2008-06-19

ビクトリア609〜610日目:ナイトクロスカントリーフライト。



 昨晩、ナイトレーティングに向けて訓練をしている生徒とナイトクロスカントリーフライトに出かけてきました。 「Night Rating(ナイトレーティング)」は自家用パイロット免許を取得後に追加できる限定解除のことで、この資格を取得するとVFRコンディション下で夜間にフライトすることが可能になります。 この資格は、夜間に、いつも行きなれた空港に飛んでいく場合に便利な資格です。 この資格を取得するには夜間に最低2時間の野外飛行をする必要があります(その他にも必要な訓練がありますがここでは省略します)。 昨日はその必須項目を消化するためにフライトしてきました。

 ビクトリアを午後10時過ぎに離陸し、まずは本土の空港アボツフォードを目指しました。 夜間にはいろいろ気をつけることがありますが、特にの高さ(シーリング)には注意が必要です。 夜は雲を目視確認するのが難しいため、念入りに天気をチェックし、ウェザーブリーフィングを受ける必要があります。 昨日は5000ftまでは上がれましたが、それ以上上がると雲に入ってしまうような感じになりました。 幸いトラフィックも少なく、ターミナルコントロールの管制官も親切だったので我々が飛びたい高度をすべて許可してもらえました。 アボツフォードに差し掛かるとシーリングが下がり、小雨が降り始めました。 昨日はクラブ所有機の中でももっとも新しく、良い機材が搭載されたセスナ172Rを使い、GPSなども利用してのフライトになったので気分的にもリラックスしたフライトになりました。 アボツフォードに着陸し、離陸しようと思ったら滑走路の電気が消えていました。 以前にもここに書いたARCAL(アーカル)という仕組みが備わっているので、無線のマイクのPTT(Push-to-talk)ボタンを何度か押してライトを点灯させて離陸しました。 ライトが付いていなくても離陸できそうなものですが、それでは法に反することになります。 アボツフォードの後はピットメドウズに行きました。 こちらでもフルストップをし、そこからバンクーバーハーバー上空を2500ftでフライトしました。 相変わらずバンクーバーのダウンタウンはきれいでした。 そこからバンクーバー空港上空を飛びながら高度を上げ、4000ftでビクトリアに戻ってきました。 生徒さんはとても落ち着いていたのでなんにも問題はなく、とてもuneventfulなフライトになりました。 フライトから戻って来たのが午前1時過ぎ。 家に戻って来たのは午前2時近くになっていました。 

 今日は幸い休みでしたので朝はゆっくりできました。 朝に洗濯掃除を済ませ、友達とシドニーのタイレストランで昼ご飯を食べました。 夕方には別の友達の誕生日をお祝いするためにビクトリアに行きました。 今日は友達とたくさんしゃべったとても社交的な一日になりました。 いつもは一人でいることが多いので、たまにはこういうのも楽しいものです。

 明日もお休みです。 久しぶりの連休です。 明日は散髪、買い物、ワークパーミットの延長手続き、サイクリングなどをしようと思います。 明日も忙しくなりそうですが、休みを満喫したいと思います。

 今日の写真は先日仕事の帰り道に見かけた夕焼け色の雲です。 こういうちょっとしたシーンがとてもきれいに見えるのがカナダの大自然の凄さだと思います。

 ではまた。


(つづく)

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