2008-03-10

ビクトリア510日目:失敗から学ぶ。



 今日は朝からフライトが4本ありました。 天気は快晴ではありませんでしたが、フライトに支障がない程度の天気になってくれました。 昨日の天気から比べると断然良い天気になりました。

 今朝は、毎週末ナナイモからビクトリアにわざわざ訓練を受けにくる男の子の訓練をやりました。 今日のフライトでは無線装置が故障したことを想定して、通称「light gun signal」と呼ばれる光信号をリクエストしました。 タワーにお願いすると、光を放つ懐中電灯の化け物みたいなものを我々に目がけて照らしてくれます。 緑点灯なら「着陸を許可する」、赤点灯なら「着陸せずにサーキットをやりなおせ(意訳)」などというように色と点滅または点灯の仕方でそれぞれ異なった意味があります。 僕がPPL訓練をやったときにも教官がこれをタワーにリクエストしてくれたと思うのですが、僕の記憶にはありません。 昨日と今日、計2回お願いしたのですが、遠くからでもはっきりと色が確認できてちょっと感動しました(笑)。

 3本目のフライトに出かける時、エンジンの調子を確認したり、エンジンを暖める目的で行うrun-upというチェックをやるのですが、そのときにmagneto(マグニート)と呼ばれる電力発生装置のようなものの一つに不具合があるのが見つかり、結局出発を取りやめてクラブに戻ってきました。 今まで一度もこういう故障を見たことがなかったので良い経験にはなりました。

 ここ数日でちょこちょこと小さなミスをやらかしています。 「教官になったらいろんなことを学ぶよ」とチーフフライトインストラクターに言われたとおり、いろんなことを日々学び、経験しています。 間違いを恐れずに、もし間違いをした場合は謙虚に受け止めて、そこからしっかり学ぼうと思います。 

 今日の写真はFBOに停まっていたDHC-3オッターと呼ばれる飛行機です。 おしゃれなペイントがされています。 フロートまでしっかりと塗装されています。  ビクトリアとバンクーバーのハーバー間を結ぶ水上飛行機としてよく利用されている機種で、ビクトリア周辺では頻繁に見かける飛行機の一つです。

 明日もフライトが5本と忙しい1日になりそうです。 天気が良ければいいのですが。 教官は天気に大きく左右される商売です(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)

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