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2008-02-12

ビクトリア483日目:ナイロン袋はもう結構。



 海外(主に北米)でスーパーマーケットに行ったことがある方ならご存知だと思いますが、こちらのスーパーでは殆どの場合は店員さんが買い物袋に買った商品を詰めてくれます。 場所によっては「plastic or paper?」というように、買い物袋はポリ製(plastic)か紙製かどちらが良いかを聞いてくれます。 聞かれなくても、「Paper please」と言えば紙袋を出して来てくれます。 何も言わないと殆どの場合はポリ袋です。 問題なのは、ポリ袋がとても薄くて耐久性が極端に低いので、重いものを入れるときは2枚重ねにしますし、軽いものでもなるべく重くならないように多数の袋に商品を分散して入れられます。 一人暮らしの量しか買わない僕なのに、普通の買い物をするとナイロン袋を3、4個ぶら下げて帰ってくることになります。 このおかげで家にあるナイロン袋の数が尋常じゃない状況に陥ります。 スーパーではレジ袋のリサイクル回収をしていますが、はっきり言って持って行くのが面倒です。 そこで今日からは写真のような何度も使える買い物袋(エコバッグ)を買って使うことにしました。 1つ100円程度です。 これがあればレジ袋はもらわなくて済むし、家の棚がレジ袋でいっぱいになることもないし、環境にはやさしいし、車に買い物した物を積むときも崩れないし、と良いこと尽くめです。 もっと早く買えば良かったとちょっと後悔しています。 とりあえずこれでエコ人間にまた1歩近づきました(笑)。
 
 今日はフライトが3本入っていましたが、霧雨による悪天候のためすべてキャンセルになりました。 ただ、そのうち一人の生徒とだけはグランドブリーフィングだけを1時間やりました。 昨日の悪天候の中を一緒に飛んだ男の子ですが、今日はすっかり元気になっていました。 おとなしい感じの子ですが、しっかり言うことに耳を傾けてくれるし、教えやすい良い生徒だと感じています。 ただ、彼は僕の生徒ではないので、これからは一緒に飛ぶことは殆どないと思います。 ちょっとだけ残念ですが仕方ありません。

 今、航空無線の手順をまとめた簡単な書類を作成しています。 英語で作っているので、クラブのディスパッチのブライアンにいろいろ訂正してもらっています。 彼もいずれは教官になる予定なので、共同でいろんなマテリアルを作っていこうという話になりました。 彼はデザインやウェブサイト作成もできるみたいなので、これから強力な味方になってくれそうです。

 今年の正月にYさんのお宅で年越しをさせてもらったとき、YさんとN君と僕とで飛行機DVDをたくさん見ていたのですが、そのときにちょっと話題になった、「コクピット内の警告音が鳴る目覚まし時計があったら面白いのにな〜」というアイデアを今日、実行に移してみました(笑)。 いろいろ探してみたところ、このサイトで警告音のmp3を発見しました。 残念ながら僕の携帯のアラーム機能の音には使えなかったのですが、マックのメール受信時の着信音に設定してみました。 メールを受け取ると、「ブオ〜ブオ〜ブオ〜」というオートパイロットを解除したときの音が流れるようになりました(笑)。 飛行機好きで暇がある方はぜひお試しください。

 明日もフライトが3本ですが、今週はずっと天気が悪いみたいです。 せめて1本だけでも飛べればいいんですが。 これから時間があるときには航空無線の音声ファイルの編集をちょこちょことやっていくつもりです。

 ではまた明日。


(つづく)

2008-01-07

ビクトリア448日目:急遽、山へ。



 今朝はチーフに新人教官研修を受けました。 VFCの教官として知っておかなければいけないことをいろいろと説明してもらいました。 生徒をフライトに送り出すときのディスパッチシートの書き方、注意すべき点など、既に知っていることも含め、いろんなことを教えてもらいました。 今日は写真のようなクラブでの様々な事柄の処理方法やクラブの方針が書かれた冊子を渡されました。 暗記しろとまではいわれませんでしたが、質問を受けた時にどこを見れば答えが書いてあるかがすぐに分かるように勉強しておくように言われました。 今晩、早速読んでみましたが、そんなには難しくなかったのでちょっと安心しました。
 
 今日のオリエンテーションが一段落したとき、教官のブラッドが、「今日はなんか予定あるの?」と聞いてきました。 「このオリエンくらいだけど?」というと、「それじゃ山にいくから一緒にくる?」と誘ってくれました。 CPLの訓練を始めた、僕と一緒にラインクルーをしていたクリスがマウンテンチェックライドのためにホープ・リロエット方面に行くというのです。 僕は最近鼻づまりがひどくて、それが高度をあげて飛ぶと頭痛などにつながることがあるので、大丈夫かな〜とも思ったのですが、せっかくの機会だし、鼻も今朝の段階ではす〜す〜と通りがよかったので、同行させてもらうことにしました。 チーフも、「ブラッドの教え方を見学してくるといいよ」と言って快く送り出してくれました。

 僕はあくまでブラッドの教え方を見せてもらうつもりだったので、フライトそのものにはいっさい口を挟まずに後ろに座っていたのですが、窓から見えた今日の天気は山に行くような天気ではなかったと思いました。 南ジョージア海峡を超えるときでも、向こう岸にたどり着くまでに雲の下まで高度を落とさざるをえなかったので、一時海の上で1000フィートほどまで高度を下げました。 「おまえはちゃんと泳げるか?」と冗談で聞かれましたが、エンジンが止まった場合のことを考えると、1000フィートで海の上を飛ぶというのはできれば避けたいものです。 さらに、本土に上陸したあとも、せいぜい1500フィートまでしか上がず、次第に視界も悪くなってきました。 チリワックの南側でぐるぐると上昇旋回しながら高度を9500フィート付近まであげ、ホープまで行けるかどうかをみてみましたが、やっぱり無理でした。 結局チリワックに着陸し、アボツフォードでタッチアンドゴーをしてビクトリアに戻ってきました。 今日のフライトで天気を読むことの難しさや、悪い天気に遭遇した場合にできる対処法のオプションなどについていろいろと再確認することができました。 ブラッドはどんなときでも冷静で、常にジョークを飛ばすような気さくな教官です。 僕もあんなに落ち着いて指示を出せるような教官に早くなりたいものです。

 日本帰国まであと二日となりました。 今日、ようやく帰りの準備を少しだけ始めました。 でも、服とかはまだなんにもパッキングしていません。 明日は朝から洗濯をして、服をバックパックにつめる予定です。 火曜の朝にバンクーバー空港になるべく早く着くようにするために、当日の朝は午前7時発のフェリーに乗って空港に向かう予定です。 そのためのバスの予約をすべきか、それともフェリーの中でバスに乗るという方法でいくべきか。 どっちにしようかまだ迷っています。 明日の午後からは今度こそ172Rのチェックライドをする予定です。


 ではまた明日。


(つづく)

2007-12-31

ビクトリア441日目:2007年総集編!

