


 元旦はお天気もよく、気温もそれほど低くはありませんでした。 降雪がなかったので出発前にde-iceをする必要もなく、なんともスムーズな出発となりました。

 フォート・ローダーデール(Fort Lauderdale)はフロリダ半島の東側に位置する都市で、海岸線に近い場所にあります。 1月でも気温は30度近くまで上がる日が多いようで、元旦には28度まで上がっていました。 ホテル到着後は海のほうまで歩いて見ました。




 海辺には水着姿で歩く人や、Tシャツ短パンの人があちこちにいます。 砂浜では日光浴をする人、ビーチバレーをする人、海に入っている人までいます。 どうも1月とは思えません。 むしろ、真夏です。 歩いているだけで汗ばむ気候。 カナダの寒さを逃れ、外を歩き回れるのは気持ちが良いです。

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 翌1月2日はトロントまでの早朝フライトを担当しました。 離陸した時はまだ外は真っ暗でしたが、しばらくすると背後から日が昇ってきました。 元旦には初日の出が見れなかったので、これが僕に取っては2019年の初日の出。 

 

 今年もこんな日の出を見ながら飛ぶことが多いんだろうな〜と思いながら、トロントまで3時間弱で到着。 この時期はアメリカ北部にジェット気流が発生することが多く、この日も時速200キロ以上のジェット気流が西から東に吹いていました。 幸い乱気流はほとんどなく、スムーズなフライトとなりました。 今年初の着陸も我ながら気持ちよく決まり、気分良く今年に初フライトを終えることができました。 

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 今年はまたもや引っ越しをする予定でいます。 今住んでいるトロントは悪い都市ではないのですが、僕にはいろいろな面であっていないところが多く、ここで今後も生活するのはメリットがないと思うようになりました。 今の会社はトロント、バンクーバー、モントリオールにパイロットの所属空港があります。 バンクーバーは以前住んでいたビクトリアと同じ西海岸で魅力的なのですが、そこに異動するとなると機材変更を余儀なくされ、そのためには2ヶ月強の訓練を受けなければなりません。 そこまでする気力は今の僕にはありません(笑)。 訓練なしに異動ができるのがモントリオールです。 モントリオールはトロントから飛行機で東に1時間弱のところにあるカナダ第二の都市です。 モントリオールはカナダの中でもフランス語を話す人口が圧倒的に多いケベック州の都市です。 カナダの公用語は英語とフランス語ですが、モントリオールがあるケベック州の公用語はフランス語のみです。 トロントと比べると規模は小さい都市ではありますが、ヨーロッパのような雰囲気が体験できる魅力的な都市です。 ヨーロッパ行きのフライトの多くがモントリオール発着となっていますし、今は自社便で東京直行便も運航しています。 フランス語が話せないとモントリオールで生活するのは難しいという人もいますが、フランス語の勉強にはこれまでも興味がありましたので、カナダ国内にいながらフランス語を勉強する環境はモントリオール以上に良いところはないと思います。 トロントやバンクーバーと比べると不動産価格が圧倒的に安いところも魅力的です。 トロントではものすごく小さい1LDKしか買えないような金額であっても、モントリオールであれば郊外なら一軒家が買えます。 同じ金額で購入できる物件の選択肢は多く、質も圧倒的に高いように見受けられます。 一方、ケベックはカナダでもっとも税金が高い州でもあります。 いろいろ計算をしてみて考えてみましたが、一度はケベックに住んで見たいという気持ちも強くなりました。 ちょうど先月モントリオールの767ベースへの異動希望を出したところ、許可が下りました。 五月頃まではトロントにいる予定です。

 モントリオールでの生活や引っ越しの準備などについてはまた別の機会に書こうと思っています。 

 

(つづく)

2018-12-20

2018年仕事納め。

 今月は半年に一度の訓練の月だったため、いろいろばたばたしていました。 フライトでは主にアメリカのフロリダ周辺(オーランド、マイアミ)になんどか日帰りフライトしたり、コロンビアのボゴタに行ったりしました。 先日は初めてマイアミでのレイオーバーもありました。

