2008-04-05

ビクトリア536日目:出鼻をくじかれる出来事。



 二日休んだおかげでかなりリフレッシュしました。 そして仕事に対する意気込みも良い方向にリセットされ、さらなるやる気が湧いてきました。

 あいにく天気は下り坂で、雲が低く、雨が降るような天気になりました。 やっぱり僕は晴れ男のようです・・・。 僕が休みの日には晴れるというジンクスは健在です。

 今日の最初のフライトは意気揚々と出かけたのですが、ATISを聞いてVictoria Groundにコンタクトする段階で無線機の調子が悪いことが判明しました。 無線が故障したと想定しての確認ステップを踏み、すべてのチェック項目をチェックしましたが、なにが原因なのかわかりませんでした。 仕方なくエンジンを止め、別の飛行機に移動しました。 メカニックに見てもらったところ、無線機のハンドマイクを外したりつけたりしているうちになおりました。 メカニックも原因がなになのか分からないと言います。 そもそも今巷で売りに出されているセスナ172/152用の無線機はどれも古く、新品というのはもう製造されていないそうです。 なので、無線機が故障したらそれが売りに出され、それが修理され、またマーケットに流れるという構図のようです。 無線機の故障を疑う場合には無線機を軽く揺さぶってみたりするとなおる場合があります(笑)。 昔のアナログテレビをたたいて直すような感覚ですかね。 

 っと、こんな感じでせっかくリフレッシュしてやる気に満ちていた僕の出鼻をくじくような出来事が起きたわけですが、その後も着々とフライトをこなしました。 今日は結局1日中サーキットを飛んでいました。 おそらく空港周辺を30〜40回は周回したと思います。 

 今日の夕方、サーキットの途中でボーイング727が着陸してきているという無線会話が聞こえてきました。 それが今日の写真の機体です。 FBOで働く知り合いの話ではこの飛行機は個人所有で、飛行機の所有者が最近ビクトリア周辺の島を買ったので、それを観にはるばるアメリカのテキサス州から来たんだそうです。 この飛行機の中には書斎、リビングルーム、ダイニングルーム、シャワー、ベッドルームなどがあるそうです。 ペイントもとてもきれいで、さぞかしすごいコクピットなんだろうなと思ったら、意外にもグラスコクピットではなく、昔ながらの計器がいっぱい並んだコクピットだそうです。 この飛行機を飛ばすにはパイロット二人に加えて航空機関士が必要だそうです。 FBOの燃料補給スタッフがこの飛行機に20,000リットルの燃料を入れたそうですが、それでも足りなかったんだとか。 1リットル100円でも200万円ですね。 コマーシャル便のファーストクラスで来た方がよっぽど安上がりなような気がします。 金持ちのやることは理解できません。

 それではまた明日。


(つづく)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

テキサスの金持ちと言えば、アメリカの大統領じゃないんでしょうか。。。

Youhavecontrol@gmail.com さんのコメント...

corvallisさん

だとしたら、きっとエアフォースワンで来るでしょうね。