 2007年ももうまもなく終わりですが、年の瀬を皆さんいかがお過ごしですか。 僕は今日(30日)は部屋の掃除を少しして、洗濯をして、自転車の走り納めをして、自転車をピカピカに洗車して、チーズケーキを焼きました。 明日からバンクーバーのYさんのところで年越しを一緒にさせていただくので、2008年は一人寂しく新年を迎えなくて済みそうです(笑)。

 今日は2007年最後の書き込みです。 ということで、この場を借りて2007年を勝手に振り返ってみようと思います。

 2007年は僕の人生にとって大きな転機の年であり、文字通り飛躍の年になりました(手前味噌ですが・・・)。 まずはCPLの訓練を本格的に開始したのが今年の最初でした。 天気があまり良くない日もありましたが、それなりに飛ぶこともできました。 なによりも、時折見ることができる空の青さにとても感動しました。 やっぱりカナダの空は広くて、大きくて、最高です。 日本の空も良いところがありますが、青さで言えばカナダの空には勝てないと思います。 



 訓練ではいろんなところに飛んでいきました。 マウンテンチェックライドで行ったホープ、リロエット、スクウォミッシュのフライトはその中でも特に印象に残っています。 なんといってもリロエット。 僕の心を鷲掴みしたあのシートン湖。 その後のロードトリップでは水の色が「普通」だったので拍子抜けをくらいましたが、それでもあの夏の間のエメラルドグリーンの水の色は今でも忘れることができません。 スクウォミッシュからビクトリアに戻ってくるフライトで初めてみたバンクーバー国際空港も印象深かったです。 さすが世界中から飛行機が飛んでくる大きな空港です。 滑走路の数、ターミナルの規模、どれをとっても世界クラスです。 いずれはあんなところに飛んでいけるようになりたいな〜と漠然と思いました。 上空から見たバンクーバーハーバーの景色も忘れられません。 ビクトリアも綺麗ですが、バンクーバーは大都会です。 久しぶりにバンクーバーに行ったら数年前よりもさらに都会化していてびっくりしました。







 そんなこんなでCPLの飛行訓練は無事に進みました。 そして、それと同時進行していたのが筆記試験の勉強でした。 今年は人生で恐らく一番勉強した年でもあったと思います。 CPLの筆記試験のために1ヶ月ほど缶詰になって勉強しました。 その甲斐もあってか無事に合格できて本当に安堵したのを覚えています。 できればもうあんな筆記試験は二度と受けたくないです(笑)。 CPLの後の教官証明の筆記勉強もそれなりにがんばりましたが、CPLの筆記試験のほうがやっぱり大変だったように思います。

 今年はずっと目標にしていた2つのライセンスを無事に取得できました。 とてもうれしかったです。 何歳になっても試験とかテストは嫌いですが、合格したときの喜びが大きいから頑張れるんだと思います。

 訓練以外では、今年も相変わらず自転車に乗りました。 でも、日本に居た時ほどではありませんでした。 それがちょっと心残りでもあります。 こちらでは一緒に自転車に乗れる人もいないし、そもそも自転車に割く時間とお金が制限されていたので、好き勝手にはできませんでした。 でも、そもそもカナダにはパイロットになるために来ているのであって、自転車に乗りにきているのではないと心を鬼にしました(笑)。 限られた時間ではありましたが、綺麗な景色をたくさん見れましたし、健康な身体を保つのにも役立ったと思いますし、やっぱり自転車は最高です。 どうですか、2008年は皆さんも「自転車の年」にしてみませんか?(笑) 



 カナダに来て半年してようやく車を買いました。 本当は贅沢かなとも思ったのですが、今後のことを視野にいれて中古のフォルクスワーゲンゴルフ(1987年製)を入手しました。 決して綺麗ではないし、快適な車でもありませんが、ちゃんと走ってくれるし、エンジンはすこぶる快調なので満足しています。 なにより雨の日にカッパを着て自転車通学をしなくてよくなったことと、スーパーに行ったときにサイズや重さを考えて物を買わなくてよくなったことがうれしかったです。 時々拗ねてドアが閉まらなくなったり、窓ガラスが上がらなくなったりというトラブルもありましたが、その度にご機嫌を取りながらなんとかうまく付き合えるようになってきました。 これからもこいつといろんなところに行きたいと思います(っといいながら、僕は出不精です・・・笑)。



 今年は料理にもいろいろ挑戦しました。 日本にいた頃は時間もあまりなかったし、興味もさほどなかった料理ですが、こちらではいろいろやってみました。 ピザを生地から作ったり、パンを焼いてみたり、豚の生姜焼きをタレから作ったり、ファッジやチーズケーキを焼いてみたり、といろいろやりました。 料理が出来る男はかっこいい!とおっしゃる女性の方もいらっしゃるようですが、僕にとって料理は純粋に楽しみであり、ストレス発散でもあります。 料理をしているときはサイクリングをしているときと同じでなにも他のことを考えなくて済むので好きです。 来年もいろんなものに挑戦したいと思っていますが、料理に凝り始めるとエンゲル係数が上がってしまうのが唯一の悩みです(笑)。






 家で時間を過ごすことが比較的多かったですが、今年はラインクルーのバイトをやらせてもらったので、クラブにいる時間も結構長かったです。 ラインクルーの仕事ではいろんなことを学ばせてもらいました。 燃料の給油、飛行機の牽引方法、洗機の方法、de-icingの方法など、普通の生活をしていては決して学ぶ機会がないことばかりです。 これからパイロットの道を歩んでいく上で、ラインクルーの経験はきっとどこかで役立つと思います。 たとえ小さな業務で、誰も見ていないことであっても、しっかりと努力をすると実は周りの人はどこかで自分の頑張りを見ていてくれるということもラインクルーの仕事を通して学ぶことができました。 これからも手を抜かずにいろんなことをしっかりと頑張ろうと思います。



 
 そしてなにより今年一番うれしかったことは教官の仕事をもらえたことです。 ずっと夢見ていた「フライトインストラクター」の仕事。 いわゆるジョブオファーのようなものは教官証明を取得するだいぶ前からオフレコでもらってはいたのですが、それでも実際にフライトテストを終え、教官の資格を取得してから正式に仕事のオファーをもらったときの喜びは表現のしようがありませんでした。 感動で涙が出るかと思いましたが、そのレベルを通り越した感がありました。 このブログでも報告したとおり、ワークパーミットの件でいろいろともめて、今でもその手続きは継続中ではありますが、解決するのも時間の問題だと思っています。 今回の件は非常に残念ではありましたが、この一件を通して自分には自分のことを心配してくれる友人がいること、信頼できる雇用主がついていること、他にも僕を支えてくれる人がたくさんいるということを改めて知ることができました。これだけでも2ヶ月待った甲斐はあったかな?なんて思います。 とはいえ、早くワークパーミットが許可されてほしいことには変わりありませんが(笑)。



 っと、ここまでは良いことばかり書きましたが、反省すべき点もたくさんあったように思います。 ここで書くようなことではないと思うので書きませんが、来年は今年の反省点を改善できるように努力しようと思います。

 以上が僕の2007年の総まとめです。 かなり端折りましたが、総合的に見てとても内容の濃い、充実した1年になりました。 来年はどんな年になるかな?と想像してみても、まったく想像できません。 とりあえず今自分にできることを全力でやっていこうと思っています。 

 2008年はいよいよ教官としてフライトすることになります(その予定です!)。 一人でも多くの生徒さんに空を飛ぶことの楽しみや安全に飛ぶための知識や技術を教えることが出来ればいいなと思っています。うまく教えることができるかという不安もありますが、当たって砕けるつもりで頑張ります。


 今年一年、このブログにお付き合いくださった皆様にお礼を申し上げなければいけません。 コメントをくださったりメールをくださる方がいらっしゃったのでブログやサイトを続けることができました。 来年早々にはYouHaveControl.netのサイトのほうを一新します。 またそちらもご覧いただければと思います。 サイトがアップされたときにまたこのブログで報告されていただきます。

 それでは皆様、良いお年をお迎えください。 ちょっと早いですが、Happy New Year! そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。



(2008年もつづく!)

