2007-10-10

ビクトリア359日目:良い一日。



 今日は朝8時からフライトでした。 今日のフライトは1.8時間のロングフライトで、そのフライトで殆どのマニューバーの教え方のリビューをしました。 今日のフライトでは、今までのイメトレやハンガーフライト、そしてここ数日の練習フライトの成果をしっかりと出すことができました。 おかげでチーフには、「これならフライトテストは全く問題ない!」とお褒めの言葉をもらいました。 もちろん、いくつか注意された点はありますが、今までに比べれば自分でもよく出来たほうだな〜と思います(笑)。 ちゃんと出来たことで少しではありますが自信がつきました。 自分で作成したフライト中の訓練の流れを書いたものをまとめたノートがチーフやマネージャーに大好評で、「Transport Canada(の人)もこれを見れば喜ぶぞ」と言っていました。 今まで僕は逆にそういうカンニングペーパーみたいなものはダメなのかな〜と思っていましたが、そういうものを使った方が訓練内容を飛ばしたりすることがないので逆に良いようです。 今日はフライト中にそれを使ったおかげで手順などを間違えることは皆無でした。 明日も10時からフライトで、明日はForced LandingやPrecautionary landingといったものの教え方をリビューします。 これらはちょっとイメトレ不足な項目なのでちょっとだけ心配がありますが、今夜と明日の朝でしっかり準備をする予定です。
 午後からはバイトでした。 比較的忙しい一日でした。 

 今日の写真は飛行機の速度を計るための「ピトー管」というものです。 この管の穴に風があたることで飛行機が空気中を移動している速度を速度計に表示します(本当はもうちょとややこしいですが、簡単に言うとこういうことです)。 佐賀空港かどこかで中国の飛行機がオーバーラン気味に離陸したというニュースをみましたが、それの原因はこの管の穴の中に虫が詰まっていたからだそうです。 大抵の場合は旅客機にはピトー管は予備も併せて数本備え付けられているはずですし、そもそも速度が上がってこなかったらそこで異常発生が確定するのだから、そういう場合は離陸を取り止めるべきではないのだろうかと不思議に思いながら記事を読みました。 ただ、会社のオペレーションマニュアルによる手順に従っていたのかもしれません。

 ではまた明日。


(つづく)

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