2008-01-28

ビクトリア468日目:初レッスンプラン。



 ここ最近は朝の気温が氷点下に下がることが多くて、朝は車の窓ガラスなんかはバリバリに凍っています。 最近になって、窓ガラスをほんのちょっとだけ開けておくと僕の車の内側の窓ガラスは凍らないということに気がつきました。 きっとどこかから水分が入り込んでいるんでしょうが、こうやって外気温と車内温度を一緒にすることで結露は起きず、氷も張りません。 貧乏人の知恵です(笑)。

 さて、今朝は朝8時から1本目のフライトに出かけました。 まずは、昨日も飛んだ、CPLのフライトテスト前の生徒です。 昨日うまく行かなかったprecautionary landingやforced landingなどを主に練習しました。 昨日のアドバイスが効いた(?)のか、今日は見違えるほど上手にできていました。 こういうのが教官冥利に尽きるというやつかも知れません。 彼とあと何回飛ぶかわかりませんが、きっと問題ないと思います。

 今日は1本目と2本目のフライトの間に2時間ほどの空きがあったので、家に戻って来て4日ぶりに昼ご飯を食べました(笑)。 食事の後は少しだけくつろいで、それからまたすぐにクラブに戻りました。

 2本目のフライトはまだ10代の男の子とのフライトで、彼は今日が初めての訓練でした。 でも、既にグライダーを飛ばしているようで、知識はかなりある様子。 僕にとっては初めてレッスンプランを実際に使って行うブリーフィングだったのですが、この生徒は僕が1尋ねると10答えてくれるような感じの子で、ブリーフィングはあっという間に終わってしまいました(笑)。 ウォークアラウンドやウェイトアンドバランス、ディスパッチシートやジャーニーログブックの記入の仕方なんかをじっくり説明して、1時間ほどのフライトに出かけました。 ちょっと緊張はしたものの、訓練で教わったとおり教えることができたと思います。 生徒の飲み込みも早いし、今後が楽しみです。 唯一の不安は、心配性そうな母親が訓練にくっついてきていることです(笑)。 

 そして3本目はインド人の生徒と飛んできました。 彼はPPLをつい数日前に終えたばかりの生徒で、今日から僕と飛ぶことになりました。 ナイトレーティングのための計器飛行をちょっとと、あとはCPL訓練をかねてForced landingやslow flightなどのおさらいをしました。 いくつか問題はあったものの、そんなに大変そうでもないので安心しました。 なにより、安全に飛べていたことがよかったです。 やっぱり安全が一番ですから。 

 今日も3本のフライトをこなし、午後5時過ぎに帰宅しました。 家にいるのは朝と晩だけなのが昔の仕事をしていたときと同じなので、やっと働いているという実感が湧いてきました(笑)。

 明日は久しぶりにラインクルーのまねごとみたいなことをやるようにアシスタントチーフから指示されているので、それを主にやる予定で、特に今のところは飛ぶ予定は入っていません。 正午まで出勤しなくていいので、久しぶりに今夜はだらだらとして、明日は遅くまで寝てやろうかと思います。 

 他の教官と話をすると、「教官になってから50時間くらい飛ぶと体がペースに慣れてくる」とか、「すべてのレッスンプランを一通りやるとだいぶ落ち着く」とか、「最初の1ヶ月は大変」とかという話を聞きます。 今はまだなにもわからず、手探り状態なので、体力をかなり消耗してしまっているように感じます。


 今日の写真は昨日の丸岡城がある公園から見た地元の山側の風景です。 この辺りを子供の頃は自転車で毎日のように飛び回っていました。 実家に戻ったときはほぼ毎回この公園に出向いています。 この公園でもたくさん遊んだので懐かしいです。

 既にお気づきの方も多いでしょうが、しばらくはたいした写真はありませんのでご勘弁ください(笑)。 せっかく新しいデジカメをゲットしたのですが、教官になってしまうとあんまりふらふらとフライト中に写真を撮ってばかりいるわけにもいきませんし、そもそも写真を撮っている時間があまりないもので(笑)。 もうしばらくしたら文字だけのブログになってしまうんじゃないかと思っています。 

 ではまた明日。


(つづく)

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