 

2007-12-03

ビクトリア413日目:リハーサル。



 今日は朝からクラブに行って、グランドスクールのリハーサルをやってきました。 その前にオフィス内でチーフやディスパッチャー、他の教官達と零戦(ゼロ戦)について話をしました。 僕は日本人のくせに零戦を始めとした日本軍が製造した航空機のことはほとんどなんにも知りません。 一方、チーフなどはさすが飛行機好きということもあって、日本軍の零戦や隼といった飛行機のことをよく知っています。 思うに、教官には2種類の人間がいます。 飛行機マニアで飛行機の種類などをよく知っている人。 もう一種類は飛行機の飛ばし方や航空力学的なことに興味がある人。 僕はどちらかと言えば後者で、飛行機の名前や性能などについては詳しくは知りません。 少しずつ、興味がある範囲で勉強していければと思っています。 マニアになるとどうしても知識や考え方が偏る傾向にありますから(笑)。
 リハーサルの結果、200枚のスライドを端折って説明するのに約2時間かかることがわかりました。 実際には端折ることもないでしょうし、生徒からの質問や追加説明が必要な箇所もあるでしょうから、きっと1回のセッションは2時間程度になると思います。 だいたい理想的な感じに仕上がったと思っています。 配布資料も用意できましたし、これであとは当日頑張るだけです。
 今日もみぞれが降るような天気でしたが、ようやく積雪警報は解除されました。 明日から数日間、日本からフライト訓練に興味をお持ちの方が来られます。 天気が不安ですが、なんとか1日くらいは飛べそうな予報になってきました。 せめてディスカバリーフライトくらいはして日本に帰っていただきたいと思っています。
 
 今日の写真はクラブハウスに飾り付けたイルミネーションです。 それにしてもこちらの人の熱の入れようといったら凄いですね。 クリスマスツリー、イルミネーション、プレゼント。 どれをとっても「本気」です(笑)。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-29

ビクトリア409日目:イースト菌。



 写真は昨日の僕の車です。 ウエットな雪に覆われていました。 ぽんこつなので、どこかから車内に水分が入り込んでいるようで、なぜかフロントガラスの内側が濡れていました(笑)。 
 今日は久しぶりに早く起きて、午前中は集中してグランドスクールの用意をしました。 午後も結構集中できてやれました。 明日にはほぼ完成の予定です。 スライドの数がまた増えて、200に迫りそうな勢いです。 今日は一日雨だったのでどこにも行かず、せっせとグランドスクールの用意をしました。 これだけやって当日失敗したら泣くに泣けません(笑)。
 今日は久しぶりにパンを焼いてみました。 バターを多めに使った味わい豊かな食パンです。 スナック代わりに食べようと思って焼きました。 一時発酵でなかなか膨らんでくれずに困りました。 イーストが古いのかな〜とも思うのですが、なかなか想像しているような膨らみを見せてくれません。 味は決して悪くない出来に仕上がりましたが、あの、ふかふかとした食感がありません。 バターのおかげで外側はかりかりはしていますけど。 もう少し勉強が必要ですね。

 明日は久しぶりに朝バイトに行ってきます。 学生ビザも延長されたので気兼ねなく働けます(笑)。 明日も雨のようなのでまたカッパを着ての作業になりそうです。 頼むから凍結だけはしないで欲しいところです。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-28

ビクトリア408日目:来た!



 ついに届きました。 CICカナダ(移民局)から。 なにが届いたかというと、約3ヶ月前に提出した学生ビザの延長の許可書です(嬉)。 今朝、家で勉強をしていたらクラブのマネージャーから電話がありました。 

  マネージャー:「CICカナダの担当者の名前と電話番号はあるかい?」
  僕:「いや、担当者は特定の人はいなくて、総合のコールセンターの番号しかありませんけど。」
  マネージャー:「そうか、じゃ、それと、君のファイルナンバーを教えて」
  僕:「はい、それはいいですけど、どうかしましたか?」
  マネージャー:「電話するんだよ。 あいつらどんだけ待たせるんだ。 いい加減頭に来た!!(怒)」

という内容でした(笑)。 いつも親切で冷静で、でも時には熱い男。 それがマネージャーのジェリーです。 先週CICカナダからジェリーに僕の件で問い合わせが来ていたと聞いたので、きっと今週くらいに良い知らせが来るんじゃないかとちょっと期待していました。

 そしたら、今朝、ジェリーとの電話のすぐ後に郵便が届きました!

 学生ビザは3ヶ月だけの延長(来年1月まで)をお願いしていたのですが、4月までおりました。 しかも、発行日は11月21日。 そして僕のpost-graduationワークパーミットの申請書類がCICカナダに届いたのがトラッキング情報によれば11月22日。 なんという完璧なタイミング(笑)。 いよいよ追い風になってきたか?と期待を寄せています。 

 ビザが届いたのでこれで日本帰国の予定を組めます。 明日以降、少しずつ進めようと思います。 あとはSINナンバー(社会保障番号)や保険の延長の手続きもしないといけません。 いろいろばたばたしそうです。

 今日はクラブに行ってジェリーに今日のビザの件を報告し、今度日本から来るという方の話を少しして、あとはチーフともいろいろと今後の進め方について話をしました。 僕が今度日本からとアメリカから訪ねてきてくれる方々にディスカバリーフライトをしてあげたいという話をチーフにしたら、「それはいいね〜、まったく問題ないよ」という返事が返ってきて安心しました。 僕のお給料はともかく、ディスカバリーフライトの値段でフライトをさせてあげたいと思っていたのでこれでひとつ心配が減りました。 

 今日は他には勉強をして、空港に行ってグランドスクールのスライドに使う写真素材を撮影してきて、それから1時間だけサイクリングに行きました。 今日は気温3度でしたが、1時間だけだったのでなんとか我慢できました。 久しぶりにスピードメーター、ケイデンス計(ペダル回転数を計るセンサー)、心拍計をフル装備で付けて走りました。 久しぶりで新鮮で、楽しく運動できました。 雪解けのせいで路面はウェットな感じで、家に帰ってきたら顔中泥だらけでした。 走っている途中、泥が口に入ってきて、それの味が塩味でした。 凍結防止剤が撒かれていたからだと思います。 自転車に塩分がつくと錆の原因になるので、家に戻ってすぐに自転車を水で洗い流しました。 

 明日も引き続きお勉強です。 少しずつ規則正しい生活リズムに戻せつつあるので、この調子で頑張ろうと思います。

 今日の写真は滑走路27への進入灯です。 真ん中あたりの縦の線は着陸してきたセスナ機のライトだと思います。 夜の写真は撮るのが難しいです。 僕の今のデジカメでは夜景は綺麗に撮れません。 他の写真は綺麗に撮れるので不満はないのですが。 日本に帰ったらデジカメを買おうかと思っています。 日本で欲しいものはたくさんありますが、予算がありません(涙)。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-27

ビクトリア407日目:復食。



 今日からまた食事を食べ始めました。 今朝は写真のとおりお粥、昼はサラダとスープ、夜はピザ(いつもの半分)を食べました。 不思議と食欲は今までほどはありません。 今日食べたすべての食事の量を足しても今までの晩ご飯の量程度だと思います。 プチ断食がダイエットによいと言われる理由が分かった気がします。 胃袋が小さくなったというか、あまり活発に動いてくれないのであまり空腹感がありません。 ダイエットしたい方にはお勧めです・・・(笑)。
 今日は午前中にクラブに久しぶりに行って、僕が作ったスライドをプロジェクターで映し出してみました。 心配していた文字のサイズもさほど小さすぎることもなく、写真なども綺麗に写ってくれたので安心しました。 オフィスでチーフにいくつか航空法の分からないところを質問した後、僕のプレゼンを少しだけ見せてみました。 チーフもマネージャーも他の教官やスタッフも想像以上に気に入ってくれたみたいでうれしかったです。 やっぱり写真とか音などのマテリアルは人の心をぐっとつかむということが分かりました。 ここしばらく一生懸命プレゼンの用意を進めてきてよかったな〜と思いました。 やっぱり人は誉められて伸びるんだなと改めて実感しました(笑)。
 クラブで昼ご飯を若手教官連中と食べて家に帰ってきたら大家のブライアンがいました。 彼は最近単身赴任状態でソルトスプリング島のガンジースというところに行っています。 そこから出るフェリーで働いています。 今日は久しぶりに家に帰ってきていました。 リビングで暖炉の前でいろんな話をしました。 彼の若いときの頃、嫁の話、若いときにどんな無茶をしてきたかなど、なかなか面白かったです。 こっちの人って日本人と違って型破りな人生を歩んでいる人が多いように思います。 それで通用してしまうというのがまたすごいとは思うのですが、そういう人はいろんな経験をしているからいろんな面白い話のネタを持っています。 僕はそんなに面白い話のネタがありません。 いろんな経験をしないといけないんだなと思います。 また車で旅行にでも出ましょうかね・・・(笑)。
 今日、初雪が降りました。 水分が多いべたべたした感じの雪です。 ちょうど去年もこの頃に降っていたはずです。 気温も氷点下になる日が多くなってきました。 チャリンコに乗れる日が少なくなるので困ります。 去年はそういえばジムに通っていましたが、今年はどうしましょう・・・。 プールがあるからそれで我慢しようかと思います。

