2010-02-24

カナダグース飛行隊。



 空港という場所は都市部から離れていて、なんだか辺鄙な場所にあることが多いです。 「〇〇空港」という名前がついていても、実際に「〇〇」という都市に空港があるということはまずありません。 大阪空港(伊丹空港)なんかがいい例でしょう。 

 空港は都市部には作れないので、都市から少し外れたところで土地が確保できて、風などのコンディションが揃ったところに建設されます。 恐らく灌漑的な理由があるからだと思いますが、空港には滑走路の脇や誘導路と滑走路の間などに大きな原っぱがあることが多々あります。 そしてそこには多くの生命が暮らしています。 昆虫やミミズ、そしてそれを餌にするねずみなどの小動物が住んでいます。 そしてそれらを餌にする鷹や、海の側の場合にはカモメなどが飛んできます。 こう考えると、ちゃんと食物連鎖が形成されているんですね。 唯一違う点といえば、人間はそれらの動物を食べようとはしないということでしょうか(笑)。

 ここ最近、カナダグース(雁)がよく飛んでいます。 綺麗なVの字の編隊を組んで飛んでいます。 あれは風の抵抗を減らすためなんじゃないかと思います。 自転車のレースでも同じようにグループを形成して、風の抵抗を減らすためにお互いの後ろに隠れながら走ります。 雁は結構なサイズに成長する鳥なので、これが飛行機に当たるとエライことになります。 事実、僕の生徒さんが昨年の夜、雁と思われる鳥と衝突し、緊急着陸したことがあります。 カナダグースはいろんな高度を飛びますので、我々が普段飛んでいる訓練の高度(地上から750メートル以下)を飛んでいるのをときどき見かけます。 あと、夜でも彼らはナビゲートできるそうで、夜の間に飛行することもあるそうです。 こちらも気をつけて飛ばないといけません。

 なんて、こんなことを、先日散歩に行ったビーコンヒルパークで見かけたカナダグースを見ながら思いました。 次の目的地までの旅の途中の一休みだったようです。 GPSもないのに、どうやって目的地までたどり着けるんでしょう・・・・。 本当に不思議でなりません。

 今日はフライトが1本だけありました。 横風が強いコンディションだったので、生徒さんはなかなか苦労されていました。 横風が強いと離着陸(特に着陸)が難しくなります。 理屈は結構簡単なんですが、それを3次元で実行するとなると、慣れるのに個人差があります。 かくいう僕も昔はすごく苦手でした。 イメトレを繰り返すことで本番でもうまくできるようになりました。 なんでもそうですが、イメトレ(visualization)はとても大事ですね。

 明日もフライト1本だけです。 午後からは今週末の事業用操縦士向けのグランドスクールの用意をしようかと思います。


(つづく)

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