2007-08-27

ビクトリア315日目:無。



 昨晩は、僕の家に短期滞在していたK君のシドニー滞在最終日ということで、夜中まで2人でビールを飲んでいました。 そのせいもあって、今朝はなかなか起きることができず、結局お昼前まで寝てしまいました(反省)。 
 今日は朝からビザ延長の件をいろいろ調べて、そのことで頭がいっぱいになりました。 考えなければいけないことがいろいろありすぎて大変です。 ビザの延長や、その後のワークパーミットの申請のタイミングによっては日本に一時期国できるのが年末までおしてしまいそうな勢いです。 それがちょっとショックだったりします。 ビザの期間延長申請をしている間であっても学生ビザが有効な限りはカナダ国外に出ることができますが、万が一、国外にいる間にビザが切れるとそのビザを使って再入国することはできません。 ということは、ビザの延長が完了してからでないとカナダを離れることができないということになります。 そして、その延長手続きには約2ヶ月ほどかかるようです。 そもそも入国管理局(CIC Canada)が郵送で届いたビザ延長申請書類の処理を始めるまでに郵便到着後1ヶ月ほどかかるそうです(汗+怒)。 そこから1ヶ月強の処理時間がかかるようで、合計で約2ヶ月ほどかかるようです。 僕は来月の頭には申請書類を送るつもりでいますが、それでも延長手続きが終わるのはうまくいって11月ということになってしまいます。 余程のことがない限り、その頃には教官証明のためのフライトテストも終わっていると思うので、そうなると学生ビザの延長が終わったと思ったら今度はすぐに職探し・ワークパーミットの申請をしなければいけなくなってしまいます。 この申請を上げると、また日本に帰るタイミングを逃してしまいますし、一旦仕事を始めたらさらに帰国するタイミングを逃してしまいそうです。 ということで、帰国は最悪の場合、今年の年末になってしまいそうな勢いです(涙)。 日本に帰ったらやりたいことがたくさんあったのに・・・(涙)。 でも、その頃には天気などの理由で訓練(仕事)もそんなに忙しくないかも知れませんし、そのほうが周りの人に迷惑をかけなくて済むのでいいのかなとも思います。 でも、今日までずっと一時期国はIR資格が取れた直後にと勝手に思っていたので、正直意気消沈気味です(笑)。
 そんなこんなをやっていて、今日は殆ど勉強という勉強はできず、きわめて生産性が低い一日になりました。 メールを数件書いて、K君をフェリー乗り場まで見送って来ました。 最後のフライトを終えたK君とクラブを出る前に、一人の日本人の男の子が入ってきました。 彼の話では、VFCで体験飛行ができるということを知り合いに聞いて、バンクーバーからわざわざやってきたそうです。 とても謙虚で気持ちの良い若者でした。 フライトはできなかったのですが、せっかくなのでセスナ172の中を見せてあげました。 興奮気味の彼を見ていたら、初めてコクピットに座ったときの若かりし日の自分を思い出しました。 僕もそうやってパイロットの道を歩き出したんだったな〜と。 短期でホームステイをしに千葉県からやって来たという彼、ぜひ近い将来にパイロットの訓練を受けてもらいたいものです。
 今日は自転車に乗ろうと思っていましたが、やる気が無くてやめました。 どういうわけか食欲もあまり無く、何事にも意欲が湧かない一日でした。 カフェでコーヒーを飲みながら教則本を少し読みましたが、成果はあまり無かったと思います。 今日は「無い」づくしの一日でした。

 ということで、今夜はさっさと寝て、明日からのまた頑張ります。 明日は勉強と、夕方にはインド人学生・バルテージの訓練に付き合ってくる予定です。 彼はもうすぐCPLのフライトテストを受けるそうです。

 今日の写真は最近僕が作った疑似コクピット(段ボールに紙を貼っています)です。 これを使ってフライト中の飛行機の姿勢やコクピット内からの水平線の見え方を教えるつもりです。 その他にもレッスンで新しい項目を教えるときなどに白板に水平線を書いて、この紙をあてがって姿勢などについて説明をするつもりです。 VFR(有視界飛行)のパイロットにとって、水平線はとても大切な参照アイテムですが、結構忘れられがちです。 

 ではまた明日。


(つづく)

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お疲れ様です。
立派な「疑似コクピット」ですね。小道具というよりは大道具ですかね?
おっしゃる通り外を見て飛ばす事は最も重要です。

Youhavecontrol@gmail.com さんのコメント...

Javiatorさん

どうもありがとうございます! 実はこれ、新任教官のアイデアをちょっと拝借したものなんです。 サイズはレターサイズほどです。 これがあればもうヘタな絵をホワイトボードに書かなくて済むという利点があります(笑)。 外に目を向けて飛ばすことは訓練をすればするほど軽視しがちだと思います。 実際、僕自身がそうでしたから。 自分が教えることになる生徒にはそうなってもらいたくないものです。

匿名 さんのコメント...

>一旦仕事を始めたら

仕事ももう予定の範囲内なんですね。
行動すれば、ここまで着々と進んでいけるものなんだなと、いつも感心しながら読んでいます。(見習わねば・・・)
このままだと、すぐにグラム級のパイロットになってしまわれそうですね。
陰ながら応援しています。

Youhavecontrol@gmail.com さんのコメント...

梶君

仕事は当然予定の範囲内ですけど、仕事をもらえるという確証は一切ないですよ(汗)。 僕も時々梶君のMixiを覗かせてもらえってますけど、梶君のほうこそ文武両道で偉いな〜といつも思ってます。 勉強もアクロもがんばって! そういえば、シタブリアにようやく翼が戻りました(笑)。 グラムがテストフライトをして、すぐに売却されるんじゃないかということです。

グラムは超人です。 生まれた時に既に操縦桿を握ってたんじゃないかと思うくらいのレベルです。 彼のようにはなれないと思いますけど、ああいう良いお手本が近くにいるのはとても励みになります。