 明日以降もまたひたすらグランドスクールの準備です。 配布資料をどうしようか、グランドスクールの最終日に小テストをやろうかどうかなどでちょっと迷っています。 今夜はそれらについて考えてから寝ようと思います。 「こうやれ」というガイドラインがなく、曖昧なので、ある意味自由にやらせてもらえています。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-25

ビクトリア405日目:プチ。



 今日、ようやくグランドスクールのためのスライドの枠組みが出来上がりました。 全部でスライドの数が150枚ほどになりました。 これを2日に分けて披露することになります。 1日75枚、1枚に1分の時間をかけて75分、2分で150分ですか。 果たして何分かかるのやら。 1回のグランドスクールは午後7時から10時までとたっぷり時間があるのでタイムオーバーになることは多分ないでしょう。 それよりも生徒達の集中力が切れることのほうが懸念されます。 僕自身の集中力が切れないかどうかも不安です(笑)。 明日からは少しずつ写真を入れていったり、構成を考え直したりする予定です。
 今日は土曜日で、特に予定もなかったので、なにか今しか出来ないことをと思い、「プチ断食」をすることにしました。 断食とはいっても1日だけの「プチ」バージョンです。 1日目(今日)に食を少しずつ減らし、2日目は丸一日水と野菜ジュースのみ、3日目にまた少しずつ普段の量に食を戻すという感じです。 今日はその一日目。 僕はやせの大食いでいつも馬鹿食いをするので、これを機に少し食事の量を整えたいという願望があります。 間食もするし飲酒もするではいつか体が悲鳴をあげるでしょう。 ということで、今まで興味はあったけど出来ずにいた断食を1日だけやってみることにしました。 決してダイエット目的ではありません(笑)。 むしろ自分への挑戦です。 でも無理はするつもりはなく、しんどくなったら普通に食べようと思います。
 「断食」は英語で「fasting」と言います。 朝食のことを英語で「ブレックファスト」(breakfast)といいますが、それは前日の夕食後からの断食(fast)を中断する(break)食事のことだからそういうそうです。 これは僕が中学生のときに英語の先生から教えてもらった話です。 10年以上経ってまたこの話を思い出しました。 英語のまめ知識でした(笑)。
 明日はなにをしようか・・・。 なにも食べれないとなると時間を持て余してしまいそうです。 僕のベッドの下のお菓子箱の中には好物のキットカットが、チョコレートが、スナック菓子が眠っています。 いつでも手が届いてしまいそうです。

 今日の写真はリロエットに行く途中で僕の前を走っていたトラックです。 KOMATSUのショベルカーかなにかを載せていました。 僕が以前働いていた大学のすぐ横がKOMATSUの工場だったので、まさかそこから運ばれてきたのかな〜なんて思いながら見つめていました。

 ではまた明日。


(つづく)


2007-11-24

ビクトリア404日目:3時間。



 今朝もグランドスクールの準備をしました。 ようやく明日にはだいたいの枠組みができそうです。 スライドは文字ばっかりでは楽しくなくなってしまうので、要所要所に息抜きになるような写真を入れたり、アニメーション(漫画のアニメでなくて、動くイラストというほうのアニメーションです)を入れたりして視覚的に楽しくなる工夫をしています。 これを見せたときの生徒の反応はどんなものか。 笑ってくれるか、ドン引きされるか。 さ〜どっちになるでしょう(笑)。
 今朝は霜が降りました。 朝起きて外を見たら家の屋根が白くなっていました。 最近は夕方4時半頃には薄暗くなり始めます。 いよいよ冬がやってきたという感じです。 去年の今頃はアメリカのコロラド州のボールダーの友人宅にお邪魔していました。 アメリカの感謝祭がちょうどこの週末だと思います。 あれからもう1年。 早いものです。 アメリカから帰ってきた11月下旬にはビクトリアは気温がマイナス5度とかまでさがって、雪や凍結で酷かったのを憶えています。 今年はそういうことがなければいいのですが、こればっかりはどうなるかわかりません。 例年通りであればそんなことはなく、カナダであっても比較的温暖な冬であるのがビクトリアの特徴です。 僕が訓練をビクトリアで受けようと思ったことの理由の一つはそこにあります。 5年前に行ったサスカチュワン州ではマイナス30度ほどまで下がることもあったので、生命の危険を感じました(笑)。 それと比べればブリティッシュコロンビア州のこの一帯は雨は多いものの温暖で、日本人にとっては快適です。
 昨日購入したシューズカバーを試すために、今日は3時間のサイクリングに出かけました。 気温4度。 最初は日差しが出ていたので暑いと思ったくらいで、「これならシューズカバーなんかなくてもよかったかな〜」なんて思いましたが、甘かったです(苦笑)。 どんどん気温は下がるし、さらにどんどん体が冷えていって、シューズカバーをしてようが、冬用グローブをしてようが、寒いものは寒い!というのが実証できました(笑)。 今日はビクトリアがあるサーニッチ半島の南端まで行って、対岸のワシントン州を望み、トランスカナダハイウェイの起点である「マイルゼロ」を回り、ダウンタウンのエリアをちょっとだけかすめて帰ってきました。 サイクリングをする人は冬の間は全力で走ることはせず、LSDというトレーニングをします。 多分他の持久系のスポーツの人もやるんじゃないかと思います。 LSDとはLong, Slow, Distanceの略で、長い時間をかけてゆっくりと長い距離を走るトレーニングです。 これをすると普段の生活では血が行き届かない毛細血管の隅々まで酸素が届くようになって、総合的なパフォーマンスが向上するそうです。 今日はこれをやるつもりでゆっくり目のペースで走りました。 ゆっくりだから補給食はいらんだろうと思って500mlのボトルにドリンクをいれただけで出発したのですが、これが間違いでした(苦笑)。 運動をすると体の中のエネルギーが燃えて、そのおかげで体温があがるんだと思いますが、エネルギーがなくなってくると当然ながら体温が上がらなくなってしまうようです。 そのため、どんどん体が冷えていってしまって、最後は意識朦朧の中帰ってきました(笑)。 寒さのせいで目の周りの筋肉の動きも遅くなって、視力が落ちたような感覚になります。 鼻水はずっと出っ放しです(笑)。 次回は補給食をちゃんと持っていこうと思います。 補給食をもっていかなかったのは他にも理由があって、「プチ断食」というのにひょんなことから興味を持ったからなんですが、これを話すと長くなるので止めておきます(笑)。

 ということで今日は疲れたので早めに寝て、明日こそはスライドを完成させようと思います。

 今日の写真は先日Elk Lakeという湖を散歩したときにすれ違った乗馬中の人です。 こちらでは乗馬を楽しむ人が結構います。 馬を所有している人も結構いるみたいです。 優雅ですね。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-23

