2020-08-27

過去ログ:2006年12月13日〜2006年12月15日

ビクトリア60日目:またもや嵐。
2006年12月13日水曜日


 今日もまた発達した低気圧の影響で大荒れです。 大家夫婦が住む家の屋根に張ってあった雨漏り防止のシートは風が凄過ぎてずたずたに引き裂かれてしまいました。 道路には木々の枝がたくさん落ちているし、雨は45°の角度で降りつけているような感じです。 そんな天気のなか、あえて散歩に出かけました(笑)。 以前、大家のブライアンが、「嵐の日には海辺にいって、自然の凄さを体感するのが好きだ」っとクレイジーなことを言っていたのを思い出し、僕も1回くらいは経験しようかと思ってのことでした。 幸いというか、あいにくというか、僕の家の近くのビーチはすべて入り江のような感じなので、たいした波は押し寄せてはいませんでした。   浜辺では白鳥が3匹羽を休めています。 こんな風ではさすがに思うように飛べないんではないでしょうか。 海なのに白鳥がいるというのがなんともミスマッチで面白いと思いました。  

 さて、今日は午前中は洗濯と家の掃除で大忙しでした。 洗濯物を乾燥機にかけている間に家の掃除をしました。 以前お話した「セントラルバク」を使って、階段、洗面所、台所、そして自分の部屋と掃除機をかけました。 時間はかかりましたが、きれいになったので気分が良いです。 

 午後からは夜間フライトの予定でしたが、結局嵐の影響でキャンセルとなり、明日の午後5時からに振り直しになりました。 風力25ノット、gusting 45ノットとかではそりゃ飛べないですよね(笑)。 そこで、4年前に勉強したナビゲーション(フライトプランニングなど)の復習を始めました。 お恥ずかしいことにフライトプラン(ヘディング、高度、マップの用意など)のやり方をすっかり忘れてしまっています(汗)。 四年間一度もフライトプランなど立てなかったから当たり前といえば当たり前ですが。 magnetic variationのこと、magnetic dipのこと(注:これらはまた機会があれば説明します)などはすっかり頭のメモリから消え去っています(笑)。 今夜と明日の午前中にかけて分かる範囲で復習するつもりです。 

 勉強の後で、いつもコメントをくださるAviatorさんのブログを拝見していました。 すると、ブログカテゴリーのところに、「クッキング&ベーキング」という項目があるではないですか。 「はて?」と思い中を拝見すると、その名のとおり料理やベーキングのレポートが書いてありました。 それを見て、「そうだ〜!」っとひらめきました。 「カナダに行ったら時間があるだろうから、パンを焼いたりする技術を身につけよう」と、ず〜〜〜〜っと前から思っていたのです。 すっかり忘れかけていたそのプランをAviatorさんのブログが思い出させてくれたのです!(笑)。 ありがとうございます〜! っということで、すぐに買い物リストを作ってスーパーとハードウェアストア(ホームセンター)に向かいました。 スーパーではバナナブレッドを作るための材料を、ホームセンターではパンを焼くための型と泡立て器、アルミホイルを購入。 家に帰ってきて、ウェブ上で見つけたバナナブレッドのレシピを参照しながら早速クッキング開始です。 20分ほどで準備が終わり、オーブンに入れて1時間ほど待つとおいしいにおいが家中に漂いました。 今日の写真はそのバナナブレッド(ピカンナッツ入り)の写真です。 包丁があまりよく切れないので少しぐちゃぐちゃになりましたが、味は想像以上においしくできました。 小麦粉もベーキングパウダーもたくさん余っているので、今度は違ったパンに挑戦したいと思います。

