2020-04-25

近未来の座席?

 新型コロナウイルスの蔓延を防ぎつつ飛行機の運航を再開するためのアイデアとして、下のようなものを推測する情報筋が出て来ました↓↓↓


座席の頭部にこのような衛生スクリーンを装着するというもの。

全席に装着するとなんとも異様な光景ですね。

また、中央席を逆向きにして隣の席との距離を少しでも稼ぐというものもあります。


 これが採用されることは個人的にはないように思っています。 理由はいくつかありますが、座席間に仕切りのようなものを設けると緊急脱出に影響が出て来る可能性があるからです。 現在世界中を飛んでいる旅客機の内装は緊急脱出の際に全乗客が90秒以内に機外に出ることができるデザインになっています。 今回提案されている衛生スクリーンはその脱出に支障をきたす可能性がありますし、座席の向きも同様です。 これを採用するには関連政府機関が多くのテストや研究をする必要が出て来ますので、これまた膨大な時間がかかります。 したがってあまり現実的ではないと考えます。 

 それに、こんなスクリーンをつけたら毎フライトごとに壊されるスクリーンの数を考えるだけでもゾッとしますし、体の大きい欧米人にとっては拷問でしょう。 着席するだけでも一苦労です。

 個人的には、以前にも投稿したようなエアカナダが取っている方式(隣に誰も座らせない)がもっとも現実的なように思います。 さらに言えば、今ある座席をそもそも取り替えてしまい、すべて1人用の座席に変更し、距離をとって配置するのが良いと思います。 これをすることによって個人空間が保たれ、喜ぶお客さんも増えるように思います。 もちろん、一人当たりの航空運賃はかなり高価になると思います。 言ってみれば全席ビジネスクラスのようなものですからね・・・。


(つづく)

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