ビクトリア403日目:浪費。



 今朝は久しぶりに規則正しく早い時間に起きて、午前中にグランドスクールの用意をしました。 想像したよりもスライドの数が増えてます。 この勢いではスライドは100を超えそうです。 なるべく文章は短くしたいのですが、かといって短くしすぎると配布資料としては使えないし。 そのバランスがなんとも難しいです。 果たしてグランドスクールに出てくる学生達はどの程度のバックグラウンド知識があるんだろう?と不思議に思ったりもします。 あんまり当たり前のことばっかりしゃべってもしらけてしまうでしょうし(笑)。 プレゼンをするにも、観衆がどういう人たちなのかとか、どの程度の内容を期待しているのかという情報がないとなかなか難しいものです。 これがビジネスで、なにかを売るのが目的であれば分かりやすいのですが、僕の場合は筆記試験を受けるために必要な座学時間を稼ぐことが目的の学生を相手にするわけですし、個人的には筆記試験の対策は人に教えてもらうというよりも自分でするものがほとんどだと思っているので、教官としてマテリアルを作るのはちょっと難しいと感じています。 これも一度教えてみるとすぐによく分かるようになるとは思います。
 今日は午後にダウンタウンまで行って、アウトドアストアMECでシューズカバーを買ってきました。 マウンテンバイクのシューズは基本的に夏場でも快適に使えるように通気性が良くなっています。 その通気性がこの季節には仇になります。 冷たい風が靴の中に入ってこないように靴の上からすっぽりと足首までカバーで覆ってしまおうというのがシューズカバーです。 今日は自分のシューズを持参してシューズカバーをいくつか試させてもらいました。 日本だとこうはいかないように思います。 こちらでは購入する前にほとんどのものは実際に試すことができます。 とても合理的で、僕はそういうところは大好きです。 いくつか試してみて、パールイズミという日本で始まったサイクルウェアのブランドのカバーを買いました。 やっぱり日本の製品が一番です(笑)。
 昨日、おとといくらいからまたドラマにはまってしまいました。 今回は「ライフ」といういじめがテーマの連ドラを全て観てしまいました。 すべて観れる環境にいるって怖いですね。 いったん観始めると観終わるまで止めれなくなります・・・。
 大学の同級生が結婚したという連絡が別の大学の友達から来ました。 元JALのフライトアテンダントのタイの女性だそうです。 写真が添付されていましたが、なかなか美人な方のようで。 友達は少しずつ結婚していってます。 でも僕は焦りません。 っというのはちょっと嘘です(笑)

 今日の写真は先日の離陸直前の写真です。 雨の後は滑走路が綺麗に見えます。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-22

ビクトリア402日目:再挑戦。



 今朝起きたらお昼前でした(笑)。 日本にいるときは休日でも平日通りに起きる規則正しい生活をしていたのですが・・・。 
 昨日の晩ご飯にピザを作りました。 いつも通りネットでレシピを検索したのですが、「イースト発酵不要のピザ生地」というなんとも魅力的なページを見つけました。 それに従って作ってみたら、これがまた酷いのなんの(笑)。 ピザ生地というよりは小麦粉が固まった板のような食感で、全然おいしくありませんでした。 ということで、今日はちゃんとしたピザを作ろうと思って挑戦してみました。 写真がそれなのですが、今回はちゃんと発酵させて作りました。 このサイトのレシピを参考にさせてもらいました。 今までピザといえば冷凍ピザがほとんどだったのですが、今日のピザは冷凍ピザ以上のおいしさでした。 自分でもちょっと感動したくらいです。 ピザ生地がふわふわしていてとてもおいしくて、具材(ペパロニ、ピーマン、タマネギ、マッシュルーム、チーズ数種類)と程よくマッチして最高でした。 生地が発酵するのに時間がかかったので晩ご飯は9時過ぎになっちゃいましたが、久しぶりに充実感いっぱいの料理ができました。
 今日は料理の他にはグランドスクールの準備を引き続きやりました。 カナダの空は目には見えませんが高度や地理上の位置によってさまざまなカテゴリーやクラスに分けられています。 CPLおよびInstructor Ratingの筆記試験で必死こいて憶えた内容です。 グランドスクールでいかに分かりやすく教えるかを考えながら、Transport Canadaのサイトからいろんな情報やイラストを拝借してプレゼンを作っています。 今日で、説明が一番面倒なエアスペースのセクションをだいたい終わらせたので、あとはそんなに時間はかからないと思います。 まずはスライドをすべて作り、それからスライドの装飾や見せ方を考え、そしてセリフなんかを考えてリハーサルという流れの予定です。 僕のマックにはApple Remoteというリモコンが付属されていたので、それを使うとマックに触れることなくスライドを次から次へとチェンジできるので快適です。 プレゼンのやり方やスライドの作り方はGarr Reynolds先生のページを参考にしています。 彼は僕が以前働いていた大学の留学生別科でマーケティングやプレゼンのやり方などを教えている教授です。 彼のプレゼンを何回か見たことがありますが、圧倒的です。 プロのプレゼンテーションというのは学生のプレゼンテーションとはまったく別物です。 興味がある方はぜひ先生のページの「presentation」をご覧ください(英語のみ)。
 
 明日も今日と同じくグランドスクールの用意をします。 毎日こればっかで飽きてしまうので、気晴らしになにか他のこともしたいと思っています。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-21

ビクトリア401日目:テストフライト。



 今朝、一度早い時間に起きたのですが、どうせすることもないしということで2度寝し始めたところで電話がなりました。 電話はクラブのチーフ、グラハムからでした。 「ZSCのトランスポンダーの修理が終わったからテストフライトをしなきゃいけないんだけど、行ってくれない?」ということでした。 もちろん、「すぐ行きます」と答えて電話を切りました。 そこから猛スピードで身支度をして、15分ほどでクラブに到着しました。 前回も同じようなテストフライトをしていたので、どういうことをしなければいけないかは分かっていました。 サーキットを数回やって降りてこようと思っていると、グラハムは「どこでも好きなところに行ってこい!」と言います。 ということで、今日はビクトリアを離陸して、ビクトリア市街上空をくるくると回ってきました。 まずはビクトリアの管制塔に「ちゃんとトランスポンダーを受信してもらってますか?」と確認。 「ちゃんとレーダーに写ってるよ」という返事が返ってきました。 その後ビクトリアハーバーのハーバーレディオと交信。 同じく「トランスポンダーはちゃんと受信できてますか?」と聞くと、「はい、loud and clearです。」という返事が返ってきました。 「ん?」と一瞬ためらいました。 「Loud and clear」というのは、無線機がちゃんと動いているかを確認するときのradio checkのときの返答です。 無線がちゃんと聞き取れると「loud and clear」と返事をすることがあります。 僕はトランスポンダーの信号を受信できているかを聞いているのであって、無線の受信具合を聞いているわけではありません。 「"Loud and clear"って、トランスポンダーのことですか?」と念押しすると、「そうですよ、あなたのトランスポンダーはloud and clearです」と言われました。 どうやらトランスポンダーのチェックのときにいう決まり文句というのはないようで、そのため無線のチェックのときの決まり文句で返してくれていたような感じです。 ちょっと面白いと思いました。 その後しばらくして高度がちゃんと映っているか(Mode Cというトランスポンダーは位置情報と高度がレーダーに表示されます)を確認してもらいましたが、全く問題ないということだったので、スティープターンもどきをやってビクトリアに戻りました。 途中、雲から雪が降り落ちてきました。 もう冬が近いんだなと実感しました。 結局0.6時間のフライトタイムを稼がせてもらいました。 
 今日クラブにいたら、マネージャーのジェリーが「CICカナダから電話が来たよ」と言っていました。 学生ビザの延長の件で僕が本当に学生なのかどうかの事実確認の電話をしてきたそうです。 ってことは審査も最終局面か?という期待が高まります。 さっさとビザを送ってこい!
 フライトの後はグランドスクールの準備をまたやりました。 最近のAdobeのAcrobat Readerは便利です。 文書中のイラストなんかを写真として抽出できたりします。 しかもハイクオリティーで。 AIMのイラストや文書をスライドにはめ込んで使おうと思っています。
 夕方からサイクリングに行きましたが、さすがに気温4度では体にこたえます。 冬用の手袋とシューズカバーをして走りましたが、つま先が寒さで痛くなりました。 今年こそ厚手のシューズカバーが欲しいところです。 力をかけず、ゆっくりと1時間ほど流しました。 最近調子が悪かった変速機も今朝調整をしたら綺麗にギア変換ができるようになりました。 今まであまり触らなかったのですが、意外に簡単でした。 夜はプールで泳いできました。 多分500mほどです。 僕は100mくらいしか泳げないと思っていたのですが、ゆっくり泳ぐと結構泳げることが分かりました。 問題は明日、明後日の上半身の筋肉痛です・・・(笑)。