 今日は以上の他にも、「How to: 航空留学の準備」というページを公開するための最後の確認を行いました。 公開した内容はページ最上部のメニューからご覧いただけます。 内容は主に僕が実際にカナダに来るまでに行った準備内容を順序立てて紹介しています。 僕一人の意見をまとめたものなので、偏りがあるかもしれませんので、既に航空留学を経験されている読者の方々にはぜひアドバイスや付け加えたらよいことをコメントから教えていただきたいと思います。 後輩達の航空留学がスムーズで実り多いものにできるようにご協力をお願いします。 その他にも、これから航空留学をしたいと考えている皆さんからの質問があれば、同じくコメントから質問を受け付けます。 もしくは僕まで直接メールで問い合わせていただいても結構です。 今日はこの他にリンクも2件追加しました。 Linksのページからどうぞ。

 そういえば、車の件は当面諦めようと思います。 理由はやはり金銭面に車を購入したり保険を購入する余裕がないからです。 まったくないわけではありませんが、今後訓練がどう進むかも分かりませんし、もしかしたら予定よりも多くの出費が必要になるかもしれません。 そのため、ここはぐっと我慢して、エコな生活を続けようと思います(笑)。 その代わりに新しいロードバイクを購入しようかな〜なんて考えています。 車よりは安いし、保険はいらないし(笑)。 まだどうするか分かりませんけどね。

 また話は変わりますが、カナダのアップルストアから増設用メモリとiWorkというソフトを購入しました。 まだ届いていませんが楽しみです。 iWorkは今使っているMacBookを購入したときにお試し版が同封されていて、使ってみたら使いやすかったので使い続けたいと思って購入しました(30日のおためし期間が終わってしまいました・・・)。 メモリを1GBに増やしたらどれくらい体感スピードが速くなるのかが楽しみです。 

 ではまた!


(つづく)

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ビクトリア61日目:メモリ増設。
2006年12月14日木曜日


 え〜、今日も天気が悪くて飛んでません。 ナイトフライトの報告を楽しみにしている皆さん、もう数日お待ちください。 今日の写真は本日午後4時時点での天気予報図(GFA)です。 見て分かるとおり、低気圧がありますね。 図の中に四角の中にBと書かれているところがありますが、そこから少し左下にいったところがビクトリアです。 そして、その左側に砂時計のような、ローマ字のRのような形をした赤いシンボルがありますが、これはTS(Thunder Storm)=雷です。 こいつらのお陰で今日も風が強く、雨が断続的に降る一日でした。

 今朝は散歩にもいかず、少しだらだらと朝を過ごしました。 お昼過ぎにドアベルがピンポーンとなるのでドアをあけるとFedExの人が。 おととい注文したMacBook用のメモリが早速届きました。 FedExのおっちゃんが帰り際に「メリークリスマス」って言ってました。 ちょっと早いんでないかい?っとは思いながらも、「メリークリスマス」と言い返しました(笑)。

 早速メモリを取り付けました。 感想は「早い!」です。 動作スピードが早くなったことが体感できます。 あ〜、買ってよかった。 なぜか一緒に注文したiWorkのほうは別便で届くようです。 なんでだろ。 いずれにせよ送料無料なので別に気にしてませんけど。