 そして一昨日から二日間、シミュレーター訓練と技術審査がありました。 エアラインで飛ぶ限り、半年〜8ヶ月に一度審査を受け、合格しなければなりません。 一日目は訓練日で、エンジン停止、エンジン火災、燃料ポンプ故障、燃料漏れなどのさまざまな緊急事態が発生した場合の手順を復習したり、失速状態やウィンドシェアからのリカバリー、久しぶりのスティープターン(バンク角45度の旋回)を練習したりしました。 そして二日目がシミュレーターでの審査でした。 一緒に審査を受けた機長と協力しあって無事に合格。 審査後のブリーフィングでは試験官からお褒めの言葉をいただき、気持ちよく半年ぶりの審査を終了できました。 これでまた半年間乗務できます。

 そしてこれが今年最後の勤務日でした。 今日からとりあえずは年末までおやすみです。 仕事のストレスから解放され、シミュレーター審査も無事に終えたので、しばらくはフライトのことは考えず、ゆっくりとしたいと思います。 

 今日は休暇に出かける前に大掃除をしました。 やはり僕は日本人。 年の瀬は部屋を綺麗にしてからでないと新年を迎えられません。 

 
(写真上:訓練施設は空港から少し離れたところにあります。)

(写真上:ここがシミュレーター施設。 ここにくるたびに、初めて採用面接でここを訪れたときのことを思い出します。 あの日は寒い雪の日でした。)

(写真上:そしてこれがシミュレーター。 恐ろしいことが次々に怒る、恐怖の箱・・・笑)

 
 今年の書き込みはこれが最後になります。 今年もいろいろあった年でした。 主なイベントとしてはメインラインから今のLCC部門に異動になったこと。 このおかげで飛ぶ路線も大幅に変わりましたし、毎月のスケジュールの自由度も大きく改善されました。 日本にも数回帰国できました。 公私ともに充実した一年になりました。 来年はまたまたいろいろ状況が変わる予定ですが、楽しく安全にやっていけたら良いなと思います。



 それでは皆さま、良いお年をお迎えください。 また来年!


(つづく)

2018-11-30

仕事してないときのあるある。


 休暇中は仕事で使うiPadのアップデートをしないため、久しぶりにiPadを開くとデータの有効期限が切れてしまっていて、上のような画面になります(笑)。 ここからせっせせっせとデータ更新をし、休暇中に会社から送られて来たメモやメールなどを一気に読みます。 遊びボケした頭を仕事モードに戻すには少しだけ時間がかかりますが、休暇でリフレッシュできた脳で仕事に行くと、意外にも頭がよく回りますし、フライト自体もとても楽しいものになることが多いです。 1ヶ月近くも飛ばないといろいろ手順とかを忘れちゃうのでは?と思われるかもしれませんが、これまた意外にもほとんど忘れません(自分の場合)。 緊急時の手順などは毎回仕事に復帰する前に念入りに復習します。 

 
(つづく)

一時帰国とモントリオール。

 ちょっと時間があきましたが、一時帰国の記録を・・・。


 日本には10日間ほど滞在しました。 今回は実家の母と叔母を温泉旅館へ連れて行くことと、大阪にいる友人や元同僚たちとの久しぶりの再会が目的でした。 前回帰国した際にはフェイスブックグループのオフ会を開催していろんな方とお話をすることができて良い経験になりました。 今回も企画しようかなとも思ったのですが、今回は時間的余裕がなかったので諦めました。 

 トロントから東京・羽田までの直行便は13時間ほど。 成田ではなく羽田であることがグッド。 羽田から直接国内線に乗り換えができるのはとても便利です。 今回は羽田から石川県・小松空港までなにかと話題の日本航空さんにお世話になりました。 ありがとうございます。

 この羽田ー小松路線はJALもANAもボーイング767を飛ばしているのが多いようで、個人的には興味があります。 どうやって運航しているのかとか、FAさん(日本ではCAさんって呼ぶんですよね)がどういう働きをしているのかとか。 カナダと日本の文化の違いが顕著に現れるので、見ていて飽きません。 それにしても1時間弱のフライトを767で、20,000フィートで飛ばすってすごいですね(笑)。 カナダでは考えられません。 カナダでは例え巡航高度に到達してすぐに降下を始めるような場合でもやはり最低25,000、もしくは30,000フィートまでは上がります。 日本の空域にはなにか制限があるのかもしれませんね。 それにしても日本アルプスの真上を20,000フィートで飛ぶって、しかも夜ですし、ちょっとだけ緊張するんじゃないかと思います。 万が一の急減圧やエンジン停止の場合のエスケープルート的なものはあるんでしょうか・・・(ご存知の方は教えてください)。