 今日の写真は先日のフライトで訓練空域を飛んでいたときの様子です。 雲がこんな感じだったので不時着の練習などの高度を落とす訓練項目はできませんでした。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-20

ビクトリア400日目:久しぶりの動画。

 
 
 とりあえずは久しぶりの動画です。 今日のフライト中に撮影しました。 滑走路左脇に見える4つのライトはPAPI(パピー)と呼ばれています。 PAPIはPrecision Approach Path Indicatorの略で、計器飛行で着陸してくる飛行機に安全な進入角度を知らせるためのライトです。 正しい進入角でアプローチパスと呼ばれる目には見えない線の上を飛ぶと4つのうち2つのライトが赤、残りの2つが白に見えるようになっています。 正しいアプローチよりも低く飛ぶと赤く見えるライトの数が3つ、最後には4つすべてになり、パイロットに注意を促します。 逆に高度が高すぎると白く見えるライトの数が増えます。 最後にはすべて真っ白になってしまいます。 動画では少し見えにくいかも知れませんが、動画開始直後は一番右だけが赤で、あとの3つは白です(=「やや高い」)。 しばらくすると赤が2つ((=「ちょうど良い」)になり、3つ(=「やや低い」)になり、接地する直前にはすべてが赤(=「低すぎる」)になります。 日中でVFRで飛んでいる分にはPAPIはほとんど利用しません。 我々VFRの小型機と旅客機とではアプローチ角やスピードが全然違うので、PAPIに従って飛ぶことはありません。 ただ、夜のフライトの場合にはPAPIを見て高度が高すぎるのか低すぎるのかを確認することはあります。 この動画は遊びで撮ったのではなく、このPAPIの動きをグランドスクールで生徒に見せようと思って撮影しました。 あくまでも教材です(笑)。
 今日はご覧の通り小雨が降る天気でしたが、サーキットだけはできました。 所々に雲がありましたが、とりあえずは地上が見えるVFRコンディションでフライトできました。 ショートフィールドとソフトフィールドの離着陸の練習につきあってアドバイスをしました。 昨日よりも断然うまくなってきました。 たった1日でこれだけ差があると、まぐれじゃないの?と思ってしまうほどです(笑)。 1回だけ危険なコントロール(エレロンとラダーのクロスコントロール)をしたのでそれを注意したくらいで、あとは安全に、楽しく練習できました。
 フライトの後は家に戻って引き続きグランドスクールのプレゼンの準備をしました。 だいぶ出来上がってきたなぁ〜と思ったのですが、まだまだ先は長いです。 まだ10分の1くらいしか出来てません。 でも下地が出来てきたのであとは集中力の問題です。 あと数日でだいたいはまとめたいと思います。
 ウェブのほうも久しぶりに作業しました。 こちらもあと数日でアップロードできそうな感じです。 ぱっと見の華やかさはないと思いますが、知りたい情報が入手できるサイトになるように努力しています。 

 明日はバイトもフライトもないので、引き続きいろんな作業をしていきます。 チーフが休暇から戻ってきたので、もう少ししたら教官として知っておかなければならないことなんかをまとめてレクチャーしてもらう予定です。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-11-19

ビクトリア399日目:ウィングドロップ。



 今日は午前中にインド人のカランとフライトに行ってきました。 今日は天気は良かったのですが、雲が結構低い高度に散在していて、訓練エリアまではいつもは2500フィートまで上がれるところを1000フィートで飛ばないといけないところもありました。 それでも訓練空域では3000フィートまでは上がれるような感じでしたが、今度は逆に低いところに層状の雲があったので高度を下げるような練習(forced landingなど)はできませんでした。
 前回彼と飛んだときはほとんどの練習項目がうまく出来ていて、フライトテストに合格するのに結構近いレベルだと感じましたが、今日飛んだら前回できていたことができなくなっていました。 ここ最近天気が悪くてあまり飛べていないというのが理由かも知れません。 飛行機をわざと失速させてそこからの回復動作の練習をする「ストール」では片方の翼がもう片方よりも低くなる「ウィングドロップ」が何度か起きました。 反射的に操縦桿を使って翼の傾きを直そうとしますが、実はそれでは逆効果なのです。 難しい理屈は省きますが、まずは足下にあるラダーペダルを使って姿勢を立て直すのが正解です。 それがうまく出来ていませんでした。 彼は若いし勘がいいので多分すぐに前回までの操縦レベルをすぐに取り戻すことができるとは思います。 明日も午後から一緒に飛ぶことになりました。
 最近ビクトリア空港の周りには雁や鴨、その他の鳥達が多く飛んでいます。 ATISにも「Migratory birds in vicinity of airport(渡り鳥が空港周辺にいます)」という言葉が入ることが多くなりました。 今日も空港でサーキットをやっていたとき、ダウンウィンドを飛んでいるとカモメと50フィートくらいまで近づいてちょっとひやっとしました。 鳥はふらふらと飛んでいるので、果たして避ける気があるのかどうかがさっぱりわかりません(笑)。 鳥が当たったくらいではたいしたことないでしょ?と思う方はこちらの写真をご覧ください(写真)。 ちょっとグロいかも知れませんのでご注意を(笑)。
 フライトの後は家に戻ってきてグランドスクールの準備をやりました。 既にある程度の配布資料などが今までの教官によって引き継がれているので、それを引き継ぎながら、なおかつ変えれるところは変えていくとなるとなにかと大変です。 スライドをどう効果的に使うか、配布資料も最初からやり直すべきか、などいろいろ考えながらやっています。 まだまだ時間があると思ってやっているとあっという間に時間が来てしまいそうでちょっと焦ってます(汗)。
 
 今日の写真はサーキット中にシドニーアイランドまでダウンウィンドを延長させられて、そこからのファイナルアプローチの時の写真です。 写真をクリックして、移動先のウィンドウの右側の「download photo」をクリックするとオリジナルサイズの写真をダウンロードできます。 よろしければパソコンのデスクトップの背景にでもお使いください。 他のこのブログに掲載している写真も同じ方法で大きなサイズの写真をダウンロードできます。  

 ではまた明日。


(つづく)
 

2007-10-22

ビクトリア371日目:変な天気。

 
 今日は午前中にバイトに行ってきました。 今朝はそこそこ忙しかったのですが、結局10時過ぎ頃にはまた暇になってしまいました。 最近、メカニックの「長」的存在のランディーがスパークプラグの掃除方法を教えてくれました。 このブログでも以前に写真をのせたことがありますが、スパークプラグは鉛が溜まりやすく、時々掃除をしなければいけないようです。 細かい砂を吹き付けてスパークプラグを掃除するのですが、これが結構快感です(笑)。 鉛がこびりついていたり、錆び付き始めていても、サンドブラスターという機械で砂を吹き付けると元の金属の輝きを取り戻します。 これを使えば僕のちゃりんこパーツもピカピカになるんじゃないかななんて密かに企んでいたりします(笑)。 バイトの途中で時間を持て余しているときにスパークプラグの掃除をやっておくれと頼まれたのですが、あまりに楽しかったので、頼まれた当日にすべてのプラグを掃除してしまいました。 
 午後からフライトに出ようかと思いましたが、変な天気だったので止めておきました。 訓練空域に飛んでいった教官の話では天気はMETARで見るほど悪くはないということでしたが、高度がとれないとあまり満足な練習ができないと思ったので、結局今日は止めておいて、明日の午後から長いフライトをすることにしました。 明日のフライトですべての見直しをして、あさってのフライトテストに備える予定です。 
 結局午後からは仮眠をとり、スタバに行ってレッスンプランの見直しをしました。 これだけ見直しをしておけば当日は問題ないと思います。 あとは明日のin-flight instructionの見直しをしっかりやればこれでまた準備が整います。 あとは本番をがんばるのみです。 失敗してもこの世の終わりではないし、一発合格していない人も意外と多いみたいなので、あまりプレッシャーを感じないようにがんばろうとおもいます(とはいえ、プレッシャーは絶対感じますけど・・・笑)。

