2015-08-15

乳房雲。

 ここしばらく特に雷雨もなく、穏やかな気候になったな〜って思っていたら、やっぱり夏はまだまだ本番のようで、積雲やら積乱雲やらがカルガリー周辺に発生することが多々ありました。 

 昨日の最後のフライトで、エドモントンからカルガリーまでの便でのこと。 途中から雲の中に入り、外が見えない状態でフライトしていました。 予報ではちょうど我々が到着するころに30%の確率で積乱雲が発生するとなっていました。 当然ながら気象レーダーをONにし、前方に積乱雲らしい雲がないかに気を張りながらフライトしていました。 途中で雨が降ってきました。 でも、レーダーにはまったく反応がありません。 さほど水分を含まない雲なんだろうと思いながら飛行を続けました。 しばらくすると、どんどん乱気流が強くなってきました。 そしたらいつの間にかレーダーには真っ赤な雲のイメージが映し出されていました。 レーダーに映しだされるイメージは緑色(まあたいしたことはないけど、水分を含んだ雲)、黄色(そこそこ水分がある雲=揺れる、着氷の可能性もある)、そして赤(たっぷり水分を含んでいて、乱気流、着氷、その他もろもろあるので絶対避けたほうが良い雲)という風に色と形で雲の状況を表示するようになっています。 赤いレーダー反応があったので、急いで管制官に右方向に進路を変更する許可をもらい、進度を20度ほど右に降りました。 結構揺れたのでお客さん達も怖かったんじゃないかな〜と思います。 結局数分で雲を抜け、後ろのほうをみてみるとまあ立派な積乱雲がありました。 レーダーは便利だけど、たま〜にあてにならないこともあるんですよね。 一昨日のフライトでも積乱雲を避けてフライトしまして、それも結構揺れました。 

 カルガリーに到着後、空を見上げると乳房雲っぽい雲が出ていました。 英語では「mammatus(ママタス) cloud」という雲です。 ぼこぼことした「こぶ」のようなものが見える雲のことで、これが見えるときは乱気流などが起こりやすく、一般的には避けたほうが良い雲とされています。 僕が事業用操縦士の資格のための勉強をしていたときにこの雲のことを気象の授業で習った記憶があります。 Mammaっていうのがラテン語で「乳房」という意味らしく、こぶが乳房のようなのでその名が付いたそうです(ウィキペディアより)。 Googleで「乳房雲」と検索してもらうともっと凄い写真がいくつも見れると思います。


 昨日まで約2週間の連続勤務で、昨日の夕方に自宅のあるビクトリアに戻ってきました。 今日から5連休です。 キッチンのタイルの張替えなんかをしてみようかな〜なんて目論んでYouTubeを見ながら勉強しています。


(つづく)

1 件のコメント:

ボリジ さんのコメント...

積乱雲が出るとパイロットさんも乗客も大変ですね。
熱帯・亜熱帯の南米だと、雲の隙間をサンドイッチ状態の飛行。
次々と波状攻撃されても隙間があれば佳い眺めですが、ビッシリだと
ダイバートで知らない町へ連れて行かれたり、1日1便で欠航だと
完全にお泊りです。

乳と言えば、パパイヤも南米だと mamao マモンと呼ばれています。
やはり形状から名付けられているとか。