 その後、午後3時くらいから久しぶりに図書館へ。 フライトプランニング(クロスカントリーフライトの計画)のやり方をおさらいするために教則本とフライトコンピュータ、プロトラクター(分度器付き定規)などなどをバックパックに詰め込んで出かけました。 外は強い雨です。 レインジャケットを着ていったので上は大丈夫でしたが、ズボンがしっとりとぬれました。 図書館で昔の記憶と教則本に書いてある内容を確認しながら模擬フライトプランを立てます。 教則本にはなぜかプランニングのやり方がはっきりとは書かれていません。 風の計算の仕方や時間の計算、燃料の計算、地上スピードの計算などはどれもちゃんと書かれていますが、それじゃ具体的にどの順番でクロカンのプランを立てれば良いかというのは書いてないんです。 そのため、多種多様な情報に混乱させられてしまうわけです。 さらに、風の情報はどの情報を使うのか(目的地の情報なのか、それともUpper Wind <FD>なのか)といった疑問も。  ネットでいろいろ探してみましたが、やっぱり良い手順は書いてません。 なんでなんだろう・・・ これくらいは知っておいて当たり前ということなんでしょうか。 近いうちにデュアルのクロカンがあるようなので、そのときに細かく手順をインストラクターに確認しようと思っています。 今考えてみれば、サスカトゥーンで訓練を受けたときはインストラクターに言われるまま、「true airspeedは90kt」とかというふうに鵜呑みにしていた部分があったように思います。 そのときはそれでもよかったんですが、今回はそういうわけにはいきません。 燃料の計算や離陸・着陸距離などは自分でしっかり計算した記憶があるのですが、具体的になにをどうしていたかまでは覚えていません。 なるべく早くそこのところをクリアにして、正しいプランニング方法をまとめておきたいと思います。 また、最近は時間的余裕もあるので、PPLをやっている人たちのグランドスクールに参加させてもらえないかも聞いてみようと思っています。 昔学んだことのおさらいにはもってこいだと思うので。 ただ、お金がかかりそうなのでどうしようかと・・・ とりあえずはスクールに次に行ったときに確認するつもりです。 なお、CPLのグランドスクールは参加人数が少なすぎるため、しばらく開講されないとか。 来年の春くらいになるんじゃないかという話。 最低でも3、4人くらいはCPLの生徒がいないとクラスを開講しないそうです。 どうしても急ぎでグランドスクールを終わらせたい場合はバウンダリーベイのほうで集中講座があるということらしいですが、僕はそんなに急いでもいませんので、来年まで待つつもりです。 

 なにはともあれ、もう少ししたらソロフライトをばんばんやって行こうと思っています。 ナイトフライトが終わったくらいから自分の都合にあわせてソロフライトでトレーニングエリアに飛んで行ってエアワークをこなすようにしようと思っています。 毎日ソロで飛ぶようになってようやく事業用免許の訓練らしく感じるのかもしれません。

 明日の天気もさほど良さげではないようです。 もし天気が悪かったら、フィットネスジムに入会の手続きをしに行こうかと思います。 あとは、イースト菌を使ったパンでも焼いてみようかと思います。 もしくはビクトリアの日本食料品店で食材を購入するのもいいな〜と思っています。 この季節、あったかい鍋なんかを作って食べたいなぁなんて思っています(笑)。

 ではまた明日!

 

(つづく)

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 ビクトリア62日目:感動!ナイトフライト
2006年12月15日金曜日


 まずはご報告から。 今夜、ようやく初めてのナイトフライトにでました! 時間は0.8時間と比較的短いフライトでしたが、とにかく楽しかったです。 夕方5時以降のフライトで、ウォークアラウンドをしたときにはまだ少し明るかったものの、フライトに出発するまでにはすっかり辺りはまっ暗でした。 懐中電灯と機内についている薄い赤い色のライトを頼りにエンジン始動、タクシーへと進んで行きます。 周りが暗いのでなかなか自分の居場所がよくわかりません。 また、コクピット内はライトはあるとはいえ、本当に薄暗いライトなので最初はあまり良く見えません。 薄暗いライト(赤色)を使っている理由は、明るいLEDなどの白いライトを使ってしまうと夜間視力に影響を及ぼすからだそうです。 人間の目は暗さに慣れるのに約30分かかるそうです。 赤色のライトも普通の懐中電灯の色よりも夜間視力に影響を及ぼしにくい色のようです。 でも、暗いコクピット内が赤いライトで照らされているって、なんかドラキュラハウスみたいでとても不気味です(笑)。 タクシー中はタクシーライトという車のヘッドライトのようなものを付けてはいますが、それでもなかなか前は見難いものです。 タクシーウェイは青いライトが200フィート毎に配置されていますので、それを頼りに滑走路まで移動します。 今日の滑走路は27で、離陸後左にターンして27のdownwindを飛び、その後Cordova departureというポイントめがけて飛んで行きます。 Cordovaはビクトリアのダウンタウン周辺の東の海上のポイントです。 今日は初のナイトフライトということで、ビクトリアの上空を2500ftでフライトしました。 ビクトリア上空をフライトしたのは今日が初めてでした。 空港から10分ほどでダウンタウン上空に到達します。 バスなら1時間なんですけどね(笑)。 目下にはオレンジ色のストリートライト、クリスマスのライティング、スタジアムの照明などが散々と輝いています。 その美しさは言葉では言い表すことができません。 こっちに来ていろいろなことに感動しましたが、今日の上空からの夜景が今までで一番感動しました。 以前このブログでも紹介した州議事堂はこの時期はクリスマス用にデコレーションとライトアップがされていますが、その様子も上空からはっきりと見ることができました。 その横にあるEmpress Hotelもクリスマスのライティングが施されていました。 

