2008-03-22

ビクトリア523日目:体調とパフォーマンス。



 今日は久しぶりに雲が高くて青空が見えるよいお天気になりました。 今週はイースターのロングウィークエンド(連休)ということで、町中は少しだけひっそりとしていたように思います。

 今日はディスカバリーフライトが2本ありました。 1本目は以前ビクトリアに住んでいて、今はバンクーバーで仕事をしているという男性でした。 近々ビクトリアに戻ってくるので、どのフライトスクールで訓練を受けるかを決めるためにいろんなスクールでディスカバリーフライトをやっているという人でした。 いつもはディスカバリーフライトは1.5時間の予約になるのですが、なぜか今朝は1時間しか予約されておらず、いろいろ端折ったディスカバリーフライトになってしまいました。 

 ディスカバリーフライトは、飛行訓練に興味がある人と、興味がない人とでは少しだけこちらの対応の仕方や目的が違います。 これから訓練を始める予定の人にはなるべくフライトの仕方や飛行機の仕組みの説明に時間を費やすようにしています。 一方、訓練には一切興味がなく、あくまでも観光、または誰かからギフトとしてディスカバリーフライトをプレゼントされたという方にはそういう説明はせず、どちらかというと「とにかく楽しいフライト」になるように心がけます。 そういうときには余計な説明はせず、一旦空に上がってから操縦桿を少し握ってもらうようにしています。 緊張気味の人もいますが、殆どの場合は皆さん喜んでくれます。

 今日は、僕が今までに一度も会ったことがない生徒が僕を3時間も予約していたので、いったいなにをするのかと思っていたら、その生徒が間違って予約をいれてしまったということが判明しました。 僕の貴重な3時間を返してくれと叫びたい気持ちになりました(笑)。 3時間もあれば他の生徒が僕と飛びたかったかもしれません。 でもその生徒は意図的にいたずらしたわけではないので、許してあげました。

 ディスカバリーフライト2本目ではこれまたいろんなスクールでディスカバリーフライトをしているという中年の会社の社長さんでした。 若い時に空軍に入るところまでいったのに、空軍のやり方に疑問を感じ、空軍を辞めたそうです。 自分の意見をしっかりと持った、一見堅物な感じの方でした。 ビクトリア上空を飛んでいるときにはビクトリアハーバーにあるフライトサービスステーション(FSS)と無線で通信するのですが、今日はフライト中の無線通話が聞こえているときにこのおじさんが何度も質問を繰り返すもので、FSSからのトラフィック情報を2度聞き逃し、FSSの人をちょっと怒らせてしまいました(笑)。 これまたこのおじさんは意図的にやったわけではないので、僕が悪者になってFSSの人に謝りました。

 最後のフライトは最近時々飛ぶ、他の教官の生徒です。 トラックの運転手をしているという彼、とても明るく元気です。 ちょっとしたことで喜んでくれるし、ノリが良く、覚えも良いです。 今日はサーキットで着陸と離陸の練習を繰り返しました。 個人的な意見ですが、「着陸」は飛行機の操縦の中で最も技術と慣れを要する場面だと思います。 アプローチ後のフレアでは操縦桿をとても繊細に、それでいて機敏に動かす必要があります。 この繊細で機敏な動きを感じ取ってもらうため、今日は2度ほど滑走路上空を低空飛行する練習をしました。 この練習では滑走路には接地せず、路面数メートルの高さを路面と水平に飛んで行く練習をします。 路面が近いのでスピード感を感じますし、ちょっとしたゲームのような感覚になるので生徒はだいたい楽しんでくれます。 

 今日気がつきましたが、生徒のパフォーマンスが最後に飛んだときは良かったのに、次の日になって悪くなるということがよくあります。 そういうときはだいたいプライベートな問題を抱えていたり、疲れていたり、睡眠が取れていなかったり、食事を抜いていたりします。 些細なことですが、こういうことがパイロットのパフォーマンスに大きな影響を与えます。 僕も人ごととは思わず、こういうことにも日頃から注意していきたいと思います。

 今日の写真はビクトリアに着陸してきたセスナ・サイテーション(おそらく)です。 FBOに駐機したところを見ていたら、中から普段着の人がぞろぞろと出てきました。 金持ち家族の旅行かなにかでしょうか。 最近仕事の後にFBOに泊まっている飛行機を眺めたり写真を撮ったりするのがちょっとした息抜きになっています。 今日はFBOにキングエアも停まっていました。 写真はまた明日にでもアップします。 いつかはキングエアを飛ばしてみたいです。

 ではまた明日。


(つづく)

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