2008-01-26

ビクトリア466日目:チェックアウトフライト。



 今日は僕の教官人生二人目の生徒さんとフライトしてきました。 生徒とはいっても、以前クラブで訓練を受けていたR君で、久しぶりにカナダに来て、172Rを飛ばしたいということで今日は彼のチェックアウトをやってきました。 既に腕前を知っているし、安全に飛ばせるパイロットということを理解しているので、楽しいフライトになりました。 

 まったく飛んだことがない人と飛ぶときはやっぱり少しだけ身構えてしまいます。 他の教官がとある生徒のPTR(Pilot Training Recordという訓練記録日誌)に書いてあるコメントを読んでいたら、「失速からの回復で機首を60度落とした」と書かれていました。 60度ということは、感覚的にはほぼ垂直に落下するくらい飛行機の機首を落としたことになると思います。 人は時として想像しがたいことをするものです。 こう書いている僕自身、生徒として飛んでいたころにはいろんなことをして教官を驚かせました(笑)。 でも、飛行機の操縦はそうやって学んでいくものだと思いますし、そういうときのために教官が隣にいるんだから、生徒は間違いを恐れずにどんどん練習すればいいと思います。 ただし、同じことを2度,3度と繰り返してはいけませんけどね。

 教官としてフライトすると、PTRやチェックアウトレポートなどの書類にコメントを書いたりすることがありますが、それにどうやって書けばいいのか少し戸惑ってしまいます。 手書きだから汚い筆跡がばれてしまうし、英語でどうやって表現したら良いかがわからないときが時々あって、ひやひやものです(笑)。 これから何回も書いていけばよく書くコメントのパターンは覚えるんだと思いますが、今はまだまだ勝手がつかめません。 

 そんなこんなで1日はあっという間に終わり、家に帰ってくるとぐったりとしてしまいます。 時差ぼけが関係しているせいもあるとは思います。 ここ二日とも昼ご飯を食べる時間がなくて、食事を抜いてしまっています。 「パイロットは食事をスキップ(抜く)ことで有名」という話をよく聞きますが、本当にそうなんだなと実感しています。 

 日本にいた間は食事はいつも外食か、実家では母親の手料理を食べていたので、自分で料理をする習慣がすっかり抜けてしまって、かなりずぼらになってしまって困っています。 料理をする気がまったく起きません・・・(苦笑)。 パン、ピザ生地、チーズケーキなんかを毎日焼いていた頃の僕のやる気はどこへ行ってしまったのやら。 自炊を本格的に開始するにはもう少し時間が必要だと思います。 まずは仕事のリズムに慣れないといけないと思います。


 今日の写真は先日行った温泉のもう1枚の写真です。 こちらは屋内の湯船です。 海がどのくらい近いかに注目してください!


 それではまた明日。


(つづく)

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