 ビクトリア上空は、Victoria Harbourという水上飛行機のための水上空港(water aerodrome)があり、そこにあるFSS(Flight Service Station)がコントロールゾーンの管制を行っています。 FSSの場合はタワーではなく「Radio」という言葉で呼びかけます。 FSSはタワーのように離着陸許可などを出す権限はなく、あくまでもアドバイザリーということで情報を提供してくれるだけです。 ビクトリアを出てしばらくすると、タワーからコールがあり、「ビクトリアコントロールゾーンを出たから、ハーバーレディオ122.2にコンタクトしてください」(英語で何て言ってたかは忘れました・・・)と言われます。 指示のとおり、ハーバーレディオにコールします。「Harbour radio, cessna 152 GZSC over Cordova inbound」っと言いました。 するとおばあさんの声で、「Cessna ZSC〜, Harbour radio roger〜, are you flying over the city for an hour or so〜?」と聞こえてきました。 本当は僕が最初にハーバーにコールしたときに、なぜinboundなのか、目的はなになのかを伝えるべきでしたが、すっかり忘れていました(笑)。 そのため、ハーバーレディオの人に「何しに来るの?」と聞かれたわけです。 「That is affirmative」(そのとおりです)と言って、ビクトリア上空をフライトする目的であることを告げました。 すると、「Report clear of control zone」(コントロールゾーンを出たら報告してください)とだけ言われました。 ビクトリア上空は他にはトラフィックもなく、とても穏やかで静かでした。 2周ほどぐるりと市の上空を旋回したあと、またCordova方面に向かい、ハーバーのコントロールゾーンを抜けてビクトリアに戻る準備をします。 マップを見て、ハーバーのコントロールゾーンを抜けたところで、「Harbour radio, ZSC is clear to the north」(ハーバーレディオ、ZSCはコントロールゾーンの北に抜けました)と報告します。 すると、「ZSC, Roger, Good evening」(ZSC,了解しました。よい夕べを。)とその女性は言ってくれました。 僕も同じようにgood eveningと言って彼女と交信を終えました。 

 その後はすぐにまたビクトリアタワーとの交信です。 周波数を122.2から119.7(119.1は夜は交通量が少ないためあまり使われてません)に切り替えて、「Victoria Tower, Cessna 152 GZSC, over Cordova at 2.0, inbound for landing」(ビクトリアタワー、セスナ152 GZSC、コードバ上空を2000ftで通過中、着陸のためそちらに向かってます)と伝えます。 すると、「ZSC, squawk ident, XXXXXXXXXXXXXXXXXXX」っと言われました。 squawk identと聞こえたので、いつものようにトランスポンダーのidentボタンを押そうと思ったのですが、暗くてどれがそのボタンか分かりません(汗)。 それを探しているうちに、XXXXXXXXXXXXXの箇所がなんていう指示だったのかを聞きそびれてしまいました(笑)。 仕方ないので、いつもの「say again?」を使いました。 するとタワーが「ZSC、how do you read?」(ZSC、無線はちゃんと聞こえますか?)と言ってきます。 さらに、「what was the problem?」(なにか問題でも?」っと聞いてくるじゃありませんか。 んもう、ただ聞きそびれただけなのに(笑)。 仕方なく、なんとか無線を聞きそびれたことを説明して再度指示を出してもらいました。 空港に近づき、滑走路27の進入灯が見えます。 よく映画とかで見る、滑走路の端から伸び出ているあれですね。 きれいにぴかぴか光っているやつです。 それに従って滑走路に進入します。 暗いので滑走路の表面が全然見えません。 怖いな〜っと思っていると、インストラクターが「それじゃランディングライトを付けましょ」といってライトを付けると、あら不思議、ちゃんと滑走路表面が見えるじゃないですか(笑)。 なんとか無事に着陸し、左ターンをして滑走路20に出てグランドにコールです。 夜はあまり他に空港で動いている飛行機がないので、グランドもテキトウに指示を出します。 「ZSC、taxi to the club」。 それだけかよ!(笑)。 いつもなら、「taxi via echo, right turn on sierra」とかというふうに細かい指示が出るんですけどね。 夜だからコントローラーの方々もお疲れなんでしょう。 ご苦労様です。  

