2010-03-17

いろんなパイロット。



 教官の仕事の一つに、「チェックライド」というものがあります。 簡単にいうと、フライングクラブの飛行機を借りたい人の操縦技術や無線会話が安全でオペレーショナルなレベルかどうかを確認する作業です。 ビクトリアフライングクラブは多くのメンバーを抱えていまして、中にはエアラインパイロットなんていう方もいたりします。

 今日の午前中に、いつもは夏の間だけカナダ北部でキングエアに乗っているパイロットのannual checkrideをしました。 キングエアは僕が好きな飛行機の一つなのでいろいろ話を聞こうと思いましたが、どうも会話がお好きではない方のようで、ちょっと話をしただけであとは実際のフライトのみとなりました。

 僕なんかはセスナ機ばっかり飛ばしているので、タービン機やジェット機を飛ばすパイロットには尊敬の念を持っています。 腕前もきっと素晴らしいんだろうな〜といつも思っていて、そういうプロパイロットと飛べる機会はとても貴重だと思っています。

 そういうプロが皆いうことは、「セスナ機を飛ばすのが一番難しい」ということです。 より大型で複雑なシステムを使って飛ぶ飛行機は意外にも操縦自体はそれほど難しくないということ。 もちろん、コンピュータの使い方やオートパイロット、ナビゲーション装置の操作、緊急事態の手順などは比べ物にならないくらい複雑ですが、いったん飛び始めると小型機とは違ってとても安定するそうです。 セスナのようにちょっとの風でふらふらしてしまう機体のほうが飛ばすのは大変、というパイロットもいます。

 今日のパイロットは正直まあまあでした(苦笑)。 昔、教官をしていたというだけあって、腕前は悪くはなかったですが、アップドラフトに捕まっているのに気がつかずにあっという間に目標高度よりも200ft以上高度を上げてしまったり、スティープターン中に高度が上がったのをそのままにしていたり。 僕の生徒さんのほうがよっぽどうまいんじゃないかと思う点がいくつかありましたが、プライドを傷つけないように柔らかく、言葉を選んで指摘しました(笑)。

 今日は日中はお日様が照って、とても気持ちが良かったです。 いよいよ春到来か?という感じです。 長い長いビクトリアの雨季ももうそろそろ終わりのようです。

 今日の写真は以前にも紹介したファルコンのおしり部分です。 さすがフランスの会社、曲線と直線が微妙に入り交じっている、こういうところの造形に美意識を感じます。 




(つづく)

0 件のコメント: