2007-10-11

ビクトリア360日目:満足のいくフライト。



 今日も朝からフライトでした。 今日は訓練空域でForced landing (不時着)のデモとPrecautionary landing(天候が悪化した等の理由で空港外のフィールドへ着陸する、または、初めて行く空港などで滑走路のコンディションなどを上空から確認してから着陸するための手順)のデモをやりました。 どちらも満足の行く出来で、チーフには「You are ready(君はもう準備万端だ)」と太鼓判を押してもらうことができました。 自分的にもだいぶこころに余裕を持ってフライトと指導を同時にできるようになってきているのでうれしいです。 今日のForced landingのデモのとき、チーフが、「I have control」といって操縦をとりました。 「フライト中に起こることでもっともuncomfortableなことといえばこれだよ」といいながら、なにをし始めるのかと思ったら、なんとエンジンを停止させてしまいました(怖)。 そしてそれからエンジンを再始動。 それまでの間、約10秒ほど。 エンジンがかからなかったらどうしようとか思わないのか不思議でなりません。 「生徒と一緒のときにこれをやっちゃだめだよ」と言われました(笑)。 これから教官になるということで、実際のエンジン停止がどういうものなのか、また再始動までにどれくらい時間がかかるのかということを見せてくれたのです。 これまでにもフライト中に突然ドアを開けるとかいろんな大胆な行動をいろいろ見せてくれましたが、今日のが一番効きました(笑)。 飛行中に目の前に停止したプロペラがあるというのはなんとも不思議な感覚でした。 やっぱりグラムはすごい人です。 あんなパイロット・教官になりたいです。
 今日は気分がよかったのと天気がよかったので午後から久しぶりにサイクリングに行ってきました。 1時間だけでしたが、気持ちよかったです。
 夕方からはクラブに戻ってブリーフィングルームにこもってブリーフィングの練習をしました。 レッスンプラン3つ分ほどを時間を計りながらやってみました。 早いもので20分ほど、長いものでは40分ほどかかりました。 まあ、こんなもんかなと思います。 

 明日は朝にフライトがあって、明日のフライトでようやくフライトテスト受験に必要な30時間(デュアル)が修了します。 そのフライトの後は少しブリーフィングをやるようです。 

 今日の写真は飛行機の胴体の前・左側にあるstatic portです。 写真の中の丸いパーツで、真ん中に小さな穴があいているのがそれです。 この穴から大気がシステム内に入り込み、その気圧の変化を高度計などが読み取ります。 とてもシンプルな仕組みです。 シンプルですが、GPSの高度計と比べてみても驚くほど正確です。 

 ではまた明日。


(つづく)

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