 以上で無事0.8時間のナイトフライトが僕のログブックに記録される運びとなりました。 めでたしめでたし。 明日もまた同じようにナイトフライトの予定です。 その後はソロでナイトフライトを5時間やらなければ行けません。 少し怖いけど、夜はトラフィックもほとんどないし、景色は綺麗だし、気流は普通は日中よりは穏やかなので結構楽しめそうです。  

 今日の写真は昨日の嵐の結果(今日の新聞の一面)です。 ビクトリア空港に止めてあった飛行機が20メートルほど吹き飛ばされてひっくり返ったそうです。 しかもこの飛行機はちゃんとロープで固定されていたとか。 記事に書かれている空港関係者の話では、こんなことは初めて起きたそうです。 それもそのはず、昨日の夜は風速時速157kmの風が吹いて、BC史上最も強い風だったそうです。 風速150kmということは、セスナ152で全速力で風に向かってフライトしても、前進どころか後進してしまうほどの風です。 あ〜恐ろしい。 僕の家も午前3時頃をピークに大揺れでした。 日本の地震のときのような感じでした。 いろんなところから変な音がして、「このままじゃ屋根が吹き飛ぶんじゃないかな?」と思うほどで、とても怖かったです。 今朝起きてみたらちゃんと屋根はついたままでした(笑)。

 ではまた明日!

 

(つづく)

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【編集後記】

音楽を聞くとその曲を聞いていた当時のことや空気感を即座に思い出すことがありませんか?今回の過去ログを読んでいて、ビクトリアハーバーの管制官のおばちゃんのところに差し掛かった時、すぐに彼女のしゃがれた声を思いだしました。そして、その当時のことも思い出しました。ビクトリアハーバー上空を飛んでもう10年以上も経つというのに脳はしっかりと覚えているから不思議なものです。

同じ様な話になりますが、先日ビクトリアフライングクラブで教官をしている元教え子がYouTube動画をフェイスブックでシェアしていました。それは最近発売になったマイクロソフト社のフライトシミュレーターの最新版でビクトリア上空を飛んだ様子を録画したものでした。画像はシミュレーターからの画像ですがほぼ本物のようで、そのクオリティの高さに驚きます。この動画の作者は無線会話(これは実際の無線を録音したもの)も録音していて、その中の最初に聞こえてくる管制官の声の主は僕の友達だとすぐに判別できました(それ以外の管制官の声も入っています)。これも上記と同じく、もう何年も実際に会ってはいないのですが、無線で聞こえる彼の声をYouTube上で聞くだけですぐに判別できます。コロナ前にバンクーバー空港に飛ぶことが時々ありましたが、その時にも以前ビクトリアの管制塔で働いていた管制官の声だとすぐに誰だかわかります。2006年頃の記憶は僕の中ではかなり鮮明で、人の名前や顔、電話番号や住所なども比較的よく覚えています。それだけビクトリアでの生活は僕にとって刺激の多いものだったのだと思います。それが今となっては歳のせいもあってか、人の名前はほとんど覚えられません(笑)。


(つづく)

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