 実家ではレンタカーを借り、お隣の石川県にある山中温泉まで行って来ました。 ここがとてもよかったです! ネットで予約をしたんですが、渓流沿いに建つ旅館で、露天風呂もあり。 山中温泉は今までにも何度か行ったことがありますが、泊まるのは今回が初めてでした。

 
(写真上:部屋からの眺め。 緑が綺麗。 少しだけ紅葉が始まっていました。)

 温泉には3回入り、すべてで露天風呂を堪能しました。 特によかったのが早朝の露天風呂。 時差ボケもあり、朝5時前に目が覚めたのですぐに露天風呂に行くと、外は真っ暗。 川の音だけが聞こえて、必要最低限の照明が木々を照らし、雨音が岩に滴る感じで、そうこうしているうちに夜が明けて来て空が薄暗く青くなってきました。 そういうのを見ながら湯に浸かる。 最高じゃないですか!(笑)  この旅館の露天風呂はとても風情があってよかったです。 外国で暮らしているとこういうのだけでめちゃくちゃ幸せを感じるようになるから不思議です(笑)。

 せっかく車を借りたので、親戚の家に行ったり、子供の頃によく遊んだ川を見に行ったり、いろいろ楽しめました。 やっぱり帰れる田舎があるのはいいなと思います。 母親も叔母も温泉1泊旅行を楽しんでくれていたようでよかったです。

(写真上:地元福井ではカツ丼といえばソースカツ丼。ヨーロッパ軒が有名です。)

(写真上:親戚の家の側。 まさに秋晴れ。)

(写真上:もう赤とんぼの季節です。)

(写真上:蔵と青空のコントラストが綺麗でした。)

(写真上:子供の頃にここで何時間釣りをしたことか。)

(写真上:山中温泉の渓谷の緑は美しかったです。)

(写真上:あやとり橋周辺にあったお茶屋さん)

(写真上:緑に映える赤い傘)

(写真上:松島周辺。 福井県は海も綺麗。)

 実家の次は大阪に移動しました。 飛行機でもよかったのですが、風情を楽しむためにあえて電車での移動。 サンダーバード号に乗って駅弁を食べる。 またまた最高じゃないですか(笑)。

 大阪ではたこ焼きの食べ歩きを友達としたり、朝早く起きて朝一番で新世界に行って通天閣に上ったり、ディープな大阪を見たかったので西成区を散策してきました。 通天閣なんて大阪に住んでいたころには行こうとすら思いませんでしたが、今行ってみると結構楽しめるもんですね。 でんでんタウンにはよく行っていたのに、そこから目と鼻の先の通天閣には一度もいったことがないという感じでした。 本当に自分でも不思議です。 カナダに来る前まで働いていた大学の元上司や元同僚とも以前住んでいた枚方(ひらかた)で再会し、懐かしい話や近況報告に花が咲きました。 大阪にはまた今後も頻繁に顔を出したいと思います。 でも、あいにくカナダからの直行便の多くは東京行きなんです。 バンクーバーー関空便が自社便で復活することになったので、それが今は楽しみです。

(写真上:通天閣。朝早かったのであまり人は歩いてませんでした。)

(写真上:なんとも大阪新世界っぽい。)

(写真上:レトロな喫茶店。)

(写真上:心斎橋周辺は大賑わい。特に外国人観光客が多い印象。)

(写真上:お決まりのひっかけ橋周辺)

(写真上:たこ焼き屋一軒目)

(写真上:ここのエスプレッソ、最高!)

(写真上:たこ焼き屋二軒目)

(写真上:三軒目!)

