2007-11-19

ビクトリア399日目:ウィングドロップ。



 今日は午前中にインド人のカランとフライトに行ってきました。 今日は天気は良かったのですが、雲が結構低い高度に散在していて、訓練エリアまではいつもは2500フィートまで上がれるところを1000フィートで飛ばないといけないところもありました。 それでも訓練空域では3000フィートまでは上がれるような感じでしたが、今度は逆に低いところに層状の雲があったので高度を下げるような練習(forced landingなど)はできませんでした。
 前回彼と飛んだときはほとんどの練習項目がうまく出来ていて、フライトテストに合格するのに結構近いレベルだと感じましたが、今日飛んだら前回できていたことができなくなっていました。 ここ最近天気が悪くてあまり飛べていないというのが理由かも知れません。 飛行機をわざと失速させてそこからの回復動作の練習をする「ストール」では片方の翼がもう片方よりも低くなる「ウィングドロップ」が何度か起きました。 反射的に操縦桿を使って翼の傾きを直そうとしますが、実はそれでは逆効果なのです。 難しい理屈は省きますが、まずは足下にあるラダーペダルを使って姿勢を立て直すのが正解です。 それがうまく出来ていませんでした。 彼は若いし勘がいいので多分すぐに前回までの操縦レベルをすぐに取り戻すことができるとは思います。 明日も午後から一緒に飛ぶことになりました。
 最近ビクトリア空港の周りには雁や鴨、その他の達が多く飛んでいます。 ATISにも「Migratory birds in vicinity of airport(渡り鳥が空港周辺にいます)」という言葉が入ることが多くなりました。 今日も空港でサーキットをやっていたとき、ダウンウィンドを飛んでいるとカモメと50フィートくらいまで近づいてちょっとひやっとしました。 鳥はふらふらと飛んでいるので、果たして避ける気があるのかどうかがさっぱりわかりません(笑)。 鳥が当たったくらいではたいしたことないでしょ?と思う方はこちらの写真をご覧ください(写真)。 ちょっとグロいかも知れませんのでご注意を(笑)。
 フライトの後は家に戻ってきてグランドスクールの準備をやりました。 既にある程度の配布資料などが今までの教官によって引き継がれているので、それを引き継ぎながら、なおかつ変えれるところは変えていくとなるとなにかと大変です。 スライドをどう効果的に使うか、配布資料も最初からやり直すべきか、などいろいろ考えながらやっています。 まだまだ時間があると思ってやっているとあっという間に時間が来てしまいそうでちょっと焦ってます(汗)。
 
 今日の写真はサーキット中にシドニーアイランドまでダウンウィンドを延長させられて、そこからのファイナルアプローチの時の写真です。 写真をクリックして、移動先のウィンドウの右側の「download photo」をクリックするとオリジナルサイズの写真をダウンロードできます。 よろしければパソコンのデスクトップの背景にでもお使いください。 他のこのブログに掲載している写真も同じ方法で大きなサイズの写真をダウンロードできます。  

 ではまた明日。


(つづく)
 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

写真、見ました。カナダ雁でしょうか。あんなにダメージを受けてしまうものなんですね。こわ〜。

Youhavecontrol@gmail.com さんのコメント...

Corvallisさん

何の鳥でしょうね? 僕にも分かりませんが、あれだけのダメージを受けるというのは怖いですよね。 それよりも怖いのは、風防に鳥が衝突してくることらしく、その場合は風防は割れ、外から風が入ってくるわ、鳥の血で顔中血だらけになるそうです。 おぞましいですよね。