 今日は写真の代わりにYouTubeで見つけた感動クリップを載っけておきます。 僕はこれを見て感動しました。 ちょっと長い動画ですが、もしお時間があればどうぞ。 この歌のCDを買うと募金のような形になるようですが、残念ながらオンライン販売はないようです。 

 明日は午前中にカナディアンタイヤ(こちらのオートバックス兼ホームセンターのような店)でタイヤ交換をしてきます。 午後からはフライトをします。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-12

ビクトリア361日目:ドレッシー。



 今日は朝8時からフライトでした。 今日のフライトではサーキットを飛んで、主にPower-off 180 degree Accuracyと呼ばれるCPLレベルの飛び方の教え方やちょっとしたトリックについて教えてもらいました。 滑走路の真横(downwind leg)を飛んでいるときにエンジンが停まった場合を想定して滑走路のあらかじめ定めたポイントに着陸(接地)するというものです(許容範囲は+400ft/-50ftです)。 僕はいつもどちらかというと高めにアプローチしがちなのですが、そういう場合や、逆に低すぎる場合にどういうふうにしたらフィールドまでたどり着くことが出来るかということの見直しをやりました。CPLレベルでしかやらない手順をいくつかやりました。 今日のサーキットは忙しくて、離陸は滑走路09からで、そのあとで滑走路13に変更され、そして右サーキットから左サーキットに変更され、さらに滑走路20に変更され、さらに右から左へと変更され、ビクトリア空港のほぼすべてのサーキットパターンを飛んだような気がします(笑)。 最後のフルストップのときには滑走路13にアプローチをしていたら、滑走路上に他のセスナがいることが分かり、その飛行機は滑走路から出るかと思ったらまごついていて、すぐに管制塔から「Pick up and go-around(再度上昇して離陸をやり直しせよ)」という指示が出ました。 その時の管制官は僕が嫌いな、嫌みな管制官でした。 でも、彼は僕達に着陸許可を既に出していて、かなり遅くまでゴーアラウンドの指示を出さなかったので、僕たちが再度上昇しているときに「ごめんね〜」と無線でコールしてきました。 「なんだ、あいつでも謝ることあるんだ」なんて正直思いました(笑)。 チーフが、「問題ないです」と答えると、「ちょっとばたばたしててね〜」と返答が。 さらにチーフが、「ちょうど今日が(僕の)教官証明のフライトテスト前の最後のフライトだったので、良い練習になりました」と言うと、「そりゃよかった〜!」という返事が管制官から返ってきました(笑)。 本当は0.9時間でよかった飛行が、このゴーアラウンドのおかげで1.1時間にのびちゃいましたけど、よい思い出になりました。
 午後3時過ぎから、今度はソロで練習に言ってきました。 でも、あまり時間がなかったのと、燃料が少ない状態で離陸したこと、さらにはまた明日も練習できる時間があるので、結局1時間の短いフライトで終わらせました。 訓練エリアもそこそこ混んでいたので、あまり集中はできませんでした。
 夕方にはビクトリアのモールに買い物に行ってきました。 今日のフライトの後、ブリーフィングで主要なポイントの復習をしました。 最後に、「試験当日は綺麗な格好でおいで」と言われました。 PPLやCPLのフライトテストでは身なりまでは気にされないでしょうが、教官ともなるとプロフェッショナリズムが要求されるので、身なりもそこそこ注意しなければいけないそうです。 僕は日本から持って来た数少ない服を着回しているので、1年が経つ今頃は本当に酷い格好をしています(笑)。 なので、今日はモールで綺麗なボタンシャツと綺麗なチノパンを買ってきました。 チーフは「ドレッシーなシャツを着ろ」と言っていたので、ちょっとこぎれいなシャツを買いました。 これで当日の見た目の準備はばっちりです(笑)。

 今日の写真はこの前ハンガーにあったセスナ206についていたGarmin G1000のエンブレムです。 この前、セスナ206のG1000の使い方をチーフに少しだけ見せてもらいましたが、かなりすごいです。 あれを使いこなせたらフライトはかなり快適に、安全に、そして正確に行なうことができるんだと思います。 時代はGPS時代に変わりつつあります。

 明日は午前中にフライト、午後からはブリーフィングの練習、夕方からはCPLのグランドスクールを見学に行きます。 まだ後少し忙しい日々が続きます。


 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-11

ビクトリア360日目:満足のいくフライト。



 今日も朝からフライトでした。 今日は訓練空域でForced landing (不時着)のデモとPrecautionary landing(天候が悪化した等の理由で空港外のフィールドへ着陸する、または、初めて行く空港などで滑走路のコンディションなどを上空から確認してから着陸するための手順)のデモをやりました。 どちらも満足の行く出来で、チーフには「You are ready(君はもう準備万端だ)」と太鼓判を押してもらうことができました。 自分的にもだいぶこころに余裕を持ってフライトと指導を同時にできるようになってきているのでうれしいです。 今日のForced landingのデモのとき、チーフが、「I have control」といって操縦をとりました。 「フライト中に起こることでもっともuncomfortableなことといえばこれだよ」といいながら、なにをし始めるのかと思ったら、なんとエンジンを停止させてしまいました(怖)。 そしてそれからエンジンを再始動。 それまでの間、約10秒ほど。 エンジンがかからなかったらどうしようとか思わないのか不思議でなりません。 「生徒と一緒のときにこれをやっちゃだめだよ」と言われました(笑)。 これから教官になるということで、実際のエンジン停止がどういうものなのか、また再始動までにどれくらい時間がかかるのかということを見せてくれたのです。 これまでにもフライト中に突然ドアを開けるとかいろんな大胆な行動をいろいろ見せてくれましたが、今日のが一番効きました(笑)。 飛行中に目の前に停止したプロペラがあるというのはなんとも不思議な感覚でした。 やっぱりグラムはすごい人です。 あんなパイロット・教官になりたいです。
 今日は気分がよかったのと天気がよかったので午後から久しぶりにサイクリングに行ってきました。 1時間だけでしたが、気持ちよかったです。
 夕方からはクラブに戻ってブリーフィングルームにこもってブリーフィングの練習をしました。 レッスンプラン3つ分ほどを時間を計りながらやってみました。 早いもので20分ほど、長いものでは40分ほどかかりました。 まあ、こんなもんかなと思います。 

 明日は朝にフライトがあって、明日のフライトでようやくフライトテスト受験に必要な30時間(デュアル)が修了します。 そのフライトの後は少しブリーフィングをやるようです。 

 今日の写真は飛行機の胴体の前・左側にあるstatic portです。 写真の中の丸いパーツで、真ん中に小さな穴があいているのがそれです。 この穴から大気がシステム内に入り込み、その気圧の変化を高度計などが読み取ります。 とてもシンプルな仕組みです。 シンプルですが、GPSの高度計と比べてみても驚くほど正確です。 

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-10

ビクトリア359日目:良い一日。



 今日は朝8時からフライトでした。 今日のフライトは1.8時間のロングフライトで、そのフライトで殆どのマニューバーの教え方のリビューをしました。 今日のフライトでは、今までのイメトレやハンガーフライト、そしてここ数日の練習フライトの成果をしっかりと出すことができました。 おかげでチーフには、「これならフライトテストは全く問題ない!」とお褒めの言葉をもらいました。 もちろん、いくつか注意された点はありますが、今までに比べれば自分でもよく出来たほうだな〜と思います(笑)。 ちゃんと出来たことで少しではありますが自信がつきました。 自分で作成したフライト中の訓練の流れを書いたものをまとめたノートがチーフやマネージャーに大好評で、「Transport Canada(の人)もこれを見れば喜ぶぞ」と言っていました。 今まで僕は逆にそういうカンニングペーパーみたいなものはダメなのかな〜と思っていましたが、そういうものを使った方が訓練内容を飛ばしたりすることがないので逆に良いようです。 今日はフライト中にそれを使ったおかげで手順などを間違えることは皆無でした。 明日も10時からフライトで、明日はForced LandingやPrecautionary landingといったものの教え方をリビューします。 これらはちょっとイメトレ不足な項目なのでちょっとだけ心配がありますが、今夜と明日の朝でしっかり準備をする予定です。
 午後からはバイトでした。 比較的忙しい一日でした。 

