2008-03-15

ビクトリア516日目:REMOVE BEFORE FLIGHT。


 
 今日も天気はすっきりとしませんでしたが、それでも予定していたフライトをすべてこなせる程度の天気にはなりました。 風が穏やかだったので着陸の練習などには絶好のコンディションだったと思います。

 今日は朝8時からAnnual checkのためのフライトに出かけました。 生徒さんはビクトリアフライングクラブのプレジデント(代表)を数年前までつとめていたおじさんでした。 なかなか気さくな方で、「学びたい」という姿勢をもった立派な方でした。 こうやっていろんな生徒と飛んでいると、中には「お前より俺のほうが経験を積んでいる」的な態度をする人がいます。 そういう人に限って飛び方に変な癖があったりします(一番多いのは間違ったラダーペダルの使い方です)。 今日の生徒さんはちゃんと話を聞いてくれるし、飛び方も安全で申し分ありませんでした。 僕も歳をとっても彼のような謙虚な姿勢でいたいものです。

 2本目は他の教官の生徒と飛びました。 計器飛行の練習だったのですが、時折雨の中を通過したりした際に機体が揺れて飛行姿勢を保持するのが大変だったところがありました。 そのせいもあってか、今日のフライトはあまり良い出来ではありませんでした。 明日も彼と飛ぶので明日は今日よりも良いパフォーマンスを期待しています。
 
 3本目はフライト直前でキャンセルになりました。 この生徒、前回もフライトを直前でキャンセルしています。 僕の憶測ではありますが、きっと次のレッスン項目であるストールとスピンが怖いんじゃないかと思います。 フライトをキャンセルするのはこれで通算3回目です。 前回と今回は「体調が悪い」といってフライト直前にキャンセルをしてきました。 毎回フライト直前に体調が崩れるなんてちょっとおかしいんじゃないかと疑り始めています。 次回はどうなるか、それを見てから今後の対処法を考えないといけないと思います。 

 4本目はカップルを1組連れてビクトリア上空を遊覧飛行してきました。 雨が心配でしたが、なんとかもってくれました。 今日は女性の誕生日だそうで、彼氏が遊覧飛行をプレゼントしたようです。 ディスカバリーフライトに参加する人の多くは飛行訓練に興味がある人ですが、なかには単純に楽しみたいという目的で飛びにくる人もいます。 今回のカップルはまさに後者でした。 そういう方には無駄に飛行機の仕組みなどを説明したりすることは避け、なるべく楽しいフライトになるように心がけます。 飛行訓練を始める人にはディスカバリーフライトからなるべく詳しく飛行機の仕組みなどについての説明をします。 ケースバイケースです。

 今日の写真はFBOに駐機されていたプライベートジェット機のノーズ部分のクローズアップです。 赤い布には「REMOVE BEFORE FLIGHT(飛行前に取り外すこと)」と注意書きがされています。 この赤い布はピトー管と呼ばれる飛行速度を計るための管やその他の機体先端に備えられている穴があいている部分(例えばエンジンの吸気口)に虫や鳥などが入り込まないように取り付けるカバーにくっついています。 色はだいたいの場合が赤、または明るいオレンジ色になっていて、パイロットの注意を引くようになっています。 カバー類をつけたままフライトすると速度などが正確に計器に表示されず、とても危険です(ピトー管カバーの場合)。 この布が基になって作られているキーチェーンなどもあります。 ちょっとした宣伝になってしまいますが、ビクトリアフライングクラブでも販売していますので、お土産などに最適です(笑)。

 明日はフライトが4本立て続けにあります。 昼ご飯を食べている時間はなさそうです。 ここ数日疲れがたまっているようなので、なるべく早く寝ようと思います。

 ではまた明日。


(つづく)

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