2008-03-29

ビクトリア530日目:冬のフライトの危険。



 今日もサンダーストームが空港周辺にある不安定な天気になりました。 それでも午前中のフライトは4本飛ぶことができました。 夕方のフライトを1本だけキャンセルせざるを得ませんでした。

 今日の最後のフライトでのこと。 とある方のannual check rideで訓練空域までいったのですが、離陸前から空港の西のほうには真っ黒な雲がありました。 ATISを聞くと「Cumulonimbus(キュームロニンバス)」という言葉が録音されています。 キュームロニンバスはいわゆる雨雲のことで、雨を降らせる雲です。 どうやらサンダーストームと関連したキュームロニンバスが空港近くにあったようです。 それでも一旦空に上がってしまうと想像していたよりも気流は穏やかで、視界も悪くありません。 予定通りローカルウエストに飛んで行ってチェック項目をやり、ビクトリアに戻ることになりました。 少々の雨と雪が混じったものが降っていて、その中を飛行しました。 途中でOAT(Outside Air Temperature=外気温)を確認したらだいたい0度近くでした。 その時に翼の先端(Leading edge)を見たら、薄らとが張り始めていました。 氷(Icing)は飛行機が空を飛ぶのに必要な揚力(lift)に影響を与えます。 簡単にいうと、安全な飛行には氷は大敵で、危険な物と見なされます。 特に深刻なアイシングではないようだったので、高度を変え、気温がやや高いところまで下りたら氷は溶けました。 冬のフライトにはこういう危険が伴うので注意が必要です。 氷が張っていることに気がつかず飛行を続けると飛行機が突然失速してしまうこともあるようです。 怖いですね。

 昨日の終わりの時点で飛行時間が400時間に達しました。 そろそろ右側の席からフライトした時間が左側の席(機長席)からフライトした時間を上回ると思います。 ここしばらくはずっと右側からフライトしているので、逆に左側からフライトしたら操縦はかなりぎこちなくなるように思います。

 今日の写真はちょうど1年ほど前にピットメドウズ空港に行った時に見かけたVOR(ヴィーオーアール)の写真です。 メキシコ人が被っているような帽子の形をしたこの装置から信号が発信されていて、それをコクピット内の装置で受信し、飛行機の位置を確認したり、航法に利用したりします。 ビクトリア空港のすぐ側にもこれと同じようなものがあります。

 ではまた明日。


(つづく)
 

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