2008-05-05

ビクトリア566日目:準備不足。



 今日は朝から忙しい一日になりました。 

 朝はちょっと前にソロに送った生徒を再度一人で飛ばせることにしました。 ちょっと過度に慎重な生徒で、「窓が曇っているんだけど」とか、「翼に数ミリのへこみがある」とかということをマメに報告してくれます(笑)。 今日はその彼がエンジンを一人でかけることが出来ず、仕方なく助け舟を出しました。 なにせ古いエンジンでキャブ仕様なのでコツを掴まないとなかなか始動できないことがあります。 取り扱い説明書には「ポンピング(スロットルを出したり引いたりすること)はするな」と書かれていますが、ポンピングしないとかからない場合があります。 

 今日は気流がとても穏やかで、一度飛行姿勢を定めてしまえばず〜っと同じ高度で飛行機が飛ぶようなコンディションでした。 午後からナナイモへのクロスカントリーフライトが1本ありました。 先日ナビゲーションのブリーフィングをし、ついこの前クロカンフライトに出かける予定だったのに、プランニングが無茶苦茶だったのでブリーフィングをやり直しました。 今日になってようやくそのフライトに行きましたが、生徒の準備が全然できていなかったので、殆ど僕がフライトして無線でしゃべってという感じになりました。 結果に疑問が残るフライトになりました。 初めてのクロカンということで緊張していてうまくできなかったというのはもちろん理解できますが、それにしてもハチャメチャでした。 僕がナビゲーションを初めて習った時などはしっかりできるかどうか不安で、なんども見直しをしたり、イメトレをしたものです。 生徒によっては「飛行訓練」そのものをとてもカジュアル(気軽・気楽)に考える人がいます。 そういう人は安全な操縦ができないことが多いです。 空を飛ぶことは楽しく、誰でも挑戦できることですが、一歩間違えればとても危険な行為になりかねません。 操縦を学ぶにはそれなりの気持ちと態度で取り組んでもらいたいものです。 一生懸命な人には一生懸命対応させてもらいますが、カジュアルな人にはカジュアルに対応します・・・と言いたいところですが、仕事なのでそれでも一生懸命対応します(笑)。

 明日は仕事を始めて初めてとなる1日7フライトに挑戦します。 どうなることやら・・・。 ちょっと不安ですが、しっかり御飯を食べてエネルギーを蓄えて頑張ろうと思います。

 今日の写真はシドニーで建築中だった家です。 なんかぺらぺらです。 日本の建築技術とは全然違いますね。 板を張り合わせて作っているだけのように見えます。 地震が起きない国だからこれでいいんでしょうか。

 ではまた明日。


(つづく)

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