(写真上:電線だらけ。)

(写真上:大杉漣の最後の作品を観賞しました。邦画は最高。)

(写真上:お友達にチケットを取ってもらって吉本新喜劇に行って来ました。)

(写真上:JR大阪駅はまったく以前の面影なし。)

(写真上:一人ホルモン)

(写真上:最終日はのぞみで移動)

(写真上:途中、サントリーの山崎蒸留所周辺を通過。 この後ろの山によくサイクリングに行っていました。)

 約10日間の一時帰国でしたが、今回も楽しい時間を過ごせました。 次回はまた半年後くらいに帰りたいと思っています。 

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 カナダに戻って来て数日後、今度はモントリオールに行って来ました。

 モントリオールは今僕が住んでいるトロントの北東に位置するケベック州の都市です。 トロントから飛行機で1時間ほどの距離。 車だと5時間ちょっとのドライブのようです。 

 モントリオールがあるケベック州はフランス系移民が多く住む州として有名で、今でもフランス語が公用語として使われています。 そもそも、カナダの公用語は英語とフランス語の2ヶ国語ですが、ケベック州ではどちらかというとフランス語が主要な公用語で、英語はその次という位置付けだそうです。 実際、仕事中にモントリオールの空域に入ると突然航空無線でフランス語がばんばん聞こえて来ますし、空港でもフランス語が多く聞こえます。 機内アナウンスでもモントリオール出発のフライトの場合は最初はフランス語、そして英語でアナウンスします。 モントリオール空港には仕事でなんども行ったことがあるのですが、実際に市街地に足を延ばすチャンスは今までありませんでした。 今回はそのモントリオールに4泊しました。

 今回モントリオールに行こうと思った理由はいくつかあるのですが、実は近い将来ここに引っ越そうかなと思っているのが最大の理由です。 これについてはまた別の機会に詳しく書きたいと思うのですが、今の僕の仕事、生活、その他いろいろな状況を総合的に考えると、トロントに長くいるのは現実的ではないことを実感しています。 そのため、次の拠点としてこのモントリオールを検討しています。

 さて、今回初めてモントリオールに行ってみて感じたのは、「カナダの中のヨーロッパ/フランス」ということでした。 オールドモントリオール周辺の街並みはまさにヨーロッパのそれで、カナダにいることを忘れてしまいそうなくらいヨーロッパ風です。 言葉はフランス語が主に使われているようですが、モントリオールに住む人々はフランス語も英語も堪能です。 最初はフランス語で挨拶をして、それからすぐに英語に切り替えても問題ない場合がほとんどでした(興味深いことに、モントリオールの人々は英語とフランス語をごちゃ混ぜで会話をします)。 食べ物は美味しいし、人も優しい印象。 税金はカナダの中でもっとも高い税率を課す州として有名ですし、モントリオールの冬はとても厳しいと聞きます。 それでも引越しを検討する魅力がある都市ということが確認できました。 

(写真上:市役所も素敵。)

(写真上:石畳が敷かれた雰囲気の良い通り。)

(写真上:ショッピングセンターの名前も英語とフランス語の2表記。)

(写真上:夜のノートルダム大聖堂)

(写真上:高層ビルもありますが、トロントと比べるとこじんまりしています。)

(写真上:セントローレンス川は流れが速い箇所も多くあります。)

(写真上:オールドポート周辺は綺麗に整備されています。)

(写真上:カルティエ広場周辺。 あいにくの曇り空でしたが、綺麗な街並みです。)

(写真上:建物だけ見たらここがカナダということを忘れてしまいます。)

 
 以上、いろいろ端折りましたが、長かった連休も終わり、仕事に戻りました。 それからのことはまた次回。


(つづく)


 

 

2018-11-09

休暇前のプンタカナ。

 10月はギリシャ・アテネに2回とスペイン・バルセロナに1回、そしてカリブ海に浮かぶドミニカ共和国にあるプンタカナまでの日帰りフライトでした。 今日はそのプンタカナまでのフライトをご紹介します。

 トロントからは4時間ちょっと。 「バミューダトライアングル」で有名なバミューダ諸島の西側を飛びます。 天候によってはアメリカのフロリダ周辺を南下し、キューバ周辺を経由してドミニカまでというルートもあるのですが、今回はほぼまっすぐのルート。 行きも帰りもアメリカの首都ワシントンDC上空を通過しました。 

