2008-04-20

ビクトリア551日目:熱心な生徒。



 今朝目覚めていつものように外を見たら、車がすっぽりとに覆われていました。 昨晩のうちに少し積もりました。 本当におかしな天気です。 クラブに朝8時に行きましたが、雲底は低く、1000ftほどで、朝のフライトは2本キャンセルしました。 そのおかげで時間ができたのでK君とビクトリア空港のターミナル内にあるカフェにいってコーヒーを買い、展望室から空港を見ていました。 天気が悪いせいか、到着便の中には到着がおくれているものもありました。 結局、空港で1時間半ほど時間を潰し、家に戻ってきました。

 家では航空無線のマテリアル作りをしましたが、なかなか思うように行きません。 航空無線はあまりにも奥が深く、自分でもどうやって学習したのかあまり覚えていません。 なるべく分かりやすいマテリアルを作りたいのですが、なかなか難しいです。 もうちょっと時間がかかりそうですが、近いうちにウェブサイトに実際の無線会話の録音と解説を載せたいと思っています。 殆どは自分が教官証明の訓練を受けた時に録音した僕自身の声です。 自分の声をウェブに公開するのはなんとなく気恥ずかしいですが、他人の声を勝手に載せるよりはマシかなと思っています。 もちろん、自分の英語がたどたどしい部分に関しては編集で消しておくつもりです(笑)。

 午後のフライトも1本キャンセルし、最後のフライトだけ飛ぶことができました。 このフライトは結構なお年のおじさんとのフライトでした。 この方はとても真面目で、気難しいところがありますが、その分完璧主義なのでとても熱心に訓練に取り組んでくれます。 生徒の中には僕が言うことをそのままやるだけで、なんにも頭で考えない人がいます。 一方、今日の生徒さんはしっかりと頭を使い、「学ぼう」とする姿勢が感じられます。 熱心な生徒の中には時折僕もどきっとするような高度な知識を要求する質問をする生徒がいます。 最近はインターネット上にいろんな情報があるので、知識が豊富な生徒が時折いるようです。 教官として最低限の質問にはちゃんと答えれるように常に知識をアップデートしておく必要があると感じています。 分からないことがあるときは「分かりません」と答えます。 嘘をついて知ったかぶりをすると生徒と教官の信頼関係が一気に崩壊します。 これはなにも教官と生徒に限ったことではないですよね。 分からないときは分からないと認めて、そこから学ぶことが大切なんだと思います。 なかなか簡単ではないですけどね。

 今日は土曜日ということもり、K君と空港の側のレストランに晩ご飯を食べに行きました。 今日は「スペアリブ食べ放題」の日だったので、それを注文しました。 味はとてもよかったですが、1ヶ月に普段僕が食べる量以上の肉を一晩で食べたように思います。 もうしばらく肉は食べたくありません(笑)。

 明日は忙しい一日になる予定です。 夕方にはアボツフォードまでクロスカントリーフライトに行く予定です。 久しぶりのクロカンなので楽しみです。

 今日の写真は今朝のクラブのセスナ172Rです。 雪が積もっていました。

 ではまた明日。


(つづく)

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