 今日の写真は飛行機の速度を計るための「ピトー管」というものです。 この管の穴に風があたることで飛行機が空気中を移動している速度を速度計に表示します(本当はもうちょとややこしいですが、簡単に言うとこういうことです)。 佐賀空港かどこかで中国の飛行機がオーバーラン気味に離陸したというニュースをみましたが、それの原因はこの管の穴の中に虫が詰まっていたからだそうです。 大抵の場合は旅客機にはピトー管は予備も併せて数本備え付けられているはずですし、そもそも速度が上がってこなかったらそこで異常発生が確定するのだから、そういう場合は離陸を取り止めるべきではないのだろうかと不思議に思いながら記事を読みました。 ただ、会社のオペレーションマニュアルによる手順に従っていたのかもしれません。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-09

ビクトリア358日目:3回。



 今日は朝早く起きて、少しだけ勉強をしました。 そして10時からフライトに出かけました。 今朝のビクトリア周辺は低い雲が流れ込んで来ていて、一時雲低は1500ftほどまで下がりました。 トレーニングエリアに向かう途中はいつもだと2500ftまで上がりますが、今日は雲を避けるために2000ftまで下がり、さらに1500ftまで下がって雲を避けるように飛びました。 訓練では、ようやくマスターし始めて来たスティープターンを重点的に練習し、あとは各マニューバーをやりながら口頭で説明を同時にする練習もやりました。 そこそこ言葉に口が慣れて来たように思います。 結局1時間ほどのフライトを終えて空港に戻りました。 それからR君と昼飯を食べ、1時からはそのR君のフライトに同乗させてもらいました。 途中でスティープターンをやらせてもらいましたが、まだ完璧には1回ではできませんでした。 隣に飛行のことを知っている人が乗っているとどこかでそれがプレッシャーになっているのかも知れません(笑)。 そのフライトを終えてから、また飛びに行きました。 今度は日本から来ているFさんを初めて乗せて飛んできました。 ここでのスティープターンはさほど悪くなかったように思います。 ようやくノーズのどこを見て飛べば良いかを体が覚えて来ているので、あとは数をこなして、どれだけ正確に、緊張せずに操縦できるかというところにかかっていると思います。 ということで、今日は3回のフライトをやりました。 正直、3回も飛ぶとくたくたになります。 空の上、ましてや飛行機の中は空気が乾燥しているので、とても喉が渇きます。 そのせいもあってか、体がぐったりとしてしまうのが辛いところです。
 フライトを終えてからはまだ勉強が足りなかったので、一人でセスナ152に乗り込んでハンガーフライトをやりました。 ハンガーフライトをやると動作の流れが身に付くのでお勧めです。 時々ではありますが、ハンガーフライトをやっている人を見かけます。 自分が教官なら生徒にはどんどんハンガーフライトをやらせるだろうと思います。 自分がやって役に立つことは生徒にもお勧めしたいと思います。
 
 明日は朝8時からチーフインストラクターとの訓練です。 午前中はすべて訓練のためにブッキングされています。 あと4時間のフライト時間が残っているので、それをすべて消化してしまう予定のようです。 レビューもまた始まりますので、集中して取り組みたいと思います。 そしてその後は午後からバイトという強行スケジュールです。 大事な時期なので、体を壊さない程度に頑張ります。

 今日の写真はIsland Viewという通りの小高い丘から見た農園の風景です。 今月末のハロウィンが迫って来ているため、農家はオレンジ色のカボチャの収穫に忙しいようです。 写真の真ん中左側にそのカボチャの畑が見えます。

 ではまた明日。


(つづく)

2007-10-07

ビクトリア356日目:知らず知らずに。



 今日は朝からあいにくの天気で、午前10時から予定していたR君とのフライトも、12時から予定していた自分自身のフライトもキャンセルとなりました。 今朝起きてすぐに聞いたATISでは雲低は5000ftはあり、視界もそれほど悪くなかったのですが、温暖前線が近づいて来ていて、教科書通りに次第に雲低が下がって来て、雨がしとしとと降り続くという天気になりました。
 今朝はまずレッスンプランのリビューを行ない、それから10時にクラブに行きました。 クラブでもとりあえずレビューをやって、それからはフライト中の指導の練習のために久しぶりにハンガーフライトを行ないました。 エンジンをかけない飛行機の中はさすがに少し寒かったですが、実際にスロットルやカーブ(キャブレター)ヒートのノブ、ミクスチャコントロールノブなどを操作して、操縦桿を触りながらイメトレを行なうと効率よく練習ができましたし、実際のフライトのような感じでシミュレーションできたので有意義でした。 
 昼ご飯はクラブ内のダコタカフェでR君と食事を食べました。 珍しく完食できませんでした。 体調が100%でないから食欲がいつもほどなかったのかも知れません。 食事の終わりくらいに、最近教官になったマイク、クラブのディスパッチャーのブライアン、そしてチーフインストラクターのグラムが次々とカフェにやってきました。 そこで僕が今までに間違って言った「英語の表現」についての話になりました。 教官の訓練では、正しい言葉使いまで学びます。 スラングや、間違った表現を使うと学生が混乱するからです。 僕は今までに6つの基本となる計器のことを「six packs」と表現したことがあります。 Six packsはこちらでは6本1組のビールのことを指します(他には6つに割れた腹筋のことも指します)。 あとは、フラップを下げることを「dump the flaps」と言ったこともあります。 dumpはダンプカーのダンプと同じ語源で、「落っことす」という意味のスラングに近い表現です。 どちらも僕がPPLをやっていた時の教官が言っていた表現で、知らない間にこういう言葉を彼から覚えてしまっていたようです。 今では笑い話のネタにされますが、Transport Canadaの試験官の前ではこういう表現は使うなよ!とチーフに注意されています(笑)。 よく、両親が使っている汚い言葉を知らず知らずのうちに子供が覚えてしまうという話がありますが、僕の場合もそれとまったく同じです。 無意識というのは怖いですね・・・。

食事の後もまたハンガーフライトをやりました。 途中でマイクによる邪魔が入りました(笑)。 突然機体が揺れ出すので、「突風でも吹いて来たのかな?」と思っていたら、飛行機の尾翼の下に隠れてマイクが飛行機を揺らしていました(笑)。 マイクがフライトテストを受けた時の話などをいろいろ教えてもらいました。 他にも、ボナンザを所有するジョンやラインクルーのジョージなどがこぞって邪魔をしに来ましたが、つまらない話のおかげでよい息抜きができました。 小休止のあとはまたコクピットに戻って、ぬるくなったコーヒーをすすりながらシミュレーションを行ないました。 コクピット内では一人で喋り続けながら操縦桿を押したりひいたりしていたので、意外と疲れました。
 
 明日は午前中にバイトがあります。 午後から天気が良ければフライトしてこようと思います。 すべてのマニューバーをある程度自信をもって行なうことができるようになるまで、残された時間を有効に使って練習に励む予定です。
 
 今日の写真は僕の家の前の風景です。 寒暖の差が大きくなってきて、紅葉が一気に進んだように思います。 枯葉が舞落ちる季節はマウンテンバイクでさくさく・ふわふわトレイルを駆け巡るのが最高に楽しいのですが、今はとりあえずそんな時間的・気持ち的余裕はありません(汗)。 日本のトレイルは今、最高のシーズンを迎えているはず・・・。

 ではまた明日。


(つづく)