 アメリカの海岸線を離れてしばらくするとNew York Oceanicという航空管制と無線会話をします。 以前になんどか大西洋を横断する際の手順について書きましたが、アメリカの東海岸沖を南下する際にもよく似た手順でOceanic Airspaceを通過します。 大西洋横断の場合にはそれ専用のOceanic Clearanceが必要になりますが、アメリカのNew York Oceanicの場合には特別なOceanic Clearanceは不要です。 離陸前にもらうIFR ClearanceがOceanic Clearance部分も含む、という概念のようです。 アメリカ・カナダの西海岸からハワイに飛ぶときも同じようにOceanic Airspaceを飛びますが、Oceanic Clearanceは不要です。 

(写真上:プンタカナの位置)

 この日は僕の操縦でプンタカナまで飛び、帰りは機長の操縦でした。 天気もまずまずで大きなルート変更なども必要なく、特記することのないフライトでした(笑)。 前回ここに来た時はむちゃくちゃ嵐で天気が荒れていて、レーダー画面が真っ赤になるような大きな積乱雲(CB)の横で空中待機をさせられました。 今回はそれがなく、ラッキーでした。
 
 この空港の面白いところはターミナルを含め、建物がとてもリゾートっぽいところです。 また、世界各国のレジャーエアラインがここに就航しています。 前回もそうでしたが、お隣はドイツのThomas Cookでした。 機材もワイドボディが多く、アメリカなどの短距離からの場合はボーイング737やエアバス320などのナローボディ機も多く見かけました。 では写真をどうぞ!





(写真上:お隣にはロシアからやってきた747が停まっていました。)

 プンタカナ、モンテゴベイ、などなど、いろんなカリビアンにある空港に行っていると、果たして今自分がどこにいるのかがさっぱりわからなくなることがあります。 もともと南米やカリブ海周辺の地理には興味がなく、詳しくないことが原因だと思います。 会社に行ってこいと指示されれば行きますよ、という感じです。 本当であればバケーションなどでこういうところにくるのも悪くないのかな?とは思いますが、個人的にはこういう比較的貧しい国でのバケーションにはあまり興味がありません。 また、水道水が飲めない都市にも興味がないので、そういった理由からカリブ海にはあまり興味がないのです。 もともと出不精な人間がパイロットになっちゃったもんですから大変です(笑)。 仕事でなければ一生見ることがなかったであろう景色を見させてもらっています。 しかもそれでお給料までいただけるのですから、ありがたい話です(笑)
 
 プンタカナからの復路では前述通りワシントンの上空を通過しました。 このワシントンDC、僕にとっては特別な場所です。 というのも、大学生の時に1年間ワシントンにある大学に交換留学で通っていた経験があるからです。 なにも知らない若造が、なんとか苦労しながら1年間アメリカ人と机を並べて勉強しました(ちなみに心理学と社会学を主に勉強しました)。 大変なことも多かったですが、その経験が今の仕事や人生の大きな手助けになっているのは間違いありません。 英語力が伸びたのも、北米文化を学んだのも、そして今でも連絡をとっている友人に会えたのもこのワシントンDCです。 そして、留学から18年経ち、その都市の上空をエアラインパイロットとして300名近いお客さんを乗せて飛んでいるのです。 人生というのは本当に不思議なものだな〜とよく思うようになりました。 歳をとって来たせいだと思います(笑)。

 (写真上:画面真ん中あたりのRoslynというのが最寄駅でした。 厳密にはワシントンではなく、ポトマック川を挟んで西にあるバージニア州に住んでいました。)

 10月は16日から今月のまとまった休みと、12日間の有給が始まりました。 合計で25連休となりました。 日本で働いていたらこんなに長い休みを取れることはほぼないでしょう。 海外でパイロットになる魅力の一つがこういった長い休暇を取れることだと思います。 

 休暇では日本に10日ほど戻りました。 それからトロントに戻って来て、今度はケベック州のモントリオールに5日ほど滞在してきました。 これがまた面白い経験でした! 詳しくはまた次回。


(つづく)